ユフィ・キサラギ（ファイナルファンタジーVII）の徹底解説・考察まとめ

セフィロスとの最終決戦の前夜、仲間達に対して「自分が何のために戦っているのか、一度大切な人の元へ戻って考えてきてほしい。そして答えが見つかったら帰ってきてほしい」と伝え一時的に解散した。
翌朝寄り添って眠っていた二人が目を覚まし飛空艇に乗り込むと、コックピットでは仲間たちが既に集合していた。クラウドとティファが気付かないうちにこっそりと飛空艇に戻り様子を観察されていたことを知ると激しく動揺した二人だが、ユフィの姿はなかった。
セフィロスと戦うに足るだけの理由を持っていないと判断していた仲間たちは「アイツ（ユフィ）は戻ってこないかもな。俺たちのマテリア盗んでいかなかっただけ良かっただろう」と半ばあきらめていたが、ユフィは乗り物酔いを我慢して飛空艇に戻ってきていた。驚く仲間たちに「最後の最後に抜けちゃって、おいしいところ全部持っていかれるなんて御免だからね」と勝気に発言する。マテリアの事しか考えなかったユフィが、少しずつ仲間の一員としての自覚を覚えて成長した所が見られるセリフである。

ユフィ・キサラギの裏話・トリビア・小ネタ／エピソード・逸話

ユフィとの会話イベント

ユフィを倒すとクラウド達との間で会話イベントが発生し、正しい選択肢を選ぶことでユフィを仲間にすることができる。会話を間違えるとユフィはどこかに去って行ってしまいギルを盗まれるケースもあるが、ユフィは仲間にするまで何度でも登場するのでやり直しが可能である。

「もう一度勝負だ」に対して「興味ないね」を選ぶと会話が進行し、「いいだろう」を選ぶと200ギルを奪って逃走される。次に「アタシの強さにビビってんだろ！」に対し「まあな」を選ぶと会話が進行し、「何度やっても同じだ」を選択すると500ギルを奪って逃走する。次に「ホントに行っちゃうからね」に対して「ちょっと待った」を選ぶと会話が進行し、「ご自由に」を選択すると何も盗まずに逃走する。次に「このアタシにいっしょに来てくれと！」に対して「そういうこと」を選択すると会話が進行し、「じょうだんじゃない」を選択すると何も盗まずに逃走する。最後に「アンタらについてってやるよ！」に対して「先を急ごう」を選択するとユフィを仲間にできる。「名前は？」を選択すると700ギルを奪って逃走するので注意が必要である。
またセーブポイントでメニューを開きセーブしようとすると、200ギルを奪われて逃走される。

ユフィの衣装は親子喧嘩の種

ウータイ出身の忍者娘であるユフィは巨大な手裏剣や小手など様々な小物を身に着けているが、開発初期段階では何も装飾が無く全体的に赤と白が基調の地味なものだった。忍者という設定が固まった後に様々な小物が追加されていき、最終的にニット素材の緑のタンクトップにショートパンツという衣装に落ち着いた。
なお露出度が高いユフィの服装は父親のゴドーには不評であり、ウータイを訪れると「まだそんな恰好をしおって。恥ずかしくないのか」と小言を言われるというイベントが発生する。それに対してユフィは「あたしのセンスだもん。人のポリシーに口出さないでよね」と全く聞く耳を持っておらず、日常的に喧嘩を繰り返す親子の様子を見ることができる。

クラウドとのキスシーン

キーストーンを入手した後のゴールドソーサーで起こるデートイベントでは、隠し要素の「好感度」を上昇させることによりユフィともデートできるようになっている。ユフィを倒した後に発生する会話イベントで正解の選択肢を選ぶごとに好感度が2ずつ上昇するので、最後の選択肢を外して何度もユフィと遭遇することにより好感度を上昇させることができる。
ユフィとデートをするためにはエアリスの好感度を下げなければならないため、エアリスとの会話の選択肢はエアリスが怒りそうなもの（ティファが喜びそうなもの）を初期段階から選ぶ必要がある。なおティファの好感度は神羅ビルに捕われた際の会話イベントで「ちょっとキビしいな」を選び続ける事でゼロにすることができるため、エアリスの行動に気を付けていればユフィとのデートが実現する。

クラウドの部屋を訪れたユフィは照れながら「ちょ、ちょっとアタシに付き合ってくれよ」と誘いだして、ゴールドソーサーを二人きりで楽しむ。そしてデート終盤ゴンドラに乗ったユフィは突然クラウドの頬にキスをするのだった。大胆なユフィの行動と戸惑うクラウドの反応が楽しめるので、おすすめのイベントである。

エンディングムービーに登場しない

セフィロスとの決着をつけた後北の大空洞跡地から脱出するクラウド達の姿を見ることができるが、仲間にするかどうかの判断がプレイヤーに任されているヴィンセントとユフィはエンディングムービーに一切登場していない。後に製作スタッフより「ユフィとヴィンセントが二人とも居る、二人とも居ない、どちらか片方のみ居る」という4パターンのムービーを作ることはできなかったため、あえて作らなかったと事情が明かされている。
『ファイナルファンタジーVII』のスピンオフ作品として製作されたシューティングゲーム『DCFFVII（ダージュオブケルベロス）』では、ユフィとヴィンセントはクラウド達と別行動をとり、ミッドガルで住民の避難誘導をしていたという設定が追加された。