トレイニー(転スラ)の徹底解説・考察まとめ

トレイニーとは『転生したらスライムだった件』に登場する樹妖精(ドライアド)。ジュラの森に姉妹3人で住んでおり、ジュラの大森林の管理者として森に害をなす者には処罰を与える役割も担う。もともとは精霊女王で魔王でもあるラミリスに仕えていたが、ラミリスの堕落をきっかけに、ラミリスとはぐれてしまった。主人公リムルの活躍で生まれ変わったラミリスと再会を果たすと、再びラミリスに仕えるようになる。

トレイニーの概要

トレイニーとは『転生したらスライムだった件』に登場する樹妖精(ドライアド)。ジュラの大森林に姉妹3人で住んでおり、”森に対し害意を持つ者に天罰を与える存在”だといわれている。
かつては十大魔王(のちの八星魔王)の1人で精霊女王でもある”ラミリス”に仕えていたのだが、ラミリスは魔王ギィと魔王ミリムの争いを仲裁した際に力を使い果たしたことで堕落してしまい、その影響を受けたトレイニーたちも精霊から妖精へと堕落し、ラミリスともはぐれてしまう。その後、代替わりしたラミリスと会うことができずにいたところを、この世界に4体のみ生息する竜種の1体”ヴェルドラ”に拾われ、ジュラの大森林に住むようになった。それからは、ジュラの大森林の管理者として森を守る役目を担い、ヴェルドラが封印されたあとも、拾ってもらった恩を返すため、自身の役割をしっかり果たすのである。

主人公のリムルとは、数百年に一度生まれるというユニークモンスター”オークロード”のジュラの森侵攻をきっかけに出会い、その後は協力関係を築いていく。リムルが不完全召喚された子供たちを救うため、精霊の住処でラミリスと出会ったあとは、トレイニーたちも無事にラミリスと再会することができ、再びラミリスに仕えるようになる。
リムルが治める国”ジュラ・テンペスト連邦国”へラミリスが住処を移すと、トレイニー達もラミリスと共に”地下迷宮”の95階に住むようになる。

トレイニーのプロフィール・人物像

CV:田中理恵

種族:樹妖精(ドライアド)→霊樹人形妖精(ドリュアスドール・ドライアド)

美しい緑の長髪と真っ白な肌が特徴の美少女。三姉妹の長女で、妹に”トライア”と”ドリス”を持つ。
しっかり者で落ち着きのある性格だがラミリスに対してだけは甘く、ラミリスの言うことには全肯定。美味しいもの好きで、テンペストで美味しい食べ物を見つけると次々と口に運ぶような、意外とちゃっかりした部分もある。

ドライアドは森の中で最上位の種族といわれており、トレイニーは主に風を司る能力を持っている。ジュラの大森林の中での威容はすさまじく、トレイニーの名前はどの上位種族においても畏怖の対象となっていた。
ドリュアスドール・ドライアドに進化を果たしたあとは、魔物の力の源である魔素量が大幅に増え、高い能力を得たが、魔王ではないとのことで強さのランクは特A級に留まった。しかし実際は、魔王に匹敵するほどの強さを誇るS級クラスの実力を持つ。

トレイニーの能力

精霊召喚

風を司るトレイニー、は風の上位精霊”風の乙女(シルフィード)”を召喚することができ、のちに”風の精霊王”を召喚することができるようになる。
風の精霊王はその名の通り風の精霊の頂点に君臨する存在なので、相当な実力者でなければ使役できない。これこそがトレイニーの強さの証明である。

同一化

精霊召喚で呼び出した精霊と同一化することができ、精霊の力を行使することが可能である。

トレイニーの必殺技

大気圧縮断裂(エアリアルブレード)

召喚した精霊の力を使って放つ精霊魔法。相手を大気の断層に閉じ込め、その内部ですべてを切り裂く大気の刃が吹き荒れる、シルフィードの最強魔法の1つである。

不可視化断裂刃(インビジブルブレード)

”大気圧縮断裂”の上位互換にあたる技で、次元さえも断絶する威力を持つ。

トレイニーの来歴・活躍

リムルにオークロードの討伐を依頼

オークロード討伐についての会議に参加するトレイニー

ジュラの大森林へ、武装した豚頭族(オーク)軍が侵攻中だということを受けて、トレイニーは強き者へ助力を求めるため、主人公リムルのもとへと向かう。トレイニーは、偵察をしていたリムル配下の”ソウエイ”の分身体に接触を図り、リムルに取り次いでもらえないかと交渉。相手がドライアドだと知ったリムルがそれに応じると、そこではちょうどリムルとリムルの配下達がオーク軍討伐についての作戦会議を行っており、トレイニーもオーク軍討伐の作戦会議に参加することになる。
リムル達の中では仮説であった、数百年に一度生まれるというユニークモンスター”オークロード”の出現について、トレイニーは「いますよ、オークロード」と確信を持って発言し、オークロードの持つユニークスキル”飢餓者(ウエルモノ)”の能力や裏で動いている魔人の存在について解説。そのうえで、「暴風竜ヴェルドラの加護を受け、牙狼族を下し、鬼人を庇護する貴方様なら、オークロードに後れを取ることはないでしょう」と、リムルに改めてオークロード討伐を依頼するのだった。
リムルは「勝てるのか?」と悩みつつも、配下となった鬼人族(キジン)達の復讐戦ということもあり、オークロード討伐を引き受けた。

ゲルミュッドとラプラスと対峙

オークロード出現をはじめ、オーク軍の侵攻を裏で操っていた魔人”ゲルミュッド”と中庸道化連という謎の組織の1人”ラプラス”は、ジュラの大森林の中で水晶玉を通して戦況を確認しつつ、計画が順調に進んでいることを喜んでいた。そんな2人を発見したトレイニーは、「この森での悪だくみは見逃せません。森を乱した罪で、貴方方を排除します」と精霊を召喚。2人を排除するため問答無用で”大気圧縮断裂”を繰り出し、ラプラスの片腕を吹き飛ばすことに成功する。しかし、脱出手段を用意していたラプラスは煙幕を使って脱走。トレイニーは思わしくない戦況に不安を抱きつつも、リムルがオークロードを討伐してくれることを信じるのみだった。

ジュラの森大同盟が成立

ジュラの森大同盟樹立を宣誓するトレイニー

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