ジュラシック・パークシリーズとは、1993年公開の映画『ジュラシック・パーク』を第1作とするアメリカのSFメディア・フランチャイズである。ジュラシック・パークシリーズには、実は琥珀に閉じ込められていた蚊は血を吸わないタイプだったという驚きの事実や、作中に散りばめられた他作品へのオマージュシーンなど、知っていればよりジュラシック・パークシリーズが楽しくなるさまざまな裏設定・都市伝説・トリビアが存在する。
ジュラシック・パーク(ワールド)シリーズの概要
ジュラシック・パークシリーズとは、1993年公開の映画『ジュラシック・パーク』を第1作とするアメリカのSFメディア・フランチャイズである。本シリーズは、恐竜たちが暴れ回るパニック映画として有名である。
ジュラシック・パークシリーズは、1990年にユニバーサル・ピクチャーズとアンブリン・エンターテインメントがマイケル・クライトンの小説『ジュラシック・パーク』が出版される前にその権利を購入したことから始まった。1993年にスティーヴン・スピルバーグ監督が映画化し、1990年代を代表する名作のひとつとなった。
1995年に続編の小説『ロスト・ワールド』が発表され、1997年には同タイトルで映画化された。2001年の『ジュラシック・パークIII』以降は小説を原作としていない。2015年の『ジュラシック・ワールド』以降は「ジュラシック・ワールド」のタイトルで制作されている。
裏設定・都市伝説・トリビアについて
ジュラシック・パークシリーズには、さまざまな裏設定・都市伝説・トリビアが存在する。ジュラシック・パークを作るきっかけとなった琥珀に閉じ込められていた蚊は血を吸わないタイプだという驚きの事実や、『ジュラシック・パークIII』の冒頭シーンでその後起こるスピノサウルスとティラノサウルスの戦いを予言していたというトリビア、他作品へのオマージュなど、知っていればよりジュラシック・パークシリーズが楽しくなる話を紹介する。
『ジュラシック・パーク』の裏設定・都市伝説・トリビア
『ジュラシック・パーク』(Jurassic Park)とは、1993年に公開されたアメリカのSF映画である。マイケル・クライトンによる同名小説を原作としており、監督はスティーヴン・スピルバーグ。ジュラシック・パークシリーズの第1作。
ジュラシック・パーク(Jurassic Park)のネタバレ解説・考察まとめ - RENOTE [リノート]
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『ジュラシック・パーク』とは、1993年に公開されたSF映画である。スリラー、ホラー、パニック、アクション、ドラマなど様々な要素で構成されている。マイケル・クライトンによる同名小説を原作としており、監督はスティーヴン・スピルバーグ。後に続編が公開されるジュラシック・パークシリーズの第1作。 バイオテクノロジーにより作られた恐竜が暴走し、恐竜に追われる恐怖と、仲間を守ろうとする主人公達の絆を描いており、生命や科学技術に関する倫理観が問われている。
ジュラシック・パークは科学的にあり得ない
マイケル・クライトンの原作がベースのシリーズでは、琥珀に閉じ込められた中生代(約2億5000万年前から約6500万年前)の蚊から恐竜の血を採取。それを元にDNAを解析して恐竜のクローンを生成し、孤島で全部飼ってたら手に負えなくなって大変な事態になる、という設定になっている。しかし米海軍の昆虫学者ジョー・コンロン(Joe Conlon)がBusiness Insiderに語った話によると、映画に出てくる種別の蚊(Toxorhynchites rutilus)は絶対血を吸わないらしい。
しかも、他の種別の蚊を使ってさえいれば話の筋は通っていた、というのだから、なんという惜しいミスキャスティングである。赤い血を吸わない蚊は、この「Toxorhynchites rutilus」だけだというのだ。
『ジュラシック・パーク』をめぐっては、他にも「DNAが読み取れるのはいくらがんばっても150万年。8000万年なんて絶対もたない」、「有史以前の植物が沢山生えてるけどあのDNAはどう入手したの?」などとも言われている。
モニターにスティーブン・スピルバーグの『ジョーズ』が登場
出典: ciatr.jp
太ったパークのエンジニア、デニス・ネドリーが給料の値上げを要求しているシーン。
一連の騒動を起こした張本人にもかかわらず、ネドリーは仕事中にサボってモニターの一つでスティーブン・スピルバーグ監督の初期作品『ジョーズ』を見ているのだ。
ラプトルからティムとレックスが隠れているシーンは『シャイニング』のオマージュ
出典: ciatr.jp
ラプトルからティムとレックスが隠れているシーン。このシーンには、『シャイニング』へのオマージュが隠されている。
ティムはラプトルを肉の冷蔵庫に閉じ込め、レックスは金属の棚の反射を使いラプトルを倒す。これはスタンリー・キューブリック監督の『シャイニング』にて、ウエンディとダニーがそれぞれジャックから逃げるために使った方法と同じなのだ。
ラプトルに映し出された文字列はラプトルのDNA配列
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『ジュラシック・パーク』のクライマックスで、ヴェロキラプトルがプロジェクターの前を横切る。その体に文字の羅列が映り込んでいるが、これはラプトルのDNA配列である。科学者たちはこれを基に凶悪なラプトルを生み出したのだ。
『ジュラシック・パーク』エンドロール曲に隠れた『未知との遭遇』のアレンジ
出典: ciatr.jp
映画のエンドロールが始まり、ジョンウイリアムスの曲が盛り上がりを迎える。エンドロールで映画のタイトルが出てくるところで、スティーブン・スピールバーグの1977年の映画『未知との遭遇』の有名な5音を少しアレンジしたバージョンが流れている。
『トイ・ストーリー2』での『ジュラシック・パーク』パロディ
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目次 - Contents
- ジュラシック・パーク(ワールド)シリーズの概要
- 裏設定・都市伝説・トリビアについて
- 『ジュラシック・パーク』の裏設定・都市伝説・トリビア
- ジュラシック・パークは科学的にあり得ない
- モニターにスティーブン・スピルバーグの『ジョーズ』が登場
- ラプトルからティムとレックスが隠れているシーンは『シャイニング』のオマージュ
- ラプトルに映し出された文字列はラプトルのDNA配列
- 『ジュラシック・パーク』エンドロール曲に隠れた『未知との遭遇』のアレンジ
- 『トイ・ストーリー2』での『ジュラシック・パーク』パロディ
- パークゲートのデザインは『キング・コング』のオマージュ
- 「ジュラシック(Jurassic = ジュラ紀)」というタイトルにしたのは響きが良いから
- 『レディ・プレイヤー1』での『ジュラシック・パーク』のオマージュ
- 劇中アイテムのレプリカがChronicle Collectiblesより発売
- 『ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク』の裏設定・都市伝説・トリビア
- ティラノサウルスが暴れ回るシーンに『ゴジラ』へのオマージュ
- ティラノサウルスを運んだ船は『キングコング』の船と同じ名前
- 『ジュラシック・パークIII』の裏設定・都市伝説・トリビア
- 冒頭シーンでスピノサウルスとティラノサウルスが戦うことを予言
- 『ジュラシック・ワールド』の裏設定・都市伝説・トリビア
- 作中に登場するゲートは『ジュラシック・パーク』に出てくるゲートと同じデザイン
- ジュラシック・パーク創設時から出世したヘンリー・ウーが登場
- 『ジュラシック・ワールド/炎の王国』の裏設定・都市伝説・トリビア
- 『ジュラシック・パーク』で見学者が乗車したフォード・エクスプローラーが再登場
- ティラノサウルスの鳴き声が『ジュラシック・パーク』時と同じものに戻っている
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