東京BABYLON（漫画・アニメ）のネタバレ解説・考察まとめ
『東京BABYLON』とは、CLAMPの漫画及び漫画を原作としたアニメ。伝奇ファンタジー作品でありながら、人々の悩みや孤独をリアルに描き出した社会派作品とも評される。1980年代を彷彿とさせる東京が舞台。そこで起こる怪奇現象に優しい心の持ち主である皇昴流が自らも傷つきながら陰陽術を使って立ち向かっていくストーリーでとなっている。主要人物としては他に昴流の双子の姉である北都と昴流に想いを寄せている獣医の桜塚星史郎がおり、この三人の行きつく悲劇的な結末は衝撃的なものである。
皇昴流（すめらぎ すばる）
CV：山口勝平（OVA版）／蒼井翔太（アニメ版）
皇一族の十三代目当主であり、現役高校生。
16歳ながらにして、歴代当主の中でもトップレベルの力の持ち主である。
しかし立派な肩書とは裏腹におっとりとして控えめな性格。北都の双子の弟。
執着心が薄く自分よりも人のことを大切にしすぎる所があり姉の北都を心配させてしまうことが多々ある。
将来の夢は動物園の飼育員になることで、その勉強をするために大学への進学を希望している。
その為、多忙な生活の合間を縫って高校を卒業できるように努力をしている。
皇北都（すめらぎ ほくと）
CV：伊藤美紀（OVA版）／水樹奈々（アニメ版）
昴流の双子の姉。陰陽術を使う皇家に生まれるも術を扱う才能はなし。
しかし昴流の生活、また精神面で大きくサポートをしている。
いつも元気で気の強さが目立つが、成熟した考え方の持ち主で優しい性格。
また星史郎の優しい一面に騙されず、暗殺者としての一面に気づくほどの勘の良さもある。
奇抜で個性的な服を着ていることが多い。
桜塚星史郎（さくらづか せいしろう）
CV：子安武人（OVA版）／梅原裕一郎（アニメ版）
桜塚護の跡取り息子。
25歳で新宿の歌舞伎町に桜塚動物病院を営んでいる。
優しくおっとりしているが、どこか大人びていて仕事で理不尽に傷ついた昴流を受け止める一面もある。
しかし本当は親を殺しても何も感じないような猟奇的な価値観の持ち主。
過去に幼少期の昴流と出会っており、ある賭けを本来であればその場で殺すはずだった昴流を生かしていた。
動物病院を営んでいるのは術の反動である逆凪を自身の代わりに動物に受けさせるためであった。
昴流と北都の祖母
皇一族の十二代目当主。昴流と北都の祖母でもあり、京都の本宅に住んでいる。
桜塚護に狙われる運命を背負ってしまった昴流をいつも気にかけている。
奈岐久美子（なぎ くみこ）
新興宗教団体の教祖的存在。微力ながら霊力を持っており信者たちから熱狂的な信頼を得ている。
『東京BABYLON』の裏話・トリビア・小ネタ／エピソード・逸話
昴流の服は北都がコーディネートしている
いつも奇抜で個性的なファッション身を包む北都。
そんな北都と並んでも遜色のないくらい洒落た服を着ている昴流であるが、そのコーディネートは北都が全て行っている。
他CLAMP作品に昴流と星史郎が登場
他CLAMP作品である『ツバサ-RESERVoir CHRoNiCLE-』と『X』に昴流と星史郎が登場している。
また『XXXHOLiC』では主要人物である壱原侑子が昴流と面識があるような発言をしている。
ただ作者の一人である大川は『東京BABYLON』に続きはなく、昴流の話はあそこで終わっていると話している。
その為、基本的には『東京BABYLON』を元にしたパラレルワールドの人物たちという解釈がされている。
『東京BABYLON』の用語
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目次 - Contents
- 『東京BABYLON』の概要
- 『東京BABYLON』のあらすじ・ストーリー
- 皇家の13代目当主と桜塚護の跡取り息子
- 過去の記憶
- 前当主の忠告
- 逆凪
- 星史郎の裏の顔
- 昴流を案じる北都
- 右目を失明する星史郎
- 賭けの決着
- 北都の死
- 昴流の決意
- 『東京BABYLON』の登場人物・キャラクター
- 皇昴流（すめらぎ すばる）
- 皇北都（すめらぎ ほくと）
- 桜塚星史郎（さくらづか せいしろう）
- 昴流と北都の祖母
- 奈岐久美子（なぎ くみこ）
- 『東京BABYLON』の裏話・トリビア・小ネタ／エピソード・逸話
- 昴流の服は北都がコーディネートしている
- 他CLAMP作品に昴流と星史郎が登場
- 『東京BABYLON』の用語
- 皇一族（すめらぎいちぞく）
- 桜塚護（さくらづかもり）
- 逆凪（さかなぎ）
- 式神（しきがみ）
- 式服（しきふく）
- 『東京BABYLON』の名言・名セリフ／名シーン・名場面
- 星史郎「『夢』もなく生きてゆけるほど人間は強くないんです」
- 北都「大丈夫お姉ちゃんがついてるぞ、何があっても『夢』は諦めちゃ駄目だよ」
- 昴流「分からないはずの『他人の痛み』を分かったふりしている貴方には絶対に誰も救えません」
- 昴流「『みんな』なんかいないんだよ、僕たちはそれぞれ別の人なんだ」
- 星史郎「僕は…星史郎さんが『好き』だったんだ…」
- 公団で出会った女の子の霊「悪いことする人はみんな『寂しい』のかもしれないね」
- 『東京BABYLON』の主題歌
- ED（エンディング）：松岡英明『kiss kiss』
- ED（エンディング）：松岡英明『De-ja vu』