ジュラシック・パーク(Jurassic Park)のネタバレ解説・考察まとめ
『ジュラシック・パーク』とは、1993年に公開されたSF映画である。スリラー、ホラー、パニック、アクション、ドラマなど様々な要素で構成されている。マイケル・クライトンによる同名小説を原作としており、監督はスティーヴン・スピルバーグ。後に続編が公開されるジュラシック・パークシリーズの第1作。
バイオテクノロジーにより作られた恐竜が暴走し、恐竜に追われる恐怖と、仲間を守ろうとする主人公達の絆を描いており、生命や科学技術に関する倫理観が問われている。
演 - アリアナ・リチャーズ / 坂本真綾
本名:アレクシス・マーフィー。ハモンドの孫で、ティムの姉。
ティムほど恐竜好きというわけではなく、ブラキオサウルスのような草食恐竜でも警戒してしまう。また、生きたヤギがT-レックスの餌として提供されることにも難色を示しており、「ベジタリアンになろうかしら」と語っている。そのせいか、後にビジターセンターでつまみ食いをしていた際にも野菜ばかり食べていた。
しっかり者の姉だが、T-レックスが現れた際には恐怖で混乱して懐中電灯を振り回してしまい、事態を悪化させてしまった。
ティムとは口喧嘩ばかりだが仲は良好で、ティムが感電して心肺停止した際には涙を流しながら身を案じていた。また、終盤ラプトルに襲われそうになったティムを助けるため、自ら囮となっている。
コンピュータに詳しく、ティムからは「オタク」と評されているが、自身は「オタクじゃなくてハッカーと呼ばれたいの」と語っている。終盤ではその知識を活かし、ビジターセンターのシステムを復旧させるという功績を上げている。また、その際パークのコンピュータのOSがUNIXだと一目で理解しているが、Fsnというマイナーなソフトを使っているためUNIXだとは普通わかりにくいはずである。
小説版ではティムの妹で、まだ幼いため年相応にわがままだったり、パニックを起こして騒いだりといった面も見られ、あまり活躍していない。
ティモシー・マーフィー / ティム
演 - ジョゼフ・マゼロ / 大島一貴
本名:ティモシー・マーフィー。ハモンドの孫でレックスの弟。
恐竜が大好きで、グラントには彼の著書も愛読しているため、出会ってすぐに懐いた。
子供らしく好奇心旺盛で、ツアー車の中から暗視ゴーグルを見つけたりしている他、感受性も強く、劇中では真っ先にT-レックスの接近に気が付いた。レックスと比較してあまりパニックは起こさない。
小説版ではレックスの兄で映画版よりもしっかりした性格となっている。グラントやマルドゥーンも感心するほど賢く、終盤でパークの全システムを再起動させる役も担う。
マゼロはスピルバーグの前監督作『フック』(1991年)のオーディションに参加していたが、役に年齢が合わず起用されなかった。しかしスピルバーグはそのオーディションで彼を非常に気に入り、「君の演技には感動したよ!次の映画では君を使いたい!」と話し、起用に至った。成人後にスピルバーグが製作総指揮を務めるTVシリーズ『ザ・パシフィック』に出演している。
レックスとティムは2作目でも出番は少ないが登場していて、マルコムと再会している。また劇中では語られていないが、この2人の両親は離婚している(スピルバーグ作品によく見られる設定)。
ルイス・ドジスン
演 - キャメロン・ソア / 小室正幸
インジェン社のライバル会社であるバイオシン・コーポレーションの遺伝学者。ネドリーに産業スパイを依頼する。
小説版では出番が多く、より悪役らしくなっている。小説版続編では自らが直接島に乗り込み恐竜の卵の強奪を企てるが、映画版では本作以降登場しない。
ボランティア・ボーイ
演 - ウィット・ハートフォード
序盤、モンタナでグラントの化石発掘にボランティアで参加していた少年。本名は不明。
ラプトルの骨格を見て「ちっとも怖そうじゃない。デカい七面鳥みたい」とバカにしていたが、グラントに脅し気味に諭されて恐竜に敬意を払うようになる。
4作目『ジュラシック・ワールド』公開後、同作の主人公のオーウェン・グレイディはこの少年が成長した姿なのではないかとファンの間で推測が広がった。公式には否定も肯定もされていないが、オーウェン役のクリス・プラットおよびこの少年役のハートフォードは「真実じゃない」とツイッターでコメントしている。
ネドリーの仲間
演 - ディーン・カンディ / 江原正士
ネドリーの産業スパイを手助けしていた男。
密航を手配していたが、激しい暴風雨のため、ネドリーの到着を待てないと促していた。
ファニート・ロスターノ
演 - ミゲル・サンドバル
インジェン社に雇われた鉱山発掘チームのリーダー。
ドミニカ共和国のマノ・デ・ディオス琥珀鉱山で恐竜のDNAを持つ蚊の琥珀を採掘していた。グラントとは面識があるらしい。
ジェリー・ハーディング
演 - ジェラルド・R・モーレン / 不明
パークに常駐している獣医の男性。劇中では病気のトリケラトプスの世話をしており、サトラーと共に病の原因を調査する。その後サトラーのみトリケラトプスのパドックに残ることになったため、車でビジターセンターまでサトラーを送った後は船で本土に帰還。以降は登場しない。
小説版では物語を通して活躍し、最後まで生き残る。恐竜の生態について多くの知識をもつ。登場するのは苗字のみ。
映画版でハーディング役を演じたモーレンは本作の共同プロデューサー。映画版における「ジェリー」というファーストネームは彼の本名の愛称から付けられたもの。
2作目に登場するサラ・ハーディングと同姓で、小説版では親子関係であることが作中で示唆されている。
ビリー
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目次 - Contents
- 『ジュラシック・パーク』の概要
- 『ジュラシック・パーク』のあらすじ・ストーリー
- オープニング:得体の知れない生物
- 前半:「ジュラシック・パーク」とは
- ジュラシック・パークへの道のり
- 「ジュラシック・パーク」に到着
- 恐竜を再生した仕組み
- ラプトルへの恐怖
- 恐竜再生の倫理的議論
- ハモンドの孫
- ネドリーの怪しい動き
- 後半:解き放たれる恐竜達
- 解放された最強の恐竜
- ネドリーの顛末
- ハモンドの夢、本当に大切なもの
- 生命は道を探し出す
- パーク復旧の方法
- 恐れていたラプトルの解放
- ラプトルの奇襲
- 完全復旧したシステム
- パークと恐怖からの脱出
- 『ジュラシック・パーク』の登場人物・キャラクター
- 人間
- アラン・グラント博士
- エリー・サトラー博士
- イアン・マルコム博士
- ジョン・ハモンド
- ドナルド・ジェナーロ
- ヘンリー・ウー
- デニス・ネドリー
- ロバート・マルドゥーン
- レイ・アーノルド
- アレクシス・マーフィー / レックス
- ティモシー・マーフィー / ティム
- ルイス・ドジスン
- ボランティア・ボーイ
- ネドリーの仲間
- ファニート・ロスターノ
- ジェリー・ハーディング
- ビリー
- ジョフェリー
- アレハンドロ
- 恐竜
- ティラノサウルス・レックス / T-REX
- ヴェロキラプトル(ラプトル) / Velociraptor
- ブラキオサウルス / Brachiosaurus
- トリケラトプス / Triceratops
- ディロフォサウルス / Dilophosaurus
- パラサウロロフス / Parasaurolophus
- ガリミムス / Gallimimus
- その他
- ミスター・DNA
- ジュラシック・パーク音声ガイド
- 『ジュラシック・パーク』の用語
- ジュラシック・パーク
- イスラ・ヌブラー
- インジェン社
- ビジターセンター
- 琥珀
- 電気自動車
- ジープ
- 『ジュラシック・パーク』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- ブラキオサウルスの登場シーン
- グラント「僕らは"失業"だ」マルコム「"絶滅"だろ?」
- コップの水
- 「生命は道を探し出す(Life finds a way.)」
- ハモンドの想い
- マルコム「カリブの海賊は壊れても客を喰ったりしないぞ」
- グラント「推薦状は書けません」ハモンド「わしもだ」
- 『ジュラシック・パーク』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 『トイ・ストーリー2』でのパロディ
- 『キング・コング』のオマージュ
- タイトルの理由
- ジョーズ
- レディ・プレイヤー・1
- レプリカ商品
- 『ジュラシック・パーク』のメイキング
- 科学的考証
- 脚本
- CG・視覚効果について
- 恐竜以外のCG
- モーション・アニメ-ション
- エンディング
- 受賞
- 『ジュラシック・パーク』の音楽