転生したらスライムだった件(転スラ)のネタバレ解説・考察まとめ

『転生したらスライムだった件』とは、伏瀬が小説投稿サイト『小説家になろう』で2013年から連載していた作品を書籍化し、アニメや漫画などのメディアにも展開している異世界ファンタジー。シリーズ総発行部数2500万部突破の人気作で、主人公のリムルをはじめとした仲間が悪逆な敵を倒していく爽快感が魅力である。通り魔に刺されて死んだ日本の会社員、三上悟がスライムとして異世界に転生した所から物語は始まる。元サラリーマンが人と魔物が楽しく過ごせる国を作るべく、仲間を増やして成り上がっていく姿が描かれている。

トカゲのような人型の魔物。
ジュラの大森林の中央にあるシス湖周辺に広がる湿地帯を占有しており、その地下にある洞窟を住処としている。
戦闘能力もそれなりにあり、ぬかるみのある場所での戦いを得意としている。

技術

スキル

進化を始めとする様々な契機に基づき、世界が認めた時にその者に与えられる。取得の際には「世界の声」と呼ばれる機械的な声が聞こえる。共通能力(コモンスキル)、特別能力(エクストラスキル)、特殊能力(ユニークスキル)、究極能力(アルティメットスキル)の4種類あり、後者ほど強力になる。究極能力(アルティメットスキル)になると、所持しているのは魔王、勇者、竜種といった世界でも最上位の実力者に限られる。

魔法

「何らかの効果を生じさせるイメージ」を、特定の法則によって具現化するものが『転スラ』における魔法の定義。魔素を使いこの法則を操作する。元素魔法、精霊魔法、神聖魔法、召喚魔法の4つに大別されるがその他にも核撃魔法、精神魔法などもある。

その他の用語

名付け

『転スラ』世界では名を持つということは特別な意味がある。魔物は名前を持たず、格上の者に名付けられることで初めて名乗ることができる。名を授かることで進化を促し、より高位の種族に進化する。代償として名を与えた者は大量も魔素を消費するので、名付けを多用することは出来ない。リムルの場合、体内に居るヴェルドラの魔素を使って配下の魔物全てに名付けを行っているので、これは例外中の例外。

魔素

空気中に存在し、魔法を行使する為に必要な物質。また、高位の魔物からも発生し、その周辺では「魔素溜まり」と呼ばれる場所ができ、稀に凶悪な魔物を生み出すことがある。テンペストを襲ったカリュブディスは暴風竜ヴェルドラから発した魔素溜まりによって生み出された魔物。

異世界人

元の世界から偶発的に『転スラ』世界に迷い込んでしまった者を「来訪者」と呼び、逆に『転スラ』世界の住人の意志によって召喚魔法で元の世界から召喚された者を「召喚者」と呼ぶ。この二つをまとめて異世界人と呼ぶ。

転生者

死ぬ以前の記憶を有したまま『転スラ』世界に転生した者のことを指す。主人公であるリムルは前世の記憶を持ったままスライムに転生しているが、実は記憶は有しても人間から別種族に転生することは非常に稀。

『転生したらスライムだった件』の名言・名セリフ/名シーン・名場面

三上「田村ぁ……! 家のパソコン……ハードディスクの中身……風呂に沈めて……完全に消去してくれ……!」

三上は通り魔に刺され、激しい痛みに苦しみもがいた。
死を予感した三上は後輩の田村に手を伸ばし、「田村ぁ……! 家のパソコン……ハードディスクの中身……風呂に沈めて……完全に消去してくれ……!」と誰にも見られたくないであろうパソコンのデータを消去してほしいと頼む。
彼女である沢渡を幸せにしてやれと言いつつ、「パソコン、頼んだぞ」とさらに念を押し、息を引き取る。
転生後、スライムになってもデータを気にしていた三上だったが、田村は約束を守り、遺言通りにパソコンを風呂に入れて破壊した。
死ぬ間際だというのに、データのことを気にかけてしまう迷シーンである。
ちなみに、大賢者はこの発言をもとにスキルを獲得しようとしたが、情報不足により失敗し、代行措置として電流耐性と麻痺耐性を取得した。

スライムとドラゴンに芽生える友情

第1話「暴風竜ヴェルドラ」リムルの会話から
通り魔に刺されて死亡して転生したまだ名もなきスライムは、異世界の洞窟を彷徨う中で謎の声に話しかけられる。対して、スライムは前世のノリでその何者に向かって「うっさいハゲ!」と怒鳴る。だがその正体は巨大な竜。その名は封印された暴風竜ヴェルドラ。殺されるかと思いきや、ヴェルドラはリムルに愚痴をこぼし始める。300年の間この洞窟に封印されたヴェルドラに同情したリムルは、ヴェルドラに友達にならないかと提案しヴェルドラはツンデレ気味にそれを了承する。軽いノリ芽生えた友情だが転生したてで右も左も分からないスライムが、自分よりも遥かに格上のドラゴンを友達として受け入れる瞬間だ。ここからリムルの旅路が始まったと考えると、決して忘れてはならないシーンだ。

リムル「なんのかんの言って、俺は頼まれごとに弱かった」

Chalikouu6
Chalikouu6
@Chalikouu6

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