FF14 レイドダンジョン「機工城アレキサンダー」のネタバレ解説・考察まとめ

「機工城アレキサンダー」とは、FF14内に実装されている8人インスタンスレイドのうちのひとつ。ゲーム中では「クロニクルクエスト:機工城アレキサンダー」としてシナリオが展開される。通常難度のノーマル版、そしてエンドコンテンツである高難度版「零式」の2つの難度があり、ストーリーを楽しみたい人はノーマル版だけをプレイし、エンドコンテンツを楽しみたい人は零式版に挑戦できるようになっている

「起動編」同様、クリア時に出現する宝箱からパーツを得、それを交換することで装備を手に入れる。

パーツ、装備品ともに「ミダース」の名前がついている。
「ミダース」とは、FF14内に登場する寓話の登場人物。
ミダースは神に願って、触れたものを黄金に変える指を手に入れたが、その指は、ミダースが最も愛する者も生命なき黄金の像に変えてしまった、というものが寓話の内容である。目先の欲にくらみ、真に大切なものを失うという寓話は、理想郷を追い求めるクイックシンクスへの皮肉となっている。

律動編 1層

ネオファウスト

「起動編」1層の入り口でプレイヤーにトラウマを植え付けたファウストがなんと2体同時に出現する。
しかも、2体を倒したあとは上空から「ネオファウスト」が降ってくる。

プレイヤーにトラウマを植え付けたファウストでの2段構えのネタで、開発のちょっとした遊び心となっている。
ギミックも次々と追加される増援をさばきながら、一定時間内にファウストを倒すという部分は変わっていない。
一発芸のネタのような登場の仕方であるが、「律動編」零式ではしっかりとプレイヤーの壁となり、物見遊山で来たプレイヤーを容赦なく追い返している。

奇才のラットフィンクス

「青の手」のマッドサイエンティスト。
ネオファウストを越え、奥に進む通路の背景をよく見ると、血まみれのゴブリン族のマスクが散らばり、積み重なっている。

戦闘中、定期的に謎の薬品を自分に注射し、強化する。
強化バフ(状態変化)の名称は、マッドサイエンティストではなく「マッチョサイエンティスト」。

フィールドの中心にある装置に触れるとフィールド四辺に特殊なエリアが生成され、エリア内に入った者に特殊効果が発生する。
それぞれがギミック処理に必須だが、何度も入るとペナルティが発生する。そのため、エリアに入るのはギミック処理のみの必要最低限でなければ余計なペナルティを負ってしまう。

律動編 2層

ブラスター&ブロウラー&スィンドラー&ボルテッカー

4体の中ボスとの4連戦となる。それぞれが複雑なギミックを持っており、ミスすると即死してしまう。
ノーマル版では難易度が低く設定されているので多少全滅してもそれほど空気が険悪にならないが、きついのは零式における攻略。
この「律動編」2層は90分の制限時間が4体で共通しており、連戦中に一切休憩ができないこと。そして仮に全滅した場合は1体目からやり直しとなる。
この「全滅したら最初からやり直し」という仕様が零式を攻略するプレイヤーたちの心を折っていった。
2体目までを撃破し、3体目に挑戦。しかし全滅して1体目からやり直し。なんとか1体目を撃破し2体目へといったところでうっかり誰かがミスをしてしまい全滅。また最初からやり直し。ここで集中力が切れてしまい1体目で全滅を繰り返し、3体目までたどり着けないまま解散、といったような阿鼻叫喚の光景が繰り広げられた。

律動編 3層

万能のクイックシンクス

様々なギミックが目白押しとなる層。

フィールドの四隅には拘束部屋(牢屋)が設置されており、フェーズが進むごとにパーティメンバーのうち誰かがその中に放り込まれる。
放り込まれた拘束部屋の中でギミックをクリアすることで檻が開き、脱出することができるが、制限時間内にギミックをこなせなければクイックシンクスによって処刑され、即死させられる。

4つの拘束部屋をこなしたあとはフィールドに巨大な鉄球が転がる。ノーマル版では轢かれるとダメージだけにとどまるが、零式版では即死となる。
また、途中で登場するシャノアがクイックシンクスに向けて「真心」(ハート型のオブジェクト)を飛ばす。この「真心」がクイックシンクスのもとにたどりつくとクイックシンクスが強化されるため、たどりつく前に真心を破壊しなければならない。

律動編 4層

ブルートジャスティス

四足歩行の機械兵器「オンスローター」との戦いとなる。

プレイヤーにとっての「律動編」4層は難度よりもネタ的な印象が強い。
オンスローターは「起動編」4層のボス、マニピュレーターを縮小したような小さななりをしており、「起動編」4層同様盛り上がりに欠けるかと思われていた。
オンスローターを倒すとオンスローターは画面外に消え、代わりに律動2層で登場した4体の機械兵器が順に登場、2層で使用した攻撃を繰り出してくる。この4体すべてを倒すと、「ブルートジャスティス!トランスモード!」と台詞が挿入される。
そしてオンスローターと4体の機械兵器が合体し、「ブルートジャスティス」として襲い掛かってくる。
この時のBGMは70年代ロボットアニメを彷彿とさせるレトロな曲。

ノーマル版ではネタの印象しかないブルートジャスティスであるが、零式版での性能とギミックは凶悪の一言に尽きる。
最終盤でブルートジャスティスが使用する技「最後の審判」では、発動時に「HPの数値がパーティメンバー内で最も大きい値でないと即死」「HPの数値がパーティメンバー内で最も小さい値でないと即死」「ギミックによる状態変化を規定数受けていないと即死」「ブルートジャスティスからの攻撃を規定数受けていないと即死」といった複雑な効果を与えてくるため、ギミック処理の構築が非常に困難。
ラストは零式版独自の最終モードに変形し、高ダメージの連打に耐えつつ最後の力を振り絞る削り合いになる。
そんな中でも、あの70年代ロボットアニメ調の気の抜けたBGMが流れ続ける。

合体後の音楽がこちら。子供の歓声のようなボイスなども入っており、レトロなロボットアニメの風情を感じる。

機工城アレキサンダー:天動編

概要

「機工城アレキサンダー」シリーズの最終章となる。
アレキサンダーの中心部を攻略していく。

1層から4層までの構成となっており、それぞれが独立したインスタンスダンジョンとなっている。
初めて訪れる時は1層しか挑戦できず、1層をクリアすると2層に挑戦できるようになり、2層をクリアすると3層に、というふうに4層まで続く。
一度クリアすると、次回以降は好きな層に挑戦できる。

パーティメンバーの火力を重視した「起動編」、ギミックを重視した「律動編」の反省を活かし、火力とギミックのどちらにも極端に寄ることなく、バランスの取れた難易度となっている。

bzb341747
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@bzb341747

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