神谷薫(るろうに剣心)の徹底解説・考察まとめ

神谷薫(かみやかおる)とは『るろうに剣心』シリーズのヒロインであり主人公緋村剣心の妻、亡き父・越路郎が創り上げた神谷活心流の師範代である。あるとき、神谷活心流が人斬り抜刀斎を生み出した剣術である、と容疑がかけられていたときに剣心と出会う。剣心とともに父の生み出した流派の再建をするべく奮闘し、弟子となる明神弥彦を迎える。師範代として教えを説く日々であったが、ある日喧嘩屋の相楽左之助と出会い仲間となる。出会った仲間たちとともに剣心の命を狙ってくる刺客たちを倒すべく成長する。

神谷薫の概要

神谷薫(かみやかおる)とは『るろうに剣心』シリーズのヒロインであり主人公・緋村剣心(ひむらけんしん)の後妻となる人物。
父・神谷越路郎(かみやえつじろう)創始の神谷活心流(かみやかっしんりゅう)初代師範代となり、道場の経営者である。父の教えである「人を活かす剣」を胸に日々鍛錬を重ね弟子数人に教えを説いてきた。剣の腕前だけではなく容姿もよく、周囲からは剣術小町などとも呼ばれている。

薫は同じ町内の前川道場へ出前稽古で訪れると、薫ファンが集まり通常の3倍程度の練習生が集まるという話があるほどの美貌の持ち主である。この時代の女性剣士は珍しく注目されるということもあるが、それでも薫は持ち前の美人だと分かる話である。

薫は稽古以外では色鮮やかな着物を着ていることが多く、特に紫色や藍色の着物を好んで着る。原作やアニメ中では様々な柄の着物を着ており、この時代では裕福な家庭であると言える。また、髪は桃色のリボンでポニーテールのような髪型でまとめていることが多い。リボンは明治の女性の流行でもあり、薫は流行を取り入れたお洒落な女性である。もちろん剣士としても強いが、強さだけではなく容姿端麗な女性である。

神谷薫のプロフィール・人物像

年齢:17歳
身長:155cm
体重:41kg
誕生日:1862年(文久2年)6月
血液型:O型
CV:藤谷美紀(旧アニメ版)/高橋李依(新アニメ版)/桜井智(CDブック版)
演:武井咲(実写映画版)

性格は明るく活発で正義感が強い。町の他の道場で出前稽古をする際に剣術初心者にハツラツと稽古をつけている姿は明治の女性では珍しく非常に活発な姿である。また、父が始めた剣術道場が悪党・比留間兄弟(ひるまきょうだい)に狙われたときにも、道場は渡さないと自分よりも強敵相手に木刀ひとつで立ち向かい怪我をするようなこともあった。比留間兄弟の兄は薫のことを「剣術には頑固」と評しており、正義感の強さゆえの頑固者とされた。

薫は過去のことを気にしない性格の持ち主。比留間兄弟の兄・比留間喜兵衛(ひるまきへえ)が道場の土地狙いで行き倒れを装い近づいた際も、剣心に「あの御仁の素性は?」と問われた際に「聞いていないから知らない」などと飄々とした態度を取っている。さらに剣心が本物の人斬り抜刀斎だったと知り、土地狙いの悪党どもを退治した後に剣心を呼び止め流儀再建のため力を貸してほしいと申し出る。薫は「私は人の過去にはこだわらないわよ!」と言い放ち剣心も観念して神谷家の居候となるのであった。このように薫は過去にこだわらず現在の剣心を認め一緒にいたいと考える心の広い持ち主である。

短気で怒りっぽい性格でもあり、道場の弟子となる明神弥彦(みょうじんやひこ)とは日常的に喧嘩をしていた。子供相手にげんこつをするなど少し大人気ない振る舞いをすることもしばしばある。そんな弟子の弥彦のことも剣客としては評価しており、剣の筋はいいと褒めている。一度できた弟子のことは最後まで面倒を見るなどという世話好きな一面も見受けられる。居候である剣心や神谷家を度々訪れる喧嘩屋の相楽左之助(さがらさのすけ)に対しても牛鍋を振る舞うなど誰に対しても気前よく世話をする。また、弥彦と稽古中に元門下生のふたりが傷を負い、薫に助けを求めてきたことがあった。その相手は菱卍愚連隊(ひしまんじぐれんたい)という不良集団。元門下生いわく町で酔っていて暴れていたから注意をしたが、逆恨みされて怪我を負ったと説明している。しかしこれは元門下生たちの嘘であり、本当に酔って暴れていたのは門下生のほうであったのだ。これだけには留まらず酔った勢いで剣を振るい人を傷つけるという失態まで犯した。このことを知った薫は「既に門下を去っているとはいえ二人の愚剣の責任は私にもある」として仕返しは全部自分が引き受けると言い放った。薫は門下を去った弟子に対しても面倒見がよく、責任感の強さがうかがえる。

神谷薫の必殺技

柄の下段・膝挫(つかのげだん・ひざひしぎ)

薫が京都大火編で、十本刀の本条鎌足(ほんじょうかまたり)との戦いの中で使用した。 たとえ木刀の刀身が破壊されても相手へ攻め込める技として本作で登場。短くなった柄を強く両手で抑え込み相手の膝へ叩きつけ関節の骨を折るという力技である。鎌足はこの膝挫を食らい戦闘不能に陥った。神谷活心流は殺人剣としてではなく、人を活かす剣を目標とした。そのため相手の命を奪うのではなく戦う気力を削ぐことを前提に考えられた技である。

刃止め・刃渡り(はどめ・はわたり)

神谷活心流の奥義とされる技。弥彦が弟子になってまもなく奥義の伝授をしてほしいと迫られた際に「実戦での使用は困難」と語っている。薫自身も成功率が低く技の伝授も勧めていない。この刃止め・刃渡りという技は自らの木刀を持ちながら相手の刀身を手の甲で受け止め、相手の刀身を滑らせながら敵の懐に入り込むのだ。懐に入った後に木刀の柄尻で相手のみぞおちに打撃を加える。真剣を手の甲で受け止めるという常人離れした技ではあるが、弟子である弥彦は本作終盤で使用し強敵を退けたという場面がある。

神谷薫の来歴・活躍

仲間たちとの出会い

東京で起きた辻斬り事件で剣心を居候として迎え入れ、弟子の弥彦に稽古をつけている日々を送っていると、ある喧嘩屋と出会う。喧嘩屋とは相楽左之助のことである。左之助とは薫たち行きつけの牛鍋屋赤べこで初対面となるが、このときは牛鍋屋で自由民権運動を語る壮士たちが暴れているのを発見し、喧嘩を売り牛鍋屋を助けたという内容で終わった。左之助はその後辻斬り事件の首謀者である比留間兄弟に喧嘩屋としての実力を買われ、剣心たちの退治を依頼された。左之助は後日、退治に向かうが剣心のあまりの強さに全く歯が立たず、それ以上に剣心の心の器の広さに惹かれ仲間へと加わった。左之助は薫のことを「嬢ちゃん」と呼び、料理が不味いなどと思ったことを素直に口にし、度々喧嘩となっている。
また、アヘン密売人である武田観柳(たけだかんりゅう)に仕えていた医者の高荷恵(たかにめぐみ)も仲間になる。恵も観柳の元でアヘンの製造に関わり、自分の生きている意味を見いだせなくなっていた。そのとき剣心に助けられ仲間になることを決意した。薫は恵のことを「女狐」と呼んでおり恵のことを最初は疎ましく思っていた。だが医者として剣心や左之助の治療を行う姿を見て徐々に心を開いていく。

京都大火編

剣心と薫の別れ

幕末人斬り2代目として暗躍していた志々雄真実(ししおまこと)という男が、明治時代の京都で政府への復讐戦争を企てていることが分かった。明治政府としては、志々雄を始末し世を安泰にしたいと考え剣心に志々雄の始末を命じた。薫たちは内務卿・大久保利通に「剣心を京都には絶対向かわせない」と言い放った。大久保利通は明治政府では御大尽として政府権力のトップであり、この大久保にはっきりと物申す姿は快活な薫ならではである。大久保は剣心に「1週間考えてくれ」と言い残し去っていった。しかし、大久保はその後暗殺され、剣心は京都に行く決心をする。薫は最後まで剣心を引き止めるが剣心の決意は固い。剣心は薫にのみ最後にお別れを言いに姿を見せる。剣心は薫を抱きしめ「今までありがとう。そして…さようなら。拙者はるろうに。また流れるでござる。」と言い残し京都へと向かう。薫は泣き崩れその後塞ぎ込んでしまった。

塞ぎ込んでいた薫に弥彦たちは元気を出せと声を掛けるが薫は泣くばかりで途方に暮れていた。そこに恵が現れ薫にビンタを放ち喝を入れるのであった。薫は弥彦、恵に自分は剣心にとってかけがえのない存在だと教えられたのだ。最後は弥彦に「剣心に会いたくないのか!」と問われ、自分は剣心に会いたいのだと自覚し、弥彦とともに京都へと向かう。
薫たちは京都へ着き、牛鍋屋白べこに世話になりながら剣心の居場所を探す。客として来店した巻町操(まきまちみさお)に剣心の居場所を教えられ、操と一緒に剣心の元へ行く。その頃剣心は飛天御剣流(ひてんみつるぎりゅう)師匠の比古清十郎(ひこせいじゅうろう)の元へ赴き、流派最強の技、天翔龍閃(あまかけるりゅうのひらめき)を会得するため山奥に向かった。その後薫たちは剣心と再会できたのであった。薫は比古に「一体何しにきた?」と問われ、薫は「剣心に会いに」と答えた。薫の剣心への真っ直ぐな気持ちが伝わるシーンである。薫は剣心に、京都へ来たことを怒っているかと聞くと、半分怒ってはいるがもう半分はほっとしたと伝えている。その後、薫たちは修業の場を後にし、操が務めている料亭兼旅館の葵屋へ向かった。
志々雄も政府の思惑に気づき、京都の街を消滅すべく京都大火の作戦を実行する。ただしこれは戦艦煉獄を秘密裏に出港させるために企てられたものであった。京都大火は幕末の時代より探索員として活動していた、御庭番衆(おにわばんしゅう)の手で大事に至らずに済んだ。

剣心と左之助、警官の斎藤一(さいとうはじめ)は志々雄のアジトへと向かった。しかし志々雄は剣心たちの留守中に自分の配下たちに葵屋に奇襲を仕掛けよと命令を下した。剣心たちは何も知らずにアジトで志々雄勢と決死の戦いを挑むのであった。
その頃志々雄配下のうち精鋭5人が葵屋に奇襲を仕掛けた。そのひとりである本条鎌足が薫の対戦相手となる。鎌足は『大鎌』の鎌足としての異名を持ち、武器である大鎌は幾人の命を同時に奪える凶器である。薫は操と協力して鎌足と戦うが、相手の武器破壊を行うと同時に自らの木刀も折れてしまう。操は形勢逆転したから一気に叩き込もう、と意気込むが薫は操を制した。なんと鎌足に「これで退いてくれないかしら?」と打診する。武器が破壊されてはまともに戦うこともできない相手との戦いを避けるという薫らしい選択である。しかし鎌足は最後の技「弁天独楽」(べんてんまわし)を使い薫の命を狙ってくる。薫は神谷活心流柄の下段・膝挫を使用し鎌足を戦闘不能へと追いやった。その後比古が葵屋に現れ、この窮地を救うのであった。剣心たちも苦戦しながらも志々雄を制した。志々雄は体が燃え上がり最期を迎えることになったのだ。そして明治の世に再び平和が訪れた。

人誅編

殺された薫

京都大火を未然に防ぎ東京で平和な日々を送っていたある日、事件は起こる。いつもどおり薫たちは牛鍋屋赤べこで食事をし、店を出る際に剣心があることに気づく。剣心が幕末最後の戦い、鳥羽・伏見の戦いで右腕を切り落とした幕府の武士とすれ違ったのだ。嫌な予感はしたものの、その場は何事もなかった。しかしその後予感は的中する。その日の夜に爆音が鳴り響き、驚いた一行は赤べこへと急いだ。そこはアームストロング砲で砲撃された無惨な状態となっていた。署長にこれはどうした?と尋ねると上野山から砲撃があったと説明され剣心、左之助と署長は急いで上野山まで行った。そこには一枚の書き置きがあり『人誅』と書かれていた。人誅とは維新志士が好んで使った言葉で天の代わりに我が裁を下すという意味がある。剣心は自分に復讐しようとしている者がいることに感づいた。

その後、薫が出前稽古でよく赴いていた前川道場や署長の自宅が何者かに襲われ多数の死人が出るのであった。剣心はどうすれば過去の自分の過ちを清算できるか悩み、歩いているときにひとりの男が目の前に現れる。その男の名は雪代縁(ゆきしろえにし)といい、剣心の義理の弟にあたる。縁は人誅は自分が企てたこと、自分の姉である雪代巴(ゆきしろともえ)は剣心に殺されたとして恨みを持っていることを伝えた。また、10日後に神谷道場で復讐戦を行うと言われた。縁は最後に「苦しむがいい」と不敵な笑みを浮かべて去っていった。

剣心は神谷家に戻ると自分の過去を明かす決意をした。今回の復讐戦を仕掛けてきたのは縁であり義弟であること、さらに自分には妻がいたことを薫に明かしたのであった。そして剣心は自らの手で巴を殺めたことを語った。このことを聞いた薫は巴という人物が清廉な人であったのではないかと述べている。そして恵に「あなたが巴さんの立場なら同じように死ねるの?」と問われると「自分が死ねばその分剣心が自分を責めて苦しむだろうから…だから私は絶対に死んだりしません!」と強く答えた。薫は自分が剣心にとってかけがえのない存在だと理解しているのだ。
復讐戦に向けて一行は神谷道場で日々修行に励む。薫は剣心の過去の話を聞いてあることを思いつく。巴の日記を縁に読んでもらおうと考えたのだ。巴の日記は京都の寺にあるとのことで、薫は操に日記を東京まで持ってきてもらえないかと手紙で頼んだ。修行の中、弥彦は薫に奥義会得を願い出た。薫は今の弥彦には奥義会得はまだ早いと言いながら、毎日修行をつけていた。復讐戦まであと1日と迫ったとき、剣心は珍しく神谷道場から姿を消す。薫は左之助や恵、赤べこに剣心の居場所は知らないかと聞き回り、最後は町外れの竹林に辿り着いた。そこでは剣心がひとり修行をしていたのであった。薫と剣心はその後帰路につき、途中でこんな話をする。時代が変わり、剣術の形も変わる。仲間たちも自分の道をそれぞれ歩んでいく、でもそれは別れではなく旅立ちであり新たな始まりである、と剣心は語った。その言葉に薫は「私は、剣心と一緒にずっといたい」と答えた。薫は照れて「今の無し!忘れて!!」と弁解するが剣心は薫の本心に気づき、剣心も薫との生活が自分にとって心穏やかであると告白した。翌日に復讐戦が控えているとは思えないほど穏やかな日であった。

そして決戦当日が訪れた。縁たち6人衆は神谷道場の上空まで気球に乗って来た。上空から刺客のひとりである鯨波(くじらなみ)がアームストロング砲を放ち戦いの火蓋を切った。剣心、左之助と弥彦は苦戦をしながらも刺客4人を撃破し、残る1人は遅れてきた斎藤一が撃破した。残るは縁ひとりとなり、深手を負った剣心と1対1で戦う。縁も剣心も共に深手を負い、目くらましのための煙幕を刺客のひとりが使用する。縁が薫を狙っていることが分かったため、一行は薫を守ろうとするが煙幕が濃いためはぐれてしまう。そのとき縁は薫を連れ去るのだ。煙幕が晴れたときに剣心たちが見たものは薫の無惨な姿であった。神谷薫は死んだのだ。

薫の死によって剣心は廃人となってしまった。弥彦や恵、京都から馳せ参じた操たちは薫の死に疑問を感じ、薫の死体を再度調べることとした。結果、薫は生きていることが分かったのだ。この頃薫は縁の第2のアジトへ拉致されていた。目を覚ますと離島にいたのだ。縁はここで大人しくしていれば東京には送り返すと言う。どうやらこの先も薫を殺すことはないと分かった。この離島は週に1度の連絡船のみが運行していると縁は語っている。薫はこの連絡船を使用して脱出ができないか考え始めた。連絡船を操らせるためには縁を人質に取ろうと考えた薫は、縁に奇襲を仕掛けようとテラスへ飛び出した。しかし縁は姉・巴の幻覚が現れ突然取り乱す。その勢いで薫を殺そうとするが縁も倒れ込み、またも殺人は未遂に終わる。このとき薫は、縁は自分を殺さないのではなく殺せないのだと悟った。縁は幼き頃に目の前で巴が惨殺される姿を見て以降、若い女性には姉の面影が残り殺そうとすると体が拒否反応を示すようになったのだ。薫は縁の心の傷を攻めて脱出できるのではないかと考え、わざと縁の食事を用意するなどの方法を取った。
その頃剣心たちは警察が縁のアジトの情報を掴んだとして、薫の奪還作戦を決行した。離島に付くと縁とその配下が待ち構えていた。左之助や弥彦が配下たちを倒し、残りは縁となった。剣心は自分の戦いだ、と考え皆は下がっていてくれと頼む。剣心と縁が死闘を広げる中、配下のひとりが拳銃で薫を撃ち殺そうとした。そのとき、縁が薫をかばったのだ。剣心は戦いの中でも「薫殿を守ってくれてありがとう」と言う。最後は縁が泣き崩れて戦いの幕は下ろされたのだ。薫は最後に縁に巴の日記を渡して終わる。

北海道編

その後薫は剣心と結婚し、彼との間に剣路(けんじ)という子を儲ける。神谷道場を切り盛りしながら幸せに暮らしていたが、ある時函館で撮影されたという写真を手に入れ、そこに父の越路郎が写っているのを見て仰天する。"義父が生きていた”ことを知った剣心は、「婿として挨拶したい、薫を実の父と再会させたい、彼にとって初孫である剣路を越路郎に会わせたい」と考え、写真が撮影された函館へと家族と共に赴く。
この時、北海道では劍客兵器という武装集団が暗躍。劍客兵器は"護国”を目的に鎌倉幕府によって結成された組織で、欧米列強の圧力を「元寇以来の日本の危機」と捉え、日本にさらなる猛者をもたらすために"地獄のような戦場"を作り出そうと画策していた。

函館に到着した剣心は、明治政府から劍客兵器壊滅のための協力を要請され、これを承諾。薫は越路郎探しを任されつつ、戦い続けた影響で以前ほど思うように剣を振るえなくなりつつある剣心を、「もしかしたら今度こそ本当に死んでしまうかもしれない」と思いつつ送り出す。薫は剣心が弱者を虐げる者を許しておけないことも、その戦いの果ての死も十分ありえることも承知して彼と結婚しており、もしそうなった時は1人ででも剣路を育てる覚悟だった。
しかし幸いにも左之助や斎藤といった以前共に戦った仲間や、鎌足を始めとする十本刀の生き残りも自らの意思や明治政府の依頼で劍客兵器との戦いに参戦。剣心は彼らのサポートを受けつつ、主力として力を振るっていくこととなった。

神谷薫の関連人物・キャラクター

緋村剣心

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るろうに剣心名勝負「緋村剣心 vs. 四乃森蒼紫」戦のネタバレ解説・考察まとめ

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「緋村剣心 vs. 四乃森蒼紫」とは、伝説の人斬りが贖罪のために刃を振るう様を描いた『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』(るろ剣)で繰り広げられた戦いの1つ。物語序盤の勝負ではあるが、人気キャラクターである蒼紫の最初の戦いとして高い知名度を誇る。 江戸城の守備を担っていた隠密御庭番衆は、維新の成立と共に戦うことなく敗者となる。その長である蒼紫は、部下たちと共に自分たちに見合う戦場を探し続けていた。伝説の人斬り緋村剣心と戦う機会を得た蒼紫は、我らこそ幕末最強との証明のため死力を尽くす。

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るろうに剣心名勝負「緋村剣心 vs. 般若」戦のネタバレ解説・考察まとめ

るろうに剣心名勝負「緋村剣心 vs. 般若」戦のネタバレ解説・考察まとめ

「緋村剣心 vs. 般若」とは、伝説の人斬りが贖罪のために刃を振るう様を描いた『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』(るろ剣)で繰り広げられた戦いの1つ。般若の実力と狂気にも等しい忠誠心を描くことで、隠密御庭番衆の力を剣心と読者に知らしめるものとなった。 剣心が出会った女医の高荷恵は、悪徳商人の武田観柳に強要されて阿片作りに加担していた。囚われた恵を救うべく観柳の屋敷に乗り込んだ剣心の前に、隠密御庭番衆の般若が立ちはだかる。不可思議な伸腕の術と絶対の忠誠心を武器に、般若は剣心に襲い掛かる。

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るろうに剣心名勝負「緋村剣心 vs. 鵜堂刃衛」戦のネタバレ解説・考察まとめ

るろうに剣心名勝負「緋村剣心 vs. 鵜堂刃衛」戦のネタバレ解説・考察まとめ

「緋村剣心 vs. 鵜堂刃衛」とは、伝説の人斬りが贖罪のために刃を振るう様を描いた『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』(るろ剣)で繰り広げられた戦いの1つ。作品のテーマにも深く関わる人斬り同士の対決であり、剣心の心に苦いものを長く残す決着となったことでも知られる。 明治政府の高官の下に刃衛から斬奸状が送りつけられ、剣心はこの護衛を依頼される。やがて現れた刃衛は、剣心の正体に気付くと標的を彼に変更。剣心が世話になっている神谷道場の神谷薫を拉致し、彼の内に潜む人斬りとしての本性を暴こうとする。

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るろうに剣心(るろ剣)の名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ

るろうに剣心(るろ剣)の名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ

明治時代を舞台に幕末の人斬り緋村剣心の生き様を描く時代劇漫画。宿敵志々雄誠との死闘を描いた「京都編」では、少年漫画の王道である「正義は勝つ」というセオリーに対し「勝負に勝った者が正義、というのは正しいのか」という疑問を読者に投げかけた。様々な信念を持って生きる魅力的なキャラクターたちが残した名言は少年漫画ならではの「かっこよさ」に留まらず「正義とは何か」を考えさせるものも多い。

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るろうに剣心(るろ剣)の歴代OP・ED主題歌・挿入歌まとめ

るろうに剣心(るろ剣)の歴代OP・ED主題歌・挿入歌まとめ

『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』とは、和月伸宏による和風バトルアクション漫画及びそれを原作としたアニメや実写映画などのメディアミックス作品。この記事では、『るろうに剣心』のアニメで使用された歴代オープニング・エンディング主題歌・挿入歌と、実写映画の主題歌を紹介する。当時アニメの主題歌といえばその内容に沿って作られたものが主流だったが、本作ではアニメの内容に関係なく流行のJポップが取り入れられ、その結果多くのヒット曲を生み出した。

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瀬田宗次郎(るろうに剣心)の徹底解説・考察まとめ

瀬田宗次郎(るろうに剣心)の徹底解説・考察まとめ

瀬田宗次郎とは、『るろうに剣心』に登場するキャラクターであり、主人公の緋村剣心と相対する志々雄真実が擁する十本刀の中でも、トップの実力を誇る剣客である。武力ににおいては志々雄一派の実質ナンバー2である。齢16にして“天剣の宗次郎”の異名で敵味方に恐れられている。見た目は主人公である緋村剣心とも負けず劣らずの優男であり、常に穏やかな表情である。生い立ちが原因で感情欠落しており、表情とは裏腹に平然と仲間を捨て駒にするなど冷酷な面もある。作中最速といわれる剣術で、剣心たちの前に立ちはだかる。

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雪代巴(るろうに剣心)の徹底解説・考察まとめ

雪代巴(るろうに剣心)の徹底解説・考察まとめ

雪代巴(ゆきしろ ともえ)とは『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』に登場するキャラクターであり、本作の主人公、緋村剣心の前妻である。元々は闇乃武の差し金であり、幕末当時、維新志士・人斬り抜刀斎として暗殺を請け負っていた剣心の弱点を探ることが目的で剣心に近づいていた。しかし、巴自身も剣心と籍を入れて暮らしている中で、惹かれていく。このことが災いし、闇乃武の戦いの中に自ら身を投じ、不運にも剣心の剣によって斬殺されてしまう。この一件はその後の剣心の運命を大きく変えた。

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斎藤一(るろうに剣心)の徹底解説・考察まとめ

斎藤一(るろうに剣心)の徹底解説・考察まとめ

斎藤一(さいとう はじめ)とは『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』に登場する帯刀の警察官である。明治に入ってからは警視庁の密偵として活動しており、職位は警部補。公には藤田五郎と名乗っている。元新選組三番隊組長であり、これらの経歴も史実に沿っている。妻の時尾がおり、妻帯者である。平突きの昇華技である「牙突」を軸に戦い、作中でも屈指の実力を誇る。元は維新志士だった主人公の緋村剣心とは因縁があったが、明治政府転覆を目論む志々雄真実討伐のため、「悪・即・斬」の信条のもと剣心と共闘する。

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悠久山安慈(るろうに剣心)の徹底解説・考察まとめ

悠久山安慈(るろうに剣心)の徹底解説・考察まとめ

悠久山安慈(ゆうきゅうざんあんじ)とは、『るろうに剣心』の登場人物で志々雄真実一派・十本刀の一人。明王の安慈という異名を持ち、十本刀の中でも瀬田宗次郎、魚沼宇水に並ぶ実力を誇り、志々雄から高く評価されている。鍛え抜かれた肉体を持つ巨漢であり、10年の修行の末編み出した破壊の極意「二重の極み」はあらゆる物体を粉々に粉砕する凄まじい威力を持つ。元々は心優しい瘦身の僧侶であったが、過去の悲惨な事件以来、明治政府を激しく憎んでおり、政府の打倒という共通の目的から、志々雄一派に協力することとなった。

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相楽左之助(るろうに剣心)の徹底解説・考察まとめ

相楽左之助(るろうに剣心)の徹底解説・考察まとめ

相楽左之助(さがらさのすけ)とは、『るろうに剣心ー明治剣客浪漫譚ー』に登場するキャラクターで、主人公・緋村剣心の友人であり戦友である。馬ごと切り倒すほどの巨大刀剣、斬馬刀を使用して戦うことから、裏社会での異名は斬左。少年期に所属していた隊がニセ官軍汚名を着せられた絶望から、喧嘩に興じることで日々を過ごしていた。剣心と出会うまで喧嘩では負け知らずであったが、剣心に敗北し明治維新はまだ途中と諭される。それからは明治維新が生んだ軋轢に巻き込まれながら剣心らと共闘し、その中で戦術を身に付け成長していく。

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志々雄真実(るろうに剣心)の徹底解説・考察まとめ

志々雄真実(るろうに剣心)の徹底解説・考察まとめ

志々雄真実(ししお まこと)とは『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』に登場するキャラクターであり、主人公の緋村剣心(抜刀斎)と相対する志々雄一派の首魁にして剣客。剣の力量は剣心と互角で、その内に強大な野心と支配欲を秘める危険人物。かつて自身を裏切った維新志士への復讐を兼ねて明治政府転覆を目論み、大久保利通暗殺など様々な事件を主導する。「弱肉強食」を信念としており、一番の強者である自分が国の覇権を握り、国を強くすることが「正義」だと信じている。京都編の大ボスとして剣心達と激しい闘いを繰り広げる。

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明神弥彦(るろうに剣心)の徹底解説・考察まとめ

明神弥彦(るろうに剣心)の徹底解説・考察まとめ

明神弥彦(みょうじん やひこ)とは、『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』に登場するキャラクターで東京府士族の少年。明治維新の混乱によって孤児となった。集英組というヤクザに拾われ、スリ等雑用をさせられていたが、緋村剣心(ひむら けんしん)達と関わり、士族としてのプライドを取り戻し、ヤクザと手を切った。その後剣心の計らいで神谷道場に入門、神谷薫(かみや かおる)の下、神谷活心流を学び剣心達と共に戦う。幼いながらも常人離れした精神力や身体能力、剣才を発揮し成長していく。

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石動雷十太(るろうに剣心)の徹底解説・考察まとめ

石動雷十太(るろうに剣心)の徹底解説・考察まとめ

石動雷十太(いするぎ らいじゅうた)とは、『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』の登場人物で、実戦剣術流派「真古流」の隆盛を目論む剣豪。 次々と新しい兵器が生まれる中、剣術の意義が失われていくことを憂い、「兵器に負けないほど強力な剣士」たちによる剣術の再興を目論む。自身も古流剣術「飯綱」を修得した凄腕の剣士だが、言動のわりに中身は小物で、作中では「愚物」と吐き捨てられている。真古流のパトロンにするために刀剣商の塚山由左衛門に近づき、やがて主人公緋村剣心と対峙する。

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武田観柳(るろうに剣心)の徹底解説・考察まとめ

武田観柳(るろうに剣心)の徹底解説・考察まとめ

武田観柳(たけだかんりゅう)とは、『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』に登場する悪徳実業家。 表向きは町外れに住む青年実業家だが、裏では医師と結託し「蜘蛛の巣」という阿片を売りさばいていた。仲間割れにより協力者であった医師を殺害してしまい、その助手を務める高荷恵を監禁し無理矢理阿片の製造に協力させた。四乃森蒼紫を御頭とする御庭番衆や私兵団を従え、阿片で得た利益を利用して武器商人となり、更なる財を築こうと企む。実写や舞台の要素を取り入れて深みが増していったキャラであり、『北海道編』で再登場する。

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魚沼宇水(るろうに剣心)の徹底解説・考察まとめ

魚沼宇水(るろうに剣心)の徹底解説・考察まとめ

魚沼宇水(うおぬま うすい)とは、『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』に登場するキャラクターで、明治政府転覆を目論む志々雄真実配下の精鋭部隊「十本刀」の一員。その中でも最強格の戦闘能力を持つ剣士で、盲目であることから「盲剣の宇水」と呼ばれている。琉球王家秘伝の武術の使い手であり、かつて対人斬り用暗殺者として腕を振るっていた。志々雄に敗れて光を失い、「隙あらばいつでも斬りかかって構わない」という条件で彼の仲間になっている。しかしすでに復讐を断念していることを斎藤一に見抜かれ、死闘を繰り広げる。

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エルダー=ピーベリー(るろうに剣心)の徹底解説・考察まとめ

エルダー=ピーベリー(るろうに剣心)の徹底解説・考察まとめ

エルダー=ピーベリーとは、『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚- 第零幕』の登場人物で、外国人居留地に在住する西洋人の女性医師。 若輩かつ女性ということで、西欧では信用も仕事も得られず、やむなく自分の技術を活かせる場所、必要としている人を求めて日本にやってきた。困窮する者からは金を取らない高潔な医師だが、日本においても“若い娘”というだけで色眼鏡で見る者が少なくないため、普段は男装している。主人公緋村剣心と交流し、協力して外国人居留地で起きた事件を解決した後、アメリカへと渡っていった。

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四乃森蒼紫(るろうに剣心)の徹底解説・考察まとめ

四乃森蒼紫(るろうに剣心)の徹底解説・考察まとめ

四乃森蒼紫(しのもりあおし)とは、『るろうに剣心』の登場人物でかつて江戸城の警護を務めた御庭番衆(おにわばんしゅう)最後の御頭であり、15歳という若さでその座に就いた天才である。小太刀を用いた防御力に優れる剣術と御庭番式の格闘術を融合させた戦法で戦う。整った顔立ちの美男子だが、幼い頃より隠密として厳しい修行を受けていたため、冷静沈着な性格で表情の変化に乏しい。幕末最強と言われていた人斬り抜刀斎(現在の緋村剣心)を倒し、御庭番衆こそが真の最強である事を証明する為、剣心の前に立ちはだかる。

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緋村剣心(るろうに剣心)の徹底解説・考察まとめ

緋村剣心(るろうに剣心)の徹底解説・考察まとめ

緋村剣心(ひむらけんしん)とは『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』の登場人物であり、同作の主人公。左頬の十字傷と後ろで一つ結びにした長い赤髪が特徴的な単身痩躯の男。赤い着物に白い袴姿で腰には刃と峰が逆になっている刀「逆刃刀」を差している。一見物腰穏やかな優男だが、その正体はかつて幕末最強と謳われた「人斬り抜刀斎」。 動乱の中で多くの者を殺めた過去を抱えており、その償いと太平の世を生きる人々を守るため「不殺(ころさず)」の信念を掲げて旅をする「流浪人(るろうにん)」を名乗っている。

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