ヴェルドラ=テンペスト(転スラ)の徹底解説・考察まとめ

ヴェルドラ=テンペストとは『転生したらスライムだった件』に登場する暴風竜だ。4体しかいない竜種の末っ子で単純で好奇心旺盛な性格をしている。ヴェルドラは勇者に300年間封印されており、そこに現れた転生したばかりだったスライムのリムルと出会い友達になる。その後、進化したリムルによって解放され、用意してあった依り代に受肉し復活することに成功した。リムルの友達としてジュラ・テンペスト連邦国に住むことになり、地下迷宮のラスボスとしての役割をもらう。

ヴェルドラ=テンペストの概要

ヴェルドラ=テンペストとは『転生したらスライムだった件』に登場する、世界に4体しか存在しない竜種のうちの1体だ。300年前に勇者の持つユニークスキル無限牢獄を使い封印されてしまった。無限牢獄とは、対象を永遠の時間封じ込めるスキルで、ヴェルドラはジュラの大森林にある洞窟にスキルも使用できず動けない状態で封印されていた。唯一使うことができた念話のスキルを使い、転生したばかりだったスライムのリムルに話しかける。リムルは人間が好きで寂しがり屋なヴェルドラを気に入り友達にならないかと提案する。その時のヴェルドラは嬉しそうに「どうしても、と言うなら……考えてやっても……」とリムルのころをチラチラ見ながら言い、邪悪な見た目とは違い可愛らしい一面を見せる。ヴェルドラとリムルは友達になり、ヴェルドラからお互いの名前を付け合うように提案される。同格という事を魂に刻むために、リムルとヴェルドラ共通の名前をリムルに考えるように言う。暴風からテンペストの名前をリムルが考え、ヴェルドラは素晴らしいと気に入り受け入れる。ヴェルドラはリムルの考えた名前を得て、ヴェルドラ=テンペストになったのだ。

そしてヴェルドラがリムルと名付けをおこない、スライムはリムル=テンペストという名前持ち魔物(ネームドモンスター)になった。ヴェルドラはあと100年ほどで魔力が底をつき消滅してしまう状態だった。リムルはヴェルドラが解放される方法を考え、自分の胃袋の中にヴェルドラに入るように提案する。ヴェルドラは面白いとその提案を簡単に受け入れた。ヴェルドラはしばらくの間、リムルの胃袋の中に入りリムルとともに無限牢獄を破る方法を探すことになる。リムルが魔王へと進化したことで、リムルのスキルも大賢者からラファエルへと進化する。進化したリムルとラファエルによってヴェルドラは解放され、リムルが用意していた分身体に受肉し復活することができた。リムルとヴェルドラは2年越しの再会をはたした。リムルと一緒にジュラ・テンペスト連邦国で生活するために、強すぎる魔素を制御する練習をおこなう。魔素を制御することに成功し、ジュラ・テンペスト連邦国に仲間入りすることになる。魔王のラミリスによって作られた地下迷宮のラスボスとしての役割をもらい、自分の部屋を作ってもらう。漫画を聖典と呼びゴロゴロしながら読んだり、シュークリームを美味しそうに食べたり、お祭りではたこ焼き屋をしたりと、皆から恐れられていた暴風竜とは思えないほど馴染んでいる。

ヴェルドラ=テンペストのプロフィール・人物像

種族:竜種
所属:ジュラ・テンペスト連邦国
庇護:暴風の庇護
称号:暴風竜
担当声優:前野智昭

ヴェルドラとは4体しかいない竜種の1体で末っ子である。姉が2人と消失した兄が1人いる。性格は単純で思ったことをすぐに口から出してしまうため、トラブルを招くこともある。スライムのリムルと友人でお互い信頼関係を築いている。ヴェルドラとリムルが出会ったのは、ヴェルドラが封印されていた洞窟だ。空飛ぶ大災害と恐れられ勝手気ままに放浪しジュラの大森林の王者となっていたが、300年前に勇者によって封印されており、念話スキルしか使えない状態でジュラの大森林にある洞窟に封印されていた。ヴェルドラは勇者のことを美しかったと表現し、リムルは勇者に見惚れて負けたのではないと疑惑を持っている。

竜の姿のヴェルドラは、黒光りする黒曜石のような色合いで、非常に大きな体をしている。指は6本あり、どんな獲物でも貫けそうな爪が生えている。背中からは大小2対の翼が生えている。薄紫に発光した全身を覆う鱗があり、漆黒の輝きを放ち一種美しさを感じさせる威容を誇る姿だ。リムルは禍々しい姿に驚くが、話してみると寂しがり屋でおだてに弱い性格だと気づく。ヴェルドラは親切にいろいろなことを教えてくれ、悪い竜ではないと思ったリムルはヴェルドラに友達になろうと提案する。ヴェルドラは照れながらも友達になることを承諾する。その時にお互いの名前を付け合うことになり、共通の名前としてリムルがテンペストと名付ける。ヴェルドラは、ヴェルドラ=テンペストとなり、スライムはヴェルドラがつけてくれたリムルを名乗り、リムル=テンペストとなった。ヴェルドラはあと100年ほどで消滅してしまう状態で、何とかできないかリムルは自分のスキルである大賢者に相談する。ヴェルドラに自分の胃袋の中に入ってもらい内側と外側から解析することを提案する。ヴェルドラは面白いと大笑いし、リムルの提案を快諾する。

2年後解析が完了しヴェルドラはリムルが用意した分身体に受肉し無事復活することになる。ヴェルドラの人型は、2メートル近くの長身にがっしりした体格、褐色の肌に金髪でしなやかな筋肉のついた美丈夫で、もともとがリムルの分身体だったため、リムルの姿が男性型に特化したような姿となった。ヴェルドラはもともとはオーラを垂れ流していたが、ジュラ・テンペスト連邦国で一緒に生活するためにはオーラを制御して欲しいと言われ特訓する。オーラが制御できたほうがかっこいいとリムルに言われ頑張った。その影響で内に膨大な魔素をおさえこんでおり、耐えきれなくなり暴走すると辺り一帯を更地にしてしまうことが判明した。ヴェルドラは笑っていたがリムルは頭を抱えることになる。その問題を解決したのが、魔王の一人ラミリスだ。ラミリスはリムルとの縁からジュラ・テンペスト連邦国に移住したいと直談判しに来ていた。リムルに呆れられ追い返されそうになるが、ラミリスのスキルによって地下迷宮を作れることを知り、ヴェルドラをラスボスとした地下迷宮を作ることに決める。これによって、ヴェルドラは地下迷宮内で魔素を解放することができるようになり、ラスボスという仕事と自分の部屋も得ることができた。竜の姿のままでいれる空間と、人型の時に使える自分の部屋を得て大喜びした。人型の部屋には椅子、テーブル、長椅子、ベッドを配置し、ヴェルドラが大好きな聖典(マンガ)も本棚に並べられた。竜の部屋はラスボスにふさわしい荘厳な雰囲気、人型の部屋は庶民が生活するような快適な空間へと仕上がり、ヴェルドラの生活が充実したものになった。さっそく竜の姿になりオーラを解放した時には、迷宮の空間がゆがむほどの威力を見せた。ヴェルドラが日頃から大量のオーラの制御を頑張っていることが分かる。

ヴェルドラはリムルから給料をもらいラミリスや人間、たくさんの人たちと一緒に働くことになった。ラミリスとともに運営し、構造や罠など失敗や成功を繰り返し地下迷宮はジュラ・テンペスト連邦国の名物となった。ヴェルドラはリムルから「最強」や「最終防衛ライン」など格好いい雰囲気のことを言われるとすぐに受け入れ、扱いが簡単なチョロゴンさんと思われているが、少し説明するだけで全体を把握し理解するなど深い知識力を見せる時もある。地下迷宮を運営するにあたり、ヴェルドラの深い知識が有益な時もあり人間やヴァンパイアなどの他種族の研究者たちとも良好な関係を築いている。細かい作業を頼むと消えてしまうが、いろいろなところへ顔を出し幅広い知識を役立てている。ヴェルドラが出す大量の魔素によって鉄鉱石を魔鋼石に変質させ重要な資源にできたり、ヴェルドラの魔素によって地下迷宮が運営できているなど発展に大きく貢献している。リムルからも高く評価され、リムルと同額の給料がヴェルドラには支払われている。特別支給も出ることがあり、リムルより金額が上になっている。ジュラ・テンペスト連邦国内でもラミリスに次ぐ高給取りになっている。リルムから無駄遣いするなと言われるが、テンペスト開国祭をおこなった時たこ焼き屋で働いた経験から仕事の尊さやお金の大切さも学んだから大丈夫だと言う。邪竜と言われ恐れられていた暴風竜とは思えないほど、人間らしい一面を見せる。

ヴェルドラ=テンペストの能力

ユニークスキル

究明者(シリタガリ)

解析に特化したスキル。

究極能力(アルティメットスキル)

究明之王(ファウスト)

リムルが魔王になった時に究明者が進化したアルティメットスキル。思考加速、解析鑑定、森羅万象、確率操作、真理之究明が含まれる権能。真理之究明は敵のスキルを即座に見抜くことができる。

混沌之王(ナイアルラトホテップ)

リムルのスキルであるラファエルがシエルへと進化したことで、究明が改変され進化したスキル。思考加速、解析鑑定、森羅万象、確率操作、並列存在、真理之究明、時空操作、多次元結界が含まれる多彩な権能。

耐性

物理攻撃無効

刺突以外の物理的な攻撃を全て無効することができる。

自然影響無効

自然環境からの影響を無効にすることができる。

状態異常無効

体に対して害になるものを無効にすることができる。お酒などのアルコールも含まれる。

精神攻撃無効

精神支配など精神に対する攻撃を無効にすることができる。

聖魔攻撃耐性

聖魔攻撃に耐して耐性がある。

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