インディ・ジョーンズ/最後の聖戦(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『インディ・ジョーンズ/最後の聖戦』は1989年5月に公開されたアメリカ合衆国のアクション・アドベンチャー映画で、大ヒットアドベンチャーシリーズの3作目にあたる。
監督はスティーブン・スピルバーグ、制作総指揮はジョージ・ルーカス、主演はハリソン・フォード。「原点回帰」をテーマに胸躍る冒険活劇は健在で、主人公インディの父役としてショーン・コネリーが演じ話題となった。
キリストの血を受けた「聖杯」を巡り、冒険家インディとその父ヘンリーが宿敵ナチス・ドイツと争奪戦を繰り広げる。

『インディ・ジョーンズ/最後の聖戦』の概要

『インディ・ジョーンズ/最後の聖戦』は1989年5月24日にパラマウント・ピクチャーズから北米で公開されたアクション・アドベンチャー映画である。
『レイダース/失われたアーク(聖櫃)』、『インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説』に続く大ヒットシリーズの3作目にあたる。
監督はスティーブン・スピルバーグ、制作総指揮はジョージ・ルーカスであり、主演で主人公インディ・ジョーンズ役にはお馴染みハリソン・フォードが演じた。
本作ではインディの父ヘンリー・ジョーンズ役を、『007』の初代ジェームズ・ボンドを演じたショーン・コネリーが務め、若き日のインディ役にリヴァー・フェニックス、魅惑の女性考古学者エルザ・シュナイダー役にアリソン・ドゥーディ、聖杯を巡りナチスとインディ親子を利用する大富豪ウォルター・ドノヴァン役をジュリアン・グローヴァーが演じた。
全世界で4億7,430万ドルの興行収入を記録し、第62回アカデミー賞では音響編集賞を受賞するなど、批評的にも経済的にも成功を収めた。
「原点回帰」を意識して作られた本作では、1作目の『レイダース/失われたアーク(聖櫃)』で登場した博物館館長マーカス・ブロディやインディの頼もしい味方サラーに加え、インディの宿敵ナチス・ドイツが再登場している。
またそもそもの『インディ・ジョーンズ』シリーズ制作のきっかけとなった、「『007』のような痛快な娯楽作品を作りたい」との思いから、初代ジェームズ・ボンドを演じたショーン・コネリーを起用している。
本作では主人公インディの細かいキャラクター設定が確立しており、父ヘンリーとの親子関係からくる内面的な部分や、トレードマークのフェドーラ帽子と鞭を愛用するまで、また蛇嫌いのキッカケなどが明らかになった。

舞台は1938年。考古学者のインディ・ジョーンズは大学教師として教鞭を執る傍ら、トレジャーハンターとして世界中を冒険するなど慌ただしい日々を送っていた。
そんなある日、大富豪のウォルター・ドノヴァンが彼の元に訪れある依頼をもちかける。イエス・キリストの血を受けた伝説の「聖杯」の在処を示す重大な遺物を発見したが、派遣した調査隊の隊長が行方不明となってしまい、代わりにその探索を引き受けて欲しいとのことだった。
最初は難色を示すインディだったが、行方不明となった隊長が父ヘンリーだと知り仕方なく承諾する。出発の前、父が生涯をかけて探索し、その情報全てを記載した「聖杯日誌」がインディの元に届けられ、一株の不安を抱くも最後にヘンリーが消息を絶った地、イタリア・ベニスへと向かう。
父の同僚エルザ・シュナイザーと合流し、聖杯日誌をもとに聖杯に繋がる手がかりを発見するインディ。しかし、聖杯とその秘密を守る「十字剣友会」の妨害にあい、命からがら窮地を脱出すると、「十字剣友会」のリーダー、カジムから父が幽閉されている場所を突き止める。
父が幽閉されているブルンワルド城に向かうインディだが、そこで見たものは宿敵ナチス・ドイツ軍が聖杯を求め軍を集結しているところだった。

『インディ・ジョーンズ/最後の聖戦』のあらすじ・ストーリー

若き日の冒険

舞台は1912年。12歳のインディアナ・ジョーンズ(インディ)はボーイスカウトでユタ州のモニュメントバレーに到着する。自由時間を与えられたインディは、隊長からの警告を無視して友人のハーマンと共に洞窟探検に行ってしまう。

洞窟の奥へ進むと怪しげな盗掘団が発掘作業をしていた。その手には、スペインの征服者コルテスが探検家コロナドに与えたと云われる「コロナドの十字架」があった。考古学的重要な遺物であり博物館に収めるべきと考えたインディは、十字架を奪うべく行動する。ハーマンに「戻って隊長らにこのことを伝えて」と頼むと、インディは盗掘団が目を離してる隙に十字架を奪った。しかし外に戻る途中で音を立ててしまい、盗掘団に気づかれた。

フェドーラ帽をかぶったリーダー格のガースら盗掘団は、車に乗り込みインディを追う。一方インディは馬に跨って逃走し、通りかかったサーカス団専用列車に乗り込んだ。盗掘団も列車に乗り込みインディを追う。

手品の備品を収めた車両に追い込まれてしまったインディは、咄嗟に手品用の箱に隠れた。ガースは「諦めろ」と諭し箱を開けるが、中にインディはおらずすでに列車の外へ脱出していた。悔しさを滲ませるガースだが、インディの威勢の良さに自然と笑みが溢れていた。

盗掘団を撒いたインディは自宅に戻りことの顛末を父ヘンリーに伝えるが、自身の研究に没頭し取り付く島がない。

そうこうしているとハーマンと共に保安官が自宅に訪れてきた。なぜかその後ろにはガースら盗掘団の姿もあった。保安官はインディが十字架を盗んだと思っていた為、「大人しく渡せば依頼主は大事にはしない」と告げた。渋々要求に従うと、十字架は依頼主である白スーツの男の手に渡った。意気消沈するインディにガースは近寄り「惜しかったな。だが根性は気に入った」と称賛し、被っていたフェドーラ帽をプレゼントした。

父の失踪

それから時がすぎ、冒険家として世界を旅する傍ら大学で考古学の教鞭も執るインディは、忙しい日々を送っていた。

そんなある日アメリカの大富豪ウォルター・ドノヴァンが、とある依頼の為インディの元に来訪する。

アンカラの鉱山にて従業員が発掘した石板。そこには、かつてイエス・キリストの血を受けた伝説の「聖杯」の在処が示されているというのだ。その聖杯で掬った水を飲めば、永遠の命を授かることができると云われている。

手がかりとなるその石板は半分に割れて、肝心の部分が欠けていた。ドノヴァンはもう一つの手がかりがあるイタリアのベニスに調査隊を向かわせたが、隊長が行方不明になってしまった。その為インディに聖杯探索の引き継ぎを依頼してきたのだった。

インディは「聖杯探索なら父の方が適任だ」と断ろうとするが、ドノヴァンはその行方不明になった隊長こそインディの父ヘンリー・ジョーンズだと説明する。

インディはふと数日前自分宛に届いた小さな小包を思い出した。封を開けると中には「聖杯日誌」が入っていた。この「聖杯日誌」はまさに父の命そのものであり、それを息子に送りつけるということはただの失踪ではないとインディは確信する。

ドノヴァンの依頼を承諾したインディは、古くからの友人であるマーカス・ブロディと共にイタリア・ベニスへ向かった。

騎士の墓

べニスに到着したインディとマーカスは、父の助手を務めていた女性考古学者エルザ・シュナイザーと合流する。聖杯は1000年間紛失していたが、十字軍に参加していた三兄弟の騎士により発見された。その騎士の墓に聖杯の手がかりがあると云われている。3人はヘンリーが行方不明になる前に調べていた図書館へ向かった。インディは日誌を読み解き図書館の地下への入り口を発見する。

インディはマーカスに日誌を預け、エルザと共に地下へと降りていく。薄暗い道を進むと石油が湧き出している空間があった。インディは石油を利用して松明を作り、さらに奥へと進んでいく。すると大量の棺が並べられた部屋にたどり着いた。立派に拵えられた棺を見つけ中を確認すると、騎士の遺体と共に聖杯の在処を示す盾が埋葬されていた。インディは紙と鉛筆を用いて盾に書かれた全容を拓本にする。

突如謎の集団が現れ、石油の部屋に火を放った。一瞬で辺りに燃え移り、インディたちのいる棺の間にも襲いかかってきた。2人は棺を逆さまに倒して石油の中を潜って進み、広場のマンホールから脱出した。しかしその集団はインディたちが抜け出したことに気付き、再び追ってきた。

インディたちは一人、また一人と撃退し、リーダー格のカジムを捕らえてなぜ襲ってきたのかを問いただす。彼らは「十字剣友会」という組織で、聖杯の存在を1000年もの間守り続けてきたのだ。インディは「聖杯ではなく、父を探している」と主張すると、カジムは「オーストリアとドイツの国境にあるブルンワルド城に幽閉されている」と情報を教えてくれた。

インディはホテルに戻り盾の拓本をマーカスに見せると、彼は解読を始めた。そこには、かつて第1次十字軍が籠城していた町アレクサンドレッタ(現イスケンデルン)が記されていた。マーカスに「発掘王のサラーを見つけ現地で落ち合う」と約束し、インディは父を救出するためブルンワルド城に向かうのだった。

再会

インディとエルザはブルンワルド城に到着した。城内に潜入すると、かつてアーク(聖櫃)を巡り争奪戦を繰り広げた因縁の組織ナチス・ドイツ軍が城を占拠していた。

厳重に管理された部屋を発見したインディはここに父が監禁されていると考え、エルザを待たせて窓を割って侵入した。ヘンリーはインディを見て驚き「ジュニアか!?」と尋ねる。インディは「その呼び方はやめてください」と怪訝な顔で返答した。インディは救出にきたこと、そして聖杯日誌のおかげで騎士の墓を見つけたことを手短に伝えた。

部屋から脱出しようとすると、ナチス・ドイツ軍がドアを蹴破り侵入してきた。聖杯日誌を渡せと要求してくるが「こんなとこに日誌を持ってくる訳ないだろう」とヘンリーは嘲笑する。インディは隙を見て兵隊から機関銃を奪い、軍を撃退する。

エルザと合流しようとすると、彼女は聖杯探索隊指揮官のエルンスト・フォーゲルに人質にとられていた。「彼女はナチスだ。信用するな」とヘンリーが助言するも耳に入らず、降伏するインディ。解放されたエルザはインディに駆け寄り、ポケットの聖杯日誌を抜き取ってフォーゲルの元に戻った。彼女はヘンリーの言う通りナチス・ドイツに与する人間だったのだ。

瞬く間に捕らわれてしまったジョーンズ親子。「誰も信用するなと言っただろう」との言葉と共に現れたのはドノヴァンだった。彼もまた聖杯を手にする為にナチスと手を組んでいたのだ。
フォーゲルはジョーンズ親子を拘束し、尋問する。口を割らないインディだが、エルザは日誌の一部はブロディに渡したのだろうと看破する。ナチス・ドイツ軍はブロディ捕獲のため追手を差し向けた。

エルザはベルリンで開催されるアーリア文化大会への参加を命じられる。
もしもの為に2人の処刑は後回しとなった。監視の目が離れた隙に、インディとヘンリーは縄を解きサイドカー付きのバイクでブルンワルド城を脱出した。

ベニスとベルリンの分かれ道に到着した2人。インディはブロディを助ける為にベニス行きを主張するが、ヘンリーは聖杯日誌を取り戻すためにベルリン行きを主張する。口論の末インディが折れ、2人は敵の本拠地ベルリンに向かうのだった。

聖杯争奪戦

聖杯日誌を取り戻すため、アーリア文化大会に潜入するインディとヘンリー。インディは兵士から軍服を奪い、会場でエルザを探す。インディはエルザが1人である時を見計らい、接近して聖杯日誌を取り返した。
アーリア文化大会を後にしてベルリン空港に到着した2人は、飛行船の搭乗手続きをする。無事飛行船はベルリンを離れ、2人はやっと一息つくことが出来た。

聖杯を手に入れる為には3つの試練を越えなければならず、ヘンリーはその突破方法となる手がかりを見つけ聖杯日誌に記したのだ。
1つ目は「神の息吹、悔い改めて通れ」。2つ目は「神の言葉、神の足跡をたどって進め」。3つ目は「神の道、獅子の頭から飛び降りて勇気を示せ」とある。

手がかりから試練の内容を読み解こうとする最中、インディは飛行船が旋回してベルリンに戻ろうとしていることに気付く。2人は飛行船から脱出するため、飛行船下部に設置されている複葉機に乗り込んだ。緊急着陸で農場に不時着すると、停車していた車を拝借しブロディの元へ向かった。

一方ナチス・ドイツ軍は、トルコ南部のハタイ共和国にいた。そこにはブロディの姿もあった。イスケンデルンでサラーと合流したものの、軍に見つかり捕らわれてしまったのだ。
インディとヘンリーはイスケンデルンに到着してサラーと合流する。サラーからブロディが捕らえられた事を聞き、3人はナチス・ドイツ軍を追跡する。

切り立った山々が並ぶ荒野をサラーの車で進むインディたちは、軍に追いつき岩陰に隠れて様子を窺う。双眼鏡で軍の動きを確認するも発見され、戦車からの砲撃をくらって車が大破してしまう。

そこに以前ベニスで遭遇した十字剣友会が現れ、軍と応戦する。この隙にインディとサラーは馬を調達するために動き出す。しかし十字剣友会は瞬く間に殲滅され、リーダーのカジムも討たれてしまった。
一方、ヘンリーは混乱に乗じてブロディが囚われている戦車に乗り込んだが、兵隊に見つかり捕らわれてしまう。

馬を4頭調達したインディは、サラーより父が捕らわれたことを聞き救出に向かう。インディはヘンリーとブロディを救出すべく2人が囚われている戦車に近付いたが、フォーゲルに妨害されてしまう。インディは戦車上でフォーゲルと一騎打ちをし、フォーゲルを叩きのめした。しかしそれによりコントロールを失った戦車は、崖下に落下してしまった。

大きな轟音と共に戦車は大爆発を起こす。ヘンリーたちはインディの名前を呼ぶが返事はなかった。しかし寸でのところで脱出したインディは、蔦をよじ登って皆の前に現れた。ヘンリーはインディを抱きしめ、息子の生還を喜んだ。
そしてインディたちは休む間もなく次の目的地へ向かうのだった。

3つの試練

目的地へ馬で向かうインディたち。最終目的地は三日月の形をした谷の中にあり、奥へ進むと荘厳な神殿に到着した。神殿内にはすでにナチス・ドイツ軍がいて、今まさに一人の兵隊が試練に挑戦しようとしていた。兵隊が奥へ進んでいくとどこからか息吹が吹き、瞬く間に兵隊の首を切断した。

唖然とするインディたちの後ろにはすでにナチス・ドイツ軍が銃を構えており、4人は否応なしに試練に駆り出された。

ドノヴァンはインディに聖杯を持ってくるよう命令した。拒否したインディを脅す為、ドノヴァンはヘンリーを銃で撃った。急所は外れているものの出血が止まらず、聖杯の超能力のみがヘンリーを救う唯一の可能性となった。

インディは第1の試練「神の息吹」に挑戦する。聖杯日誌に記された手がかりの意味を模索し、「悔い改めた者は‥神にひざまずく!」と理解した。息吹とともに現れた巨大な刃を跪く形で避け、動かしている歯車を鞭で止め、第1の試練を乗り越えた。

続く第2の試練「神の言葉」では、アルファベットが刻まれた踏み石があった。聖杯日誌に「神の足跡を辿って進め」と記されていたことから、神の言葉とは神の「名前」であると推測した。神の名前はエホバ。ラテン語の綴り「IEHOVA」の順で踏み石を進んでいくと、第2の試練を突破することができた。

最後の第3の試練「神の道」のヒントは「獅子の頭から飛び降りる勇気を示せ」と記されている。目の前は絶壁で向かいの出口まで橋はなく、とても飛び越えられる距離でもなかった。深呼吸をし一歩踏み出す。インディは透明の道の上に落下することなく立っていた。やがて道が実体化し、向かい側まで繋がる小道ができた。

全ての試練を乗り越えたインディはさらに奥へ進むと、大量の杯が辺り一面に並べられた部屋に辿り着いた。部屋の真ん中には一人の老騎士が佇ずんでおり、インディの気配に気付くとおもむろに剣を持ち出し斬りかかってきた。

インディが間一髪避けると、老騎士は倒れてしまった。その老騎士はかつて聖杯を見つけた三兄弟の一人であり、彼はこの神殿で聖杯を守る役を引き受けたのだ。700年も守り続けたことで身体は衰えていた。本来決闘をして聖杯に値する人間かを計るつもりだったが、老騎士は自身の負けを宣言し剣をインディに授けた。

インディが事情を説明しようとすると、ドノヴァンとエルザが部屋に入ってくる。大量の杯を見てどれが聖杯か困惑するドノヴァンに、老騎士は「選ぶがいい。本物は命を与えるが、間違えれば命を奪う」と告げた。

エルザは自ら選ぶと言って、黄金に輝く杯を手に取りドノヴァンに渡した。
ドノヴァンはその杯に水を汲んで飲み干し、しばし余韻を味わった。しかし突然苦しむと共に身体が朽ち始め、骸骨と化していった。

インディはイエス・キリストが大工であったことを参考に、唯一木で作られた杯に水を汲み飲み干した。身体に異常はなく、インディは本物を選び当てたのだと悟った。
老騎士はインディを称え、聖杯は神殿の十字架圏からは出していけないと忠告する。

インディがその水をヘンリーの傷口にかけると瞬く間に治癒され、ヘンリーは一命を取り留めた。

ついに伝説の聖杯を見つけ出したインディたちだが、欲に目が眩んだエルザは聖杯を手にして十字架圏を出てしまった。とたんに神殿は崩壊を始め、床に発生した地割れにエルザが巻き込まれてしまう。

咄嗟にインディがエルザの手を掴んで落下を免れた。インディが「両手で掴まれ」と呼びかけるもエルザは聞かず、裂け目に引っ掛かった聖杯に手を伸ばす。そしてとうとう奈落へ落ちてしまった。

崩壊の余波で今度はインディが裂け目に落ちてしまい、寸でのところでヘンリーが手を掴む。ヘンリーは「両手で掴め」と呼びかけるが、エルザ同様インディも目の前の聖杯に執着しヘンリーの言葉が届かない。

「インディアナ‥、諦めなさい。そのままでいいんだ」
初めて「ジュニア」ではなく、「インディアナ」と呼ばれたことでインディは我に返り、ヘンリーの手を両手で掴み裂け目から脱出した。
神殿を出る際に後ろを振り返ると、老騎士が二人を見送るように佇ずんでいた。そして聖杯と共に崩壊する神殿の中に消えていった。

無事に神殿から脱出した4人。インディはエルザを救えなかった事に胸を痛めていた。
ヘンリーは「エルザは聖杯を正しく捉えていなかった。お宝を発見したかのようにな」とインディを諭す。インディは「父さんは何を見つけた?」と聞くと、ヘンリーは微笑み「輝きかな」と答えた。

4人は馬に跨がり、茜色に染まる夕日に向かい駆け出した。この大冒険はジョーンズ親子にとって大いなる財産となり、輝きをもって幕を閉じるのであった。

『インディ・ジョーンズ/最後の聖戦』の登場人物・キャラクター

主人公

インディ/インディアナ・ジョーンズ(演:ハリソン・フォード)

吹き替え:村井国夫(ソフト版)/内田直哉(WOWOW版)

「インディ・ジョーンズ」シリーズの主人公。著名な考古学者であり、世界を股にかける凄腕トレジャーハンターでもある。豊富な知識と卓越した洞察力で、数多くの歴史的財産を発見しては保護してきた。トレジャーハンターとして並外れた行動力を持ち、ナチス・ドイツなどの巨大組織にも恐れず果敢に立ち向かっていく。
本名はヘンリー・ジョーンズ・ジュニアであり、この呼ばれ方を嫌い、飼い犬「インディアナ」から名前を拝借したことが明かされた。父であるヘンリーとは確執があったが、行方不明の報を受けて聖杯を巡る冒険に立ち上がる。
少年時代に遭遇した盗掘団とのコロナドの十字架を巡る争奪戦が、後のトレードマークとなるフェドーラ帽子、鞭、そして蛇嫌いのキッカケとなった。

インディの仲間

ヘンリー・ジョーンズ(演:ショーン・コネリー)

吹き替え:宮川洋一(ソフト版)/銀河万丈(WOWOW版)

インディの父親であり高名な考古学者である。聖杯研究の第一人者であり、生涯をかけて得た聖杯に関する情報を「聖杯日誌」に記載し、これが本作のキーアイテムとなる。息子とは対照的に書斎派であり、大学では中世文学の教授であったが、堅物な性格からか誰も履修しなかったという。
研究に没頭するあまり、妻が重篤状態にあったことに気づかなかった事から息子であるインディと長年確執があった。冒険を通じて親子関係を修復していき、物語終盤でインディが「何を見つけることが出来たか?」と言う問いに「輝きかな」と言う答えから、聖杯発見以上のものを得たことが窺える。

wired1011x6
wired1011x6
@wired1011x6

Related Articles関連記事

レイダース/失われたアーク《聖櫃》(インディ・ジョーンズ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

レイダース/失われたアーク《聖櫃》(インディ・ジョーンズ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『レイダース/失われたアーク《聖櫃》』とは1981年にアメリカ合衆国で公開されたアクション・アドベンチャー映画。主演はハリソン・フォード、監督にはスティーブン・スピルバーグ、原案と制作総指揮にジョージ・ルーカスが務めた。超常的パワーを秘めた聖櫃(アーク)を巡り、冒険家インディ・ジョーンズはナチス・ドイツを相手に争奪戦を繰り広げる。

Read Article

インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説』は1984年5月23日にアメリカで公開されたアクション・アドベンチャー映画。監督はスティーブン・スピルバーグ、製作総指揮はジョージ・ルーカス、主演はハリソン・フォードであり、前作『レイダース/失われたアーク《聖櫃》』の続編にあたる。 富と名声の象徴である伝説の「サンカラ・ストーン」を巡り、冒険家インディ・ジョーンズが恐ろしい邪教集団「サギー教」と熾烈な争奪戦を繰り広げる。

Read Article

インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国』とは2008年に公開されたアメリカ合衆国のアクション・アドベンチャー映画で、大ヒットアドベンチャーシリーズの4作目にあたる。 監督はスティーブン・スピルバーグ、制作総指揮はジョージ・ルーカス、主演はハリソン・フォード。前作より19年後を舞台に、映像技術の進歩による描写と壮年となったインディの変わらぬパワフルさが特徴。 謎の結晶体「クリスタル・スカル」に秘められた謎を巡り、インディは新たな敵「ソビエト連邦」と争奪戦を繰り広げる。

Read Article

レディ・プレイヤー1(レディプレ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

レディ・プレイヤー1(レディプレ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『レディ・プレイヤー1』とは、2018年に公開されたスティーヴン・スピルバーグ監督による近未来SFアクション映画である。 荒廃した近未来におけるVR世界「オアシス」を舞台に、オアシスの世界を愛する少年を主人公とした冒険を通し、VR世界と現実世界それぞれを模索していく様子が描かれる。80年代をメインとした映画をはじめ、あらゆるポップカルチャー要素が登場する。VRを取り扱った映画では最も成功した作品。

Read Article

ジュラシック・パーク(Jurassic Park)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

ジュラシック・パーク(Jurassic Park)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『ジュラシック・パーク』とは、1993年に公開されたSF映画である。スリラー、ホラー、パニック、アクション、ドラマなど様々な要素で構成されている。マイケル・クライトンによる同名小説を原作としており、監督はスティーヴン・スピルバーグ。後に続編が公開されるジュラシック・パークシリーズの第1作。 バイオテクノロジーにより作られた恐竜が暴走し、恐竜に追われる恐怖と、仲間を守ろうとする主人公達の絆を描いており、生命や科学技術に関する倫理観が問われている。

Read Article

グレムリン(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

グレムリン(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『グレムリン』とは、ジョー・ダンテ監督による1984年の映画作品。当時、大学生だったクリス・コロンバスが書いた脚本をスティーブン・スピルバーグが気に入り映画化された。スピルバーグは制作総指揮として参加している。発明家の父親ランダル・ペルツァーから主人公の息子ビリーの元に、クリスマスの贈り物として「モグワイ」と呼ばれる地球外生命体がやってきた。素直で愛らしい姿を気に入り、ビリーは「ギズモ」と名付けて世話を始めるが、次第に予想不可能な事態へと発展していくというコメディーSFパニック映画である。

Read Article

スター・ウォーズ エピソード4 新たなる希望(SW4)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

スター・ウォーズ エピソード4 新たなる希望(SW4)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『スター・ウォーズ エピソード4 新たなる希望』とは、1977年製作のアメリカ映画。日本公開は1年後の1978年6月。スター・ウォーズサーガの記念すべき第1作目であり、本作はエピソード1~9から成る9部作の4番目、「エピソード4」にあたる。広大な銀河の辺境にある星に育った青年ルーク・スカイウォーカーが、銀河系の運命を左右する一大事件に関わり、平和を取り戻すべくシスの暗黒卿へ立ち向かう姿が描かれている。

Read Article

バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2(BTTF2)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2(BTTF2)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

大ヒットSF映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のPART2。監督は前作も手がけたロバート・ゼメキス。主人公マーティは、30年後にタイムトラベルしに行ったはずの親友ドクから今度は未来が危ないと告げられる。未来で起こる事件に関わる息子たちを助けるため、再びタイムマシン・デロリアンでタイムスリップする。

Read Article

トランスフォーマー(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

トランスフォーマー(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『トランスフォーマー』とは、2007年に公開されたアメリカ合衆国のSFアクション映画。1980年代から展開されてきた玩具・アニメーション・コミックシリーズ『トランスフォーマー』の実写映画版である。機械や金属に生命を吹き込む放射を生む物質「オールスパーク」によって誕生した金属生命体「トランスフォーマー」たちは、消えたオールスパークがあった地球へ飛来する。故郷の惑星サイバトロンの次は、地球で繰り広げられるトランスフォーマー同士の戦いに、主人公・サムが巻き込まれていく。

Read Article

スター・ウォーズ エピソード5 帝国の逆襲(SW5)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

スター・ウォーズ エピソード5 帝国の逆襲(SW5)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『スター・ウォーズ エピソード5 帝国の逆襲』とは、1980年製作のアメリカ映画。日本公開も同じく、1980年の6月。前作の大ヒットを受けて作られたシリーズ2作目で、9部作からなるスター・ウォーズサーガの5番目の物語に当たる。凶悪な銀河帝国が反乱軍への攻勢を強める中、故郷を出て反乱軍の一員となった青年ルーク・スカイウォーカーが、自らの思いがけない運命に直面するまでを描く。

Read Article

バック・トゥ・ザ・フューチャー(BTTF)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

バック・トゥ・ザ・フューチャー(BTTF)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『バック・トゥ・ザ・フューチャー』とは1985年のアメリカのSF映画。公開当時、全米で「フューチャー現象」と呼ばれるブームが生まれるほど大ヒットした。監督は視覚効果の巨匠ロバート・ゼメキス。主人公のマーティことマーティン・シェイマス・マクフライは、科学者ドクことエメット・ラスロップ・ブラウンの発明したタイムマシン「デロリアン」で30年前にタイムスリップしてしまう。主演のマイケル・J・フォックスの代表作であり、タイムマシーンを題材にした映画の大元ともいえる名作。略称は『BTTF』『BTF』。

Read Article

スター・ウォーズ エピソード6 ジェダイの帰還(SW6)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

スター・ウォーズ エピソード6 ジェダイの帰還(SW6)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『スター・ウォーズ エピソード6 ジェダイの復讐』とは、1983年製作のアメリカ映画。日本公開も同じく1983年の7月。凶悪な銀河帝国が再び建設を始めた究極兵器・第2デス・スターの脅威に、帝国の支配に反旗を翻した反乱軍が立ち向かい、ジェダイの騎士の血を受け継いだ青年ルーク・スカイウォーカーらの活躍により、銀河帝国と、帝国皇帝の野望を打ち破り、再び銀河系に平和を取り戻すまでを描く。

Read Article

バック・トゥ・ザ・フューチャー PART3(BTTF3)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

バック・トゥ・ザ・フューチャー PART3(BTTF3)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『バック・トゥ・ザ・フューチャー PART3』とは、1990年のアメリカ映画で、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』シリーズの完結作である。監督はロバート・ゼメキス。製作総指揮はスティーヴン・スピルバーグ。PART2のラストシーンで1955年に取り残されてしまったマーティの元へ届けられた一通の手紙。それは1885年にタイムスリップしたドクからの手紙だった。マーティは隠してあったタイムマシンでドクを助けるため1885年へタイムスリップする。

Read Article

リアル・スティール(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

リアル・スティール(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『リアル・スティール』とは、2011年制作のアメリカ映画。人間の代わりに高性能ロボットたちが激しい戦いを繰り広げる“ロボット格闘技”が人気を博す、近未来を舞台にした痛快SFアクションムービー。落ちぶれた元プロボクサーの男と、彼の前に突然現れた11歳の息子が、スクラップ置き場で見つけた旧式ロボットATOMに希望を託し、親子の絆を深めながらロボット格闘技の王者を目指す姿を描く。アメリカ劇場初登場1位のヒットを放った。

Read Article

宇宙戦争(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

宇宙戦争(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『宇宙戦争』とは、アメリカ合衆国で2005年6月に公開されたSFアクション映画である。 H・G・ウェルズのSF小説『宇宙戦争』を原作としたスティーヴン・スピルバーグ監督作品。 主人公レイは、離婚した妻がボストンの実家を訪ねる間、妻に引き取られ、自分を軽蔑する子供達ロビーとレイチェルを預かった。そんなある日、奇妙な稲妻が町に落ち、地中から巨大な何かが現れて人々を攻撃、街を破壊していく。今まで家族をかえりみなかった父親だったが、必死に子供達を守っていく中で家族を守る父親へと変わっていく。

Read Article

スター・ウォーズ エピソード8 最後のジェダイ(SW8)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

スター・ウォーズ エピソード8 最後のジェダイ(SW8)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『スター・ウォーズ エピソード8 最後のジェダイ』とは、2017年製作のアメリカ映画。日本公開も同じく2017年の12月。全9部作からなるスター・ウォーズサーガの、8番目の物語になる。前作「フォースの覚醒」で銀河新共和国を壊滅させたものの、拠点であるスターキラー基地をレジスタンスにより破壊されてしまった、ファースト・オーダーの猛反撃が始まった。この恐るべき猛攻に対抗する、レジスタンスたちの決死の攻防を描く。

Read Article

ターミナル(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

ターミナル(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『ターミナル』とはアメリカ合衆国で2004年6月に公開された、ロマンスおよびコメディー映画である。ある目的をもってアメリカ合衆国に入国するビクター・ナボルスキーだったが、母国でクーデターが起き国が消滅してしまう。無国籍状態となり入国ができなくなってしまった。それでも目的を達成するために、空港の乗り継ぎロビーでクーデターが終結することを待ち続ける。空港生活の中で国土安全保障省税関国境保護局との対立、キャビンアテンダントとの恋模様など様々なヒューマンドラマが描かれている作品である。

Read Article

スター・ウォーズ エピソード7 フォースの覚醒(SW7)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

スター・ウォーズ エピソード7 フォースの覚醒(SW7)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『スター・ウォーズ エピソード7 フォースの覚醒』とは、2015年製作のアメリカ映画。日本公開も同じく2015年12月。全9部作からなるスター・ウォーズサーガの、7番目の物語に当たる。凶悪な銀河帝国の衰退後、平和な時代の続いていた銀河新共和国時代に、新たな脅威ファースト・オーダーが出現。この脅威に対抗すべく立ち上がった、レジスタンスたちの活躍を描く。

Read Article

ブレードランナー(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

ブレードランナー(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『ブレードランナー』とは、フィリップ・K・ディック作のSF小説『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』の映画化作品。監督はリドリー・スコット、脚本はハンプトン・ファンチャーであり、1982年に公開された。 レプリカントと呼ばれる、人間と区別がつきにくい人造人間6名が火星から地球へと逃亡してくるのをきっかけに、主人公リック・デッカードがレプリカント狩りのため復職につく。すべてのレプリカントを狩れるのか。人間と機械の違いとは何か。SF映画「禁断の惑星」や「メトロポリス」に次ぐSF映画の金字塔。

Read Article

ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク』とは1997年に製作されたアメリカ映画で、1993年に製作された『ジュラシックパーク』の続編である。イスラ・ヌブラル島で起きた事件から4年、その島とは異なるサイトB呼ばれる場所で恐竜の存在が確認された。新たに社長になったハモンドの甥のルドローはサイトBにいる恐竜を捕獲し、サンディエゴに新たな「ジュラシックパーク」を建設しようとしていた。マルコムたちがその計画を止めようとするも捕獲は成功し、サンディエゴへと運ばれるがそこで悲劇が再び起こってしまう。

Read Article

アデライン、100年目の恋(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

アデライン、100年目の恋(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『アデライン、100年目の恋』とは、2015年にアメリカ合衆国で製作された恋愛ファンタジー映画である。ある日、突然起きた事故により老化が止まったヒロイン「アデライン・ボウマン」は、100年の長い年月を若い容姿のまま過ごすことになる。以後、その年齢に伴わない美貌に疑問を抱いたFBIから目をつけられてしまう。その事をきっかけにアデラインは、一切の素性を隠し、長い逃亡人生を送ることになる。しかし、大晦日のパーティーで出会う男エリスと交際することになり、アデラインの人生に光が見えてくるのであった。

Read Article

アンタッチャブル(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

アンタッチャブル(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『アンタッチャブル』とは、1987年にアメリカで制作されたアクション映画。禁酒法が敷かれた大都市シカゴを舞台に、酒の密造と密売で莫大な利益を得るギャング、アル・カポネに敢然と戦いを挑む4人の男たちの姿をロマンあふれる演出で描き出していく。『ボディガード』で知られるケビン・コスナー、『007 ドクター・ノオ』で知られるショーン・コネリーが出演した。 監督は『殺しのドレス』や『カジュアリティーズ』などで知られるブライアン・デ・パルマが務めた。

Read Article

ウエスト・サイド・ストーリー(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

ウエスト・サイド・ストーリー(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『ウエスト・サイト・ストーリー』とは、1957年に上演されたミュージカル作品をスティーブン・スピルバーグ監督が現代版にアレンジした映画だ。物語の流れや人物の基本的な設定は変えず、現代の人々に合わせて内容に絶妙に手を加えることで若い世代にも響く作品に生まれ変わった。スピルバーグ監督の手腕が大いに発揮されている。 劇中の音楽も原作のものを元に、グスターボ・ドゥダメルにより色彩の増した編曲がされている。 物語本来の魅力と現代版のアレンジが新たな魅力を生み出す。

Read Article

逃亡者(1993年の映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

逃亡者(1993年の映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『逃亡者』とは、1993年にアメリカ合衆国で制作されたサスペンス映画である。妻殺害の罪を着せられた著名な外科医キンブルは死刑判決を受けるが、護送中の事故に乗じて脱走する。決死の逃亡を続けながら、妻殺害の真犯人を見つけ出していくスリリングなストーリーが展開する。逃亡を続ける外科医をハリソン・フォードが、キンブルを執拗に追う連邦保安官補ジェラードをトミー・リー・ジョーンズが演じている。監督は『チェーン・リアクション』、『守護神』、『沈黙の戦艦』などを手掛けたアンドリュー・デイビス。

Read Article

リーグ・オブ・レジェンド/時空を超えた戦い(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

リーグ・オブ・レジェンド/時空を超えた戦い(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『リーグ・オブ・レジェンド/時空を超えた戦い』とは、アメコミ作品『リーグ・オブ・エクストラオーディナリー・ジェントルメン』を原作とした2003年公開のアクション・アドベンチャー映画。監督はスティーブン・ノリントン、主演はショーン・コネリー。20世紀を代表する名作文学の登場人物を集結させたクロスオーバー作品として話題となった。世界征服を企むファントムの陰謀にアラン・クォーターメインやネモ船長をはじめとする超人同盟が立ち向かう。

Read Article

【BTTF】バック・トゥ・ザ・フューチャーに隠された小ネタ・伏線・パロディまとめ【Back to the Future】

【BTTF】バック・トゥ・ザ・フューチャーに隠された小ネタ・伏線・パロディまとめ【Back to the Future】

バック・トゥ・ザ・フューチャー(Back to the Future)とは、1985年公開のアメリカ映画で、世界中で大ヒットしたタイムトラベルSF映画。バック・トゥ・ザ・フューチャー3部作の原点となるPart1に焦点をおいて、細かく小ネタを紹介。当時のアメリカを知らないとわかりにくいパロディなど、知ったら思わずもう一度観たくなる小ネタが満載。

Read Article

【BTTF3】バック・トゥ・ザ・フューチャー PART3に隠された小ネタ・伏線・パロディまとめ【Back to the Future Part III】

【BTTF3】バック・トゥ・ザ・フューチャー PART3に隠された小ネタ・伏線・パロディまとめ【Back to the Future Part III】

『バック・トゥ・ザ・フューチャー PART3』とは、アメリカのSF映画で、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』シリーズの完結作である。 監督は全シリーズ共通でロバート・ゼメキスが務める。 PART2のラストで1955年に取り残されてしまったマーティの元へ一通の手紙が届けられた。その手紙は1885年にタイムスリップしたドクからピンチを告げるものであった。 ドクを助けるためにマーティは1885年にタイムスリップする。 Part3に焦点をおいて、細かく小ネタを紹介。

Read Article

【BTTF2】バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2に隠された小ネタ・伏線・パロディまとめ【Back to the Future Part II】

【BTTF2】バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2に隠された小ネタ・伏線・パロディまとめ【Back to the Future Part II】

『バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2』とはアメリカのSF映画で、1985年公開の『バック・トゥ・ザ・フューチャー』の続編作品である。 1989年公開で原題は『Back to the Future Part II』。監督は前作と同じロバート・ゼメキスが務めた。 主人公マーティは、親友であるドクから未来で息子に危険が迫っているといわれ、デロリアンで30年先の未来へタイムスリップする。Part2に焦点をおいて、細かく小ネタを紹介。

Read Article

【007シリーズ】シブすぎる!歴代ジェームズ・ボンドを演じた俳優まとめ【ショーン・コネリー】

【007シリーズ】シブすぎる!歴代ジェームズ・ボンドを演じた俳優まとめ【ショーン・コネリー】

日本では「007シリーズ」として知られる『ジェームズ・ボンド』の作品群。1962年に第1作が公開されて以来、2022年までに25作品が生み出されてきました。最初の公開から四半世紀以上という年月を経ているわけですから、映画のキャスト陣も当然変わります。この記事では、歴代ジェームズ・ボンドを務めた俳優についてまとめました。どの方もシブすぎて、溜息が出るほどカッコイイですね!

Read Article

『インディ・ジョーンズ』シリーズのトリビア・都市伝説・裏話まとめ

『インディ・ジョーンズ』シリーズのトリビア・都市伝説・裏話まとめ

人気映画『インディ・ジョーンズ』シリーズにまつわるトリビア・都市伝説・裏話をまとめました。人気シリーズのアイディア誕生の経緯や、主人公のトレードマークである帽子が撮影中に脱げないよう、医療用ホッチキスで直接頭にくっつけられているといった裏話などを掲載。ファンならば知っておきたい情報をたっぷり紹介していきます。

Read Article

スター・ウォーズのあの子も激変!海外映画に出演した子役のビフォーアフター画像まとめ

スター・ウォーズのあの子も激変!海外映画に出演した子役のビフォーアフター画像まとめ

映画を彩るキャスト陣には子役も欠かせません。可愛らしかったり大人顔負けの演技力で見る人を驚かせたりした子役たちのその後が気になる人も多いのではないでしょうか。今回は名作映画に出演した海外子役たちのビフォーアフター比較クイズを作ってみました!主演級の有名どころから脇役まで集めてみました。

Read Article

『スター・ウォーズ』のグリーヴァス将軍には仲間になってほしかった(ネタバレあり)

『スター・ウォーズ』のグリーヴァス将軍には仲間になってほしかった(ネタバレあり)

『スター・ウォーズエピソード6』に登場した「悪役」グリーヴァス将軍。スピンオフアニメでも「敵キャラっぷり」が描かれていた彼ですが、戦士としての誇りはあるし、ヴィジュアルもそれなりにかっこいいしで、敵にしとくのがもったいないキャラだと思うのです。『少年ジャンプ』のごとく「敵キャラが仲間になる」パターン、アメリカにはそうそうないんでしょうかね…。

Read Article

目次 - Contents