ザックス・フェア（ファイナルファンタジーVII）の徹底解説・考察まとめ

ザックス・フェアのプロフィール・人物像

名前：ザックス・フェア
出身地：ゴンガガ村
年齢：16歳（初登場時）～23歳（殉職時）
血液型：O型
身長：185センチメートル
武器：ロングソードの後バスターソード
趣味・特技：スクワット

CV：鈴村健一
ザックス・フェアとは『ファイナルファンタジーVII』の前日譚に当たる『ファイナルファンタジーVIIクライシス・コア』に登場するキャラクターであり、主人公である。英雄を目指して故郷のゴンガガ村を飛び出し、ソルジャークラス・セカンドとして日々トレーニングに励んでいた。明るく人懐っこい性格で、誰とでもすぐに仲良くなることができる。エアリスやクラウド、タークスメンバーのツォンやシスネと友好的な関係を築いており、英雄セフィロスとの関係も比較的良好なものだった。上司であるアンジールから受け継いだバスターソードを使っているが、剣が欠けない様に峰打ちに留めている。

ある日突然失踪したソルジャークラス・ファーストジェネシスの行方を探ることになったザックスは、上司のアンジールと共に戦地ウータイへと赴くが、そこで信頼していたはずのアンジールまでもが失踪してしまう。混乱の中英雄セフィロスとともに事件の調査をすることになったザックスは、アンジールとジェネシスが「プロジェクト・G」と呼ばれるジェノバ細胞を使った実験から生み出された存在だと知る。
混乱の中出会った一人の少女エアリスによって助けられ心を救われたザックスだったが、平穏な時間は長くは続かずやがて信頼していた上司のアンジールや憧れの存在だったセフィロスと対峙する運命をたどることとなった。

神羅カンパニーの科学者宝条博士の思惑によって捕らえられたザックスは、同じく神羅によって運命を狂わされたソルジャーに憧れる兵士クラウドと共に逃亡するが、大勢の兵士からクラウドを守り命を落とす。ストーリー中で重要な役割を果たしていたバスターソードは、死の間際ソルジャーの夢や誇りと共にザックスからクラウドへと受け継がれていった。

ザックス・フェアの戦闘スタイル・使用技

装備品

ロングソード

神羅カンパニーから支給されているごく一般的なロングソードである。ザックスのほか、バスターソードを背負っているアンジールも普段の戦闘はロングソードを使用している。『ファイナルファンタジーVIIクライシス・コア』では装備している剣をプレイヤーの任意で変更することはできず、売却もできない。攻撃力はザックスのレベルや力などのステータスと装着しているマテリアによって変動する。

バスターソード

ザックスの上司に当たるソルジャークラス・ファーストのアンジールが所持していたバスターソードである。貧しい家庭で育ったアンジールがソルジャーになるときアンジールの育ての父親が祝いにと贈ったもので、育ての父親は高額だったバスターソードの代金を支払うために無理を押して働き続けた後死亡している。
アンジールは育ての父に対する感謝の念とソルジャーの信念を忘れないためにも非常にバスターソードを大切にしており、普段は背中に背負ったまま使用していない。通常の任務や訓練では一般的なロングソードを使用しており戦の前のまじないや仲間の危機を救う際にのみ使っているため、ザックスからは「その剣使っているところ見たこと無いぞ」と言われた。

ソルジャーを創り出す神羅の計画「プロジェクト・G」によって生み出されたアンジールは、後遺症によって突如背中から翼が生え神羅から失踪する。一時はザックスの言葉によりソルジャーとしての誇りを取り戻して抵抗したが、後遺症には勝てず自らの意思でモンスターへと変貌し、ザックスに自分を始末させようと襲い掛かる。
ザックスに討たれたアンジールは満足げに微笑み、ザックスに自身の夢や誇りと共にバスターソードを託しで息を引き取ったのだった。

アンジールのバスターソードを引き継いだザックスは、バスターソードを大切にしていたアンジールの遺志を継ぎ峰打ちでの使用に留めている。後にバスターソードはザックスからクラウドに受け継がれ、『ファイナルファンタジーVII』の後日譚『ファイナルファンタジーVIIAC（アドベントチルドレン）』ではザックスの墓標代わりとなっている。

パラソル

コスタ・デル・ソルで休暇を取らされていたザックスが突如ビーチで襲われた際、その場に有ったパラソルを装備して戦闘を行った。普段の衣装とは違い水着にパラソルという外見だが、戦闘力や防御力が変化することはなくマテリアも通常通り使用することが可能である。

マテリア

魔晄エネルギーが凝縮して生み出された宝石で、魔法の発動やバトル中ザックスの行動を変化させる効果があるものも存在している。マテリアは四種類に分類されており、ストーリーを進行させると、戦闘を行うことで増えていく「SP（ソルジャーポイント）」を消費してマテリアを合成し新しいマテリアを創り出すこともできる。
ストーリー序盤ではマテリアの最大装着可能数は四個までだが、最大で六個まで同時に装着可能となる。マテリアにはレベルがありレベルアップするごとに技が強くなったり、新しいマテリアを創り出すときにより強力なマテリアが出来上がるという特徴がある。

魔法系マテリア

緑色をしたマテリアで装備するとサンダーやファイアなどの攻撃系魔法、ケアルやエスナなどの回復魔法を使うことができる。魔法を使用するごとにそれぞれに必要な「MP（マジックポイント）」を消費するが、遠距離にいる敵などにも攻撃可能などのメリットがある。同時に同じ種類のマテリアを装着させることも可能である。

技系マテリア

黄色のマテリアで、回転攻撃や魔法剣などサックスの攻撃アクションに変化をもたらすものである。技を使用するたびにそれぞれに必要な「AP（アクションポイント）」を消費するが、広範囲に一度に攻撃可能などのメリットがある。

パラメータアップ系マテリア

紫色をしたマテリアで、ザックスのHPやMPを向上させる効果や力などのパラメータをアップさせる効果がある。戦闘中はコマンドとして使用することはできない。

その他のマテリア

魔法、技、パラメータアップ系に属さない種類のマテリアである。装着することでダッシュなどのアクションが行えるようになったり、特定の召喚獣やリミットブレイクの技が発動しやすくなるなどの効果がある。