ジュラシック・パーク(Jurassic Park)のネタバレ解説・考察まとめ

『ジュラシック・パーク』とは、1993年に公開されたSF映画である。スリラー、ホラー、パニック、アクション、ドラマなど様々な要素で構成されている。マイケル・クライトンによる同名小説を原作としており、監督はスティーヴン・スピルバーグ。後に続編が公開されるジュラシック・パークシリーズの第1作。
バイオテクノロジーにより作られた恐竜が暴走し、恐竜に追われる恐怖と、仲間を守ろうとする主人公達の絆を描いており、生命や科学技術に関する倫理観が問われている。

ネドリーの顛末

ネドリーは密輸船へ車を走らせたが、タイヤが脱論して修理を行っていた。修理中のネドリーの背後にはディロフォサウルスがいた。振り返ったネドリーは小型恐竜だった事に安堵した。ディロフォサウルスは後を追いかけ、ネドリーに威嚇をした。威嚇されたネドリーは恐怖を感じて逃げようとしたが、ディロフォサウルスの口から出される粘膜性のある毒液で目を潰された。パニックになったネドリーは転びながらも車へ戻った。しかし車内にはディロフォサウルスが待ち伏せし、食い殺された。盗んだ恐竜のDNAは転倒した拍子に落ち、泥の中に埋もれた。マルドゥーンとサトラーはツアーメンバーがいた現場に到着。残っていた車は1台のみでグラント達の姿はなかった。サトラー達は周辺の捜索を開始し、ジェローナの噛み殺された遺体と重傷のマルコムを発見。マルコムは車で待機する事となった。サトラーは崖下の捜索も開始し、グラント達の足跡を確認できたので、更に捜索をしようとした。しかしティラノサウルスが現れた。ティラノサウルスの接近を察知したマルコムはサトラー達を呼び戻して現場から立ち去ろうとしたが、ティラノサウルスが追いかけてきた。マルコム達は決死の思いで逃げた。グラント達はレックス達にジャングルを歩く事は危険と説明し、木の上で一夜を明かした。

ハモンドの夢、本当に大切なもの

ビジターセンターで寂しくアイスを食べていたハモンドの元にサトラーが戻り、一連の出来事を説明した。ハモンドは今回の事態を招いてしまった事を悔やみ、パーク建設の背景を語ったが大惨事を招いてしまったハモンドは夢を諦めてなかった。サトラーは猛反対をして、管理の危険性や人命よりも大切なものは無いと訴えた。ハモンドは反論せずに受け止めた。サトラーは訴え終えると、アイスを頬張りハモンドと悲しげに笑い合った。

生命は道を探し出す

木の上で一夜を明かしたグラント達は草食恐竜のブラキオサウルスと触れ合った。日の出を確認した3人はビジターセンターを目指して歩き出した。道中でグラントは恐竜の卵を発見し、DNAを補うために組み込んだカエルの遺伝子がこの事態を生み出したと確信した。カエルの中には同性のみの集団に置かれると自発的に性転換をする種類がいるのだった。

パーク復旧の方法

ビジターセンターではシステム復旧に向けて、パーク全てのシステムをシャットダウンし、再起動する事をハモンドが提案した。理論上は正しいが、全システム停止はした事がなかったのでアーノルドは反対した。マルドゥーンは「リジン欠乏策」を提案したが死滅させる事は長期的すぎるのでハモンドが反対。一刻を争う事態だと強く訴えたハモンドの熱に負けたアーノルドは全システムのシャットダウンと再起動を決めた。再起動したコンピュータは動作したが、電源が戻ってこなかった。アーノルドはブレーカーが落ちたと説明しブレーカーのある発電所へと向かい、残りの4名は地下の緊急避難壕で待機する事となった。その頃、グラント達は逃げ惑う草食恐竜のガリミムスの群れに遭遇し、巻き込まれないように木陰に隠れた。そこにティラノサウルスが現れて次々に捕食を始めた。3人はその場から去った。

恐れていたラプトルの解放

避難したハモンド達はアーノルドの帰りを待ったが、帰ってくる気配はなかった。心配したサトラーはブレーカーの復旧に向かうと名乗りをあげ、マルドゥーンも同行した。発電所に向かう途中、2人はラプトルまで解放された事に気づき、恐怖を感じていたが、無事に発電所へとたどり着いた。周囲をラプトルに囲まれている事を察知したマルドゥーンはその事実をサトラーへと告げ、サトラーだけ中へ向かわせてた。サトラーはハモンド達と無線で交信を行い、ブレーカーまでの誘導を依頼し、ブレーカーまで到着した。サトラーはグラント達の状況も知らずにパーク内の電源スイッチを入れた。グラント達はビジターセンターの外周を囲っているフェンスに電流が流れていない事を確認し、フェンスを登っていた。グラントとレックスは登り切って中に入る事に成功したがティムはフェンスの高さに足がすくみ固まった。その瞬間、ブレーカーが復旧し、ティムは放電して心肺停止状態になる。

ラプトルの奇襲

電源を復旧させたサトラーはシステムの復帰をさせるために管理室へと向かおうとしたが、サトラーの前にラプトルが現れた。パニックになったサトラーは逃げようとしたが肩に手が置かれた。その手はアーノルドのもので助けてきてくれたのかと安堵したサトラーだったが、よく見ると腕だけだった。アーノルドはラプトルに捕食されていた。発電所から逃げ出したサトラーは、ラプトルを外に出さないために発電所の出入り口をしめた。マルドゥーンは大人しくしているラプトルを見つけてショットガンを構えたが、横から別のラプトルが出てきた。大人しくしていたラプトルは囮で、隣からきたラプトルに襲われた。一方、グラント達はティムの心肺蘇生を行い息を吹き返した。そしてビジターセンターへとたどり着いた。ハモンド達の姿を確認できなかったグラントはティム達をセンターに残し、ハモンド達を探しに行った。センターの外でグラントは発電所から逃げてきたサトラーと再会。料理をつまみ食いしていたティム達は、恐竜の気配を瞬時に察知してキッチンへ逃げ込んだ。逃げ込んだ2人をラプトルが見ていた。グラントは、ハモンド達と再会を果たす。グラントはショットガンを装備し、ティム達の元へ向かった。ラプトルは3頭おり、うち1頭は発電所に閉じ込めたとサトラーから聞き、グラントは足早に向かった。一方、キッチンで息を潜める2人はピンチに追い込まれていた。ティムが物音を立ててしまい、ラプトル2頭が襲ってきたのだ。レックスは音を立ててラプトルを呼び寄せた。ラプトルはレックスを発見して突進をしてきたが、キッチンキャビネットに頭からぶつかり、昏倒した。ティムは冷凍庫のドアが空いている所を見るや否や、冷凍庫へと走り出した。ラプトルは走るティムを追いかけたが冷凍庫内で足を滑らせて転倒。ラプトルから逃げる事に成功した。昏倒していたラプトルはビッグ・ワンだった。

完全復旧したシステム

ティム達はグラントと再会し管理室に向かった。管理室に到着したが、システムが復旧しておらず施錠できなかった。グラントはロックシステムの復旧を指示したが、目の前にはすでにビッグ・ワンが立っていた。グラントは必死にドアを抑えていたが、1人では勝てずサトラーと2人でドアを抑えていた。そんな2人の様子を見たレックスはシステムの復旧を試み、システムの再起動に成功した。再起動が成功した事でビッグ・ワンの侵入を阻止する事にも成功。全システムが復旧したので、ハモンドへ連絡し、救出要請を出すように指示。ハモンドは孫の無事を確認して喜んだが、ビッグ・ワンが管理室のガラスを割って侵入し、グラント達は逃げ惑った。屋根裏を通り、脱出する事に成功したエントランスホールでビッグ・ワンに追いつかれた。そして発電所に閉じ込められていたラプトルも現れた。2頭のラプトルに挟まれたグラント達は諦めかけたが、ティラノサウルスが目の前に現れた。そしてラプトルへと襲い掛かった。早々とラプトル1頭を絶命させたティラノサウルスはビッグ・ワンに襲い掛かられてしまい、2頭は激闘を繰り広げ始めた。その隙を見てグラント達はセンターから逃げ出す。ビッグ・ワンを骨格模型に叩きつけて勝利したティラノサウルスは雄叫びをあげた。

パークと恐怖からの脱出

センターから逃げ出したグラント達の目の前にはハモンドとマルコムがいた。グラントはハモンドに「このパークを推薦する事はお断りします」と告げ、ハモンドは共感をした。救出のヘリコプターに乗り込んだ一同は、恐怖から解放された事で安堵した。ティム達はグラントに寄りかかって眠り、グラントは得意げな表情を浮かべた。夕日に向かってヘリコプターが進んでいくシーンで映画の幕は閉じる。

『ジュラシック・パーク』の登場人物・キャラクター

人間

アラン・グラント博士

演 - サム・ニール / 富山敬

本作の主人公である古生物学者。
モンタナで化石発掘を行っており、本の執筆なども行っている。長年ヴェロキラプトルを研究しており、「ラプトルなど一部の恐竜は鳥に進化した」という学説を提唱している。この学説は2018年現在ではほぼ定説となっているが、当時は新しい学説だった。恐竜をこよなく愛し、劇中で本物を見た際には少年のように目を輝かせている。
子供を苦手としており、当初はティムやレックスのことも邪険にしていたが、本気で嫌っているわけではなく、子供たちが危機に陥った際には命がけで助けようとしている。サム・ニール曰く、「グラントは子供嫌いなのではなく、学者暮らしにどっぷり漬かって、子供と付き合う時間や気力がなかっただけなんだ。彼にとって子供は馴染みのない人種なので、気になって仕方ないんだ」とのこと。
テンガロンハットを愛用しているが、劇中では中盤T-レックスに吹き飛ばされて紛失。後に3作目でも主演を務め、再び恐竜たちに追われることになる。

小説版では逆に子供好きであり、ティムとは出会ってすぐに親しくなっている。また、T-レックスに関しては「雨に弱い」という学説を提唱しているが、小説版の続編では否定されている。

キャラクターのモデルとなったのは、世界で最も有名な古生物学者の1人であるジャック・ホーナー。ホーナーは本作のテクニカルアドバイザーも担当している。ただし、T-レックスに関しては本シリーズのようなハンターではなく死肉を漁るスカベンジャーであるという学説を主張している。

エリー・サトラー博士

演 - ローラ・ダーン / 弥永和子

グラントの恋人にして古植物学者。
グラントと対照的に子供好きで、子供に対して大人げない態度をとるグラントに注意している。
若干フェミニストの側面があり、終盤発電所へ向かう際にハモンドから「一応男だし、わしが行くべきだ」と言われた際には、「生死を分ける場面での女性差別については、私が戻って来たら議論しましょう」と語っている(実際には性差別以前に、杖を突いた老人に任せることではない)。
学者としての探求心はかなり強く、劇中ではトリケラトプスの病気の原因を探り当てるため排泄物まで調べるほど。マルコムから「彼女はねばるタイプなのか?」と聞かれたグラントは「本気になったらあんなもんじゃないよ」と返している。終盤、夢を追うことをやめたくないと語るハモンドに対し、本当に大切なのは夢ではなく愛する人だと諭す。パークに訪れた当初は恐竜を作り出した技術に圧倒されていたが、それが間違いだったと語っており、生命の力を甘く見ていたと認めている。

後にグラントとは別れ、3作目では別の男性と結婚し一児をもうけるが、グラントとの友情は続いている。
小説版ではグラントとは恋仲ではなく、グラントの研究室の若い大学院生であり、別の男性と婚約している。

hacheeeeer0
hacheeeeer0
@hacheeeeer0

Related Articles関連記事

ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク』とは1997年に製作されたアメリカ映画で、1993年に製作された『ジュラシックパーク』の続編である。イスラ・ヌブラル島で起きた事件から4年、その島とは異なるサイトB呼ばれる場所で恐竜の存在が確認された。新たに社長になったハモンドの甥のルドローはサイトBにいる恐竜を捕獲し、サンディエゴに新たな「ジュラシックパーク」を建設しようとしていた。マルコムたちがその計画を止めようとするも捕獲は成功し、サンディエゴへと運ばれるがそこで悲劇が再び起こってしまう。

Read Article

ジュラシック・ワールド/炎の王国(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

ジュラシック・ワールド/炎の王国(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『ジュラシック・ワールド/炎の王国』とは、2018年6月22日にアメリカ合衆国で公開された映画。『ジュラシック・パーク』シリーズ5作目の映画である。 日本公開は2018年7月13日。前作での大惨事から3年。放棄されたジュラシック・ワールドを有したイスラ・ヌブラル島には火山噴火の兆候が見えていた。噴火へのタイムリミットが迫る中、主人公オーウェンと彼の仲間たちは恐竜たちの救出チームに参加する。それぞれが奮闘する中、オーウェンたちは救出劇の裏に隠された陰謀にも巻き込まれていく。

Read Article

ジュラシック・パークIII(Jurassic Park III)のネタバレ解説・考察まとめ

ジュラシック・パークIII(Jurassic Park III)のネタバレ解説・考察まとめ

『ジュラシック・パークⅢ』とは、2001年にアメリカで製作されたSFアドベンチャー映画である。1993年製作の『ジュラシック・パーク』、2作目の『ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク』に続くジュラシックシリーズ3作目である。前作から4年、古生物学者のアランは研究の資金難に陥っていた。そこにある夫妻が現れ、恐竜の島のガイドを頼まれる。当初は難色を示すアランだったが、しぶしぶ了承する。しかし、本当は行方不明になった少年の救出が目的であった。スピノサウルスに襲われながら、一行は島からの脱出を目指す。

Read Article

ジュラシック・ワールド(Jurassic World)のネタバレ解説・考察まとめ

ジュラシック・ワールド(Jurassic World)のネタバレ解説・考察まとめ

『ジュラシック・ワールド』とは2015年のアメリカ映画で、1993年に製作された『ジュラシック・パーク』シリーズ4作目である。前作に引き続きスティーヴン・スピルバーグが製作総指揮を務めている。イスラ・ヌブラル島で起きた「ジュラシック・パーク」の事件から22年。新たなるテーマパーク「ジュラシック・ワールド」がオープンし、多くの観光客で賑わっていた。しかし、新たな目玉アトラクションとしてパークが用意していた新種恐竜インドミナス・レックスが脱走し、パークは大パニックに陥る。

Read Article

グランド・ブダペスト・ホテル(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

グランド・ブダペスト・ホテル(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『グランド・ブダペスト・ホテル』は、ウェス・アンダーソン監督、レイフ・ファインズ主演で製作された。ズブロフカ共和国にあるグランド・ブダペスト・ホテルが物語の舞台である。コンシェルジのグスタヴと部下のムスタファを主人公に、常連客をめぐる殺人事件と遺産争いに巻き込まれた二人が、ホテルの威信のためにヨーロッパ中を駆け巡り事件解明に奔走する。本作は1930年代、1960年代、1985年、現在と4つの時間軸で展開されていく。

Read Article

レディ・プレイヤー1(レディプレ)のネタバレ解説・考察まとめ

レディ・プレイヤー1(レディプレ)のネタバレ解説・考察まとめ

『レディ・プレイヤー1』とは、2018年に公開されたスティーヴン・スピルバーグ監督による近未来SFアクション映画である。 荒廃した近未来におけるVR世界「オアシス」を舞台に、オアシスの世界を愛する少年を主人公とした冒険を通し、VR世界と現実世界それぞれを模索していく様子が描かれる。80年代をメインとした映画をはじめ、あらゆるポップカルチャー要素が登場する。VRを取り扱った映画では最も成功した作品。

Read Article

グレムリン(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

グレムリン(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『グレムリン』とは、ジョー・ダンテ監督による1984年の映画作品。当時、大学生だったクリス・コロンバスが書いた脚本をスティーブン・スピルバーグが気に入り映画化された。スピルバーグは制作総指揮として参加している。発明家の父親ランダル・ペルツァーから主人公の息子ビリーの元に、クリスマスの贈り物として「モグワイ」と呼ばれる地球外生命体がやってきた。素直で愛らしい姿を気に入り、ビリーは「ギズモ」と名付けて世話を始めるが、次第に予想不可能な事態へと発展していくというコメディーSFパニック映画である。

Read Article

バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2(BTTF2)のネタバレ解説・考察まとめ

バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2(BTTF2)のネタバレ解説・考察まとめ

大ヒットSF映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のPART2。監督は前作も手がけたロバート・ゼメキス。主人公マーティは、30年後にタイムトラベルしに行ったはずの親友ドクから今度は未来が危ないと告げられる。未来で起こる事件に関わる息子たちを助けるため、再びタイムマシン・デロリアンでタイムスリップする。

Read Article

トランスフォーマー(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

トランスフォーマー(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『トランスフォーマー』とは、2007年に公開されたアメリカ合衆国のSFアクション映画。1980年代から展開されてきた玩具・アニメーション・コミックシリーズ『トランスフォーマー』の実写映画版である。機械や金属に生命を吹き込む放射を生む物質「オールスパーク」によって誕生した金属生命体「トランスフォーマー」たちは、消えたオールスパークがあった地球へ飛来する。故郷の惑星サイバトロンの次は、地球で繰り広げられるトランスフォーマー同士の戦いに、主人公・サムが巻き込まれていく。

Read Article

キャプテン・マーベル(MCU)のネタバレ解説・考察まとめ

キャプテン・マーベル(MCU)のネタバレ解説・考察まとめ

『キャプテン・マーベル』とは、アメリカ合衆国で2019年3月に公開されたスーパーヒーロー映画である。MCUシリーズとしては第21作品目。記憶を失った主人公ヴァースは、惑星ハラで暮らすエリート女性戦闘員である。任務の途中で訪れた1990年代の地球・アメリカでアベンジャーズ結成前のニック・フューリーと出会ったヴァースは、彼と行動を共にするうちに失った真実の記憶を取り戻し、自らの使命に気づくことになる。

Read Article

キングスマン(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

キングスマン(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

マーク・ミラー原作のコミックを「キック・アス」に続きマシュー・ボーンが監督した、常識破りの超過激ノンストップ・スパイアクション。亡き父の後を継いでスパイ組織「キングスマン」の一員としてスパイとなる道を選んだ青年が、ブリティッシュスーツを華麗に着こなし、最強の敵相手に奮闘する姿を描く。「英国王のスピーチ」でアカデミー賞を受賞したコリン・ファースが激しいアクションに挑戦。2015年公開のイギリス映画。

Read Article

バック・トゥ・ザ・フューチャー(BTTF)のネタバレ解説・考察まとめ

バック・トゥ・ザ・フューチャー(BTTF)のネタバレ解説・考察まとめ

『バック・トゥ・ザ・フューチャー』とは1985年のアメリカのSF映画。公開当時、全米で「フューチャー現象」と呼ばれるブームが生まれるほど大ヒットした。監督は視覚効果の巨匠ロバート・ゼメキス。主人公のマーティことマーティン・シェイマス・マクフライは、科学者ドクことエメット・ラスロップ・ブラウンの発明したタイムマシン「デロリアン」で30年前にタイムスリップしてしまう。主演のマイケル・J・フォックスの代表作であり、タイムマシーンを題材にした映画の大元ともいえる名作。略称は『BTTF』『BTF』。

Read Article

パルプ・フィクション(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

パルプ・フィクション(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『パルプ・フィクション』とは、クエンティン・タランティーノ監督による1994年公開のクライム映画である。主演はジョン・トラボルタ、共演はサミュエル・L・ジャクソン、ユマ・サーマン等。アカデミー賞脚本賞とカンヌ映画祭パルムドール賞を受賞した。ギャングであるヴィンセントと相棒ジュールズは、ボスからの命令でスーツケースを取り返すべく、アパートに潜入する。3つの異なる犯罪エピソードから構成されており、ストーリーの時系列と映画の時系列が異なる構成が話題を呼んだ。バイオレンスと乾いた笑いに満ちた傑作群像劇。

Read Article

アベンジャーズ/エンドゲーム(MCU)のネタバレ解説・考察まとめ

アベンジャーズ/エンドゲーム(MCU)のネタバレ解説・考察まとめ

『アベンジャーズ/エンドゲーム』とは、2019年に公開されたディズニー配給・マーベル製作の『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』の続編である。本作は、宇宙最大のパワーを持つ6つの石”インフィニティ・ストーン”を集めたサノスがアベンジャーズのメンバーを含む、全宇宙の生命の半分を消滅させたところから始まる。人類を守るため、”キャプテン・アメリカ”や”アイアンマン”を筆頭に最強ヒーローたちが再び立ち上がり、史上最凶最悪の敵・サノスに逆襲(アベンジ)する。

Read Article

リアル・スティール(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

リアル・スティール(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『リアル・スティール』とは、2011年制作のアメリカ映画。人間の代わりに高性能ロボットたちが激しい戦いを繰り広げる“ロボット格闘技”が人気を博す、近未来を舞台にした痛快SFアクションムービー。落ちぶれた元プロボクサーの男と、彼の前に突然現れた11歳の息子が、スクラップ置き場で見つけた旧式ロボットATOMに希望を託し、親子の絆を深めながらロボット格闘技の王者を目指す姿を描く。アメリカ劇場初登場1位のヒットを放った。

Read Article

バック・トゥ・ザ・フューチャー PART3(BTTF3)のネタバレ解説・考察まとめ

バック・トゥ・ザ・フューチャー PART3(BTTF3)のネタバレ解説・考察まとめ

『バック・トゥ・ザ・フューチャー PART3』とは、1990年のアメリカ映画で、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』シリーズの完結作である。監督はロバート・ゼメキス。製作総指揮はスティーヴン・スピルバーグ。PART2のラストシーンで1955年に取り残されてしまったマーティの元へ届けられた一通の手紙。それは1885年にタイムスリップしたドクからの手紙だった。マーティは隠してあったタイムマシンでドクを助けるため1885年へタイムスリップする。

Read Article

宇宙戦争(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

宇宙戦争(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『宇宙戦争』とは、アメリカ合衆国で2005年6月に公開されたSFアクション映画である。 H・G・ウェルズのSF小説『宇宙戦争』を原作としたスティーヴン・スピルバーグ監督作品。 主人公レイは、離婚した妻がボストンの実家を訪ねる間、妻に引き取られ、自分を軽蔑する子供達ロビーとレイチェルを預かった。そんなある日、奇妙な稲妻が町に落ち、地中から巨大な何かが現れて人々を攻撃、街を破壊していく。今まで家族をかえりみなかった父親だったが、必死に子供達を守っていく中で家族を守る父親へと変わっていく。

Read Article

パーフェクト ワールド(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

パーフェクト ワールド(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

監督クリント・イーストウッド、主演ケヴィン・コスナーで1993年に公開されたアメリカ映画。 クリント・イーストウッドとケヴィン・コスナーというハリウッドの2大スター共演だが、フィリップ役の子役が素晴らしい演技を見せて、観るものを驚かせた。 脱獄囚ブッチは、逃亡中に8歳の少年フィリップと出会い、人質として連れ出す。逃亡の中で次第に心を通わせていく2人。せつないラストに心打たれるロードムービー。

Read Article

ターミナル(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

ターミナル(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『ターミナル』とはアメリカ合衆国で2004年6月に公開された、ロマンスおよびコメディー映画である。ある目的をもってアメリカ合衆国に入国するビクター・ナボルスキーだったが、母国でクーデターが起き国が消滅してしまう。無国籍状態となり入国ができなくなってしまった。それでも目的を達成するために、空港の乗り継ぎロビーでクーデターが終結することを待ち続ける。空港生活の中で国土安全保障省税関国境保護局との対立、キャビンアテンダントとの恋模様など様々なヒューマンドラマが描かれている作品である。

Read Article

アンブレイカブル(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

アンブレイカブル(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『アンブレイカブル』とは、2000年製作のアメリカ映画。日本公開は2001年の6月。大ヒットとなった「シックス・センス」の次にM・ナイト・シャマランが手掛けた作品。脚本もシャマラン自身が担当した。凄惨な列車事故に遭いながら、ただ一人かすり傷ひとつ負わずに生き残った男が辿る数奇な運命を描く。主演は「シックス・センス」に続きブルース・ウィリス。共演はサミュエル・L・ジャクソン、ロビン・ライト・ペン。

Read Article

デイブレイカー(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

デイブレイカー(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『デイブレイカー』とは、オーストラリア出身のスピエリッグ兄弟の監督・脚本によるSFアクション・ホラー。人口の9割以上がヴァンパイアと化した近未来を舞台に、人間の減少により血液不足に陥った状況を解決するために代用血液の開発を進めていたヴァンパイアの男が、人間とヴァンパイアの双方を救う新たな道を探ろうとする。09年・オーストラリア・アメリカ製作。

Read Article

スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム(MCU版)のネタバレ解説・考察まとめ

スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム(MCU版)のネタバレ解説・考察まとめ

『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』とは、2019年に公開されたアメリカ合衆国のスーパーヒーロー映画。マーベル・コミック『スパイダーマン』の実写映画化作品としては7作目、再リブートシリーズとしては2作目、また、マーベル・コミックの実写映画で、世界観を共有するクロスオーバー作品として扱われたMCUシリーズとしては23作目の映画となる。高校の夏休みにクラスメイト達とヨーロッパ旅行へでかけた主人公のピーター・パーカーは旅先でスパイダーマンとしての任務が与えられ、再び戦いに出ることになる。

Read Article

インデペンデンス・デイ(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

インデペンデンス・デイ(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『インデペンデンス・デイ』は1996年に公開されたアメリカのSFアクション映画。タイトルの意味は「独立記念日」で、物語の設定がアメリカの独立記念日である7月4日であることから取られている。 ある朝、世界各地の都市に巨大なUFOが突如出現し、大規模なレーザー攻撃で街を破壊していく。圧倒的な力を持つ宇宙人と人類との戦いを描く。

Read Article

ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』とは、1868年出版のルイーザ・メイ・オルコットの自伝的小説『若草物語』が映画化されたもの。2019年12月に全米、2020年6月に日本公開。監督のグレタ・ガーウィグが脚本も担当。今作に挑むに当たってガーウィグ監督は、著者であるオルコットが「本当は何を言いたかったのか」という命題を深く掘り下げることに焦点を当てた。古来、女性が置かれてきた状況を顕在化することで、自分らしく生きたいと願う現代の女性へのオマージュに昇華させている。

Read Article

コーチ・カーター(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

コーチ・カーター(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『コーチ・カータ』とは、弱小高校バスケ部が、スパルタコーチであるカーターの指導によって成長し、活躍する姿を描いた青春映画。落ちこぼれの集まりであるリッチモンド高校バスケ部に、OBであるケン・カーターが新コーチとして赴任してくる。カーターは、バスケの技術を教えるより先に、まず選手たちと契約を交わす。契約を守らない者は試合に出さないというカーターに対し選手たちは反発するが、徐々にカーターの真意を理解し耳を傾け、相互に信頼しあうようになる。

Read Article

レイダース/失われたアーク《聖櫃》(インディ・ジョーンズ)のネタバレ解説・考察まとめ

レイダース/失われたアーク《聖櫃》(インディ・ジョーンズ)のネタバレ解説・考察まとめ

『レイダース/失われたアーク《聖櫃》』とは1981年にアメリカ合衆国で公開されたアクション・アドベンチャー映画。主演はハリソン・フォード、監督にはスティーブン・スピルバーグ、原案と制作総指揮にジョージ・ルーカスが務めた。超常的パワーを秘めた聖櫃(アーク)を巡り、冒険家インディ・ジョーンズはナチス・ドイツを相手に争奪戦を繰り広げる。

Read Article

ディープ・ブルー(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

ディープ・ブルー(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『ディープ・ブルー』(原題:Deep Blue Sea)とは、1999年にアメリカで公開されたパニックアクション映画。監督はアクション映画を得意とすることで有名なレニー・ハーリン。興行収入は1.6億ドル。物語の主人公スーザンは、アオザメの脳を素材とするアルツハイマー病治療薬の開発を海洋上の研究施設アクアティカで行っていた。遺伝子操作を行った影響で脳が発達し賢くなった巨大ザメは、自らの考えを持つようになり、外界へ出て自由になるという目的のため、研究者や関係者たちを次々に襲撃する。

Read Article

インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説』は1984年5月23日にアメリカで公開されたアクション・アドベンチャー映画。監督はスティーブン・スピルバーグ、製作総指揮はジョージ・ルーカス、主演はハリソン・フォードであり、前作『レイダース/失われたアーク《聖櫃》』の続編にあたる。 富と名声の象徴である伝説の「サンカラ・ストーン」を巡り、冒険家インディ・ジョーンズが恐ろしい邪教集団「サギー教」と熾烈な争奪戦を繰り広げる。

Read Article

ウエスト・サイド・ストーリー(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

ウエスト・サイド・ストーリー(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『ウエスト・サイト・ストーリー』とは、1957年に上演されたミュージカル作品をスティーブン・スピルバーグ監督が現代版にアレンジした映画だ。物語の流れや人物の基本的な設定は変えず、現代の人々に合わせて内容に絶妙に手を加えることで若い世代にも響く作品に生まれ変わった。スピルバーグ監督の手腕が大いに発揮されている。 劇中の音楽も原作のものを元に、グスターボ・ドゥダメルにより色彩の増した編曲がされている。 物語本来の魅力と現代版のアレンジが新たな魅力を生み出す。

Read Article

ピアノ・レッスン(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

ピアノ・レッスン(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『ピアノ・レッスン』とは、1993年にオーストラリアで制作された恋愛映画である。口が利けない女性エイダは、まだ見ぬ夫スチュアートが住むニュージーランドへ娘フローラとピアノと共に渡る。海辺でピアノを弾くエイダに惹かれたスチュアートの友人ベインズは、土地と交換でエイダのピアノを手に入れる。荒々しくも情熱的なベインズに戸惑いながら、ピアノを介してベインズに惹かれていくエイダの燃えるような恋愛が官能的に描かれていく。ホリー・ハンターが主演を務め、ジェーン・カンピオンが監督を務めた。

Read Article

インディ・ジョーンズ/最後の聖戦(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

インディ・ジョーンズ/最後の聖戦(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『インディ・ジョーンズ/最後の聖戦』は1989年5月に公開されたアメリカ合衆国のアクション・アドベンチャー映画で、大ヒットアドベンチャーシリーズの3作目にあたる。 監督はスティーブン・スピルバーグ、制作総指揮はジョージ・ルーカス、主演はハリソン・フォード。「原点回帰」をテーマに胸躍る冒険活劇は健在で、主人公インディの父役としてショーン・コネリーが演じ話題となった。 キリストの血を受けた「聖杯」を巡り、冒険家インディとその父ヘンリーが宿敵ナチス・ドイツと争奪戦を繰り広げる。

Read Article

インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国』とは2008年に公開されたアメリカ合衆国のアクション・アドベンチャー映画で、大ヒットアドベンチャーシリーズの4作目にあたる。 監督はスティーブン・スピルバーグ、制作総指揮はジョージ・ルーカス、主演はハリソン・フォード。前作より19年後を舞台に、映像技術の進歩による描写と壮年となったインディの変わらぬパワフルさが特徴。 謎の結晶体「クリスタル・スカル」に秘められた謎を巡り、インディは新たな敵「ソビエト連邦」と争奪戦を繰り広げる。

Read Article

キングコング:髑髏島の巨神(モンスターバース)のネタバレ解説・考察まとめ

キングコング:髑髏島の巨神(モンスターバース)のネタバレ解説・考察まとめ

『キングコング:髑髏島の巨神』とは、2017年に公開されたアメリカの怪獣映画。アメリカを代表する怪獣キングコングを題材とした作品としては8作目で、アメリカ版怪獣映画シリーズ『モンスターバース』の2作目の作品である。監督はジョーダン・ヴォート=ロバーツ、主演はトム・ヒドルストン。キャッチコピーは「この島で、人類は最弱」。全世界で5.6億ドルもの興行収入を記録した。 1973年、特務研究機関MONARCHは未開の「髑髏島」の調査を敢行。そこは巨大な怪生物と島の王コングが徘徊する脅威の場所だった。

Read Article

ジャンゴ 繋がれざる者(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

ジャンゴ 繋がれざる者(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『ジャンゴ 繋がれざる者』とは、2012年のアメリカのリビジョニスト西部劇。ドイツ人賞金稼ぎキング・シュルツに助けられた黒人奴隷ジャンゴ・フリーマンが生き別れた妻ブルーム・ヒルダをを取り戻す物語。監督・脚本はクエンティン・タランティーノ、出演はジェイミー・フォックス、クリストフ・ヴァルツ、レオナルド・ディカプリオ、サミュエル・L・ジャクソン。アカデミー賞では5部門ノミネートされ、脚本賞と助演男優賞を受賞。興行成績も、タランティーノは前作の『イングロリアス・バスターズ』を超えて大ヒットを記録した。

Read Article

スパイダーマンの歴代スーツまとめ

スパイダーマンの歴代スーツまとめ

『スパイダーマン』とは、MARVEL COMICS発祥のアメコミヒーローである。 スパイダーマンは、スパイダースーツを着用してヴィランたちと戦いを繰り広げる。これまでスパイダーマンは『サム・ライミ版スパイダーマン』『アメイジング・スパイダーマン』『MCUスパイダーマン』の3つのシリーズで映画化されてきた。シリーズによってスパイダースーツの形状や能力が異なっている。

Read Article

目次 - Contents