ヴィンセント・ヴァレンタイン（ファイナルファンタジーVII）の徹底解説・考察まとめ

ヴィンセント・ヴァレンタインのプロフィール・人物像

ヴィンセント・ヴァレンタイン
年齢：外見年齢27歳（人体改造によって不老不死となっている為実年齢は50代）
誕生日：10月13日
血液型：A型
身長：184センチメートル
武器：銃
CV：鈴木省吾

ヴィンセント・ヴァレンタインとは『ファイナルファンタジーVII』シリーズに登場するプレイヤー任意の味方キャラクターであり、元タークスの凄腕ガンマンである。セフィロスが誕生するきっかけとなった「ジェノバ・プロジェクト」に護衛として携わっていたが、想いを寄せていた女性科学者ルクレツィアが、ジェノバ細胞の影響で死ねない身体となってしまう。危険な人体実験を強行した宝条博士に抗議したヴィンセントだが、宝条に瀕死の重傷を負わされた挙句人体改造実験を施された。
手術の結果ヴィンセントは怪物に変身する不老不死の身体となってしまうが、「愛する人を悲劇から護ることができなかった自分の罪だ」と考え、神羅屋敷の地下で一人永い眠りについた。
その後ヴィンセントはニブルヘイムを訪れてきたクラウド達によって、眠りから呼び覚まされる。セフィロスや宝条について情報を持っている様子のクラウドから話を聞いたヴィンセントは「これでまた一つ、私の罪が増えてしまった」と呟き再び眠りにつく。しかし「クラウド達に同行すれば宝条と遭遇できるかもしれない」と思い直し、クラウド達に同行することを決意した。
セフィロスとの決着後は、メテオの脅威が迫るミッドガルでユフィと共に住民の避難活動を行っていた。星が救われてから2年後セフィロスの思念体であるカダージュ一味の攻撃を退けた後は、リーブ（ケット・シー）が立ち上げた「WRO」（世界再生機構）の活動に半ば強制的に加えられる。DGソルジャー（ディープグラウンドソルジャー）と呼ばれる謎の人物に襲撃を受けたことをきっかけに、ヴィンセントは己の中に眠る「カオス」の秘密に向き合う事となった。
仲間の一人で500年以上の寿命を持つレッドXIIIとは親交が続いており、二人は一年に一度ミッドガルで会うことを約束している。

ひどく無口な性格の為表情があまり変わらず冷たい印象を与えがちだが、内心では仲間を大切に思っており熱い情熱を秘めている。外見は黒い長髪に赤のマントを羽織った若い姿だが、人体改造実験の影響で不老不死となっている為実年齢は50代半ばである。戦闘の際は銃を愛用しているが、リミットブレイクすると人体改造の影響でモンスターに変身し制御が効かなくなる。
またヴィンセントはプレイヤーの任意で仲間にするキャラクターの為、仲間に加えずにクリアすることも可能である。

ヴィンセント・ヴァレンタインの戦闘スタイル・使用技

戦闘スタイル

ヴィンセントは元タークスの凄腕ガンマンであり、銃を使ってモンスターと戦闘を行う。遠距離攻撃が可能なため後列に下げていても通常通りダメージを与えることができる。また命中率が高い武器が多いのでミスになることが少ない。ただし若干力が弱いので、剣などによる攻撃と比較するとややダメージ量が落ちる。
ヴィンセントの武器は必ず連結マテリア穴が一つは付いており、連結四つで最大八個のマテリアを装着できるマテリア成長率が付いた銃が存在している。

最終武器デスペナルティ

ヴィンセントの最終武器であるデスペナルティは、初めてルクレツィアの祠を訪れてから数回戦闘をこなした後、再びヴィンセントを連れて祠を訪れると入手することができる。マテリア穴は連結穴が四つで最大八つのマテリア装着が可能であり、マテリア成長率はゼロである。
デスペナルティはヴィンセントのモンスター討伐数が上昇するごとに攻撃力が増すという特徴がある。ヴィンセントがモンスターを全く倒していない場合攻撃力は非常に低くほかの武器よりも弱いが、ヴィンセントが討伐を繰り返すごとに攻撃力が上昇していき、一度上がると下がることはない。敵を128体討伐するごとに基礎攻撃力が1上昇するので、ヴィンセント加入時から意識してパーティーに加え続けてとどめを刺させていれば、デスペナルティを入手するころにはそれなりに高い攻撃力を維持している。徹底的に鍛え上げれば、計算上はラストボスも一撃で葬ることができる「最強の武器」だとネット上では言われている。

リミット技

ヴィンセントのリミット技は他のキャラクターと比べて大きく異なっている点がいくつかある。最大の特徴は一度リミット技を発動させると戦闘終了までプレイヤーの意思で操作することができない点である。リミットレベルは一から四まであるが、他のキャラクターとは異なり一つのレベルにつき一つの技しかない。またリミット技を発動させると、たとえ瀕死の状態になっていてもHP・MPが自動で全回復する。そのうえでそれぞれのリミットレベルに応じてステータスが自動補正されるようになっている。
発動される技はいずれも強力なものであるが、上記のように操作不能であるという点を考慮すると使いどころを考える必要があるリミット技である。

ガリアンビースト

リミットレベル一の技で、ビースト系のモンスターに変身する。敵単体に襲い掛かる「バーサクダンス」と、敵全体に対して炎属性の魔法攻撃を仕掛ける「ビーストフレア」をターンごとにランダムでどちらか発動する。発動時ステータスが補正され、すばやさ＋50パーセント、回避率＋20パーセント、最大HP＋30パーセント変化する。

デスギガス

リミットレベル二の技で、フランケンシュタインのような姿に変身する。敵単体にパンチを叩きこむ「ギガダンク」と、敵全体に雷属性の魔法攻撃を仕掛ける「ライブスパーク」をターンごとにランダムでどちらかを発動する。発動時ステータス補正がされ、防御力＋50パーセント、すばやさ－20パーセント、魔法防御－70パーセント、最大HP＋100パーセントに変化する。50体の敵を討伐すると習得可能となる。

ヘルマスカー

リミットレベル三の技であり、チェーンソーをもって仮面をかぶった姿に変身する。敵単体をチェーンソーで5回連続で攻撃する「スプラッタコンボ」と、敵単体を睡眠、毒、混乱、沈黙、蛙、ミニマム状態にする「ナイトメア」をターンごとにランダムでどちらかを発動する。発動時ステータス補正があり、防御力＋50パーセント、回避率＋50パーセントに変化する。120体の敵を討伐することで習得可能となる。

カオス

リミットレベル四の技であり、悪魔のような姿に変身する。羽で衝撃波を起こし敵全体を攻撃する「カオスセイバー」と、敵全体を怯えさせ一撃死＋魔法攻撃を仕掛ける「サタンインパクト」をターンごとにランダムでどちらかを発動させる。発動時にステータス補正があり、防御力＋100パーセント、魔法防御＋100パーセントに変化する。ルクレツィアの祠で会話イベントを起こした後数度戦闘を繰り返し、再度ヴィンセントを連れて祠を訪れると、最終武器であるデスペナルティと共にアイテム「カオス」を入手することができる。すべてのリミット技をマスターさせた上でアイテム「カオス」を使用することにより習得可能となる。

ヴィンセント・ヴァレンタインの来歴・活躍