ユフィ・キサラギ(ファイナルファンタジーVII)の徹底解説・考察まとめ
ユフィ・キサラギとは『ファイナルファンタジーVII』に登場する主人公側の味方キャラクターである。ウータイ出身の忍者で神羅との戦により落ちぶれた故郷を立て直すため、クラウド達のマテリアを狙い襲い掛かってくる。ユフィを倒した後会話イベントがあり、プレイヤーの任意によって仲間にすることが可能である。年が若いこともありマテリアの事しか考えていない自己中心的な性格だが、自分一人でも強いウータイを取り戻すという強い信念に基づき行動している。非常に乗り物酔いしやすいという、クラウドと共通の弱点がある。
本来の自分を取り戻したクラウドは、セフィロスとの決着をつける前に「自分が本当はなんのために戦っているのか、一度大切な人の元へ戻って考えてきてほしい」と仲間たちを解散させた。故郷を焼かれたティファとクラウドが二人きりで本音を語り合い寄り添って眠っているころ、仲間達は次々と飛空艇に戻ってくる。
目覚めたクラウドとティファが飛空艇に戻ると仲間たちが待っていたが、そこにユフィの姿はなかった。バレットは「アイツ(ユフィ)は戻ってこないかもな。俺たちのマテリア盗んで行かなかっただけマシだろう」と言っていると、突然上からユフィが降ってくる。
乗り物酔いを我慢して戻ってきたユフィが「最後の最後に抜けちゃって、おいしいところ全部持っていかれるなんて御免だからね」と宣言すると、クラウドは穏やかに「おかえり、ユフィ」と声を掛けるのだった。
こうして全員で大空洞跡地に向かう事となったが、ユフィは分岐点で「あーあ、『マテリアハンターユフィ』最終回『マテリアよ永遠に』ってカンジ」と呟く。セフィロスとの決戦を前にしてもユフィの信念はぶれることなく貫かれていた。セフィロスを倒し手メテオを消し去った後は、クラウドから「マテリアは全部ユフィにやる」という確約を取り付け、マテリアを手に入れるという目的を果たすことに成功したのだった。
『FF7R EPISODE INTERmission』でのユフィ
『FF7R EPISODE INTERmission』(エピソード インターミッション)とは、PlayStation5版の『ファイナルファンタジーVIIリメイク』にてプレイすることができるユフィを主人公とした新規エピソードである。
五番魔晄炉爆破作戦でクラウドとティファ、バレットが離れ離れになっている混乱の最中、ウータイからの密命を帯びてミッドガルに侵入していたのがウータイの特殊技能集団「シノビ」の一団であった。
「シノビ」の一員であるユフィはモーグリのマントを纏って、相棒でもある後輩ソノンと共にミッドガルを走り抜ける。本家「アバランチ」メンバーの協力を得て、ユフィとソノンは神羅が開発した「究極マテリア」を手に入れる為神羅ビルを目指していった。
隠密行動中に躓いてモンスターに見つかる、敵から子ども扱いされるなどのハプニングもあるが、戦闘中には華麗なアクロバットを存分に披露している。天真爛漫なユフィの活躍ぶりが楽しめる作品である。
ユフィの戦闘スタイル
ユフィは近距離攻撃・中、長距離攻撃どちらにも対応することができる。「たたかう」のコマンドで手裏剣攻撃を行ったり、手裏剣が戻って来るまでの間は遠距離攻撃の「忍術」を発動させることが可能である。「忍術」はエピソードが進行していくと炎・氷・風・雷の属性付与ができるようになるため、敵の弱点を突いた攻撃を行うことができる。また相棒であるソノンと連携攻撃を行うことで、特殊効果の付随した強力な攻撃を発動させることができる。
ユフィ・キサラギの関連人物・キャラクター
ゴドー・キサラギ
ユフィの父親にしてウータイの五強の中でも最強の「総の強聖」を務めている。かつては「ウータイにその人あり」と言われたほどの武人で神羅相手にも臆さず戦っていたが、戦に負けて以降ウータイは観光地化していった。ゴドーも日がな一日酒を飲んでは寝てばかりという怠惰な生活へと激変したため、ユフィは受け入れることができず反発して一人でウータイを取り戻そうと奮闘していた。
クラウド達が訪ねてきた際にも「うちにはユフィなどというものはおらん、帰ってくれ」と言い、クラウド達から逃げるために隠れていたユフィはたまらず姿を現している。「一度戦に負けたからってなんだよ。強いウータイはどうしたのさ?」と詰め寄るユフィに対して「子供が口を出していい問題ではない」と突っぱねた。
ユフィが「五強の塔」に挑戦してきた際には阿修羅のような姿に変身して、娘に襲い掛かる。ユフィに敗れた後はお互い倒れこみながらも強さを称えあい、「リヴァイアサン」のマテリアを手渡した。強大な力を持ちながらも神羅と戦おうとしないゴドーやその他の「五強」のメンバーに対して反発したユフィは、ゴドーから「ウータイを今のような姿(観光地化)にしてしまったのはワシの責任なのだ」と謝罪される。
戦に臨む前のゴドーはユフィと同じく「強いウータイを見せつける」という気持ちを持っていたが、戦に負け「力を見せつけるだけでは、さらに力の強い者が集まり再び戦が起こる」と学び自ら力を封じていたのだった。ユフィの実力とクラウド達の志を見極めたゴドーは「必要なのは志を持った力だ」と判断し、ユフィを同行させるようクラウド達に託す。
そしてクラウド達が去って二人きりになった際「必ず生きて、ヤツらが使わなくなったマテリアを持って帰還するのだ」とささやき、ユフィを送り出したのだった。
クラウド・ストライフ
『ファイナルファンタジーVII』に登場するキャラクターであり、元ソルジャーを自称する青年である。巨大なバスターソードを背負ったツンツンとした金髪が特徴で、瞳は魔晄を浴びた者の証である薄い青色をしている。
クラウド達のマテリアを狙って森林の中で襲い掛かってきたユフィを返り討ちにしたことがきっかけで、ユフィはパーティーに加わることとなった。当初から自己中心的な性格でマテリアの事しか頭にないユフィを適度にあしらっていたクラウドだが、ユフィが乗り物に弱いことを知ると鎮静剤を渡すなど気遣う姿も見せていた。ゴールドソーサーでのデートイベントでユフィとデートをすると、ゴンドラの中でユフィから頬にキスされて思考停止に陥るクラウドを見ることができる。
旅を続けてウータイに近づいたころ、突然神羅兵に襲われ撃退には成功するもののユフィにマテリアを大量に奪われて逃亡される。ユフィを追いかけてウータイの町中を探し回る内にユフィの生い立ちやマテリア収集の目的を知らされたが、クラウドは「ウータイの復興もおまえの感情も悪いが興味はない。おとなしくマテリアを返せばこれ以上の問題にはしない」と諭している。その後ドン・コルネオにユフィが捕われるというトラブルに見舞われたが、解決後ユフィはマテリアを返却したためクラウドは何も言わず旅の同行を認めていた。また、後にユフィと父親のゴドーが和解した際には正式にゴドーからユフィの同行を依頼された。
メテオの発動後ライフストリームに落ちて本当の自分を取り戻した後は、自身もひどく乗り物に酔いやすい体質だったという事を思い出しユフィと意気投合している。またセフィロスとの最終決戦前に一度仲間が解散した際には、乗り物酔いをおして戻ってきてくれたユフィに「おかえり」と穏やかに声を掛けていた。
戦後はマテリアの処遇についてユフィと話し合い、「マテリアは全部ユフィにやるが、治療に役立つものはみんなで分け合い残りは危険だからクラウドが預かる」という結論に落ち着いている。
クラウド・ストライフ(ファイナルファンタジーVII)の徹底解説・考察まとめ - RENOTE [リノート]
renote.net
クラウド・ストライフとは『ファイナルファンタジーVII』、『ファイナルファンタジーVIIAC』に登場するメインキャラクターである。前日譚『ファイナルファンタジーVIIクライシス・コア』においては、クラウドの詳細な過去が描かれた。神羅カンパニーの元ソルジャーとしてクールな性格で登場するが、ストーリーが進行するにつれてクラウドの本当の姿が徐々に明かされていく。世界を牛耳る神羅カンパニー、そして因縁の相手セフィロスから星を守るため仲間と共に巨大な戦いに身を投じる。
ユフィ・キサラギの名言・名セリフ/名シーン・名場面
本音をぶつけ合うユフィとゴドー
ウータイで最強の実力を誇ると言われる父親のゴドーに勝利したユフィは、差し出された「リヴァイアサン」のマテリアを手に「これだけの強さを誇るアンタたちがなぜ戦わないんだ」と真正面からゴドーらに気持ちをぶつける。同じく実力者である「五強聖」のメンバー達はユフィを諫めるが、ゴドーは五強聖を制止し「ウータイを今のような姿にしたのはワシの責任だ」と謝罪した。
ゴドーもかつてはユフィと同じく「強いウータイを見せつける」と考えていたが、神羅との戦に敗れた後「強者は強者を呼び、戦を引き起こす」と考えを改め力を封じていたのだった。
初めてゴドーの想いを知ったユフィはゴドーと和解し、クラウド達についていくことを決める。そしてゴドーも「戦が終わって不要になったマテリアを、必ず生きて持ち帰れ」とユフィに諭した。長年続いてきた親子のわだかまりが解消した印象的なシーンである。
乗り物酔いの辛さを共感しあうユフィとクラウド
ライフストリームから復帰したクラウドは、本来の自分を取り戻し重度の乗り物酔いと戦う事となっていた。飛空艇の中で常に気分が悪そうにしているユフィは「戦のあとマテリアはぜーんぶユフィちゃんのものです」と書かれた書類をクラウドに読ませてサインするよう迫ったが、「文字を読むと乗り物酔いがひどくなる」ことを理由にサインを断る。
ユフィは作戦が失敗したことで「憂さ晴らしにレッドXIIIをからかおうかな」と考えるが、気を取り直してクラウドに「何か乗り物に酔わない方法ってないのかな?」と尋ねた。
長年乗り物酔いに苦しんできたクラウドは、兵士時代のトラックやヘリ移動の辛さを思い出しつつ「緊張していると酔わないな。あとは適度に体を動かすこと」とアドバイスをする。そして必ずやってはいけないことは「字を読む事」だと続けた。
アドバイスを聞いたユフィは「乗り物酔いの辛さは相変わらずだけど、仲間がいるとわかって少し元気が出たよ」と述べている。あまりほかのメンバーと関わることが無いユフィの貴重なシーンである。
「最後の最後に抜けちゃって、おいしいところ全部持っていかれるなんて御免だからね」
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目次 - Contents
- ユフィ・キサラギのプロフィール・人物像
- ユフィ・キサラギの戦闘スタイル・必殺技
- 戦闘スタイル
- 装備品
- スーパーボール
- 折り鶴
- ライジングサン(『ファイナルファンタジーVIIインターナショナル版』限定)
- 最終武器・不倶戴天(ふぐたいてん)
- リミット技
- 疾風雷神(しっぷうじんらい)
- 明鏡止水(めいきょうしすい)
- 抜山蓋世(ばつざんがいせい)
- 血祭(ちまつり)
- 鎧袖一触(がいしゅういっしょく)
- 生者必滅(しょうじゃひつめつ)
- 森羅万象(しんらばんしょう)
- ユフィ・キサラギの来歴・活躍
- 各地の森林で登場(ジュノンエリアから初出没)
- コスタ・デル・ソルへの運搬船
- コスモキャニオン
- マテリア強奪
- タークスと遭遇
- ウータイ中を捜索
- ユフィの家
- ユフィ、イリーナが拉致される
- ダチャオ像でバトル
- ウータイ五教の塔
- ゴーリキー戦
- シェイク戦
- チェホフ戦
- スタニフ戦
- ゴドー戦
- ゴールドソーサー~古代種の神殿
- メテオ後
- 最終決戦
- 『FF7R EPISODE INTERmission』でのユフィ
- ユフィの戦闘スタイル
- ユフィ・キサラギの関連人物・キャラクター
- ゴドー・キサラギ
- クラウド・ストライフ
- ユフィ・キサラギの名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 本音をぶつけ合うユフィとゴドー
- 乗り物酔いの辛さを共感しあうユフィとクラウド
- 「最後の最後に抜けちゃって、おいしいところ全部持っていかれるなんて御免だからね」
- ユフィ・キサラギの裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- ユフィとの会話イベント
- ユフィの衣装は親子喧嘩の種
- クラウドとのキスシーン
- エンディングムービーに登場しない