シオン（転スラ）の徹底解説・考察まとめ

シオンの概要

シオンとは『転生したらスライムだった件』に登場する、主人公リムルの配下。
オーク軍に自身の住むオーガの里を滅ぼされた過去を持ち、復讐を果たすためにリムルの配下となった。その後リムルから”シオン（紫苑）”という名を与えられる。名付けの影響を受けて、シオンはオーガからキジンへと進化を果たしたのだった。
オークへの復讐を果たした後は、”武士（もののふ）”という役職に就き、リムルの秘書兼護衛の役割を担う。リムルへ絶対的な忠誠を誓い、スライム姿のリムルをよく抱きかかえている。
物語が進んでいくにつれシオン自身も進化し力をつけ、リムルの頼れる配下の1人として成長していく。その実力は「シオン様は強いんだから」と、他の種族から絶大な信頼を得ているほどである。

一度ファルムス王国の陰謀により絶命したシオンは蘇生したあと「人間とは邪悪な存在」だと思うようになった。そんなとき、人間である”ヒナタ・サカグチ”から謝罪を受け、困惑。しかしリムルから「魔物、人間で区別するのではなく、魂で判断しろ」と言われ、その葛藤を乗り越える。
蘇生したあとは、ともに蘇生した者たちで構成される直属の配下”紫克衆（ヨミガエリ）”を率いるようになる。

シオンのプロフィール・人物像

CV：M・A・O

種族：大鬼族（オーガ）→鬼人族（キジン）→悪鬼（オニ）→鬼神（キシン） ／ 上位聖魔霊：闘霊鬼

紫色の長いポニーテールと巨乳、それから額にある黒い1本の角が特徴。身長170センチ程度の美女である。
見た目には知的な雰囲気があるが、なんでも力で解決しようとする脳筋思考の持ち主。熱くなりやすい一面もあり、すぐに手を出してしまうことも多い。リムルからは我慢が足りないと言われるが、本人曰く忍耐力には定評があるよう。
常に明るくポジティブで、お茶を運んでいて転んだり、武装国家ドワルゴンの国王”ガゼル”の前で酔っ払ってしまったりと、危なっかしいところもある。

趣味は料理。しかしその腕前は壊滅的に下手で、リムル配下の”ベニマル”や、同じくリムル配下の”ゴブタ”に毒耐性を獲得させるほどである。
また戦闘能力も高く、リムル配下のなかでも2位、3位を争う実力者。”剛力丸”という精神攻撃にも対応した大太刀を愛用する。剛力丸もシオンの成長に伴い、剛力丸→剛力丸・改→真・剛力丸→神・剛力丸と進化を遂げていく。
テンペスト開国祭のあとは、リムルの配下のなかでも特に強い4人”テンペスト四天王”の1人となった。

シオンの能力

完全記憶

記憶が魂に刻まれ、命を落として蘇生されても記憶や人格を失うことがなく、ほぼ不死身の状態。
ファルムス王国との戦いで一度死亡した際、リムルによって蘇生されたときに獲得した能力である。

料理人（サバクモノ）

シオンの持つユニークスキル。
どう料理しても、自分の思い描く味に仕上がるという、まさにシオンにピッタリなスキルである。
また、このスキルは料理以外にも適用可能。事象や法則を書き換え、自分の望む結果を出す能力”確定結果”と、望む結果に向かって最適解を導く”最適行動”の権能を持ち、敵の攻撃や結界を無力化することも可能である。戦闘においても非常に役立つスキルといえる。

闘神化（とうしんか）

身体能力・精神力を大幅に上昇させる能力。ただし、魔素を大量に消耗する。
正気を失って暴走する心配はない。

暴虐之王（スサノオ）

敵のエネルギーを奪い、自分のものへと変換し完全に制御することができる。
魔王ダグリュールとの戦いの際に獲得。

シオンの必殺技

鬼刀砲（きとうほう）

自身の闘気を武器にまとわせ、それを放つ技。
因縁のオーク軍との戦いでは、この鬼刀砲で多くのオークをなぎ倒すという活躍を見せた。

断頭鬼刃（だんとうきじん）

自身の武器である大太刀を妖気によって巨大化させ、ギロチンのように振り下ろす、シオンの必殺技。
小型の鮫型の魔物”メガロドン”を、この断頭鬼刃で真っ二つにする場面が描かれた。

天地活殺崩誕（カオティックフェイト）

あらゆる事象の結果すらも書き換える、ありったけの意思を込めた斬撃。
武闘大会でリムル配下の悪魔”ディアブロ”やリムル配下の同族”ハクロウ”と対戦した際等に使用されたシオンの必殺技。

シオンの来歴・活躍

リムルとの出会い

オーク軍に自身の住むオーガの里を滅ぼされ、生き残り5人とともに逃げることになったシオン（この時はまだ名無し）。
ある日ジュラの大森林へと流れつき、そこで仮面をつけたリムルと出会う。リムルの仮面は、オークととも里を襲撃してきた上位魔人のつけていた仮面とよく似ていた。このことから、オーガたちはリムルのことを里を襲撃してきた者の1人であると勘違いしてしまう。

復讐のため攻撃を仕掛けるシオン。ところがリムルの鋼糸によって、シオンは身動きが取れなくなってしまう。
その後、リムルに対して違和感を持ったシュナ（この頃はまだ名無し）が、オーガたちに攻撃をやめるよう説得。誤解は解かれ、一同はリムルの治める村（のちにジュラ・テンペスト連邦国となる）へと向かうのだった。

シオンが村のみんなと楽しんでいる頃、リムルはベニマルに「お前たち全員、俺の部下になる気はないか」と提案していた。
オーガ一族の長となるはずだったベニマルがそれを承諾したため、シオンもリムルの配下へ加わることに。その後、リムルから”シオン”という名を与えられ、オーガからキジンへと進化を果たしたのだった。

オーク軍への復讐