聖伝-RG VEDA-(CLAMP)のネタバレ解説・考察まとめ
『聖伝-RG VEDA-』とは、女性漫画家集団CLAMPが1989年から1996年まで『月刊ウィングス』で連載していた漫画、およびそれを原作としたアニメ作品。古代インドの神話の世界が基になっている。夜叉王と阿修羅王が「天を滅ぼす」との予言を実現させるため、六星を探す旅に出る。CLAMPの商業デビュー作でありながら、美麗な絵柄や壮大なストーリーが多くのファンを虜に、今もなお根強い人気を誇る作品である。
CV:安藤ありさ、本多知恵子(ドラマCD)
六星の一人。父は先代持国天、母は先代乾闥婆王。乾闥婆族の女王で琴の名手。
武器は、普段持ち歩いている琴の中に隠した太刀。琴糸を巻き取って本体を分解すると、刀と左手の手甲に分かれる。
普段は優美な立ち居振る舞いの「天界一の楽師の君」だが、真の姿は東の武神将をも兼任する東方将軍・持国天。幼い頃から強い者を好み、天界最強である帝釈天に従っている。その信念は肉親の情よりも優先され、帝釈天が自分の父を殺した事すら意に介していない。一方で、意志の強い迦楼羅王を友人と認め気遣ったり、帝釈天の追っ手から逃れた蘇摩を匿って配下としたりしていた。蘇摩のことは本気で愛していたが、打倒帝釈天の旅に出た彼女がその意志を変えないことを悟り、最終決戦時に彼女を殺して自らも自害した。
迦楼羅王(かるらおう)
CV:榊原良子
鳥を操る六星の一人。迦楼羅族の女王で南の武神将。家族は妹の迦陵頻伽のみ。
最愛の妹と一族のため帝釈天に従うが、その妹を帝釈天に殺される。それでも我慢して恭順の意を示そうとするが、妹の遺骸を獣の餌にされたことを公の場で暴露され激高、帝釈天に向かって攻撃をしてしまい武神将を解任される。そのために自殺したと見せかけて出奔し、夜叉王達と合流する。最終決戦では帝釈天と対峙するが、力及ばず死去。
蘇摩(そうま)
CV:山本百合子 / CV:ドラマCD 土井美加
六星の一人。両親は蘇摩族の族長夫妻。天帝の薬師を務めていた蘇摩族の最後の生き残りの女性。
武器は、三日月を模した一対の円刃「双月」。指で挟める薄さで、ブーメランのように投げたりすることもできる。
蘇摩族は、一生に一度だけ飲ませた者一人を不死にできるという特殊な血を持っていたため、帝釈天に滅ぼされた。何とか逃げ延びたところを乾闥婆王に助けられて以来、彼女を「我が君」と呼んで付き従い、恩人以上の好意を抱いている。阿修羅達の旅に帯同することを決めた際、「必ず帝釈天を討って戻ります」と、一族滅亡前からずっと付けている耳飾りの片方を乾闥婆王に託した。
最終決戦まで乾闥婆王の正体や本心を知らず、知らされてからは心ならずも乾闥婆王と戦うが、彼女の太刀に胸を刺し貫かれ瀕死の重傷を負う。直後に自害した乾闥婆王を助けるため自らの血を飲ませようとするも、帝釈天に阻まれ無念の内に死去。
帝釈天とその関係者
帝釈天(たいしゃくてん)
CV:若本規夫
天帝。妻は舎脂、息子は天王。額に天眼を持つ。
以前は一介の武将だったが、毘沙門天を味方につけて聖戦を起こした。舎脂のもたらした情報により阿修羅族を滅ぼし、先代阿修羅王と先帝を殺害して、天帝の座を奪い取った。以降、自分に刃向かう者は一族ごと滅ぼすという苛烈な恐怖政治で天界を統治する。実は、天帝に上り詰めたのも、恐怖政治を布いたのも、とある人物と交わした約束を守るためだった。星宿に逆らう者。
ウィングス本誌掲載時は、『破壊神』となった阿修羅に一瞬で殺されたが、その後出版された最終巻では内容が修正され、最終決戦後も生き残った。
舎脂(しゃし)
CV:藤田淑子
帝釈天の妃。息子は阿修羅と天王。元々は迦羅と共に阿修羅族の神女に選ばれた人間。先代阿修羅王の妃となったが、「天帝の妃」になりたいがために聖戦時に阿修羅族を裏切る。自分の欲望のために生まれたばかりの阿修羅を殺そうとし、いずれは四天王や帝釈天をも亡き者にしようと考えていた。最終決戦時、破壊神の人格で踏み込んできた阿修羅を「私の子であるはずはない」「この化け物を殺して」と罵倒、自分を庇おうとする天王を「私の愛しい子」と褒め、最後は修羅刀で刺し貫かれた上に、自身の額にある修羅刀の封印の鍵(赤い石)を剥がされ死亡。
天王(てんおう)
CV:辻谷耕史
帝釈天の息子。母は舎脂、異父兄は阿修羅。四天王に匹敵する武を持つ青年。両親に似ぬ慈悲の持ち主。穏やかな性格で、舎脂に頭が上がらない様子。乾闥婆王に想いを寄せ、求婚をした。阿修羅が自分の異父兄だと知っていた。最終決戦時、舎脂を庇うべく阿修羅を説得するが、一撃で吹き飛ばされた。破壊神として目覚めた阿修羅を目の当たりにして死を覚悟したが、予言が成就する様を見届ける役目として生かされた。
毘沙門天(びしゃもんてん)
CV:堀内賢雄
四天王の一人。北方将軍。吉祥天の夫。先の聖戦からの帝釈天の腹心の部下。
物腰は穏やかだが、帝釈天の命とあれば非情な仕打ちも平気で行ない、配下だった夜叉族でも、謀反の意思ありとして滅ぼした。乾闥婆王が持国天でもあると知っていたが、間者を送り込むなど警戒していた。最終決戦時は夜叉王と戦い、一族を守れなかったことをからかわれて激怒した夜叉王に敗れ死亡。
帝釈天に味方するにあたって、吉祥天を妻に欲しいという条件を出していた。
増長天(ぞうちょうてん)
CV:屋良有作
四天王の一人。南方将軍。迦楼羅族を配下に持つ。
豪放磊落な性格。帝釈天の強さに惹かれて仕えているが、その残虐ぶりには疑問を抱いている。迦楼羅王が生きていることに気づきながらも、乾闥婆王共々それを見逃したり、天王と乾闥婆王の仲を取り持とうとしたりした。最終決戦時に片腕を失うが、その後も生き延びた。
巻末のおまけ漫画では、幼な妻がいることが描かれている。
広目天(こうもくてん)
CV:玄田哲章
四天王の一人。西方将軍。龍族を配下に持つ。
帝釈天の命を受け阿修羅一行を仕留めようとするが、配下の西方五天は悉く返り討ちに遭う。このままでは自分が帝釈天に処刑されるという危機感から、自ら阿修羅一行を追うことにし、阻もうとした羅刹や沙羅を殺害。一行を捕捉したが、沙羅の遺骸を傷つけて一行の行方を突き止めたことを語ったため、激怒した夜叉王に敗れ死亡する。
巻末のおまけ漫画では、性格のきつそうな妻と、妻そっくりな娘の多摩羅にたじたじになっていた。
般羅若(はんらにゃ)
九曜の妹。帝釈天の役に立つ為に、顔を焼いて目を潰すという大きな代価を払って、星見に匹敵する力を手に入れる。最終決戦時、崩壊する城を見て帝釈天が死んだと思い、後を追おうとするが、増長天に阻まれた。
阿修羅一行の協力者
技藝(ぎげい)
Related Articles関連記事
CLAMP作品のスターシステムのネタバレ解説・考察まとめ
『カードキャプターさくら』、『ツバサ-RESERVoir CHRoNiCLE-』を始め数々の漫画作品及びそれを基にしたアニメなどを世に送り出している女性漫画家集団・CLAMP。CLAMP作品の中には個性的なキャラクターが描かれており、スターシステムを採用することによって作品の垣根を越えて一人の登場人物が複数の作品に登場したり、共通した考え方、背景や設定を共有することが多くある。この記事ではキャラクター同士・作品同士の関連性を考慮しながら、CLAMP作品のスターシステムについて解説する。
Read Article
xxxHOLiC(ホリック)のネタバレ解説・考察まとめ
『xxxHOLiC』とは、CLAMPによる漫画およびそれを原作としたアニメ。幽霊や妖怪などが多く登場するオカルト色の強い伝奇ファンタジー作品。自身の特異体質に悩む四月一日(わたぬき)は対価と引き換えに願いを叶える店を営む魔女・侑子と出会い、半ば強制的に彼女のミセで働くことになる。様々な受入れ難い過酷な現実に向き合いながら、四月一日が何を選び生きていくのかが物語の主軸となっている。また『ツバサ-RESERVoir CHRoNiCLE-』と物語が連動しており、本作の見どころの一つとなっている。
Read Article
BLOOD-C(ブラッド シー)のネタバレ解説・考察まとめ
アニメ制作会社「Production I.G」と漫画家集団「CLAMP」の両名が手掛けた、全12話のオリジナルアニメである。 学園を主要な舞台としているが、ごく普通の日常にも関わらず違和感のある、現実感のない日常描写という雰囲気作りが意図的にされている。 主人公の女子高生「更衣 小夜」が日中は学校に通いつつ、人知れず人間を襲う怪物と戦いを続けるアクションアニメである。
Read Article
ツバサ-RESERVoir CHRoNiCLE-(ツバサ・クロニクル)のネタバレ解説・考察まとめ
『ツバサ-RESERVoir CHRoNiCLE-』とは、CLAMPによる異世界冒険活劇漫画およびそれらを原作としたアニメ作品。考古学者の卵である小狼は、飛王・リードの陰謀により羽根となって様々な異世界へ飛び散ったサクラ姫の記憶を取り戻すべく、魔術師のファイ、忍者の黒鋼、記憶を失ったさくら、そして『xxxHOLiC』の主要人物でもある次元の魔女・侑子によって創られたモコナと共に次元を超えた旅を始める。一行を待ち受けていたのは、飛王の野望の為に用意された過酷な旅路であった。
Read Article
X(エックス)のネタバレ解説・考察まとめ
『X』とは、CLAMPによって1992年から『月刊ASUKA』にて連載が開始された漫画。 劇場版やアニメが公開され、ゲーム等も発売された。不定期更新中で現段階では休止中。 劇中には他のCLAMP作品のキャラクターも登場している。 ストーリーの内容に生死の選択がありグロテスクなシーンやBL要素を含む描写もある。 主人公の神威は母の遺言により幼い頃に過ごしていた東京に戻ってきた。 神威は地球の未来を左右する運命を背負っており、幼馴染の封真や小鳥も戦いに巻き込まれていく。
Read Article
魍魎の匣(もうりょうのはこ)のネタバレ解説・考察まとめ
「魍魎の匣」とは、「京極夏彦」による長編小説。百鬼夜行シリーズの第二作目。2007年に実写映画化され、2008年にマッドハウス製作でアニメ化した。キャラクターデザインは漫画家「CLAMP」が担当。百鬼夜行シリーズは古本屋「京極堂」を営む陰陽師「中禅寺秋彦」が事件を解決するストーリー。「魍魎の匣」では、美少女「柚木加菜子」が人身事故に遭った所から事件が次々と起こっていく。
Read Article
カードキャプターさくら(クリアカード編)のネタバレ解説・考察まとめ
『カードキャプターさくら』とはCLAMPの魔法少女漫画作品。ひょんな出来事から魔法少女となったさくらが身の回りに起こる不思議な出来事に立ち向かいながら成長していく物語。前編では主人公のさくらが魔法のカードを集めを完了し、すべて自分のカードにしたところで物語は完結している。本編ではその続きとして、自分のものとしたはずのカードが透明になって魔力を失い、また同時に不思議な出来事を解決する度に新たな透明の魔法のカードが現れ始めるという新たな現象を主軸に物語が描かれる。
Read Article
魔法騎士レイアース(第二章)のネタバレ解説・考察まとめ
魔法騎士レイアース(マジックナイト・レイアース、Magic Knight Rayearth)とは、1993年11月から少女漫画雑誌「なかよし」にて連載が開始されたCLAMPによる漫画およびそれを原作としたアニメ作品。今回は第一章で主人公たち光・海・風が使命を果たした後、東京に戻ってきて再びセフィーロへ向かうところからの物語である第二章について紹介する。
Read Article
ちょびっツ(CLAMP)のネタバレ解説・考察まとめ
『ちょびっツ』とはCLAMPによるSFラブストーリー漫画とそれを原作にしたアニメ作品。少女の容姿をしたパソコンと機械には疎い青年が織り出す恋愛模様を描いている。パソコンが人型で普及している東京で浪人生の本須和秀樹はバイト帰りにゴミ捨て場で人型パソコンの「ちぃ」を拾うがソフトが何もインストールされておらず、全てが謎に包まれていたパソコンだった。友人と共にちぃの素性に迫っていくうちに、プログラム通りに行動するパソコンとは違うChobitsという特殊なパソコンではないかという疑念が生まれる。
Read Article
こばと。(CLAMP)のネタバレ解説・考察まとめ
『こばと。』とはCLAMPによる人間界を舞台としたローファンタジー漫画、及びそれを原作とするアニメ作品。花戸小鳩が「行きたい所へ行く」という願いを叶えるため、人々を癒すことで得られる傷ついた心を集めようと奮闘する物語。後半では主要人物らによる三角関係も描かれておりラブストーリーの要素も強い。純粋なこばとは様々な人々と出会うことで、今の自分にとって一番大切なものは何なのか考えるようになる。登場人物それぞれに複雑な過去があり、それらのことを踏まえて最後にこばとが何を願うのかが見どころとなっている。
Read Article
カードキャプターさくら(CCさくら)のネタバレ解説・考察まとめ
『カードキャプターさくら』とは人気漫画家集団CLAMPによって講談社刊の月刊雑誌『なかよし』で、1996年~2000年に渡って連載されていた少女漫画および、それらを原作としたアニメ作品である。強大な魔力を秘めた「クロウカード」の封印を解いてしまった小学生・木之本桜が、クロウカードの守護者・ケルベロスと協力しながら、クロウカード集めに奔走する。
Read Article
魔法騎士レイアース(第一章)のネタバレ解説・考察まとめ
魔法騎士レイアース(マジックナイト・レイアース、Magic Knight Rayearth)とは、1993年に連載が開始された漫画家集団CLAMPによる漫画およびそれを原作としたアニメ作品。舞台は主人公、光・海・風が召喚された異世界「セフィーロ」。そこで世界の柱であるエメロード姫を捕らえた神官ザガートを倒すため数々の試練をくぐり抜けていく物語である。今回は漫画版1(アニメ第一章)について紹介する。
Read Article
CLOVER(CLAMP)のネタバレ解説・考察まとめ
『CLOVER』とは、CLAMPが雑誌『Amie』に1997年から1999年にかけて連載したファンタジー作品および、それをもとにした映画作品である。機械技術が発達したサイバーパンク風の世界を舞台に「クローバー」と呼ばれる特殊能力を持つ少年少女達を巡る連作長編。この世で最強の能力を持つ「四つ葉」の少女スウ、「三つ葉」の双子兄弟CとA、自分の死んだ日が分かる「一葉」の歌姫織葉、そして「クローバー」と関わる人間達の物語である。時系列は現在から過去に遡るという構成になっている。
Read Article
カードキャプターさくら(クロウカード編・さくらカード編)のネタバレ解説・考察まとめ
『カードキャプターさくら』とはCLAMPの魔法少女漫画作品。ひょんな出来事から魔法少女となったさくらが、封印を解かれ様々な出来事を巻き起こす魔法のカードたちに立ち向かいながら成長していく物語。主人公のさくらは毎回違うバトルコスチュームを着ていたり、魔法を発動している様子が美しく描かれたりすることから、作品作りの細やかさに定評がある。また作中には性別や年齢による立場の違いなど一般的な価値観に捕らわれない恋愛が多く登場しており、前衛的な作品とも評される。
Read Article
東京BABYLON(漫画・アニメ)のネタバレ解説・考察まとめ
『東京BABYLON』とは、CLAMPの漫画及び漫画を原作としたアニメ。伝奇ファンタジー作品でありながら、人々の悩みや孤独をリアルに描き出した社会派作品とも評される。1980年代を彷彿とさせる東京が舞台。そこで起こる怪奇現象に優しい心の持ち主である皇昴流が自らも傷つきながら陰陽術を使って立ち向かっていくストーリーでとなっている。主要人物としては他に昴流の双子の姉である北都と昴流に想いを寄せている獣医の桜塚星史郎がおり、この三人の行きつく悲劇的な結末は衝撃的なものである。
Read Article
Wish(CLAMP)のネタバレ解説・考察まとめ
『Wish』とはCLAMPの漫画であり、『月刊ミステリーDX』で連載されていた。連載期間は1995年~1998年まで。全4巻。病院で外科医をしている栩堂琇一郎(くどうしゅういちろう)が帰宅途中、琥珀(こはく)という名の天使をカラスにいじめられているところから助け出す。その御礼に琥珀は何でも願いを叶えると言い出し、そのまま琇一郎の家に居候することに。そこから多種多様の天使・悪魔達も交わり慌ただしく過ぎていく毎日だが、2人には衝撃的な運命が待ち構えていた。人間と天使のラブファンタジー漫画。
Read Article
20面相におねがい!!(CLAMP)のネタバレ解説・考察まとめ
『20面相におねがい!!』とは、CLAMPによって1989年から1991年まで『コミックGENKi』で連載された作品。 『CLAMP学園探偵団』、『学園特警デュカリオン』とともに「CLAMP学園三部作」の一つであり、シリーズ第一作目である。 「怪人20面相」の顔を持つ小学生の主人公・伊集院玲と偶然出会った幼稚園児の令嬢・大川詠心の二人を通して描かれるラブコメディ。 2012年には角川書店より愛蔵版が出版されている。
Read Article
合法ドラッグ/ドラッグ&ドロップ(CLAMP)のネタバレ解説・考察まとめ
『合法ドラッグ』『ドラッグ&ドロップ』とは、主人公らが謎の依頼を解決していくCLAMPのサイキックサスペンス漫画。物語は栩堂風疾が家出をしてきて雪降る夜に街中で倒れていたところを火群陸王に助けられるところから始まる。風疾は陸王の下宿先であるみどり薬局に連れてこられたことで店主・花蛍と斎峨に出会い、住み込みで陸王と共同生活をしながらみどり薬局での仕事と摩訶不思議な依頼に対応するもう一つのバイトをし始める。謎の依頼をこなしていくとともに、風疾、陸王の抱える不吉な過去とその運命が描かれる。
Read Article
CLAMP学園探偵団(漫画・アニメ)のネタバレ解説・考察まとめ
『CLAMP学園探偵団』とはCLAMPの漫画及びアニメ。小学生3人が織りなす探偵コメディ漫画である。漫画は『月刊Asuka』、『ミステリーDX』で1992年1月から1993年10月まで連載。全3巻。気球で視察をしていたCLAMP学園初等部学生会会長・妹之山残(いものやまのこる)は、東京タワーの窓に涙を流している老婦人を発見。フェミニストである彼は彼女の涙の理由を解決すべく、書記・鷹村蘇芳(たかむらすおう)、会計・伊集院玲(いじゅういんあきら)を加えたメンバーで探偵団を結成する。
Read Article
新・春香伝(CLAMP)のネタバレ解説・考察まとめ
『新・春香伝』(しん・しゅんかでん)とは、CLAMPが雑誌『セリエミステリーSPECIAL』に1992年10月20日号から1994年2月20日号にかけて連載したファンタジー作品、およびドラマCD作品である。朝鮮に伝わる『春香伝』(しゅんこうでん / チュニャンヂョン)を下敷きに、武術が得意な少女春香(チュニャン)と旅人の青年夢龍(ムロン)の出会い、悪政を行う両班達に対し共に立ち向かう姿が描かれる。
Read Article
不思議の国の美幸ちゃん(CLAMP)のネタバレ解説・考察まとめ
『不思議の国の美幸ちゃん』とはCLAMP作品の漫画及びOVAアニメ。奇妙な世界に迷い込みやすい性質を持った主人公の美幸が、さまざまな異世界に迷い込み、不可思議な女性キャラクター達にひたすら服を脱がされそうになったりするなど、お色気要素や百合展開のあるファンタジー艶笑コメディ。初期の2エピソードはルイス・キャロルの『不思議の国のアリス』『鏡の国のアリスが』元ネタとなっており、美少女・美女化したキャラクターが次々と登場するパロディのほか、同一作者による別作品が題材になっているものもある。
Read Article
すき。だからすき(CLAMP)のネタバレ解説・考察まとめ
『すき。だからすき』とは、女子高生・旭ひなたと臨時教師・麻生史郎の恋愛を描いたCLAMPの漫画。とある事情から一人暮らしをしている主人子のひなたは、隣に引っ越してきて更に彼女の高校の臨時教師となった麻生に好意を抱き始める。純粋無垢なひなたは想いが募ってくいくにつれてはっきりと自分の気持ちを麻生に伝えていく。しかし麻生は過去のトラウマが理由でひなたとの関係に一線を引いているのであった。最終的にクールでそっけないがどこか優しい麻生の心を開くことに成功し、ひなたの恋が実るのかが見どころとなっている。
Read Article
白姫抄(CLAMP)のネタバレ解説・考察まとめ
『白姫抄(しらひめしょう)』とは、CLAMPが光文社から1992年に出版した全編描き下ろしのファンタジー作品である。雪を司る美しい女神「白姫(しらひめ)」の伝承をもとに、プロローグとエピローグを挟み、雪の季節を舞台にした三編のオムニバスの物語が収録されている。 雪の降る中、一人の男が白い着物姿の女性と出会うところから始まる。「雪が降る日は白姫が泣いている」という白姫の伝承と共に雪の季節を舞台に人間と獣の間で起こった物語、恋人達の悲恋の物語が綴られる。
Read Article
わたしのすきなひと(CLAMP)のネタバレ解説・考察まとめ
『わたしのすきなひと』とは、『ヤングロゼ』(角川書店)にて休載を挟みながら連載されたアンソロジーコミック。作者は『カードキャプターさくら』などで有名な4人組の日本の女性漫画家グループ・CLAMP。1995年に同社からヤングロゼコミックスDXのレーベルで単行本が発売された。毎話異なる主人公が経験する恋愛エピソードを、短編漫画と作者のエッセイで綴った恋愛オムニバス作品となっている。コミック原作とエッセイは大川七瀬が、コミック作画は猫井椿が担当している。
Read Article
カードキャプターさくら(CCさくら)の呪文・魔法まとめ
『カードキャプターさくら(CCさくら)』とは、強力な魔力を持つ少女さくらを主人公とした、漫画家チーム「CLAMP」の漫画作品。大魔術師クロウ・リードが遺した魔法のカード「クロウカード」を封印するべく、魔法少女さくらが奮闘し、魔術師として、ひとりの人間として成長していく物語。 作中にはさくらを含めた様々な魔術師が登場し、魔法を使う。さくらが杖を解放する「レリーズ!」や、占い、攻撃、魔法を使った移動法など、あらゆる場面で魔法が使われることで物語が進んでいく。
Read Article
魔法騎士レイアースの魔法・呪文・必殺技まとめ
『魔法騎士レイアース』とは、異世界に召還された少女達の戦いを描いたCLAMPによるファンタジー冒険漫画、およびそれを原作としたアニメなどのメディアミックス作品。 日本の女子中学生・獅堂光、龍咲海、鳳凰寺風の3人は東京タワーから異世界セフィーロに召還され、魔法戦士としてセフィーロを救うために戦いを始める。 セフィーロには魔法が存在しており、召還された魔法戦士やその世界に住む人々が戦いの中で使う。それぞれの属性に適した魔法があり、作中では様々な魔法の呪文や必殺技が登場する。
Read Article
カードキャプターさくら(CCさくら)のカードまとめ
『カードキャプターさくら』とは、漫画家集団のCLAMPによる少女漫画およびそれを原作としたアニメ作品のことである。主人公の少女・木之本桜(きのもと さくら)が、強大な魔術師により作られたカード・クロウカードの封印を解いてしまった事をきっかけに起こるさまざまな問題を仲間達と共に解決しながら、散り散りになったカードを集めていく。作中にはクロウカード・さくらカード・クリアカードの3種類のカードが登場する。
Read Article
カードキャプターさくらに込められた裏テーマと作者CLAMPの想い
プロ女性漫画家集団CLAMPの代表作ともなったカードキャプターさくら。 アニメ化され、大人のファンも多いこの作品ですが、最初は小中学生向けの「なかよし」で連載されていた漫画でした。子ども向けだったからこそ伝えたかったCLAMPの想いとは!?今回はそこに注目してみたいと思います。
Read Article
『カードキャプターさくら』原作漫画とアニメの違いまとめ
カードキャプターさくらは1996年に、月刊少女雑誌「なかよし」で連載された。小学4年生のさくらがカードキャプターとして、身の回りに起こる不思議な出来事を解決していく話だ。20年経った今でも根強い人気を誇る。連載から2016年には、続編であるクリアカード編の連載がスタート。クリアカード編を機に、漫画を買った者も多い。アニメしか見たことしかない者には、漫画を読むと異なる点が多くある。カードキャプターさくらの原作漫画とアニメでの違いを解説していく。
Read Article
テレビでは放送されなかったツバサ・クロニクルの物語
かつてNHK教育放送で夕方の時間に放送されていたCLAMP原作の「ツバサ・クロニクル」。 しかし、結局多くの謎が解決されないまま、テレビアニメの放送が終了した。 原作漫画は28巻もあり、テレビで放送された部分はその半分にも満たない。 テレビで放送されなかった部分は、DVD化、あるいはネット配信となっている。 そんなツバサ・クロニクルの後半部分についての解説。
Read Article
マガジンの歴代ヒロインまとめ
『少年マガジン』は、日本でもっとも長く続いている週刊の少年漫画誌の1つである。その長い歴史の中で幾多の傑作を生み出し、日本の漫画文化を支えていった。「少年漫画」という縛りがあるため主人公の多くは少年だが、その活躍を支えるヒロインたちもまた物語に欠かせない存在として魅力たっぷりに描かれている。 幼馴染に学生、人外や異世界人と設定も様々なら、その関係性も恋人から友人、ライバルまで多種使用である。ここでは、マガジン作品を彩ったヒロインたちを紹介する。
Read Article
カードキャプターさくら(CCさくら)の名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ
『カードキャプターさくら』とは、CLAMPによる日本の漫画作品である。1996年6月号から2000年8月号まで、少女漫画雑誌『なかよし』にて掲載され、単行本は全12巻まで発売された。アニメやゲーム化もされている大人気作品である。 主人公・さくらが父親の書庫で不思議な本を発見する。本を開くと封印が解かれ、中からケルベロスという封印の獣が現れ物語がスタートする。本に封印されたカードを取り戻すため、さくらは「カードキャプター」として奮闘する。
Read Article
CLAMP初期作品「聖伝 RG VEDA」美麗イラストまとめ
CLAMPと言えば「カードキャプターさくら」「魔法騎士レイアース」など沢山のヒット作品がありますが、デビュー初期作品から美しさはトップレベルでした。今回は「聖伝」のイラストをピックアップしてみました。
Read Article
CLAMPキャラ総員で会社を立ち上げた結果…→「#株式会社四月一日」tweetまとめ
2013年のエイプリルフールに突如設立された「株式会社四月一日」って一体なに!?社長・木之本桜を筆頭に、個性豊かな社員達が働いている会社の一日に密着!その全容に迫ります!
Read Article
ジョジョの奇妙な冒険を愛してやまない漫画家まとめ
独特のセリフまわし、「能力バトル」という概念、個性的なキャラクターなど、ジョジョの奇妙な冒険にまつわる魅力はつきる所がありません。やはりそんな作品に影響された漫画家さんも多いようです。そこで、ジョジョを愛してやまない漫画家をまとめてみました。
Read Article
意外と知らない人気漫画家のネット活動まとめ【公式未公開イラスト多数】
「ブログ」「Twitter」「Facebook」「インスタ」他、多種多様なツールでイラストを公開している漫画家が増えている昨今。今回は、筆者が気になる7人の漫画家のネット活動についてまとめてみました。
Read Article
タグ - Tags
目次 - Contents
- 『聖伝-RG VEDA-』の概要
- 『聖伝-RG VEDA-』のあらすじ・ストーリー
- 阿修羅と夜叉王の旅の始まり
- 夜叉王の復活
- 大切な者との出会いと別れ
- 帝釈天との激闘
- 『聖伝-RG VEDA-』の登場人物・キャラクター
- 主要人物
- 阿修羅(あしゅら)
- 夜叉王(やしゃおう)
- 龍王(りゅうおう)
- 乾闥婆王(けんだっぱおう)
- 迦楼羅王(かるらおう)
- 蘇摩(そうま)
- 帝釈天とその関係者
- 帝釈天(たいしゃくてん)
- 舎脂(しゃし)
- 天王(てんおう)
- 毘沙門天(びしゃもんてん)
- 増長天(ぞうちょうてん)
- 広目天(こうもくてん)
- 般羅若(はんらにゃ)
- 阿修羅一行の協力者
- 技藝(ぎげい)
- 迦羅(かーら)
- 吉祥天(きっしょうてん)
- 羅刹(らせつ)
- 沙羅(しゃら)
- 物語の鍵を握る人物
- 九曜(くよう)
- 孔雀(くじゃく)
- 阿修羅王(あしゅらおう)
- 先帝(せんてい)
- 尊星王(そんせいおう)
- その他
- 倶摩羅天(くまらてん)
- 迦陵頻伽(かりょうびんが)
- 愛染明王(あいぜんみょうおう)
- 多摩羅(たまら)
- 先代乾闥婆王(せんだいけんだっぱおう)
- 『聖伝-RG VEDA-』の用語
- 阿修羅城
- 阿修羅族
- 歌踊団
- 迦楼羅族
- 乾陀羅闍
- 倶修摩部羅
- 氷の城
- 修羅刀
- 善見城
- 尊星王祭
- 堕天の刻印
- 天空城
- 天馬
- 武神将
- 星見
- 幻力(マーヤー)の森
- 魔族
- 魔族招換の呪
- 『聖伝-RG VEDA-』の名言・名セリフ/名場面・名シーン
- 迦楼羅王「私は私の心の望むまま 帝釈天を倒す為の旅に出る」
- 乾闥婆王「貴方がいない天界で生きていてもしようがないもの」
- 破壊神から羅紗王への復活
- 『聖伝-RG VEDA-』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- CLAMPのデビュー作であり出世作