ハクロウ(転スラ)の徹底解説・考察まとめ
ハクロウとは『転生したらスライムだった件』に登場する、主人公リムルの配下。自身の住んでいたオーガの里をオーク軍に滅ぼされるという過去を持ち、その復讐を果たすために、リムルの配下へと加わる。復讐を果たした後は指南役として、ジュラ・テンペスト連邦国の住民たちを鍛えるという役割を担う。テンペストには欠かせない、剣鬼の異名を持つ剣の達人である。
ハクロウの概要
ハクロウとは『転生したらスライムだった件』に登場する、主人公リムルの配下。巧みな剣術を生かした戦闘を得意とする、優秀な剣豪である。
自身の住んでいたオーガの里をオーク軍に滅ぼされるという過去を持ち、その復讐を果たすために、リムルの配下へと加わった。配下となった証に、リムルからハクロウ(白老)と名付けられ、オーガからキジンへと進化を果たす。
復讐を果たした後は”指南役”として、ジュラ・テンペスト連邦国の住民たちを鍛えるという役割を担う。リムルをはじめ、リムル配下の同族”ベニマル”や、リムル配下のゴブリン”ゴブタ”など、多くの者を指導している。訓練はとても厳しいもので、その”鬼教官”ぶりには、ゴブタやファルムス王国からやってきた人間”ヨウム”から不満を持たれている。特にゴブタは、普段からお調子者であることもあり、サボりや、ハクロウのことをジジイ呼ばわりしては、懲りずにハクロウにシメられている。
オーガの里でも多くの者を指南していた経験を持つ。
ハクロウのプロフィール・人物像
CV:大塚芳忠
種族:大鬼族(オーガ)→鬼人族(キジン)→妖鬼族(オニ)
白髪、白髭に白く短い2本の角が特徴の男性。その見た目ゆえに、リムルからは”ロマンスグレー”と評されている。
ハクロウはすでに300年の時を生きており、進化前はいかにもといった老人の風貌であったが、進化の後には若返り、リムルと出会ったころにはすでに残りわずかであった寿命も伸ばすことができた。さらに、身体能力も向上。特に、長年磨き続けた剣術は圧倒的で、剣術だけなら主のリムルや軍事のトップであるベニマルをも上回る腕前の持ち主。
魔素量こそ少ないものの、間違いなくテンペスト最強の剣士であり、剣鬼の異名も持つ。
また、リムルに対し「魔素のコントロールが悪い」とアドバイスする場面もあり、剣術・体術以外に洞察力にも優れる。
ハクロウの能力
知覚1000倍
”知覚1000倍”はハクロウがキジンへと進化した際に獲得したスキルで、生物に備わる感覚をより鮮明に、かつ瞬時に把握することが可能。
この”知覚1000倍”を身につけたことで、白兵戦でのハクロウの強さは増すことになった。
武芸者(キワメルモノ)
リムルが覚醒魔王へ進化した際に得たユニークスキル。
なかでも、”武芸者”に含まれる”天空眼”は自分を中心に360度を俯瞰し、周囲の動きを3000倍もの速さで認識できる。また、未来を予測する”未来予測”、頭の回転を速くする”思考加速”、対象に付与することで、対象物の速度を上げる”超加速”、技術を継承しやすくする”秘伝”という権能を持ち、これらすべてを発揮することによって未来予知も可能。さらに魔素の流れも読むことができる、強力な能力である。
これがあることにより、ハクロウ相手に不意打ちは通じない。
ハクロウの必殺技
朧流水斬(おぼろりゅうすいざん)
ハクロウは”朧流”という剣技を極めており、朧流水斬もそのうちの1つ。
流水のように、捕らえることのできない動きで相手を切る剣術。
朧・地天轟雷(おぼろ・ちてんごうらい)
下から斬り上げて相手の体勢を崩し、続けて上から攻撃する剣技。
ハクロウが得意とする朧流の奥義であり、弟子であるガゼル王にも受け継がれている。
八重桜-八華閃-(やえざくら-はっかせん-)
千差万別の組み合わせで流れるような連続切りを瞬時に8回繰り出す、朧流の最終奥義。
目で追うのが不可能なほど光速な剣技である。剣で八つの花びらを咲かせるところからこの名前がついた。
ハクロウの来歴・活躍
リムルとの出会い
オーク軍に自身の住む里を滅ぼされ、逃げることになったハクロウ(この時点ではまだ名無し)ら6人のオーガ。
ある日ジュラの大森林へと流れつき、そこで仮面をつけたリムルと出会う。ところがリムルがつけていた仮面は、オークとともに里を襲撃してきた上位魔人がつけていた仮面とよく似ていた。
このことからオーガたちは、リムルのことを里を襲撃してきた1人であると勘違いしてしまう。
復讐に燃えるベニマルとともに、リムルに攻撃を仕掛けるハクロウ。首を狙ってリムルに一撃を喰らわせるものの、その攻撃は片腕を切り落とすのみだった。
勝てないまでも一矢報いることを決意したベニマルとともに、さらなる攻撃を仕掛けようとしたところへ、ベニマルの妹(のちに”シュナ”と名づけられる)が説得に入り、誤解があったことが判明。
こうして勘違いから始まった争いは死人を出すことなく終わり、一同はリムルの治める村(のちに”ジュラ・テンペスト連邦国”となる)へと向かうのだった。
「お前たち全員、俺の部下になる気はないか?」というリムルの提案を受けたベニマル。ベニマルに付き従うハクロウは、ベニマルの意思により、ほかのオーガたちとともにリムルの配下となったのだった。その後、リムルから”ハクロウ(白老)”の名を与えられ、キジンへと進化を果たす。
オークへの復讐
ドライアドのトレイニーから、数百年に一度生まれるというユニークモンスター”オークロード”の討伐を依頼されたリムル。
ハクロウは、仲間たちとともに決戦の地である湿地帯へ向かうのだった。
そこで”ゲルド”と名乗るオークロードは、仲間や上位魔人”ゲルミュッド”を捕食し、魔王へと進化を遂げる。
魔王ゲルドと対峙したハクロウは、リムル配下の同族”シオン”との連携で、相手の首を刎ねることに成功する。しかし、脅威の回復力を持つオークロードは、あっという間に首を再生。ベニマルらが続けて攻撃するも、ダメージを与えることができない。オークロードをリムルに託し、キジンたちは離れた場所で戦いを見守るのだった。
最後はリムルがゲルドとの喰らいあいに勝利。ハクロウたちキジンは、無事に復讐を果たすことができたのだった。
メガロドン戦
魔王ミリムがテンペストへ遊びにくるようになった後、厄災級の魔物”カリュブディス”が鮫型の魔物”メガロドン”を率いてテンペストへ襲来する。
ハクロウは、ゴブタをはじめ、自身が指南するホブゴブリンたちにとって、いい実践訓練になると考えた。そこで、自身は戦闘に参加せず、あえてホブゴブリンたちだけでメガロドンと戦うように指示する。そして被害が出るギリギリのところまで戦わせて楽しむのであった。
ゴブタたちが本当の窮地に陥った際には、ハクロウも戦闘に参加し、一瞬でメガロドンをみじん切りにして勝利する。
その後の夕食時には、捕らえたメガロドンを三枚おろしにし「これくらい朝飯前、いや晩飯前じゃよ」と笑う姿も描かれた。
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目次 - Contents
- ハクロウの概要
- ハクロウのプロフィール・人物像
- ハクロウの能力
- 知覚1000倍
- 武芸者(キワメルモノ)
- ハクロウの必殺技
- 朧流水斬(おぼろりゅうすいざん)
- 朧・地天轟雷(おぼろ・ちてんごうらい)
- 八重桜-八華閃-(やえざくら-はっかせん-)
- ハクロウの来歴・活躍
- リムルとの出会い
- オークへの復讐
- メガロドン戦
- キョウヤに敗北
- キョウヤへのリベンジ戦で圧勝
- 魔王クレイマンの本拠地でデスナイトと対峙
- 結ばれた女性と娘がいたことが判明
- 近藤達也と対峙
- ハクロウの関連人物・キャラクター
- リムル=テンペスト
- ベニマル
- ゴブタ
- ガゼル・ドワルゴン
- カエデ
- モミジ
- ハクロウの名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 「不肖の弟子に変わって、ワシが相手をしてやろう!」
- 「問題ござりませぬ。わしの油断によりあの時は敗北しましたが、奴の太刀筋はすでに見切っておりますれば」
- 「ではお主に剣の真髄を見せてやろう」
- ハクロウの裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- ハクロウの師匠は荒木白夜
- 趣味は盆栽
- 聖魔十二守護王になれない理由