ユフィ・キサラギ(ファイナルファンタジーVII)の徹底解説・考察まとめ
ユフィ・キサラギとは『ファイナルファンタジーVII』に登場する主人公側の味方キャラクターである。ウータイ出身の忍者で神羅との戦により落ちぶれた故郷を立て直すため、クラウド達のマテリアを狙い襲い掛かってくる。ユフィを倒した後会話イベントがあり、プレイヤーの任意によって仲間にすることが可能である。年が若いこともありマテリアの事しか考えていない自己中心的な性格だが、自分一人でも強いウータイを取り戻すという強い信念に基づき行動している。非常に乗り物酔いしやすいという、クラウドと共通の弱点がある。
ジュノンエリアで仲間になったユフィは、クラウド達が捜している「黒マントの男」の目撃情報をもとにコスタ・デル・ソルへの運搬船に変装して乗り込むこととなった。一般乗組員に変装したユフィだったが非常に乗り物に弱いため、船酔いをして座り込んでしまう。
あまりの辛さにユフィは「鎮静剤持ってない?」とクラウドに尋ねると、クラウドは「ホラ、使えよ」と鎮静剤を差し出してくれた。いつもクールなクラウドの思いがけない優しさに、ユフィは少々クラウドの事を見直すのだった。
その後セフィロスと思われる黒マントの男に襲撃を受けるが、撃退に成功し船は無事リゾート地コスタ・デル・ソルへと到着した。ユフィはコスタ・デル・ソルのマテリアショップでバイトをするが、翌日店の売上金とマテリアをも強奪して旅を続けるのだった。(実際はパーティーのマテリアや所持金に変化はない)
コスモキャニオン
コスタ・デル・ソルにバカンスに来ていた神羅の科学者宝条の情報をもとに、コレル山やゴールドソーサーの探索をしたクラウド達は、レッドXIII(レッドサーティーン)の故郷である「コスモキャニオン」に辿りつく。コスモキャニオンは星の命を研究しており学者たちにとっては聖地のような場所だったが、特に星の命に興味を持っていなかったユフィは「退屈なとこだねー。早くマテリア探しに行こう」と変わらずマイペースに過ごすのだった。
故郷に戻ってきたレッドXIIIとはコスモキャニオンで別れる予定だったが、わだかまりの有った父親との間の誤解が解けたためレッドXIIIも正式に仲間に加入する。旅をつづけたクラウド達はロケット村で新たに仲間になったシドと共に不時着して動かなくなったタイニー・ブロンコを手に入れ、セフィロスを追って「古代種の神殿」を目指して海岸伝いに散策を開始した。
マテリア強奪
タイニー・ブロンコがウータイへと近づき、いよいよユフィは「クラウド達のマテリアを強奪する」という本来の目的を実行に移した。先へ進もうとするクラウド達を制止したユフィは「この辺詳しいから、アタシに任せてよ」と申し出る。ユフィの急な行動に不信感を抱いたクラウド達だったが、そこへ神羅兵が現れた。
「いきなり神羅兵が現れるなんてどういう事だ」と困惑するクラウドに「これはアタシとは何にも関係ないって」と思わずユフィは言い訳する。「これは」という言葉に引っかかりを感じた仲間が問い詰めるも、神羅兵が襲い掛かってくる。撃退には成功したものの、クラウド達の元からは大量のマテリアとユフィの姿が消えていた。
初めからマテリアを狙っていたユフィの企みに気付いたクラウド達は、マテリアを取り戻すべくユフィを追ってウータイへ向かう事となった。
タークスと遭遇
ユフィを追ってウータイに辿りついたクラウド達は、ユフィが村の奥へと姿を消すのを目撃する。ユフィの後を追って大きな壺が置かれた建物の中に入ってみると、そこは「亀道楽」という名の居酒屋で神羅の特殊部隊「タークス」のレノ、ルード、イリーナが休暇のため訪れていた。
突然のクラウド達の登場に困惑するイリーナだったが、気を取り直すと「ここで会ったのが運の尽きね。覚悟しなさい」と臨戦態勢に入る。クラウド達もイリーナの言葉を受けて警戒するが、レノとルードは休暇中を理由に戦う気が無かった為戦闘になることはなかった。
タークスと別れたクラウド達は、再びユフィを探して村の探索を再開するのだった。
ウータイ中を捜索
ユフィは、追いかけてきたクラウド達の姿を確認すると村中の家に勝手に上がり込み姿を隠す。自分を探し回って探索を続けるクラウド達の様子を陰から観察していたユフィだが、自分の父親であるゴドーの屋敷に行った際にはゴドーの言動にたまらず飛び出してきてしまうのだった。
ゴドーの屋敷の中を捜索していたクラウド達は眠っているゴドーに何度も話しかけると、「ここにはユフィなどという者はおらん。何者か知らんが神羅ともめ事を起こすつもりなら早々と立ち去ってくれ」と言われる。隠れていたユフィは「この意気地なし、強いウータイはどうしたのさ!」と叫びながらたまらず飛び出してくるが、ゴドーから「子供が口を出していい問題ではない」と突っぱねられる。
再び姿を消したユフィを追ってクラウド達は住人に情報を貰いながら捜索を続け、「亀道楽」の巨大な壺に隠れていたユフィを捕らえることに成功した。
ユフィの家
「自宅に隠してある」という証言の元ユフィの家にやって来たクラウド達は、そこでなぜユフィがマテリアを集めているのか理由を明かされる。
ユフィが子供のころに聞いていた昔のウータイは活気があり賑やかなところだったが、神羅との戦に負けた後のウータイは旅人が落とす資源をもとに生活する観光地と化していた。マテリアがあれば強いころのウータイを取り戻せると考えたユフィは、子供のころから一人マテリアを集めていたのだった。
事情を聞かされたクラウドだが「悪いがウータイの復興も、お前の感情にも興味はない。今大事なことはお前が俺たちのマテリアを持っていることだ。おとなしく返せばこれ以上責めることはしない」と冷静に言葉を返す。ユフィは涙を見せながら「わかってる。部屋にある左のレバーを引けば…」と伝えてきたためレバーを引くと、天井から鉄格子が落下し仲間が閉じ込められてしまった。
慌てるクラウド達に対し「そんなに取り戻したいなら自分たちで探してみれば?マテリアを探すにはカネにものをいわせなきゃ」と意味深な言葉を残しユフィは再び姿を消していた。
一方同じころ、「亀道楽」で飲んでいたタークスの元に神羅の兵士たちが訪れていた。神羅は機密情報を漏洩した男を追ってウータイに訪れており、タークスにも男の捕縛協力を要請する。しかしレノとルードは「俺たちは休暇中だ」と協力を拒否したのだった。
憤慨した神羅の兵隊たちは引き上げていったが、レノたちの態度に納得のいかなかったイリーナは捕縛に協力することを決め一人店を後にした。
ユフィ、イリーナが拉致される
ユフィの残した言葉がヒントだと理解したクラウド達が鐘つき堂の鐘を鳴らすと、境内に隠し扉が現れる。中に入ったクラウド達はユフィがドン・コルネオとその手下によって攫われる場面を目撃した。コルネオは「やっと新しいおなごが手に入った。しかも二人」と呟くと逃亡する。奥のほうではタークスのイリーナもユフィと同じく捕らえられていたのだった。
クラウド達はイリーナを探していたタークス達と合流すると、「お互いの相手には手を出さない」という約束を交わし二手に分かれてダチャオ像を捜索することとなった。
ダチャオ像でバトル
ユフィとイリーナはダチャオ像の目の部分に捕われていたが、現場を突き止めたクラウド達が駆け付ける。抵抗したドン・コルネオはペットのモンスターであるラプスを召喚したが、クラウド達によって退けられてしまった。
追い詰められたコルネオは仕掛けを作動させて捕らえた二人を逆さづりにする。万事休すかと思われたその時タークスが姿を現し、機密情報を漏らしたコルネオを処刑したおかげでイリーナとユフィは救出されたのだった。
マテリアをクラウド達に返したユフィは、「コイツ等(クラウド達)についていけばもっと簡単にマテリアが手に入る」と企んで再びクラウド達の仲間に加わった。
ウータイ五教の塔
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目次 - Contents
- ユフィ・キサラギのプロフィール・人物像
- ユフィ・キサラギの戦闘スタイル・必殺技
- 戦闘スタイル
- 装備品
- スーパーボール
- 折り鶴
- ライジングサン(『ファイナルファンタジーVIIインターナショナル版』限定)
- 最終武器・不倶戴天(ふぐたいてん)
- リミット技
- 疾風雷神(しっぷうじんらい)
- 明鏡止水(めいきょうしすい)
- 抜山蓋世(ばつざんがいせい)
- 血祭(ちまつり)
- 鎧袖一触(がいしゅういっしょく)
- 生者必滅(しょうじゃひつめつ)
- 森羅万象(しんらばんしょう)
- ユフィ・キサラギの来歴・活躍
- 各地の森林で登場(ジュノンエリアから初出没)
- コスタ・デル・ソルへの運搬船
- コスモキャニオン
- マテリア強奪
- タークスと遭遇
- ウータイ中を捜索
- ユフィの家
- ユフィ、イリーナが拉致される
- ダチャオ像でバトル
- ウータイ五教の塔
- ゴーリキー戦
- シェイク戦
- チェホフ戦
- スタニフ戦
- ゴドー戦
- ゴールドソーサー~古代種の神殿
- メテオ後
- 最終決戦
- 『FF7R EPISODE INTERmission』でのユフィ
- ユフィの戦闘スタイル
- ユフィ・キサラギの関連人物・キャラクター
- ゴドー・キサラギ
- クラウド・ストライフ
- ユフィ・キサラギの名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 本音をぶつけ合うユフィとゴドー
- 乗り物酔いの辛さを共感しあうユフィとクラウド
- 「最後の最後に抜けちゃって、おいしいところ全部持っていかれるなんて御免だからね」
- ユフィ・キサラギの裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- ユフィとの会話イベント
- ユフィの衣装は親子喧嘩の種
- クラウドとのキスシーン
- エンディングムービーに登場しない