ウエスト・サイド・ストーリー(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『ウエスト・サイト・ストーリー』とは、1957年に上演されたミュージカル作品をスティーブン・スピルバーグ監督が現代版にアレンジした映画だ。物語の流れや人物の基本的な設定は変えず、現代の人々に合わせて内容に絶妙に手を加えることで若い世代にも響く作品に生まれ変わった。スピルバーグ監督の手腕が大いに発揮されている。
劇中の音楽も原作のものを元に、グスターボ・ドゥダメルにより色彩の増した編曲がされている。
物語本来の魅力と現代版のアレンジが新たな魅力を生み出す。
『ウエスト・サイド・ストーリー』の概要
『ウエスト・サイト・ストーリー』とは、トニー・クシュナー脚本、スティーブン・スピルバーグ監督のミュージカル映画。原作は1957年のブロードウェイミュージカル『ウエストサイド物語』だ。シェイクスピアのロメオとジュリエットにインスピレーションを受けつつ、1950年頃のニューヨークの社会的状況を描写した内容になっている。ポーランド系アメリカ人とプエルトリコ系アメリカ人の異なる文化を背景に持つ2つのギャンググループの争いと、それぞれのグループの境界を越えて繰り広げられる恋愛を描いた物語となっている。
映画化は1961年に続いて2回目となる。1961年に映画化された際はアカデミー賞10部門受賞という歴史的快挙を成し遂げている。2022年版は第94回アカデミー賞助演女優賞受賞、ゴールデングローブ賞3部門受賞している。映画で使用されている楽曲は、原作時にレオナルド・バーンスタインが作曲したものを2022年版としてデビット・ニューマンが編曲している。
壊すことのできない大きな壁を隔てて芽生える愛や、恵まれない境遇の中でもたくましく生きていく若者たちのエネルギーを生き生きと表現した作品となっている。
また劇中では名作曲家が残した音楽を現代版にアレンジした楽曲の数々が物語の展開を鮮やかに彩る。
『ウエスト・サイド・ストーリー』のあらすじ・ストーリー
人種の違いが生む争い、ポーランド系アメリカ人VSプエルトリコ系アメリカ人
1950年代ニューヨークのマンハッタンでは移民たちの人種間の争いが絶えない。映画はポーランド系アメリカ人のギャンググループ「ジェッツ」と、プエルトリコ系アメリカ人のギャンググループ「シャークス」のなわばり争いで始まる。ジェッツのリーダーはリフ、シャークスのリーダーはベルナルド。次第に激しくなっていく両者の喧嘩は乱闘に発展するが警官によって止められギャングたちは解散していく。
しかし血気盛んなギャングたちはこれでは収まらない。
これまで何度も対立してきた両グループの関係に終止符を打つためジェッツのメンバー達は人種間の中立地で行われるダンスパーティーでシャークスに決闘を持ち掛けることに。
そこでリフはかつてのジェッツのリーダーだった親友のトニーを引き戻そうと動き出す。現在トニーは暴力事件を起こし警察に捕まったことをきっかけに不良とは関係を切っていた。改心したトニーはジェッツとは関わらないことを条件に近所のドラッグストアで働いたためリフの申し出を頑なに断る。それでもリフは決闘はともかくポーランド系アメリカ人のグループとしてダンスパーティーに参加するよう誘う。結局トニーはしぶしぶダンスパーティーに足を運ぶことにした。
一方のシャークスのメンバーたちは純粋にダンスパーティーに向けて準備を進めていた。
シャークスのリーダーベルナルドは恋人のアニータと共にパーティーに参加。ポーランド系のジェッツたちに自分たちプエルトリコ系のダンスの凄さを見せつけようと意気込んでいる。ダンスパーティーにはベルナルドが溺愛する妹のマリアも参加する。ベルナルドは妹のためにプエルトリコからチノという男性を連れてくる。チノはマリアのエスコート役であり、将来は一緒になってほしいというベルナルドの思惑がある。しかしマリアは頼りないチノのことをあまり気に入っていないがそれをベルナルドが聞き入れないためしぶしぶチノとダンスパーティーに向かうことになる。
波乱のダンスパーティー
あくまでダンスパーティーは対立する2組の人種間の交流を目的で開かれた。はじめは主催者に無理やり社交ダンスを踊らされていたが、その雰囲気に耐えられなくなった若者たちはアニータの掛け声をきっかけにダンスバトルを始める。
遅れて会場に到着したトニーはダンスバトルの熱狂の中、マリアの姿に目を引かれる。ダンスバトルを遠巻きに見ていたマリアもトニーと目が合い、2人は自然と会場裏の人気のない場所へと引き寄せられる。2人はすぐに恋に落ちた。しかしダンス会場の裏でひっそりと踊り見つめ合う2人に気づいたベルナルドは激怒し、2人を強引に引き剥がす。この出来事をきっかけにダンスパーティーは混乱のままお開きとなる。
ジェッツのメンバーはこの混乱に乗じてベルナルド達を会場のトイレに呼び出し決闘の取り決めを行っていた。両者は縄張りをかけた素手での最終決闘の約束をする。
深まる人種を超えた愛、人種間の対立
ダンスパーティーでマリアと無理やり引き剝がされてしまったトニーだがあきらめきれず、こっそりマリアを探し出す。2人はマリアの家のバルコニーでお互いの気持ちを確かめ合い、お互いの身内には内緒でデートの約束をする。
一方、決闘の取り決めをしたジェッツとシャークスは当初の約束を破り、武装化して決闘に備える。
デートの直前に決闘のことを知った2人は止めに行くか迷うが、結局2人の時間を過ごす。しばらくしてやはり仲間たちのことが心配な2人は、決闘を止めるため一度別れることにする。
ベルナルドに決闘を辞めるよう詰め寄るマリアと同じく、アニータも決闘を辞めてもらうためにデートの約束を持ち掛ける。それに対しベルナルドは決闘をやめてデートに行くという嘘の約束をして2人に内緒で決闘に向かうことにする。
一方トニーはリフ達に決闘を辞めるよう訴えていたが、彼らが武装していることを知り、事態が悪化していることを悟る。
始まってしまった決闘(ジェッツVSシャークス)
決闘は無いと思い込んでいるマリアはトニーのことを思い浮かれてしまっている。
そんなマリアを他所にジェッツとシャークスの決闘が始まってしまう。
初めは素手での決闘を約束していたが、手には角材やチェーンを持ち、お互いのリーダーはナイフを忍ばせている。更にリフは拳銃を隠し持つ始末だ。
そこに決闘を止めに来たトニー、決闘に参加しに来たチノが開始直前に乱入する。
しかし決闘は始まってしまう。決闘はリフとベルナルドのナイフを使った一対一になり、不意打ち的にリフがベルナルドに刺される。それをみたトニーは感情が抑えられずベルナルドを刺し殺してしまう。一連の事態を経て決闘は混乱するが、そこに警察が登場しギャングたちは倒れたリフとベルナルドを残し散り散りになる。
愛する人の兄を刺し殺してしまったトニーは「マリア」とつぶやきながら放心状態となる。
決闘がもたらす混乱と悲しみ
決闘後、チノは浮かれた様子のマリアと遭遇する。チノはトニーがベルナルドを刺したことをマリアに伝える。それを聴いたマリアは強いショックを受け、家に閉じこもる。一方トニーは放心状態になりながらも、愛するマリアのもとへと向かう。マリアは最初トニーのことを拒絶し強く罵るが、結局は彼のことを許してしまう。そこにベルナルドの死を知ったアニータが現れる。急いで逃げるトニーを見て怒り狂うアニータはマリアを責め立てるが、アニータも1人の男を愛した身であり、マリアの気持ちも身に染みて分かっている。
アニータとマリアは和解し、アニータはマリアとトニーの駆け落ちを手助けすることにする。マリアとトニーは別れ際に駆け落ちのための待ち合わせをしていたが、アニータとの口論のせいで遅れてしまう。アニータはそれをトニーに伝えるため彼の働くドラッグストアへと向かう。
そのころトニーが駆け落ちの準備をしているドラッグストアでは、決闘でリーダーを失い途方に暮れるジェッツのメンバーがたまっていた。
悲劇が生む悲劇、止まらない悲しみの連鎖
トニーにマリアからの伝言を伝えに来たアニータは、ドラッグストアでジェッツのメンバー達と遭遇してしまう。アニータを見たジェッツのメンバー達はリーダーを失った怒りから、アニータに暴行を加えてしまう。店の店主がそれを止めるが、店の地下で準備をしていたトニーはそのことに気づいていない。怒りを抑えられないアニータは、マリアはチノに殺されたとトニーに伝えるよう言い残して去ってしまった。この嘘を聴いてひどく悲しむトニーは街に飛び出し、マリアの後を追うため自分も打ち殺すよう叫びながらチノを探し回る。そこに現れたのは遅れてトニーのもとに駆け付けたマリアだった。死んだはずのマリアを見つけ驚いていたトニーだが、その瞬間彼を見つけたチノがマリアの目の前でトニーを射殺してしまう。トニーは死に際にマリアとの再会を果たすが、すぐに2人は永遠の別れを迎える。
『ウエスト・サイド・ストーリー』の登場人物・キャラクター
主な人物
トニー(演:アンセル・エルゴート)
吹き替え:宮野真守
リフと共にポーランド系アメリカ人のギャンググループ「ジェッツ」を結成しリーダーも務めたこともある。暴力事件で警察に捕まったことをきっかけにジェッツとは距離を置き、近くのドラッグストアで住み込みで働いている。ジェッツと敵対する「シャークス」のリーダーの妹マリアと恋に落ちる。基本は心の優しい青年だが感情が高ぶると抑えらなくなることも。喧嘩がとても強く決闘の時には仲間たちからトニーさえいれば勝てると言われるほど。
マリア(演:レイチェル・ゼグラー)
吹き替え:藤原夏海
シャークスのリーダーであるベルナルドを兄に持つ。チノにエスコートされダンスパーティーに参加して時にトニーと出会い恋に落ちる。意志が強く、攻撃的な兄にも物おじせず意見する勇敢さも持ち合わせている。
リフ(演:マイク・ファイスト)
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目次 - Contents
- 『ウエスト・サイド・ストーリー』の概要
- 『ウエスト・サイド・ストーリー』のあらすじ・ストーリー
- 人種の違いが生む争い、ポーランド系アメリカ人VSプエルトリコ系アメリカ人
- 波乱のダンスパーティー
- 深まる人種を超えた愛、人種間の対立
- 始まってしまった決闘(ジェッツVSシャークス)
- 決闘がもたらす混乱と悲しみ
- 悲劇が生む悲劇、止まらない悲しみの連鎖
- 『ウエスト・サイド・ストーリー』の登場人物・キャラクター
- 主な人物
- トニー(演:アンセル・エルゴート)
- マリア(演:レイチェル・ゼグラー)
- リフ(演:マイク・ファイスト)
- ベルナルド(演:デヴィッド・アルヴァレス)
- アニータ(演:アリアナ・デボーズ)
- チノ(演:ジョシュ・アンドレス)
- 周りの大人たち
- バレンティーナ(演:リタ・モレノ)
- シュランク警部補(演:コリー・ストール)
- クラプキ巡査(演:ブライアン・ダーシー・ジェームズ)
- グラッド・ハンド(演:マイク・アイバーソン)
- ジェッツのメンバー、近しい女性たち
- ディーゼル(演:ケヴィン・チョラク)
- アクション(演:ショーン・ハリソン・ジョーンズ)
- A-ラブ(演:ジェス・レプロット)
- ベイビー・ジョン(演:パトリック・ヒギンズ)
- スノーボーイ(演:マイルズ・エリック)
- ビッグ・ディール(演:ジョン・マイケル・フィウマラ)
- タイガー(演:ジュリアン・エリア)
- マウスピース(演:ベン・クック)
- グラツィエラ(演:パロマ・ガルシア・リー)
- ヴェルマ(演:マディー・ジーグラー)
- テシー(演:タリア・ライダー)
- ヴェルマ(演:マディエ・ツィエグラー)
- マミー(演:ケリー・ドロブニック)
- エニーボディズ(演:エズラ・メナス)
- シャークスのメンバー、近しい女性たち
- ブラウリオ(演:セバスチャン・セラ)
- ピポ(演:カルロス・サンチェス・ファル)
- アニバル(演:デビット・アビレス・モラレス)
- ティノ(演:ダヴィド・グズマン)
- ジュリート(演:アドリエル・フレーテ)
- ロザリア(演:アナ・イザベル)
- コンチ(演:ガブリエラ・M・ソト)
- 『ウエスト・サイド・ストーリー』の用語
- ジェッツ
- シャークス
- ダンスパーティー
- トニーの働くドラッグストア
- 『ウエスト・サイド・ストーリー』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- リフ「一度ジェッツに入ったら一生ジェッツだ」
- トニーとマリアが恋に落ちる瞬間
- 決闘の事を知りながらも2人だけの時間を過ごし、永遠の愛を誓いあう2人
- トニーとマリアの悲しい再会と永遠の別れ
- 『ウエスト・サイド・ストーリー』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 映画に臨場感を与えるカメラワーク
- 映画のムードを盛り上げる名曲の数々
- 『ウエスト・サイド・ストーリー』の主題歌・挿入歌
- 劇中歌:プロローグ(Prologue)
- 劇中歌:マンボ(Mambo)
- 劇中歌:マリア(Maria)
- 劇中歌:トゥナイト Balcony Scene (Tonight)
- 劇中歌:アメリカ(America)
- 劇中歌:クール(Cool)
- 劇中歌:アイ・フィール・プリティ(I Feel Pretty)
- 劇中歌:フィナーレ(Finale)