ミュウラン(転スラ)の徹底解説・考察まとめ

ミュウランとは『転生したらスライムだった件』に登場する魔導師(ウィザード)。種族は魔人で、元々は魔王”クレイマン”配下の五本指”薬指”の称号を持っていた。クレイマンから主人公”リムル”が治める国”ジュラ・テンペスト連邦”の調査を命じられた際には、テンペストに住まう者たちの大虐殺に加担。リムルの活躍によってクレイマンの支配から逃れる事ができた後は”ミュウ・ファルメナス”と名前を変えてファルムス王国改めファルメナス王国の女王となる。王であり夫でもあるヨウムと共に、ファルメナス王国繁栄に尽力していく。

ミュウランの概要

ミュウランとは『転生したらスライムだった件』に登場する魔導師(ウィザード)。元々は魔王”クレイマン”の配下で、その中でも特に強いと言われる”五本指”の中の”薬指”という称号を持っていた。
ある日ミュウランは、クレイマンから主人公”リムル”が治める国”ジュラ・テンペスト連邦”の偵察を命じられ、その任務の中で”英雄”として各地を回っていた人間”ヨウム”と、獣王国から使者としてテンペストへ来ていた”グルーシス”に出会う。2人から熱烈なアピールを受けるも、ミュウランはヨウムに恋心を抱いていたため、最終的にはヨウムと結婚。ファルメナス王国の初代女王となる。

ミュウランは元人間の魔女で、人間たちに迫害されて森に隠れ住んでいた。魔法で寿命を延ばしながら孤独に魔法の研究を重ねたミュウランだったが、ついに命が果てようとした頃、クレイマンがミュウランの元を訪れ、”永遠の時”と”不老の体”を約束される。「未だ魔法の深淵を覗く事も出来ず。得た知識を継がせる後継者もいない」と、自身の人生に悔やんでいたミュウランはクレイマンに忠誠を誓い、魔人へと生まれ変わった。しかしその代償として、クレイマンの持つ秘術”支配の心臓(マリオネットハート)”によって生殺与奪の権利を握られてしまう。以降、ミュウランはクレイマンに逆らう事が出来ない手駒となってしまった。

ミュウランのプロフィール・人物像

CV:種﨑 敦美
種族:人間→魔人
所属:傀儡国ジスターヴ→ヨウム一団→ファルメナス王国
称号:五本指の”薬指”、ヨウム一団軍事顧問→ファルメナス王国初代王妃

エメラルドグリーンの長い髪を1つに束ねた、冷淡で知的な美女。
純粋で面倒見の良い性格の持ち主で、どこか影を感じさせる雰囲気もある。クレイマンの命令でテンペストに住む多くの者の命を奪う作戦に参加していたが、根は善良な常識人。
長い間一人で森の中に住んでいたため、人付き合いには慣れていない様子。そのためヨウムやグルーシスと過ごす時間をミュウランは「悪くない時間」と感じている。

魔法の腕前は確かであるが、クレイマンからは戦闘能力が低いと評価されており、本人も「戦闘には向かない」と発言している。

ミュウランの能力:魔導師(ウィザード)

この世界における魔法は大きく分けると”元素魔法””精霊魔法””召喚魔法””神聖魔法”の4種類である。ミュウランは三系統以上の魔法を使いこなす事ができる”魔導師(ウィザード)”で、特に地属性魔法と風属性魔法を得意とする上位魔人。
戦闘には向かないものの、エネルギーの流れを操る幻覚魔法”魔法感知(マジックセンサー)”と、周囲の魔素を感知し周囲の様子を認識する事ができるエクストラスキル”魔力感知”を併用する事で、広範囲の情報を読み取る事が可能。

ミュウランの必殺技

地面固定(アースロック)

アースロックで地面に埋まり、身動きが取れない状態にさせられたグルーシス

地質を変化させる元素魔法。
本来なら足場を固めるだけの魔法であるが、落とし穴にはまっている状態で使用すれば全身を捕らえる事ができるなど、応用次第で戦闘にも使用できる。

空気遮断(エアシャット)

声を出す事が出来なくなるという、状態異常を与える魔法。
しかしその真髄は周囲の空気がなくなる事にあり、相手を呼吸困難に陥れるという恐ろしい魔法である。

閃光音響弾(フラッシュバン)

閃光と爆音を放ち、視覚と聴覚を麻痺させる対人魔法。屋外でも問題なく効果が出る。

魔法不能領域(アンチマジックエリア)

効果範囲内での、世界の法則の組み換えを禁じる大魔法。世界の法則を組み替える事で使用する魔法は、このアンチマジックエリア内では使用できなくなる。
ただし、世界の法則に対する影響が魔法よりも強い”スキル”は封じる事が出来ない。

ミュウランの来歴・活躍

魔王クレイマンの命令でテンペストを監視

クレイマンの命令でテンペスト周辺の情報収集を行っていたミュウランは任務中、テンペスト周辺で道を作る”猪人族(ハイオーク)”たちの姿に驚きつつも、自身に与えられた任務を遂行していた。その最中、魔王である”カリオン”の配下”フォビオ”がテンペストへとやってきた事を察知する。上位魔人であるフォビオの向かう先に何があるのか気になったミュウランは、そのままフォビオを追跡。するとそこにいたのは最強かつ最古の魔王の1人”ミリム・ナーヴァ”だった。互いの事には口出ししないという約束事があったため、ミリムがミュウランに反応する事はなかったが、自身の存在をミリムに気づかれたミュウランは即座に撤退。クレイマンに報告を入れるのだった。

ヨウム一団に入りテンペストへ潜入

ヨウムを利用し、テンペストへ潜入したミュウラン

クレイマンから再びリムルたちの調査を命じられたミュウランは、テンペストの内部に侵入する方法を考えていた。そんな時、ミュウランは英雄としての任務を遂行中だったヨウムたち人間の集団を目にする。この集団に紛れ込めば堂々とテンペストへ侵入できると考えたミュウランは、ヨウムらが向かう先”ファルムス王国”へ先回りし、自由組合支部長(ギルドマスター)である”フランツ”に自分をヨウムに紹介してくれと頼んだのだった。
ヨウムたちがファルムス王国に到着すると、ミュウランは作戦通りヨウムの一団に潜り込もうとする。ところが「魔法使いは足りている」と断られてしまい、さらには女だからと舐めた態度を取られる始末。頭に血が上ったミュウランは「本物の魔導師の恐ろしさを見せてあげる」とヨウムに喧嘩を売り、ヨウムとヨウム一団の副官”ジャギ”、参謀の”ロンメル”をコテンパンに叩きのめすという実力行使に出る。見事な魔法で3人に勝利すると、ミュウランはヨウムに実力を認められ、軍事顧問という立場で一団に潜り込む事が出来たのだった。

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