仮面ライダージオウ(Zi-O)のネタバレ解説・考察まとめ

仮面ライダージオウは、平成仮面ライダーシリーズ最後の作品である。2018年9月2日から2019年8月25日、毎週日曜日朝9時から9時30分のニチアサとして、テレビ朝日系列で放送された特撮作品だ。制作は東映、全49話放送。過去の平成仮面ライダーシリーズにおいて、仮面ライダーの変身者やヒロインなどのメインキャストがゲスト出演し、大きな話題となった。高校生である常磐ソウゴは仮面ライダージオウに変身し、未来を切り開く。

タカウォッチロイド

タカウォッチロイドは、ジオウに登場するライドガジェットの一種である。簡単に述べると「サポートロボット」のようなものだ。ライドウォッチの形状に似たタカライドウォッチから、仮面ライダーOOOに登場したタカカンドロイドに良く似たタカウォッチロイドに変形する。

なおタカカンドロイドとは、缶から変形した鷹型のガジェットだ。OOO本編ではメダル回収や敵となるヤミー追跡と、手厚くサポートをしていた。

タカカンドロイドに似ていることから、仮面ライダーOOOに関係しているのは間違いないだろう。しかし出処は全く分からず、誰が何処で何を目的に制作したかはハッキリしていない。何処からともなく飛んできてはソウゴを助けているものの、なぜソウゴを助けているのかすらもわかっていない。タカウォッチロイドは、ジオウに出てくるアイテムの中でも、最も謎に満ちている。

コダマスイカアームズ

コダマスイカアームズは、仮面ライダー鎧武に登場した「スイカアームズ・ヨロイモード」を元にしたライドガジェットである。仮面ライダー鎧武の正規変身者である葛葉紘汰から、鎧武ライドウォッチと共に授かった。

コダマスイカアームズは、ジクウドライバーの装填が可能になる「コダマライドウォッチ」と、人型ロボ「コダマスイカアームズ」の2パターンある。初登場時は、本家鎧武のスイカアームズのような巨大ガジェットとして登場したとおもいきや、サイズはとても小さいものだった。

ただサイズのわりには作中で活躍し、ライドウォッチの運搬や敵の攻撃にも一役買っている。小さいながらにパワーも凄まじく、金属バットを曲げるほどの腕力なら兼ね備えている。さらに通信機能も備えており、ファイズフォンXでも繋がらなかったヘルヘイムの森とも通信ができる優れものである。

ビークル

ライドストライカー

ライドストライカーは、仮面ライダージオウと仮面ライダーゲイツが愛用するバイクである。「バイク」と書かれているバイクライドウォッチが変形し、バイクの形となる。

バイクは仮面ライダーの第二の主役とも呼べる、非常に重要な役割を担っている。しかし他にタイムマジーンがあるため、作中ではあまり活躍はしていない。強いて挙げれば映画で歴代ライダーとバイクで並走したり、ゲイツがヘルヘイムの森から脱出した時に使ったぐらいである。

ライドストライカーは最高時速298kmを誇り、東海道新幹線とほぼ同じ速度だ。ただ仮面ライダーキバが愛用していたバイク「ブロンブースター」の最高時速1500kmと比べると、かなり遅い方である。

なおライドストライカーの元になったバイク車種は、ホンダ製CRF250RALLYである。PGM-FI採用の、水冷4ストロークDOHC単気筒のエンジンを使用。オフロードはもちろん、街中でも爽快な走りが楽しめる。なお最高時速は、130km少し超えるぐらいだ。

タイムマジーン

オーマジオウが君臨している世界の未来にある、可変型のタイムマシーンである。時空転移システムによって、タイムスリップができるようになっている。何処の誰が何の目的で制作されたのかはハッキリしていないが、少なくとも2050年代には完成したとおもわれる。またタイムマジーンは複数存在していることから、量産型である可能性は高い。

主な使用者はソウゴ・ゲイツ・ツクヨミだが、他の人物がタイムマジーンに乗り込んだことがある。TV本編では仮面ライダーゴーストの正規変身者である天空寺タケル、モモタロス、仮面ライダーアクアこと湊ミハルが登場している。劇場版では、桐生戦兎や万丈龍我もタイムマジーンに搭乗していた。

タイムマジーンは、ビークルモードとロボモードの2形態に変化する。ビークルモードはエアバイク型となっており、主に移動する際に用いられる。時速は722.3kmで、ライドストライカーの倍以上の速度を誇る。ロボモードになったら戦闘も可能となり、ミサイルやレーザー発射で敵を攻撃する。ロボモード時の全高は7.28mで、電柱よりも少し低いぐらいだ。

普段は何処に停めているのかはわからないが、ツクヨミは一度駐車場に停めていたことはあった。見ず知らずの大きなマシンを見た駐車場利用者は、さぞかし驚いたことだろう。

オーマの日

オーマの日とは、しし座の恒星の1つであるレグルスが光り輝く時に訪れる、歴史の分岐点を指す。仮面ライダージオウのオープニングナレーションでは、「仮面ライダーの歴史を画する審判の日!それは歴史の終わりかそれとも始まりか…選べ!我々自信の未来を!!」と、オーマの日について述べている。

オーマの日は、ジオウがゲイツを倒してオーマジオウとなった日だ。そして配下である機械兵士カッシーンや、巨大ロボットであるダイマジーンを使い、世界の破壊が行われた。これまでの平和な世界が覆され、オーマジオウが統べる世界へと変貌したのだ。

ただ白ウォズがいた別の歴史では、オーマの日とは「ゲイツがジオウを倒す日」とされていた。白ウォズはゲイツを「我が救世主」と呼び、ゲイツリバイブを渡すことにより、歴史の改変を狙っていた。歴史がどちらに傾くことになっても、「ソウゴとゲイツが戦い決着の着く日」であるのは、間違いない。

ソウゴとゲイツの決着は、ソウゴが「ゲイツやツクヨミと一緒にいたい」という気持ちを素直に告げたことにより、行われることはなかった。そして2人は、乱入したアナザージオウやアナザーライダーを見事な連携プレーで打ち破る。オーマの日は回避され、世界の破滅を食い止めることに成功する。

しかしソウゴとゲイツが一緒になったことにより、白ウォズが望んだ歴史は作られないことになった。白ウォズは半ばヤケクソ状態になりながら、アナザーブレイドを利用してバトルファイトを再開。世界の破滅を招こうと画策する。でもソウゴの熱い思いを受け止めた白ウォズは、ソウゴに自身が生み出したトリニティウォッチを渡す。ソウゴは白ウォズから譲り受けたトリニティウォッチを使い、バトルファイトを終結。世界の破滅を防ぐことができた。ソウゴ達が紡ぐ未来における「オーマの日」とは、バトルファイト終結となったのだった。

『仮面ライダージオウ』の名言・名セリフ/名シーン・名場面

「祝え!全ライダーの力を受け継ぎ、時空を超え、過去と未来をしろしめす時の王者。その名も仮面ライダージオウ。まさに生誕の瞬間である。」

出典: tomomemo.net

第1話、常盤ソウゴが仮面ライダージオウに変身した際に、ウォズが放ったセリフである。ウォズは後にも何かある度に、「祝え!」と高らかに叫んでいる。

あまりにも祝いすぎるため、ソウゴ達から煙たがられることもあった。また士からは「お前…誰に向かって言ってんだ?」と、呆れられる始末。回数を重ねていく内に「祝え」という言葉は、ギャグ扱いとなったのは否めないだろう。

そしてソウゴがオーマジオウになった時も、賛辞の言葉を放っている。この時はギャグではなく、真の魔王が誕生したことを祝福する言葉だ。そして同時に、世界が魔王のものになる意味も込められていたのかもしれない。

「なんか行ける気がする!」

ソウゴが仮面ライダージオウに変身し、アナザーライダーと戦う前に言うセリフである。どんなに困難な状況下であっても、「なんか行ける気がする!」と突き進むのは、仮面ライダーだからというよりも、彼本来の性格だからであろう。

「寂しい時ぐらい、大丈夫なんて言わないでちゃんと寂しいって言いなさい!寂しい時に寂しいって言えない人間なんて、人の痛みがわからない王様になっちゃうぞ」

寂しいって言えない人間なんて、人の痛みがわからない王様になっちゃうぞ」(27話)

常盤ソウゴの大叔父であり、当シリーズの“おやっさん”的な存在である常盤順一郎が放ったセリフである。ファンの間でも、屈指の名台詞として取り上げられている。

10年前のバス事故により、1人残されたソウゴを引き取った順一郎。一応血の繋がりはあるものの、間柄は遠い親戚筋である。一体どうやって叱れば良いのか、順一郎本人も悩んでいた。ソウゴの「王様になりたい」という夢に対しても、半ば呆れていたものの、強く言えずにいたのだ。

しかしゲイツやツクヨミが出ていき、強がるソウゴに対して、順一郎は本気で叱る。順一郎に本気で叱られたソウゴは、ゲイツとの決戦に臨み、そして再び仲間となった。順一郎の言葉は、仲間達の絆をより強固なものにした。

『仮面ライダージオウ』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

ソウゴ役の奥野壮は、クラシックバレエ経験者

常磐ソウゴの生年月日は、2000年4月28日である。2000年は平成仮面ライダーシリーズが始まった年であり、4月28日は平成最後の仮面ライダー放送日である。

なお常磐ソウゴ役の奥野壮の生年月日は2000年8月21日と、常磐ソウゴと同じ年だ。幼い頃からクラシックバレエを習っており、仮面ライダーのアクションで役に立ったそう。

ウォズ役の渡邊圭佑は、撮影直前まで仙台の古着店で働いていた。

yt1996
yt1996
@yt1996

Related Articles関連記事

劇場版 仮面ライダージオウ Over Quartzer(Zi-O)のネタバレ解説・考察まとめ

劇場版 仮面ライダージオウ Over Quartzer(Zi-O)のネタバレ解説・考察まとめ

『劇場版 仮面ライダージオウ Over Quartzer(Zi-O)』とは、2019年に公開された特撮ヒーロー映画である。特撮テレビドラマ『仮面ライダージオウ』の単独映画作品。興行収入11.7億円、観客動員数78.0万人を記録した。ソウゴは仮面ライダージオウとして平成ライダーの力であるライドウォッチを集めていた。全てのライドウォッチを集めた時、平成をやり直そうとする集団クォーツァーが現れた。平成に築いた人々の暮らしを守るため、ソウゴと仲間達がクォーツァーに立ち向かう。

Read Article

仮面ライダージオウ NEXT TIME ゲイツ、マジェスティ(Zi-O)のネタバレ解説・考察まとめ

仮面ライダージオウ NEXT TIME ゲイツ、マジェスティ(Zi-O)のネタバレ解説・考察まとめ

『仮面ライダージオウ NEXT TIME ゲイツ、マジェスティ(Zi-O)』とは2020年に劇場上映、BD/DVDが発売された特撮ヒーローオリジナルビデオ作品である。『仮面ライダージオウ』のテレビシリーズの後日談で、主人公は仮面ライダーゲイツに変身する明光院景都。普通の高校生・明光院景都は謎のロボットに襲われ、戦いに巻き込まれてゆく。”守るために戦う”ことを決めた景都は仮面ライダーゲイツに変身した。景都が”救世主”を目指すきっかけとなった物語が描かれる。

Read Article

平成仮面ライダー20作記念 仮面ライダー平成ジェネレーションズ FOREVER(平ジェネFOREVER)のネタバレ解説・考察まとめ

平成仮面ライダー20作記念 仮面ライダー平成ジェネレーションズ FOREVER(平ジェネFOREVER)のネタバレ解説・考察まとめ

『平成仮面ライダー20作記念 仮面ライダー平成ジェネレーションズ FOREVER』とは、2018年に東映系で公開された平成最後の仮面ライダーコラボ映画である。『仮面ライダージオウ』と『仮面ライダービルド』のクロスオーバー作品となっている。仮面ライダージオウまでの歴代の平成ライダーが集結するファンも多い。常盤ソウゴと桐生戦兎の仲間の記憶がなくなっていく事件が発生していた。二人の前に現れたティードという男と彼に狙われる少年・久永シンゴを追いながら真実を解明していく特撮ヒーロードラマである。

Read Article

トキワ荘とは?歴史・逸話・トリビア・暮らしていた漫画家・メンバー・どこにあるかを紹介!

トキワ荘とは?歴史・逸話・トリビア・暮らしていた漫画家・メンバー・どこにあるかを紹介!

トキワ荘(トキワそう)とは、かつて東京都豊島区南長崎三丁目にあった木造2階建アパート。1953年から1962年頃まで、手塚治虫や藤子不二雄などの日本の漫画界の黎明期を支えた超一流の漫画家たちが共同生活を送っていたことで知られる建築物である。1982年に老朽化により解体されるも、「漫画の聖地」として非常に知名度が高い。現在も「トキワ荘マンガミュージアム」や「トキワ荘プロジェクト」の形で漫画界にその名を残している。 本記事では、トキワ荘に関する情報と、ここで暮らしていた漫画家たちについて紹介する。

Read Article

仮面ライダービルド(Build)のネタバレ解説・考察まとめ

仮面ライダービルド(Build)のネタバレ解説・考察まとめ

『仮面ライダービルド』とは、2017年に放送された、仮面ライダーシリーズの作品。平成仮面ライダーシリーズの第19作目。全体的に物理学のモチーフが綴られた話になっている。ストーリーは記憶を失った天才物理学者・桐生戦兎と、無実を証明する為に脱獄した脱走犯・万丈龍我のバディによる謎解きと、北都・東都・西都の戦争などミリタリー要素が多く、シリアス要素が強い作品となっている。

Read Article

仮面ライダー電王(Den-O)のネタバレ解説・考察まとめ

仮面ライダー電王(Den-O)のネタバレ解説・考察まとめ

『仮面ライダー電王(Den-O)』とは、石ノ森章太郎原作の東映製作特撮テレビドラマシリーズの一つで「電車」がモチーフである仮面ライダーである。2007年1月28日~2008年1月20日までテレビ朝日系列で放送された。平成仮面ライダーの8作品目で、未来の人間の精神体である「イマジン」と呼ばれる怪人が過去の世界を支配して自分たちの良いように歴史を変えようとするが、仮面ライダー電王が「時の列車デンライナー」で現在と過去を行き来して悪のイマジンから現在の世界を守るために戦う時間SFストーリーである。

Read Article

仮面ライダークウガ(空我)のネタバレ解説・考察まとめ

仮面ライダークウガ(空我)のネタバレ解説・考察まとめ

『仮面ライダークウガ』とは2000年1月よりテレビ朝日系で放送された特撮テレビドラマ作品で、平成『仮面ライダー』シリーズ第1作である。超古代の戦闘種族グロンギは長き封印から蘇り、人間に対して“殺人ゲーム”を繰り返す。若き冒険家・五代雄介は、超古代の遺跡から発掘されたベルトの意思に導かれて戦士クウガに変身し、人々の笑顔を守るために熾烈な戦いにその身を投じてゆく。仮面ライダーと警察の連携や、怪人による生々しい殺人描写など従来のヒーロー番組にはなかったリアリティを追求した内容が特徴。

Read Article

仮面ライダー(初代)のネタバレ解説・考察まとめ

仮面ライダー(初代)のネタバレ解説・考察まとめ

『仮面ライダー』は石ノ森章太郎原作の特撮テレビドラマ。45年以上の長きにわたって、日本の等身大ヒーローの代表格であり続けるシリーズの1作目となる番組である。ショッカーによる改造手術を受けて、自らが望まぬ圧倒的な力を得てしまった本郷猛と一文字隼人は、仲間の力を借りつつ、仮面ライダーとして明日も知れぬ戦いに身を投じていく。「人類の自由と平和」のために。

Read Article

仮面ライダーゼロワン(Zero-One)のネタバレ解説・考察まとめ

仮面ライダーゼロワン(Zero-One)のネタバレ解説・考察まとめ

『仮面ライダーゼロワン』とは、東映制作で2019年に放送された仮面ライダーシリーズの特撮テレビドラマ。令和初の仮面ライダーシリーズ。主人公の飛電或人/仮面ライダーゼロワンは祖父が亡くなったため飛電インテリジェンス社長兼仮面ライダーゼロワンとして戦うことになる。人工知能搭載型ロボットヒューマギアを暴走させようとするサイバーテロリスト組織滅亡迅雷.netとの闘いや夢と情熱の大切さを描く。キャッチコピーは「令和仮面ライダー元年」、「世界最強の社長はただひとり!オレだ!」。

Read Article

MIU404(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

MIU404(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

『MIU404』とは、性格が全く違う二人の刑事が日本の社会問題に立ち向かいながら事件解決を目指す、警視庁機動捜査隊を舞台としたテレビドラマである。臨時部隊として新設された第4機捜に召集された刑事が志摩一未と伊吹藍だ。二人は相反する性格ながら、様々な事件に相棒として立ち向かうことになる。斬新なストーリーと共に、二人の刑事がバディとして絆を深めていく姿も目が離せない作品だ。

Read Article

仮面ライダーガッチャード(GOTCHARD)のネタバレ解説・考察まとめ

仮面ライダーガッチャード(GOTCHARD)のネタバレ解説・考察まとめ

『仮面ライダーガッチャード』とは、錬金術をモチーフとするヒーローの活躍を描く、令和仮面ライダーシリーズの第5作目にあたる特撮番組。複数の仮面ライダーが登場するのが当たり前だった令和仮面ライダーシリーズの中にあって、「仮面ライダーは主人公が変身する1人だけ」という原点回帰的な工夫で話題となった。 錬金術により生み出された、101体の人口生命体ケミーが解放された。その現場に居合わせた高校生の一ノ瀬宝太郎は、成り行きからガッチャードライバーを与えられ、ケミーの回収を任されることとなる。

Read Article

仮面ライダーゴースト(Ghost)のネタバレ解説・考察まとめ

仮面ライダーゴースト(Ghost)のネタバレ解説・考察まとめ

『仮面ライダーゴースト』とは、生と死をテーマにした仮面ライダーシリーズの第17作目である。2015年10月4日から2016年9月25日まで放送された。 主人公のタケルは、眼魔と呼ばれる怪物に襲われて命を失う。その後、死後の世界にて仙人と出会ったタケルは、仙人の力によって幽霊として現世に復活した。タケルは15個揃うと願いが叶う眼魂を集め、生き返るために仮面ライダーゴーストとして戦う事となる。 命の尊さに向き合うタケルの姿や格好いい戦闘シーンなどから、子供たちを中心として人気を得た作品だ。

Read Article

仮面ライダーX(エックス)のネタバレ解説・考察まとめ

仮面ライダーX(エックス)のネタバレ解説・考察まとめ

『仮面ライダーX(エックス)』とは、特撮テレビシリーズ「仮面ライダー」、「仮面ライダーV3」に続くシリーズ第3弾のタイトルであり、同時に主人公の名前でもある。秘密組織「GOD]が送り出す怪人たちと戦いながら、人々を守る仮面ライダーXの活躍を描くヒーロー物である。スマートなビジュアル、変化に富んだストーリー作り、シリーズ初のアンチヒーローや巨大ロボットが登場することなど、挑戦的な試みにあふれた意欲作である。1974年に、全35話が放映された。

Read Article

仮面ライダー鎧武(ガイム)のネタバレ解説・考察まとめ

仮面ライダー鎧武(ガイム)のネタバレ解説・考察まとめ

仮面ライダー鎧武(かめんライダーがいむ)とは、異界の森の侵略に立ち向かうヒーローたちの活躍を描いた、平成『仮面ライダー』第15作目の特撮番組。作中で主人公が変身するヒーローの名称でもある。 アルバイトで家計を助ける少年葛葉紘汰は、ある時不思議な森に迷い込み、そこで装着者を超人へと変身させる謎のベルトを手に入れる。同じタイミングで街の若者たちが同様のベルトを入手し、己の野望を叶えるためにこれを悪用。紘汰は時に彼らと戦い、時に協力しながら、不思議な森が招く世界の危機に立ち向かっていく。

Read Article

仮面ライダーオーズ/OOOのネタバレ解説・考察まとめ

仮面ライダーオーズ/OOOのネタバレ解説・考察まとめ

『仮面ライダーオーズ/OOO』とは、石ノ森章太郎原作の特撮テレビドラマ作品で、2010年9月5日から2012年8月28日まで全48話がテレビ放送された。平成仮面ライダーシリーズ第12作目。800年前に封印されたコアメダルの怪物、グリードが蘇った。火野映司(ひのえいじ)はオーズドライバーと3つのコアメダルを渡され仮面ライダーオーズに変身する。戦いの中で新たなコアメダルを獲得し、3つのメダルを差し替えて多彩なフォームチェンジができるなど大人にも子供にも人気の作品である。

Read Article

シン・仮面ライダー(庵野秀明)のネタバレ解説・考察まとめ

シン・仮面ライダー(庵野秀明)のネタバレ解説・考察まとめ

『シン・仮面ライダー』(シンかめんライダー)とは、改造手術でバッタと融合させられた青年と、それを成した秘密結社ショッカーとの戦いを描いた、2023年の映画作品。日本を代表するクリエイターである庵野秀明が監督を務める、国民的特撮ヒーロー『仮面ライダー』の生誕50周年記念作品である。 バッタとの融合人間に改造された本郷猛は、恩師の娘である緑川ルリ子に巻き込まれる形で秘密結社ショッカーと戦うこととなる。当初成り行きで戦っていた彼は、やがて正義の意志に目覚め、ショッカーの暴威に立ち向かっていく。

Read Article

仮面ライダー1号(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

仮面ライダー1号(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『仮面ライダー1号』は石ノ森章太郎原作の特撮テレビドラマ『仮面ライダー』を原典とした映画。45年の時を経て、再び藤岡弘、が本郷猛として、仇敵の地獄大使が率いるショッカーと、そして新たな敵ノバショッカーと戦う。「偉人の魂」を駆使して戦う若きライダー、仮面ライダーゴーストは共闘の後に言う。「本郷猛は永遠の英雄」と。

Read Article

仮面ライダーキバ(Kiva)のネタバレ解説・考察まとめ

仮面ライダーキバ(Kiva)のネタバレ解説・考察まとめ

『仮面ライダーキバ』は2008年から2009年にかけて、テレビ朝日系列で毎週日曜8時から8時30分に放送された特撮番組。人間を食らう敵ファンガイアと、人間を守る謎の戦士仮面ライダーキバによる戦いを描いた。ファンガイアのモチーフに吸血鬼を取り入れるなど西洋ホラーの要素を入れつつ、異種族間の恋愛や三角関係など複雑な人間ドラマも組み込んだ作品である。

Read Article

仮面ライダーフォーゼ(Fourze)のネタバレ解説・考察まとめ

仮面ライダーフォーゼ(Fourze)のネタバレ解説・考察まとめ

『仮面ライダーフォーゼ(Fourze)』とは、石ノ森章太郎原作の特撮テレビドラマ作品で2011年9月4日から2012年8月26日まで全48話放送された。平成仮面ライダーシリーズ第13作目にして、仮面ライダー生誕40周年記念作品である。天ノ川学園高校に転校してきた如月弦太朗(きさらぎげんたろう)は、学校を荒らす怪人「ゾディアーツ」から生徒を守るために「仮面ライダーフォーゼ」に変身し、宇宙のパワーで戦う、近未来を舞台に繰り広げられる青春学園物語である。

Read Article

仮面ライダーアマゾン(Amazon)のネタバレ解説・考察まとめ

仮面ライダーアマゾン(Amazon)のネタバレ解説・考察まとめ

『仮面ライダーアマゾン』とは、石ノ森章太郎原作の特撮テレビドラマ『仮面ライダー』シリーズ第4弾のタイトルであり、同時に主役が変身するヒーローの名前である。通称、アマゾンライダーともよばれている。物語は、世界征服をたくらむ悪の組織ゲドンやガランダー帝国の放つ獣人(じゅうじん)と戦うアマゾンライダーの活躍を描いている。1974年10月から1975年3月までの間で、全24話が放映された。仮面ライダーシリーズの原点回帰を目指した作品と言われている。

Read Article

下剋上球児(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

下剋上球児(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

『下剋上球児』とは2023年10月より放送を開始したTBS系列の「日曜劇場」枠のテレビドラマで、主演は鈴木亮平。物語は三重県の架空の高校の弱小野球部が舞台で、甲子園を目指す3年間を描いたもの。野球素人から自分自身の問題を抱える球児達が野球を通して仲間達と大きく成長していくスポ根ドラマ。ストーリーが感動的だとして視聴者から高い評価を得ている。

Read Article

仮面ライダーストロンガー(Stronger)のネタバレ解説・考察まとめ

仮面ライダーストロンガー(Stronger)のネタバレ解説・考察まとめ

『仮面ライダーストロンガー』とは、石ノ森章太郎原作の特撮テレビドラマ。1975年に全39話がTBS系列にて放映された。『仮面ライダーシリーズ』第5弾であり、同シリーズ昭和第1期最終作として知られている。西部劇風のストーリー展開を見せる序盤と、歴代仮面ライダーとの客演が豊富な終盤との対比が鮮やかであり、高い人気と評価を得てきた。主人公の城茂は、悪の組織ブラックサタンに殺害された親友の仇を討つためあえて同組織で改造手術を受け、仮面ライダーストロンガーとなりブラックサタンに立ち向かう。

Read Article

仮面ライダーBLACK RX(ブラックRX)のネタバレ解説・考察まとめ

仮面ライダーBLACK RX(ブラックRX)のネタバレ解説・考察まとめ

『仮面ライダーBLACK RX』とは、石ノ森章太郎原作の特撮テレビドラマ。1988年から1989年まで放映された。放映時期が昭和と平成に跨っており、初の平成テレビ放映『仮面ライダーシリーズ』であるが昭和ライダーに分類されている。武器や銃を用いて戦う戦闘スタイル、別のライダー形態への変身など多くの新機軸が盛り込まれて人気と高評価を得た。前作『仮面ライダーBLACK』で暗黒結社ゴルゴムを滅ぼした主人公の南光太郎が、仮面ライダーBLACK RXに転生して新たなる敵クライシス帝国と戦う物語である。

Read Article

リバーサルオーケストラ(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

リバーサルオーケストラ(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

『リバーサルオーケストラ』とは、2023年1月期の日本テレビ系「水曜ドラマ」枠で放送されたテレビドラマである。主演は門脇麦、他主要人物として田中圭、生瀬勝久らが出演。元天才バイオリニストの谷岡初音は表舞台から去り、今は市の職員としてひっそりと暮らしていた。ある日、マエストロとして活躍中の市長の息子・常葉朝陽によって、地元のポンコツ楽団・児玉交響楽団のメンバーにさせられる。楽団を立て直すため奔走する初音と朝陽、また2人を取り巻く個性豊かな楽団メンバーが織りなす音楽エンターテインメントである。

Read Article

仮面ライダー剣(ブレイド)のネタバレ解説・考察まとめ

仮面ライダー剣(ブレイド)のネタバレ解説・考察まとめ

『仮面ライダー剣(ブレイド)』とは、「平成仮面ライダーシリーズ」の第5作目に当たる東映制作の特撮テレビドラマ作品。本作の仮面ライダーのモチーフはトランプであり、スペード、ダイヤ、ハート、クラブの4人のライダーが活躍する。トランプのスートでカテゴリーと呼ぶ2~10・A・J・Q・Kの役割を持つ52枚組のカードと、3枚の特殊なカードでを用いて戦う。キャッチコピーは「今、その力が全開する。」「運命の切札をつかみ取れ!」。

Read Article

20世紀少年(漫画・映画)のネタバレ解説・考察まとめ

20世紀少年(漫画・映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『20世紀少年』とは、浦沢直樹による漫画作品。2008年から2009年にかけて映画化もされている。 コンビニの店長として働く中年の男・ケンヂの身の回りで、不可解な事件が相次ぐ。やがて、それらの事件はケンヂとその仲間たちの子供のころの妄想を現実化したものであるということに気が付く。少年時代に共に未来の世界を想像した仲間を集めたケンヂは、仲間とともに事件の首謀者である「ともだち」と呼ばれる人物の正体を探る。

Read Article

仮面ライダーBLACK(ブラック)のネタバレ解説・考察まとめ

仮面ライダーBLACK(ブラック)のネタバレ解説・考察まとめ

『仮面ライダースーパー1』終了から6年振りのテレビシリーズのコンセプトは「原点回帰」。 「仮面ライダー0号」と位置付け、主要スタッフの大幅な刷新を行い、これまでとは全く違ったスタイルの仮面ライダー像を得た。漆黒のボディの自由の戦士は、30年を経た今もなお、我々を魅了する。 人間文明破壊をたくらむ暗黒結社ゴルゴムに対し、南光太郎が仮面ライダーBLACKへと変身し、その身と青春をかけ戦う。

Read Article

仮面ライダーディケイド(Decade)のネタバレ解説・考察まとめ

仮面ライダーディケイド(Decade)のネタバレ解説・考察まとめ

『仮面ライダーディケイド』は『平成仮面ライダーシリーズ』10作目の作品にして異色作と呼ばれる。門矢士/仮面ライダーディケイドは「世界の破壊者」と作中で呼ばれ、数々の並行世界を駆け抜けていく。その先にあるのは救済なのか、破滅なのか。それまでの平成ライダー世界を再構成(リ・イマジネーション)する作風は賛否両論を浴びつつも、多くの派生作品でも重要な役割を果たす、欠くことのできない存在である。

Read Article

あなたの番です(あな番)のネタバレ解説・考察まとめ

あなたの番です(あな番)のネタバレ解説・考察まとめ

『あなたの番です』とは、日本テレビ系にて2019年4月から9月まで放送された全20話のミステリードラマである。キウンクエ蔵前というマンションに引っ越してきた新婚夫婦が「交換殺人ゲーム」に巻き込まれる姿を描いたミステリードラマで、企画・原案は秋元康。第1章、第2章で構成された2クール半年間に渡って放送され、テレビ放送と連動して、『扉の向こう』というスピンオフがHuluにて独占配信されている。

Read Article

サイボーグ009 THE CYBORG SOLDIER(平ゼロ)のネタバレ解説・考察まとめ

サイボーグ009 THE CYBORG SOLDIER(平ゼロ)のネタバレ解説・考察まとめ

『サイボーグ009 THE CYBORG SOLDIER』(通称平ゼロ)とは『仮面ライダー』と並ぶ石ノ森章太郎の代表作『サイボーグ009』の3作目のTVアニメ。サイボーグに改造されてしまった009こと島村ジョーがそれぞれ違った特殊能力を持つ仲間と共に世界中で暗躍する「黒い幽霊団(ブラックゴースト)」と戦う。2001年10月から2002年10月まで全51話が放送された。

Read Article

ごめんね青春!(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

ごめんね青春!(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

『ごめんね青春!』とは2014年10月から放送されたTBS系列のドラマであり、宮藤官九郎が脚本し主演は錦戸亮が務めた。 静岡県三島市の高校が舞台で、仏教系男子校とキリスト系女子校の合併に伴う恋愛模様などを描いたドラマ。 主演の錦戸亮は仏教系男子校の先生役であり合併には賛成派。しかし周囲は反対派が多く、合併に向けて奮闘していくストーリー。合併に向けて奮闘していく中、生徒や先生間の恋愛・家族との問題について「ごめんね」と謝り向き合っていく。

Read Article

コンフィデンスマンJP ロマンス編(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

コンフィデンスマンJP ロマンス編(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『コンフィデンスマンJP ロマンス編』とは2019年に公開された、詐欺師をテーマにした映画作品。東京ドラマアウォードなどの賞を受賞した、総合視聴率15.1%の人気テレビドラマを映画化した1作目。大ヒットした痛快エンターテインメント映画で、ダー子、ボクちゃん、リチャードの3人のコンフィデンスマン(信用詐欺師)が、悪い奴から詐欺で大金を巻き上げるストーリー。今回のおさかな(ターゲット)はラン・リウ。恋愛詐欺師のジェシーと日本のゴットファザーの赤星も加わり、香港を舞台にコンゲームを繰り広げる。

Read Article

仮面ライダーW(ダブル)のネタバレ解説・考察まとめ

仮面ライダーW(ダブル)のネタバレ解説・考察まとめ

『仮面ライダーW』とは、2009年9月6日から2010年8月29日にかけて全49話が放送された特撮テレビドラマ作品であり、『平成ライダーシリーズ』の第11作品目。 探偵を営む左翔太郎の前に土地の権利者と名乗る鳴海亜希子という女性が現れ、翔太郎に事務所の立ち退きを求める。2人の言い争いの最中、女性から彼氏を探してほしいと依頼がくる。依頼の調査中、謎の怪人ドーパントが出現。探偵事務所には秘密の部屋があり、謎の少年フィリップがいた。左翔太郎とフィリップは2人で1人の仮面ライダーWであった。

Read Article

マスカレード・ホテル(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

マスカレード・ホテル(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『マスカレード・ホテル』とは、東野圭吾が書いた人気小説『マスカレード・ホテル』を原作とした大ヒット映画である。木村拓哉主演の映画で、長澤まさみや小日向文世、渡部篤郎など豪華キャストがそろっている。物語は予告連続殺人事件の捜査のために、警視庁の刑事たちがホテル・コルテシア東京に潜入捜査をする。エリート刑事の新田はフロントクラークとして同じホテルの仕事をする山岸と共に、次々とホテルに来る怪しい宿泊客の対応をしていく。誰が殺人事件を起こそうとしている犯人なのかを突き止めていくミステリー映画。

Read Article

009ノ1(石ノ森章太郎)のネタバレ解説・考察まとめ

009ノ1(石ノ森章太郎)のネタバレ解説・考察まとめ

『009ノ1』(ゼロゼロナイン・ワン、ゼロゼロクノイチ)とは、1967年8月より1974年11月まで週刊漫画アクションで連載された石ノ森章太郎のSFスパイ・アクション作品。原作は漫画で、それを元にした映像作品が制作されている。サイボーグの女性を主人公として、当時の国際情勢のまま東西冷戦が続いていたと仮定している未来が舞台となっている。石ノ森章太郎が初めて青年向け漫画雑誌に掲載した作品で、性描写や救いのないストーリーがふんだんに盛り込まれた大人向けの作風が特徴である。

Read Article

目次 - Contents