ウルティマ(転スラ)の徹底解説・考察まとめ
ウルティマとは『転生したらスライムだった件』に登場する、主人公リムルの配下で、その正体は”原初の悪魔”と呼ばれる7人のうちの1人。もともとは原初の紫”ヴィオレ”と呼ばれていたが、リムルの配下となった事で”ウルティマ”と名付けられた。配下になった後は、リムルが治める国”ジュラ・テンペスト連邦国”においてトップクラスの実力を誇る12の強者で構成された”聖魔十二守護王”の1人として活躍する。
ウルティマの概要
ウルティマとは『転生したらスライムだった件』に登場する、主人公リムルの配下。その正体は、世界で最初に誕生した7人の悪魔”原初の悪魔”のうちの1人。”原初の悪魔”とは、世界の創造主である”ヴェルダナーヴァ”が、自身の助手となる7人の天使”始原の七天使”を創造した際、その反動で生まれた7人の悪魔たちの総称である。リムルの配下になる前は、原初の紫”ヴィオレ”と呼ばれていたが、一足先にリムルの配下となった原初の黒”ディアブロ”に勧誘された事でリムルの配下となり、”ウルティマ”と名付けられた。その後は、リムルが治める国”ジュラ・テンペスト連邦国”においてトップクラスの実力を誇る12人の強者たちで構成された”聖魔十二守護王”の1人として活躍する。
リムルの配下になる以前は、同じ原初の悪魔である”カレラ(当時はジョーヌ)”と”テスタロッサ(当時はブラン)”と覇権争いを繰り広げていた。悪魔界でのウルティマの支配領域は人間界の”ルミナス・バレンタイン”が支配する領域と”ダグリュール”が支配する領域の間にあり、人間界で十大魔王(後に八星魔王となる)に君臨するこの2人を心底困らせていた。
ウルティマのプロフィール・人物像
CV:富田美憂
種族:上位悪魔(アークデーモン)→悪魔公(デーモンロード)→魔神/原初の七柱”悪魔王(デヴィルロード)”
所属:悪魔界→魔国連邦
称号:原初の悪魔(紫)→聖魔十二守護王”残虐王(ペインロード)”/拳魔
短めで紫色の髪をサイドテールにしている美少女。
悪魔らしい残虐さと冷酷さを持ち、他の悪魔をしのぐほどの非道さで知られている。普段は明るい少女を装っているが、実際は非常に気まぐれな、気分が変わりやすい性格で、裏表がかなり激しい。
残酷で冷酷な性格故に、敵の苦しむ顔を何よりも好んでいるが、リムルや先輩たちへの敬意は持っており、猫を被るのが得意であるため、本来の性格を知る者はほとんどいない。一人称は「ボク」。
原初の悪魔の1人というだけあって戦闘能力はかなり高い。しかし、生まれついての強者であったため何かに熱中した事がなく、持って生まれた力のみで長年戦ってきた。そこがウルティマの弱点でもあった。しかし、ウルティマ自身も原初の悪魔の中では自分が1番未熟であると自覚している。その一方で、自分が1番伸びしろがあるとも思っており、リムルの配下として様々な強者たちと戦っていく中で、だんだんとその弱点も克服してゆく。
ウルティマの能力
記憶の簒奪
相手の知識を奪い取る特殊能力。東の帝国との戦いでは、敵の頭をもぎ取り脳みそを直接弄って情報収集する残虐なウルティマの様子が描かれた。
死毒之王(サマエル)
ウルティマの持つ究極能力(アルティメットスキル)。
”弱点看破”の権能で相手の弱点を見つけ出し、その弱点に最適な毒を”死毒生成”の権能で作り出すのが、死毒之王の基本的な戦い方。この毒を含む攻撃に当たれば、想像を超えるほどの苦痛を伴いながら命を落とすことになる。
さらに、このアルティメットスキルは精神生命体以外であれば、誰であっても無条件で倒す事ができる”死滅世界”という恐ろしい権能も持つ。しかし、この力は自分よりも格下の相手にしか効果がなく、ウルティマ自身が戦いを楽しむ性格のため、この能力の使用を自ら控えている。
ウルティマの必殺技
破滅の炎(ニュークリアフレイム)
”黒炎核(アビスコア)”によって強力な熱核爆発を生み出す核撃魔法の1つで、敵部隊はもちろん、飛空艇までも跡形もなく焼き払ってしまうほどの熱量を持つ。
呪怨狂滅罪(じゅおんきょうめつざい)
対象の魂を腐食させて絶え間なく苦痛を与える強力な毒。魂が持つ力が尽きるまでその効果は続き、対象が持つエネルギーが多いほど、毒による苦しみは増加していく。最悪の場合、対象は千年も苦しむことになる。
死毒崩拳/紅蛇死毒手(ブラッディーバイト)
アルティメットスキル”死毒之王”の持つ権能”死毒生成”を利用して毒を含ませた5本の爪で攻撃する、ウルティマの必殺技。本人は”死毒崩拳”と言ったが、攻撃を受けた東の裏社会を支配する秘密結社”三巨頭(ケルベロス)”の1人である”ダムラダ”は「それは崩拳ではない。貫手だ。さしずめ”紅蛇死毒手(ブラッディーバイト)”とでも言ったところか」と発言していた。
虚無消失獄(ニヒリスティックバニシュ)
限られた者たちしか知らない暗黒魔法の中でも最強の魔法。地獄の”虚無”を召喚し、接触するエネルギーを消失させるという特徴を持ち、その”虚無”によって相手を喰らいつくす。劇場版『転生したらスライムだった件 紅蓮の絆編』でも使用されていた。また、影響範囲を拡大する事も可能で、影響範囲を拡大した魔法が”絶牙虚無飽喰(ニヒリスティックパレード)”である。
ウルティマの来歴・活躍
コリウスの夢に登場
テレビアニメ『転生したらスライムだった件』の『コリウスの夢』に登場し、ルミナスと壮絶な戦いを繰り広げる。
王位継承争いが起きているコリウス王国で、ウルティマ(この時点ではヴィオレ)の手下である”グスタフ”は、ウルティマをこの世界に顕現させるため、コリウス王国の姫”ゼノビア”を拉致し、彼女を生贄にウルティマを召喚する。この世界に顕現したウルティマはその場に駆けつけていたルミナスと戦闘に。それを見たグスタフは、2人の戦いを”神々の戦い”と形容していた。ウルティマはルミナスの腕が落ちていない事に嬉しそうな様子を見せ、その後、グスタフへと冷たい目を向ける。グスタフは「ウルティマを受肉させた功績に免じて次のチャンスを与えてほしい」とするが、実はウルティマはグスタフの力ではなく、己の力で無理やり顕現したに過ぎなかった。簡単な仕事もこなせない手下はいらないとして、ウルティマは「ゴミは消えちゃえ」と笑いながらグスタフを始末。「お前の他にも種は撒いてあるからね」と呟き、ルミナスに挨拶をして帰っていった。
映画での活躍
ウルティマは劇場版『転生したらスライムだった件 紅蓮の絆編』にも登場している(この時点ではまだヴィオレ)。
数百年前、ウルティマは美味しそうな感情を感じ”ラージャ小亜国”へ訪れた。すると当時の女王から”女神様”と呼ばれ「この国を救う力が欲しい」とお願いされる。そこでウルティマはあるゲームを提案。膨大な魔力が貯蔵されたティアラを女王に預け「そのティアラを使うと君が呪われる。そしてその呪いは遺伝し、代々受け継がれていく。ティアラを使い続け、ボクの魔力に染まればボクの勝利。ボクは依代を手に入れ、この世に具現ができる」と説明し、女王はこれを承諾。そして、その呪いが現代で女王を務める”トワ”の体を蝕んでいた。
トワの呪いを解くために動き出したリムルのため、ディアブロがウルティマの元を訪れた。ウルティマは「そろそろ依代として完成しそう」だとワクワクした様子を見せるが、ディアブロはラージャから手を引くよう交渉。その上から目線な態度に腹が立ったウルティマはディアブロに戦闘を仕掛けた。しかし、受肉し、名前を得たディアブロに苦戦を強いられ、魔素で作った仮初の肉体も崩れ始めてしまう。その時、自身の配下である”ヴェイロン”と”ゾンダ”から「眷属の”ラキュア”が勝手な振る舞いをしている」と報告を受け、契約に汚点ができてしまった事が発覚。ティアラを使用した事による代償で消滅してしまったトワを復活させる。生き返ったトワから感謝を告げられ、少し照れた様子を見せたウルティマであった。
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目次 - Contents
- ウルティマの概要
- ウルティマのプロフィール・人物像
- ウルティマの能力
- 記憶の簒奪
- 死毒之王(サマエル)
- ウルティマの必殺技
- 破滅の炎(ニュークリアフレイム)
- 呪怨狂滅罪(じゅおんきょうめつざい)
- 死毒崩拳/紅蛇死毒手(ブラッディーバイト)
- 虚無消失獄(ニヒリスティックバニシュ)
- ウルティマの来歴・活躍
- コリウスの夢に登場
- 映画での活躍
- ディアブロの勧誘
- 検察庁検事総長に就任
- 対帝国戦でガビルをサポート
- 空戦飛行兵団を1人で撃破
- 聖魔十二守護王に選出
- ヴェルグリンドの別身体を2体撃破
- デビルロードに覚醒進化
- 八門堅陣にてダムラダに勝利
- リムルとの面談
- 天使軍との戦いでピコとガラシャを圧倒
- ルベリオスにてフェンと対峙
- ウルティマの関連人物・キャラクター
- リムル=テンペスト
- ディアブロ
- カレラ
- テスタロッサ
- ヴェイロン
- ゾンダ
- ウルティマの名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 「契約破棄はこちらの落ち度だから、今まで楽しませてもらったお礼も込めて少しばかりお詫びを奮発しとくね」
- 「なるほど、こういう流れなら体が崩れないのか。これならゼギオンさんにも通じそうだよ!」
- 「罪を犯してくれてありがと!」
- ウルティマの裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 名前の由来はスーパーカー
- カレラとの喧嘩はテンペスト名物
- 誰が最初に理想的な受肉を果たせるかというゲーム