ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』とは、1868年出版のルイーザ・メイ・オルコットの自伝的小説『若草物語』が映画化されたもの。2019年12月に全米、2020年6月に日本公開。監督のグレタ・ガーウィグが脚本も担当。今作に挑むに当たってガーウィグ監督は、著者であるオルコットが「本当は何を言いたかったのか」という命題を深く掘り下げることに焦点を当てた。古来、女性が置かれてきた状況を顕在化することで、自分らしく生きたいと願う現代の女性へのオマージュに昇華させている。
『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』の概要
『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』とは、1868年出版のルイーザ・メイ・オルコットの自伝的小説『若草物語』が映画化されたもの。2019年12月に全米、2020年6月に日本で公開され、大きな反響を呼んだ。本作の監督に抜擢されたのは、グレタ・ガーウィグ監督で脚本も担当している。
脚本家と女優を兼任しながら独自の世界観を追求してきたグレタ・ガーウィグ監督は、2012年に『フランシス・ハ』でタイトルロールのフランシスを演じ強烈な印象を世間に与えた。そして、2017年にシアーシャ・ローナンを主演に迎え、自身の高校時代を元に描いた『レディ・バード』で監督デビューを果たし、映画界から高評価を得る。ガーウィグ監督が次回作として選んだのは、幼い頃から愛読していたルイーザ・メイ・オルコットの『若草物語』だった。特に次女ジョーへの親近感が強く、自分の分身のように感じてきたという。ガーウィグ監督は長年この小説の映画化を夢見ていたそうで、オルコットのリサーチを重ね、プロデューサーのエイミー・パスカルにも自分が『若草物語』に関わることへの情熱を伝えていた。脚本を書く段階で『若草物語』を読み返し、4姉妹が大人になってからの描写により惹かれたという。成長した後からの視点を軸に、4姉妹の少女時代を織り込むことで、より深みの増す物語を生み出すことが可能になると考えたのだ。
将来を夢見て語り合った少女時代と、現在の彼女たちの状況との対比を通して、4姉妹の人生が語られていく。今から150年も前の時代を描いている「若草物語」という、これまで8度も映画化されてきた不朽の名作を、今回彩る俳優陣の顔ぶれも話題になった。しっかり者の長女メグには大ヒット映画「ハリー・ポッター」シリーズで実績を積み、不動の人気を誇るエマ・ワトソン。本作の要めとなる次女ジョーには、『レディ・バード』以来、ガーウィグ監督とは再タッグとなるシアーシャ・ローナン。3女ベスには、2018年に放送されたHBO/TVシリーズ『KIZU・傷』で脚光を浴びたエリザ・スカンレン。4女エイミーには、2019年に公開され、大きな反響を巻き起こしたサスペンス・ホラー『ミッドサマー』でブレイクしたフローレンス・ピューが選ばれた。隣家であるローレンス家のローリーには、今最も旬な俳優であるティモシー・シャラメ。4姉妹の母にはベテランのローラ・ダーン。そして、父方のマーチ伯母役にはメリル・ストリープ。また、ローリーの祖父ローレンス氏には、クリス・クーパーという名優が配役された。ガーウィグ監督には新しい「若草物語」をどう作り上げるかという圧力に耐え得る、揺るぎない自信があった。本作の監督と脚本を任された時点で、彼女の頭の中には明確なビジョンがすでに固まっていたからである。
オルコットの姉妹をモデルとして書かれた「若草物語」は、ガーウィグ監督の原点と言える存在感を放ち、その物語世界にどっぷりと浸かる少女時代を過ごした彼女にとって、この小説の映画化はまさに天から与えられた祝福であったのだ。貧しくとも幸せな少女時代・思春期・青年期・成人してからの4姉妹を独特の視点で表現するために、構成はふたつのパートに分けられた。すなわち、4姉妹の「試練にさらされた現在」と「夢のような輝きに満ちた過去」が、それぞれのシーンに重なるようにシンクロしていく手法を取ることで、「現在」と「過去」の対比が残酷なまでに明らかになる。
さらに、ガーウィグ監督のクリエイティブ面が発揮された。「恋愛」と「結婚」という概念を加味することで、ジョーの自立志向に影響を及ぼし、彼女を追い詰めるメタファ―の可視化である。本作の冒頭で、原稿を持ち込んだ出版社の編集者から「売れる本を書くなら、ラストで女性を結婚させるように」と要求され、困惑するジョーの揺れる心情が描かれている。その現実に突き当たったジョーは自分の意思を曲げることを受け入れるのだが、その「結婚」という命題は、どこまでもジョーを追いかけてきて彼女の足かせとなっていく。その試練を乗り越え、「結婚」と「自由に生きる」ことを両立させたジョーと、家族のラストを描く『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語」に人々の熱い視線が注がれ、高い評価をもたらした。ガーウィグ監督は、女の幸せイコール「結婚」という避けがたい当時の風潮に4姉妹を絡ませ、「結婚」イコール「男性への依存」という社会的図式をも露わにした。女性の社会的な一歩と言える参政権を与えず、女性の社会進出を執拗に拒み、金銭的な問題を解決するには「裕福な男性」との結婚が至上命題とされていたのだ。ガーウィグ監督は、女性は「家庭」というものを基準に据えてこそ生きる道があるのだという、がんじがらめの環境からの「救済」の意味を込めて、本作を描ききった。「若草物語」の原作者のオルコットは、洋服の仕立て、家庭教師、家事手伝い、学校の臨時教員、文筆業などを掛け持ちし、確固たる自立の道を切り開いた。その姿は現代の女性像にも重なり、観客の共感を呼んだ。オルコットのバイタリティは、生涯独身を貫いた姿勢にも表れている。そこにこそ、女性が「自分の人生」を生きる先駆者としての魂が息づいているのだ。本作は第92回アカデミー賞において作品賞・主演女優賞・助演女優賞・脚色賞・衣装デザイン賞の6ノミネートを果たし、ジャクリーヌ・デュランが衣装デザイン賞を受賞。批評家からも絶賛で迎えられた。
『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』のあらすじ・ストーリー
作家になる夢を叶えたジョー
アメリカ合衆国マサチューセッツ州・コンコードに家族と暮らすジョー(ジョセフィン)・マーチは、4人姉妹の次女。
牧師である父は、従軍牧師として南北戦争で戦っていた。優しい母、家庭的な長女メグ、活発な次女ジョー、身体の弱い3女ベス、おませな末っ子エイミーの4姉妹は質素に暮らしてきた。一家を支える乳母のハンナもいる。
本が好きなジョーは、作家になる夢を抱き続けてきた。長年親しんだ故郷を離れてニューヨークに進出。賄い付き下宿で家主夫人の2人の娘の家庭教師をしながら、作家になる機会をうかがっていた。
1868年。現在のニューヨーク。
ジョーは、女性を対象とした恋愛や結婚の記事があふれる週刊誌『週刊ボルケーノ』編集者のダッシュウッドに、自作の原稿を売り込みに来ていた。ジョーの原稿を丹念に見終わったダッシュウッドは、20ドルで採用してくれた。
初めて原稿が商業誌に売れて有頂天になったジョーは、喜びに顔を輝かせながら下宿へと急ぐ。居間の暖炉のそばで顔を合わせたドイツ人の下宿人フレデリック・ベア教授は、ジョーが小説を書いていることを知っていた。「君が小説を書くのはお金のためじゃないはずだよね?」と聞いてきたフレデリックに、ジョーは「パリにいる妹が大金持ちと結婚するまで私が家族を支えるの」と答える。
現在のパリ。
父の姉で大富豪のマーチ伯母の話し相手として、パリに滞在しているエイミーは画家志望。絵の勉強に打ち込みながら、故郷で出会って以来真剣な交際をしている資産家の青年、フレッド・ヴォーンからのプロポーズを心待ちにしていた。自分が大金持ちと結婚することで、貧しい生活を余儀なくされている家族を助けることができるからである。
絵のレッスンを終えて、公園から馬車でマーチ伯母と滞在先のホテルへの帰宅途中のこと。故郷の隣家のローリー(セオドア)・ローレンスを見かけたエイミーは、馬車を止めた。祖父のジェームズ・ローレンス氏とヨーロッパを外遊中のローリーとの再会を喜ぶエイミーには、懸念していることがあった。
それは、数年前にローリーのプロポーズをジョーが断ったことだった。彼の傷心を気づかうエイミーに、「僕はもう気にしていないよ」と安心させるローリー。彼は自分が出席予定の年越しパーティーにエイミーを誘う。フレッドも出席すると聞いたエイミーの胸が高鳴る。
年越しパーティーでフレッドと踊るエイミーにとって、今夜は特別な日。あれほど憧れていたパリ社交界での晴れ舞台なのだ。そこへ、泥酔状態のローリーが現れた。エイミーは彼がホテルに迎えに来てくれるのを1時間も待ったのに来なかったことに不満だった。その上、こんな醜態をさらすローリーを見たエイミーの怒りは、頂点に達した。
「怠け者で利己主義」だとエイミーから非難を浴びせられたローリーは、「そう言う偉大な芸術家さんはどんな毎日を送っているんだい?フレッドの財産を狙う日々か?」と辛らつな言葉を残し、去って行った。
現在のニューヨーク。
下宿でフレデリックに、書き上がった原稿を読んでもらうジョー。彼が読み終わるのをジリジリしながら待つ。彼はジョーの作風に失望を表し、世俗的過ぎると批判した。それを聞いたジョーは怒りに肩を震わせ、「だったら自分で書いたらどう?あなたは批判するだけじゃない。もうあなたを信用できないし、意見も要らない!」と決別の言葉を口走ってしまった。
次の日、故郷の母から手紙が来た。ベスの病状が悪化したという。フレデリックからの容赦ない批判に耐えがたくなっていたジョーは、逃げるようにニューヨークを後にする。
ジョーが去った下宿では、フレデリックが家主夫人からジョーが帰郷したことを知らされていた。ジョーと口争いをしたことが悔やまれた。
ローレンス家との交流のはじまり
7年前のコンコード。
クリスマスの朝。近所でのボランティア活動から帰宅した母を、4姉妹がにぎやかに出迎える。食卓にはハンナが腕を振るったクリスマスのご馳走が並んでいる。食前の祈りに入る前に、母はある提案をする。「ご近所のフンメルさん一家は、5人も子どもがいるのに食べる物がないの。この朝食をプレゼントしない?」という母の言葉に渋々同意した4姉妹は、ご馳走を詰めたバスケットを持ってフンメル家を訪問した。その様子を隣家のローリーが、自宅の窓から見ていた。
寒さに凍えながら自宅に帰ってきた彼女たちを待っていたのは、見たこともないご馳走の山だった。「妖精が来たの?」と歓声を上げる4姉妹に、ハンナは「隣家のローレンス氏からですよ」と教えてくれた。マーチ家がどこかに食事を運んでいた、とローリーから聞いたローレンス氏からのプレゼントだった。
物知りのエイミーは、「ローリーって子、母親がイタリア人なんだって。でも、両親が亡くなって父方の祖父の家に越してきたのよ」と自分の知識を披露する。母も「ローレンスさんは昔娘さんを亡くしたの。その上に息子さんまで」と同情を口にした。
ある日、ジョーはメグと行った舞踏会でハンサムな隣家の青年ローリーと出会う。意気投合した2人がポーチでダンスを楽しんでいると、メグが足をくじいたから帰りたいと言う。2人を馬車で送ってきて、暖かい家族団欒を目にしたローリーは後ろを振り返りながら、祖父が待つ静まり帰った自宅へと帰っていった。
今日はジョーがマーチ伯母の屋敷に行く日。マーチ伯母の話し相手をし、本を読み聞かせる小遣い稼ぎだった。ウトウトし出したマーチ伯母から離れ、ジョーが窓辺で佇んでいると、マーチ伯母が目を覚ました。ジョーが仕事をさぼっていると勘違いした伯母は「そんな態度だと将来援助しませんよ」とたしなめる。
「雇ってもらって感謝していますが、将来は自分でなんとかします」と答えるジョーに対して、「女が自分の力で生きるなんて無理。いい夫を探さないとね」と反論するマーチ伯母。結婚に興味を持てないジョーは、ため息をつく。マーチ伯母は「私は死ぬ前にもう一度ヨーロッパへ行きたいの。私の『話し相手』として一緒に来たくない?」と魅力的な提案を持ち出す。それを聞いてすっかり舞い上がったジョーは、憧れていたヨーロッパへの旅行が実現しそうな幸福感に包まれた。
その頃学校で授業を受けていたエイミーは、友だちとふざけたノリで先生の肖像画を描き、体罰として手のひらをムチで打たれてしまう。このまま家に帰りたくないエイミーは、ローリーの家の前で泣いていた。ローリーはエイミーの手の治療をしてくれた。
それを知った母とメグ、ジョーがローレンス家を訪ねてきて室内は一気に華やぐ。ローリーは「今度はベスも一緒にどうぞ」と言う。それを聞いたジョーが「そうよ、ベスがここのピアノを見たがるわ」と言い添えた。ローレンス氏は「ベスが良ければいつでもピアノを弾きに来てくれ」と好意を見せる。
帰っていくメグを名残惜しそうに見つめる家庭教師のジョン・ブルックは、メグが忘れていった手袋を自分のポケットにそっと入れる。
我が家に戻ったジョーを待ち受ける試練
7年前のコンコード。
4姉妹とローリーの一行がビーチへピクニックに来た。ローリーからフレッドを紹介されたエイミーは、エレガントなイギリス訛りのフレッドに好意を抱く。メグとジョンは楽しそうに語らい、愛を育んでいる。それを横目で見て「メグを連れ去る男は許さない!」と激しい口調で言い放つジョーに、ローリーは戸惑う。
地域のボランティア施設で働く母のもとに、父が戦場で負傷したという知らせが届いた。その夜の夜行列車で立つ母に、ジョンが同行することになった。外出していたジョーが帰宅し、「汽車代にして」と母に25ドルを手渡す。自慢の髪を売って手に入れたのだった。
母がワシントンに出発後、ベスが病に倒れる。1人でフンメル家を訪問した際に、赤ちゃんから猩紅熱(しょうこうねつ)に感染したのだ。猩紅熱に罹っていなかったエイミーは、マーチ伯母の屋敷に身を寄せる。
猩紅熱で苦しむベスの容態が悪化し、ワシントンから母を呼び戻した。怪我が治った父とジョンも一緒だった。メグのジョンへの信頼と愛情は増していく。
現在のコンコード。
自宅に帰ったジョーを迎えたのは、メグの双子の娘デイジーと息子のデミ、母とメグ、ハンナだった。ベスは2階で寝ていた。過去に猩紅熱に感染して以来、ベスは心臓が弱っている。ジョーは「これでいいお医者さまを雇って」と母にお金を渡す。「もうニューヨークへは戻らない。ベスと一緒に海辺の町へ療養に行くわ」と静かに告げる。
現在のパリ。
エイミーがアトリエで絵筆を洗っていると、ローリーが訪ねてきた。のらりくらりと日々を浪費するローリーへの軽蔑は募るばかりだ。エイミーは画家になる夢を捨てたとローリーに言う。三流の画家になるくらいならきっぱり絵をやめる決心をしたのだ。これからは女を磨いて社交界の華になると言う。エイミーは「女にとって結婚は経済問題なのよ。資産家の結婚相手を見つける以外に自分の道はないの」と力説する。祖父の財産で遊び暮らすローリーとは違うのだ。
いつものように、公園で絵を描いているエイミーのそばに、今日はローリーが寝転んでいた。ロンドンにいるフレッドは数週間でパリに戻る予定だ。不意に立ち上がったローリーが「フレッドとは結婚するな」と唐突に言う。理由を問うエイミーにローリーは「なぜって、理由は分かるだろ?」と迫ってくる。ローリーの様子にただならぬものを感じたエイミーは後ずさり、「私は何でも『ジョーの次』だった。ジョーの身代わりなんてもうたくさんよ。絶対にイヤ!好きな人の『2番』にはなりたくないの」と言い、泣きながら去っていった。
数日後。ローリーが訪ねて来たこと、彼がすぐにロンドンへ出発したことをマーチ伯母に聞かされたエイミーは、フレッドのプロポーズを断ったとマーチ伯母に告げた。マーチ伯母は、またとない良縁を逃がしたエイミーを心配する。
現在のコンコード。
海辺の町での療養に付き添うジョーに「私のために小説を書いて」と、ベスが懇願する。人生の変化に飲み込まれ、あがいているジョーの作家としての将来を憂いていたのだ。
ジョーとベスが療養から戻ったマーチ家。ベスのベッド脇で目覚めたジョーは、胸騒ぎを押さえながら静かに階段を降りていく。階下にいたのは憔悴しきった母だった。ついにベスは逝ってしまったのだ。救えなかった若い命を惜しみ、言葉もなく母と抱き合うジョー。
メグの結婚とジョーを取巻く大きな変化
7年前のコンコード。
牧師である父の手により、メグとジョンの結婚式が行われた。式後のダンスが盛り上がる。エイミーはマーチ伯母から、絵の勉強を兼ねたパリへの同行を求められる。自分のパリ行きへの夢が断たれたジョーは、健気にもエイミーを祝福する。
メグの結婚式から数年後、ローリーと草原を歩いていたジョーから「メグは結婚。エイミーはヨーロッパへ。あなたは大学を卒業して長い休暇に出るわ。そして進路の決まらない私だけがイライラしている」とため息がこぼれた。ジョーの苦悩を感じ取ったローリーは、ついにプロポーズを決意する。ジョーは「私はあなたを愛していないの。私と結婚したら後悔するわ。私はたぶん一生結婚しないと思う」と断った。これを機に、2人は疎遠になっていく。
現在のコンコード。
ジョーが屋根裏部屋でベスの遺品整理をしていると、母が上がってきた。コンコードで寂しく暮らすには、ジョーはあまりにも若すぎる。ニューヨークに戻った方がいいのではと思っていた。ニューヨークには確かフレデリックという友人がいたはずである。
フレデリックについてジョーは、「彼とは絶交したわ」とそっけない。母は話題を変えた。具合の悪くなったマーチ伯母とエイミーに付き添って、パリからローリーも帰ってくるという。ローリーの名を聞いたジョーは、彼のプロポーズを断ったことをポツリと話し出す。母から「ローリーを愛しているの?」と聞かれたジョーは、「今は愛するよりも愛されたいの」と曖昧な返事をする。
ここでジョーの心情が一気にあふれ出した。「女には心だけじゃなくて知性も魂もある。美しさだけじゃなくて野心も才能もある。世間の人が言うように、結婚だけが女の幸せなんて絶対に思わないわ。なのに、たまらなく孤独なの!」とついに本音を口にした。
現在のパリ。
帰国の日。ローリーがエイミーとマーチ伯母を迎えに来た。思わずローリーに抱きつくエイミー。ローリーはそれをしっかりと受け止める。「私はフレッドを愛していなかった」と言ったエイミーに、ローリーがキスをする。いままで迷走を繰り返していた2人の気持ちが通じ合った瞬間だった。
現在のコンコード。
エイミーがローリーを従えて帰郷した。2人がパリで結婚したと知らされたジョーは、ローリーへの迷いを吹っ切った。
その夜。ふと目が覚めたジョーは、今は空っぽのベスのベッドに目をやる。戸棚から自分が書き溜めた原稿を取り出すと、惜しげもなく暖炉に投げ入れていく。最後に残った小さなメモ帳をパラパラとめくってみると、そこには「ベスに捧げる」と自分の字で書いてあった。それを見たジョーは、何かを決意したかのように机にむかい、一心不乱に文章を書きだした。
不眠不休で原稿を完成させたジョーは、それを「新作の最初の数章を送ります。若者向けですが、たぶん退屈です」という一文を添えてダッシュウッドに郵送した。
ほどなくして、マーチ伯母が亡くなり、屋敷をジョーに遺してくれた。メグとエイミーを伴ってマーチ伯母の豪邸を訪れたジョーは、長年の夢であった男女共学の学校を作る意志を固める。
そんなある夜、フレデリックがジョーを訪ねてきた。カリフォルニアに移住し、教職に就くという。彼の突然の出現にジョーは困惑する。一家は、暖かく彼をもてなしてくれた。帰る時間が迫ると、フレデリックはジョーに「カリフォルニアに来たら寄ってくれ」と言いおいて出発した。
フレデリックの気持ちを測りかねているジョーに、エイミーが「彼を追いかけて」と促す。メグとエイミー、ジョーの3姉妹が乗った馬車をローリーが走らせる。雨が降りしきる夜の駅に着いたジョーは、フレデリックの姿を見つけて抱きついた。ジョーは「行かないで。ここにいて」と声を振り絞る。ローリーを振ったことで孤独に苛まれ、書くことや生きる希望さえ失いかけていたジョーの目の前に、真実の愛が姿を現したのだった。
その頃、ニューヨークのダッシュウッドの自宅では、3人の娘たちが『リトル・ウイメン』とタイトルがついたジョーの原稿を父親に見せていた。続きを早く読みたいとせがむ娘たちの真剣な眼差しに打たれたダッシュウッドは、ジョーの原稿の連載を決意する。
やがて、連載されたジョーの新作がひとつにまとめられ『若草物語』として出版の日を迎える。海辺の町で療養していた時にベスが言った「私のために書き続けて」というひと言がなければ、この日は訪れなかったかもしれない。1冊の本に込められたベスの魂は、これからもジョーの心の中で輝き続けるのだ。
ジョーが設立した学校は「プラムフィールド学園」と名付けられた。家族経営の学園長であるジョーが、ケーキを運んでいる。これから家族揃っての楽しいお茶の時間が始まるのだ。
『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』の登場人物・キャラクター
マーチ一家
ジョー・マーチ(演:シアーシャ・ローナン)
吹き替え:朝夏まなと
次女のジョーは幼少時から自分で物語を作ることが得意な文学少女だった。マーチ家4姉妹で、女子だけの演劇クラブを作り、クリスマス劇などを上演することで周囲の子どもたちを喜ばせる楽しさを知る。ジョーの夢は作家になること。新聞・雑誌への投稿をしながら作家への模索を続けていくうちに、その願望は次第に明確化していく。長女メグのように家庭に収まる気はさらさらなく、自分の足でしっかりと立つという自我に目覚め、女性に結婚を強いる世相に逆行しようとも、一生独身を貫くことも厭わない強さを持つに至る。そうであるがゆえに、親密な付き合いをしてきた隣家の裕福な青年ローリーと恋愛関係になることに異常なまでの恐れを抱き続け、ついには彼のプロポーズを退けてしまう。女性が「自由な生き方」を選択することで味わう「孤独」という現実に打ちのめされ、自分には作家になる道しか残されていないことを悟ったジョーは、単身ニューヨークに乗り込み、自立への一歩を歩み始める。
シアーシャ・ローナン
1994年アメリカ・ニューヨークにアイルランド人である両親の元に生まれ、幼少期にアイルランドに移り住み、テレビシリーズなどで子役としてのキャリアを築いていく。彼女の転機は2007年に公開された、ジョー・ライト監督の『つぐない』だった。当時絶大な人気を誇っていた、キーラ・ナイトレイの妹役で出演した『つぐない』で、13歳の若さで第80回アカデミー助演女優賞にノミネートを果たす。続いて、2009年ピーター・ジャクソン監督の『ラブリーボーン』でその名を映画史に刻みつけた。
さらに、2015年『ブルックリン』で、アカデミー主演女優賞にノミネートされる。2017年に本作のグレタ・ガーウィグ監督の『レディ・バード』で2度目のアカデミー主演女優賞ノミネートを勝ち取り、不動の地位を確立するに至る。
主な出演作は、2010年『ウェイバック-脱出6500km-』、2011年『ハンナ』、2012年『ビザンチウム』、2013年『ザ・ホスト 美しき侵略者』、2013年『わたしは生きていける』、2014年『グランド・ブタペスト・ホテル』、2017年『ゴッホ 最期の手紙』、2017年『追想』、2018年『ふたりの女王 メアリーとエリザベス』、2020年ケイト・ウィンスレット共演『アンモナイトの目覚め』など。
メグ・マーチ(演:エマ・ワトソン)
吹き替え:清水理沙
長女メグは、家庭でも妹3人の世話をよくみる優しい姉である。華やかな友好関係を築き、将来の結婚相手を見つける可能性が高い舞踏会へも積極的に顔を出し、ロマンティックな結婚を夢見みている。ローリーの家庭教師であるジョン・ブルックと恋に落ち、ささやかな家庭生活をスタートさせる。しかし、次第に貧困に苛まれるにつれ、優しい夫に対して多少の不満を抱くようになっていく。一方、そんな浅はかな自分を責める繊細さも持ち合わせている。メグは誠実な夫の愛情に支えられて、良妻賢母の見本のような女性に成長していく。
エマ・ワトソン
1990年、フランス・パリ出身のイギリス人。幼少期から歌と演技、ダンスのレッスンを積む。11歳の2001年に世界中で大ヒットした『ハリー・ポッターと賢者の石』での8回にも及ぶオーディションを勝ち抜き、ハリーの友だちハーマイオニーの役でデビュー。それ以後『ハリー・ポッター』シリーズの最終章である『ハリー・ポッターと死の秘宝』までの全7作品に出演し、映画界では誰も知らない者はいない存在に昇りつめた。2017年のディズニーのアニメーション作品の実写版『美女と野獣』で主役のベルを演じ、高評価を得る。『ハリー・ポッター』シリーズ以外の主な出演作は、2011年『マリリン 7日間の恋』。2012年『ウォールフラワー』、2013年『ブリングリング』、2014年『ノア 約束の舟』、2015年『リグレッション』、2015年『コロニア』、2017年トム・ハンクス共演の異色作『ザ・サークル』では主演を務めた。
ベス・マーチ(演:エリザ・スカンレン)
吹き替え:田中有紀
3女ベスは、ピアノを弾くのがなにより好きで優しい性格。姉妹からも大事にされて育ってきた。内気な反面、必要な時には勇気を見せる芯の強い少女でもあった。隣家のローレンス氏から、ローレンス家のピアノを弾く許可をもらったベスは感謝とともにローレンス氏とも親交を結ぶ。ベスからクリスマスのプレゼントとして室内で履くスリッパを贈られたローレンス氏はお礼にピアノを贈ってくれる。元来身体が丈夫な方ではないベスは、フンメル家を独りで訪問した際に、赤ちゃんから猩紅熱に感染し、生死の境をさまようことになってしまう。この時の感染が原因で以後、病気に悩まされることになる。
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『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』とは、イギリスを舞台に魔法使いの少年・ハリーが闇の魔法使い・ヴォルデモートと立ち向かうファンタジー映画。三年生となったハリ―。魔法界を訪れるとアズカバンに投獄されていたシリウス・ブラックが、脱獄していたことを知る。シリウスが自分を狙っていることを知るハリー。学生時代、父とシリウスが親友だったことを知り、ハリーは父を裏切ったシリウスに対し憎しみを抱き始める。 J・K・ローリングの小説が原作のシリーズ第三弾。
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クレイマー、クレイマー(Kramer vs. Kramer)のネタバレ解説・考察まとめ
『クレイマー、クレイマー』とは、1979年に公開されたアメリカ映画。突然訪れた離婚をきっかけに、父親が息子との関係を見直すヒューマンドラマ。ホームドラマの名作とも言われており、その中でも父と子に焦点を当て、幼い子供を一人で育てる事や仕事の両立がいかに難しいかも表現され、現代に通じる内容になっている。また、当時アメリカで問題視されていた離婚や養育権の社会問題を描いた事で高く評価された。 内容だけではなく子役を含むキャスト全員の演技が高い評価を受けた作品でもある。
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ハリー・ポッターと賢者の石(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『ハリー・ポッターと賢者の石』とは、イギリスを舞台に魔法使いの少年・ハリーが闇の魔法使い・ヴォルデモートと立ち向かうファンタジー映画。魔法学校を通じて、ハリーと友人たちの絆や成長を描いていく。 1997年に刊行されたJ・K・ローリング原作小説を映画化したもので、2001年に公開された。ハリーポッターシリーズ第一弾。
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パーフェクト ワールド(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
監督クリント・イーストウッド、主演ケヴィン・コスナーで1993年に公開されたアメリカ映画。 クリント・イーストウッドとケヴィン・コスナーというハリウッドの2大スター共演だが、フィリップ役の子役が素晴らしい演技を見せて、観るものを驚かせた。 脱獄囚ブッチは、逃亡中に8歳の少年フィリップと出会い、人質として連れ出す。逃亡の中で次第に心を通わせていく2人。せつないラストに心打たれるロードムービー。
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プラダを着た悪魔(The Devil Wears Prada)のネタバレ解説・考察まとめ
『プラダを着た悪魔』とは、2006年の公開から時間が経ってもなお人気を得ているアメリカ映画である。名門大学を卒業後、アンドレア・サックスはジャーナリストになることを夢見て田舎町からニューヨークへと移ったが、何故か超人気ファッション誌『ランウェイ』の悪魔のような編集長ミランダ・プリーストリーのアシスタント職に配属されてしまう。ファッションとは無縁だったアンドレアであったが、本来の彼女の夢をかなえるためにミランダの無謀な要求を乗り越え、ファッション業界とアシスタントの仕事の魅力に気付き始める。
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マンマ・ミーア!(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『マンマ・ミーア!』とは、2008年にイギリス、ドイツ、アメリカが共同製作したロマンティック・コメディ・ミュージカル映画。 エーゲ海に浮かぶギリシャの小島を舞台に、シングルマザーの母ドナに育てられたソフィが自身の結婚式でヴァージン・ロードを一緒に歩いてもらうために本物の父親を探し出す物語。 今作は世界的に有名なスウェーデン出身のポップ音楽グループABBAのヒット曲で構成されており、見てるだけで思わず歌い出してしまうハッピーミュージカル映画である。
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ハリー・ポッターと死の秘宝(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『ハリー・ポッターと死の秘宝』とは、イギリスを舞台に魔法使いの少年・ハリーが闇の魔法使い・ヴォルデモートと立ち向かうファンタジー映画。ホグワーツに戻らず、分霊箱を探す旅に出かけたハリー、ロン、ハーマイオニー。数少ない手がかりを探しながら、困難な旅を続けていく。そんな中ホグワーツにヴォルデモートが現れ、戦闘が始まる。多くの仲間が死んでいく中、ついにハリーはヴォルデモートと対峙することになる。J・K・ローリングの小説が原作のシリーズ。第七弾。
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ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』とは、イギリスを舞台に魔法使いの少年・ハリーが闇の魔法使い・ヴォルデモートと立ち向かうファンタジー映画。復活を遂げたヴォルデモート。しかし魔法省はそれを受け入れずホグワーツに干渉するようになる。そんな中、ダンブルドアは「不死鳥の騎士団」を再び活動させる。五年生となったハリーたちはヴォルデモートに対抗するため、ダンブルドア軍団を結成。そしてヴォルデモートや死喰い人と再び対峙することとなる。 J・K・ローリングの小説が原作のシリーズ第五弾。
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ハリー・ポッターと炎のゴブレット(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』とは、イギリスを舞台に魔法使いの少年・ハリーが闇の魔法使い・ヴォルデモートと立ち向かうファンタジー映画。四年生となったハリーたち。ハリーは何者かの陰謀により、トライ・ウィザード・トーナメントに参加することとなる。待ち受ける過酷な課題を乗り越えていくハリー。そんな彼の前で因縁の敵、ヴォルデモートがついに復活する。肉体を持ったヴォルデモートと初めて戦うことになったハリー。その強大な力に圧倒される。 J・K・ローリングの小説が原作のシリーズ第四弾。
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ハリー・ポッターと秘密の部屋(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『ハリー・ポッターと秘密の部屋』とは、イギリスを舞台に魔法使いの少年・ハリーが闇の魔法使い・ヴォルデモートと立ち向かうファンタジー映画。二年生になったハリーはドビーに「ホグワーツに行ってはいけない」と忠告を受ける。そして忠告通り、ホグワーツで生徒が襲われるという事件が発生。五十年前に開かれたという秘密の部屋をヒントに、ハリー、ロン、ハーマイオニーがその謎を追う。 J・K・ローリングの小説が原作のシリーズ第二弾。
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長ぐつをはいたネコと9つの命(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『長ぐつをはいたネコと9つの命』とは、2022年にアメリカで公開されたコンピュータアニメーション・アドベンチャー・コメディ映画。日本では2023年3月に公開された。『シュレック』シリーズのスピンオフ作品で、主人公は長ぐつをはいたネコ/プス。前作『長ぐつをはいたネコ』から10年以上を経た続編だが、映画批評家の評価は概ね高評価である。 長ぐつをはいたネコは、9つ持つ命の内8つを失った。そのため引退を決意。しかし何でも願いを叶えてくれる「願い星」の存在を知り、命を取り戻すための冒険に出るのだった。
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オールド(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『オールド』(原題: Old)とは、2021年アメリカのスリラー映画。監督・製作・脚本は『シックス・センス』、『サイン』など数々の話題作を生み出したM・ナイト・シャマラン。南国のビーチにバカンスに来た家族。案内されたプライベートビーチで、漂流してきた死体を発見した時から事態は一変。次第にビーチにいる人の体にも異変が現れ始め、どんどんと老化していく。時間の概念を覆す不思議なビーチに囚われた人々は、様々な恐怖に襲われる。主演はガエル・ガルシア・ベルナルとヴィッキー・クリープス。
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ウォンカとチョコレート工場のはじまり(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』とは、2023年12月に公開されたミュージカル・ファンタジー・コメディ映画である。 ウィリー・ウォンカの若かりし日の冒険の物語であり、夢と挫折、友情が甘くもほろ苦く描かれている。 1964年に出版され、映画化もされているロアルド・ダールの小説『チャーリーとチョコレート工場』の原点を描いた作品である。 ティモシー・シャラメが主演であるウォンカ役を演じ、ワーナー・ブラザース・ピクチャーズによって公開され、2023年の興行収入第8位の映画となった。
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アンモナイトの目覚め(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『アンモナイトの目覚め』とはイギリス・オーストラリア・アメリカ合衆国のドラマ映画。監督は『ゴッズ・オウン・カントリー』で注目を浴びたフランシス・リー。ケイト・ウィンスレット演じる人嫌いの古生物学者メアリーとシアーシャ・ローナン演じる裕福な化石収集家の妻シャーロットが出会い、次第に惹かれ合うヒューマンドラマである。身分も境遇も異なる正反対の二人が化石を通して繋がり合う。メアリーとシャーロットの痛みや孤独が繊細に描かれている。 日本では2021年に劇場公開され、ヒットとなった。
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海外のセレブや人気モデルの身長・体重まとめ!スタイル抜群
海外のセレブや人気モデルって、日本人から見ると憧れでしかないですよね。足は長いし、スタイルも抜群だし、顔もキレイだし…。この記事では、そんな彼女たちの身長や体重、スリーサイズについてまとめました。中にはちょっと痩せすぎなように見える方もいて、健康が心配ですね…。
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ハリー・ポッターシリーズに出演した子役女優のその後を紹介【エマ・ワトソンなど】
『ハリー・ポッター』シリーズで活躍した女の子たちのその後をまとめました。紹介するのは、ハーマイオニー・グレンジャーを演じたエマ・ワトソンや、ジニー・ウィーズリー役だったボニー・ライトなど4人。ハリポタ登場時と現在の画像の比較や、彼女たちのその後の活躍を掲載しています。
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ハリー・ポッターシリーズのハーマイオニー役エマ・ワトソンのセクシー画像まとめ
『ハリー・ポッター』シリーズでハーマイオニー役を演じたエマ・ワトソンは、作品終了後もコンスタントに活躍し続けている俳優です。この記事では、そんな彼女の画像をいろいろまとめました。セクシー系が中心です。首や胸元、肩を大胆に露出したドレス、超貴重な水着ショットなど、ラインナップは多彩ですよ!
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【ダニエル・ラドクリフ】ハリー・ポッターシリーズの役者まとめ!【エマ・ワトソン など】
ハリー・ポッターシリーズに出演したキャラクターと役者をまとめてみました!ダニエル・ラドクリフやエマ・ワトソンなど人気の俳優を一覧にしていますのでぜひ最後までご覧ください! 『ハリー・ポッター』 は、イギリスの作家J・K・ローリングによって著された7巻のファンタジー小説シリーズである。 日本での通称は「ハリポタ」。
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映画「ハリーポッター」シリーズのハーマイオニーのキュートな画像まとめ
映画「ハリー・ポッター」シリーズの人気キャラクター、ハーマイオニーの画像をまとめました。幼さの残るシリーズ1作目のハーマイオニーから、中盤~終盤にかけて美しく賢い女性へと成長いく彼女の画像を、徹底的に紹介していきます!
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美しすぎる洋画女優まとめ
ここでは洋画に出演している美しい女優たちをアルファベット順に紹介していく。画像や名前と合わせて、代表的な出演作品も掲載している。『ハリー・ポッター』シリーズで有名なエマ・ワトソンや、ディズニーの実写映画『シンデレラ』で主演を務めたリリー・ジェームズなど、有名どころをまとめている。
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【エマ・ワトソン】今どうしてる…?ハリポタ俳優たちの明暗と現在【トム・フェルトン】
映画が完結してもなお世界中で愛され続けている『ハリー・ポッター』シリーズ。この作品の出演者たちは、今どうしているのでしょうか。調べたところ、どうやらかなりはっきりと明暗が分かれているようです。この記事では、そんなハリポタ俳優たちの現在についてまとめました。ダニエル君はすっかりオッサンになってしまった…。
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【イヴァナ・リンチ】エマ・ワトソンだけじゃない!ハリー・ポッターシリーズ出演者の大人の魅力まとめ【スカーレット・バーン】
『ハリー・ポッター』シリーズ終了後、大人の魅力を撒き散らしている人物といえば、やはり真っ先に思い浮かぶのはエマ・ワトソンですよね。しかし、彼女以外にも、たとえばイヴァナ・リンチやスカーレット・バーンなど、様々な人物がそれぞれの魅力を光らせています。この記事では、そんなハリポタ俳優たちの画像についてまとめました。セクシーな画像もあるから、閲覧には気を付けてね。
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エマ・ワトソンの画像まとめ!美人っぷりに思わずうっとり!
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映画「ハリーポッター」シリーズのエマ・ワトソン&トム・フェルトン画像まとめ
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大人気作品の『ハリー・ポッター』シリーズでは、基本的には同じ俳優陣が一貫して出演しています。当初は子どもだった彼ら/彼女らが大人になっていく様子は、なんだか自分が親になったみたいな気持ちで見守りたくなりますよね。この記事では、シリーズを重ねるごとに成長してきた出演者たちの画像についてまとめました。作品の画像とともにお楽しみください。
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ベリーショートが似合うハリウッド女優まとめ!アン・ハサウェイやエマ・ワトソンなどのヘアスタイルを紹介
ベリーショートが似合うハリウッド女優の画像を集めました。ここに掲載しているのは、アン・ハサウェイやエマ・ワトソンなど、髪型を変えてますます輝きを増した女優たち。真似してみたくなるステキなヘアスタイルを紹介していきます。
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【エマ・ワトソン】ハリー・ポッターシリーズキャスト陣の仲良し画像と懐かしエピソードまとめ【ダニエル・ラドクリフ】
2001年の第1作以来、10年にわたって映画が制作されてきた『ハリー・ポッター』シリーズ。それだけ長い付き合いだと、自然とキャスト陣同士も仲良くなりますよね。この記事では、そんな彼ら/彼女らの画像についてまとめました。キャストに関する、今となっては懐かしいエピソードなんかも載せてますので、ファンは必見ですよ!
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目次 - Contents
- 『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』の概要
- 『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』のあらすじ・ストーリー
- 作家になる夢を叶えたジョー
- ローレンス家との交流のはじまり
- 我が家に戻ったジョーを待ち受ける試練
- メグの結婚とジョーを取巻く大きな変化
- 『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』の登場人物・キャラクター
- マーチ一家
- ジョー・マーチ(演:シアーシャ・ローナン)
- メグ・マーチ(演:エマ・ワトソン)
- ベス・マーチ(演:エリザ・スカンレン)
- エイミー・マーチ(演:フローレンス・ピュー)
- ミセス・マーチ(演:ローラ・ダーン)
- ミスター・マーチ(演:ボブ・オデンカーク)
- ローレンス一家と関係者
- セオドア・ローレンス(ローリー)(演:ティモシー・シャラメ)
- ミスター・ローレンス(演:クリス・クーパー)
- ジョン・ブルック(演:ジェームズ・ノートン)
- その他の登場人物
- マーチ伯母(演:メリル・ストリープ)
- ハンナ(演:ジェイン・ハウディシェル)
- フレッド・ヴォーン(演:ダッシュ・バーバー)
- ミスター・ダッシュウッド(演:トレイシー・レッツ)
- フレデリック・ベア(演:ルイ・ガレル)
- フンメル夫人(演:サシャ・フロロワ)
- サリー・ガーディナー・モファット(演:ハドリー・ロビンソン)
- アニー・モファット(演:アビー・クイン)
- デイヴィス先生(演:ビル・ムートス)
- カーク夫人(演:メアリーアン・プランケット)
- 『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』の用語
- デカダンス
- 話し相手
- 従軍牧師
- ブロンテ姉妹
- お披露目パーティー
- 『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- メグと行った舞踏会になじめず、ローリーとポーチで思い切り踊るジョー
- マーチ家から帰るローリーの寂しそうな姿に彼の孤独が見えてくる
- メグ「私バカよね。ジョーには言わないで。今夜楽しんだら一生堅実に生きるから」
- フレッドに会いに行くのに、エプロンのボタンをローリーに外してもらうエイミー
- ジョー「だったら自分で書いたらどう?」
- 貧しい隣家のフンメル家へご馳走を贈るマーチ一家
- ローレンス氏の「ピアノを弾いてくれる人はいないかね?」の言葉に応えるベス
- エイミー「画家になるのは私には一生ムリ。ジョーは作家になったけれど、私は挫折よ。分かったの。私は天才じゃないってね。だから画家になる夢は捨てた。どんなに努力しても凡人を天才に変えるのはムリ。三流の画家になるくらいならきっぱりやめる」
- ジョー「メグを連れ去る男は許さない」
- ベス「私のために書いて。あなたは作家よ。作品が売れる前から。病人を失望させないで。ママの教えどおり人のために書くの」
- 貧しい人を助けるボランティア活動をしている母が受付に来た男性に自分のマフラーを譲ってやる
- エイミー「私は何でも『ジョーの次』だった。ジョーの身代わりなんてもうたくさんよ。絶対にイヤ。好きな人の『2番』にはなりたくないの」
- マーチ伯母「あなたはあの家の希望よ。ベスは病気だし、ジョーは将来の見込みなし。メグは一文無しの家庭教師にお熱だしね。エイミー、あなたが姉妹を支えていくのよ。年老いた両親もね」
- ジョー「世間の人が言うように結婚だけが女の幸せなんて絶対に思わないわ。なのにたまらなく孤独なの!」
- 『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 衣装デザインのジャクリーン・デュランとシアーシャ・ローナンは2度目のタッグ
- オルコットの実家「オーチャード・ハウス」を再現した家での撮影
- ローリーのモデルとなった人物は、有名な思想家
- 美味しそうなお菓子は当時のレシピで作られた
- ドレス生地の化学染料の発明
- 1994年『若草物語』と同じプロデューサー
- 4姉妹の衣装へのこだわり
- ガーウィグ監督は撮影時、妊娠中だった
- ハーバード大学所有の樹木園での映画界初の撮影許可
- 『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』の主題歌・挿入歌
- 主題歌:アレクサンドル・デスプラ「Little Women」
- 挿入歌:サウンドトラック:アレクサンドル・デズプラ「Little Women」