ヤ・シュトラ(FF14)の徹底解説・考察まとめ

ヤ・シュトラとは、FF14に登場するNPCの1人。メインストーリー序盤では「神秘的な女性」として登場しプレイヤーと関わることになる。その後、名前が明かされた後は狂言回し役として重要な役割を果たす。他作品のキャラクターと差別化しやすい風貌もあるからか、歴代FF作品のキャラクターが集合するメディアなどではFF14代表キャラクターとして活躍する機会が多い。

ヤ・シュトラの概要

ヤ・シュトラとは、FF14に登場するキャラクター。キャラクターボイスは茅野愛衣氏がつとめる。

フルネームはヤ・シュトラ・ルル。ネコのような耳と尻尾を持つ亜人種、ミコッテ族の女性。
ミコッテ族は文化が独特であり、命名規則や家族構成に独特な文化の特徴があらわれている。

ミコッテ族は一夫多妻制、かつ多産の種族であり、ヤ・シュトラも12人姉妹の家庭に生まれた。
何女かは明かされていないが、ヤ・シュトラの妹としてヤ・ミトラというキャラクターがおり、ヤ・ミトラは七女と答えていることから少なくとも六女以上であると推察される。

名前については「ヤ」が名で「シュトラ」が姓と勘違いされがちだが、ミコッテ族の命名規則にしたがってつけられたものである。
ミコッテ族の命名規則では「氏族名(姓)+名+父親の名」となるため、ヤ・シュトラ・ルルは「ヤ族のシュトラさん(ルルの子)」となる。
普段は仲間から「ヤ・シュトラ」と呼ばれている。
命名規則では「友達や恋人同士など、ごく親しい間柄で会話する場合、意図的に氏族名をはぶいて呼ぶ」とされており、ヤ・シュトラの師であるマトーヤが「シュトラ」と呼ぶのはこれを表している。

ヤ・シュトラの生い立ち・経歴

FF14の舞台であるエオルゼア地方にあるシャーレアン国でヤ族の子として生まれた。

シャーレアン国で生まれ育ったヤ・シュトラは、7歳でシャーレアン国の大魔道士マトーヤに弟子入りする。
マトーヤの元で魔法の技術や知識を学び、癒やしに特化した魔法「幻術」をおさめた幻術士となる。

一人前と認められた後はマトーヤの元を離れ、シャーレアン国の大魔道士ルイゾワが立ち上げた「救世詩盟」に参加する。
「救世詩盟」とは、あらゆる知識を集積し、世の始原から未来の姿までを読み解こうとしている学者集団のこと。あらゆる預言の解析を行っており、そこから未来を予測し、よりよい未来へと世界を導き、救おうというのが活動の要旨である。
やがて「救世詩盟」の中には、預言の解析よりも世界の救済を重視し、世界の驚異に対抗するという派閥ができあがった。その派閥が「救世詩盟」から離れ「暁」という集団になった。

(FF14のメインストーリーの時間軸から)5年前にエオルゼア地方を襲った大隕石災害「第七霊災」の後のヤ・シュトラは、「暁」に所属する。
そして実力や経歴を買われ、ヤ・シュトラは「暁」内の幹部級こと「賢人」に抜擢される。
その後は、「暁」の賢人としてFF14のメインストーリーで活躍することとなる。

ヤ・シュトラの性格

洞窟に引きこもった偏屈なマトーヤを師匠としたからか、性格はややひねくれている。
毒舌、皮肉をよく言い、他キャラクターからは「ああ言えばこう言う」「可愛げがない」など評価されている。
師匠マトーヤからは「いくつになっても無鉄砲で可愛げがないところは変わらないね」と皮肉を言われた際には、「あなたが師匠だからかしら」と言い返している。
かといってただ闇雲に毒舌や皮肉を垂れるだけのキャラクターではなく、相手の痛いところを的確に突くなど舌鋒の鋭さを持っている。

新生FF14のシナリオにおけるヤ・シュトラ

プレイヤーがキャラクター作成時に、ストーリー開始国をリムサ・ロミンサ(FF14の舞台であるエオルゼア地方にある海洋都市)に設定すると、リムサ・ロミンサで繰り広げられる序盤のメインストーリーにて初登場する(他国に設定すると初登場はもう少し後となる)。
その時には身分や名前を明かさず、古代語や伝承に精通した卓越したバリア魔法を扱う謎の女性として登場する。

メインストーリーが進み、プレイヤーが「暁」と関係を持ち始めるようになると、「暁」の賢人のひとりとして改めて登場し、そこで初めてヤ・シュトラの名前と身分が明かされる。ストーリー開始国をリムサ・ロミンサ以外に設定していた場合、ここで初めての対面となる。
その後は「暁」に加わったプレイヤーを賢人として補佐しつつ、必要に応じてプレイヤーと共闘したりする。
ヤ・シュトラは「暁」のラノシア地方(リムサ・ロミンサがある地方)の担当であるからか、ストーリーがリムサ・ロミンサ近辺で展開するとシナリオの牽引役として登場する。しかし、それ以外の地方でストーリーが展開していると担当地域外であるためにヤ・シュトラの出番はほぼなくなる。

新生FF14のメインストーリー最後を締めくくるナナモ女王暗殺騒動では獅子奮迅の活躍を見せる。
新生FF14のメインストーリーの最終盤では、長らく決別状態にあったエオルゼア地方の4国が再結集し、同盟を組んだことを祝う祝賀会が開かれる。そのパーティ会場で4国のひとつ、ウルダハの女王ナナモが暗殺されるという騒動が発生する。その暗殺犯として「暁」が犯人に仕立て上げられてしまい、プレイヤーを含む「暁」のメンバーは命からがら祝賀会会場から脱出することになる。
途中、プレイヤーを追手から逃がすため、ヤ・シュトラは足止め役として地下水道で追手を引き付ける役目を負う。
魔法を乱発し地下水道を崩すことで追手を遮断したヤ・シュトラは、崩壊する地下水道から禁術「エンシェントテレポ」で脱出する。
しかしそれ以後、ヤ・シュトラの行方は知れないままとなってしまう。

拡張ディスク「蒼天のイシュガルド」のシナリオにおけるヤ・シュトラ

ナナモ女王暗殺騒動も解決し容疑が晴れたこともあり、何より「暁」の仲間としてプレイヤーは行方不明となったヤ・シュトラを探すことになる。
ヤ・シュトラが崩した地下水道の瓦礫の中からヤ・シュトラの痕跡を探していたプレイヤー一行は、地下水道に残ったエーテル(魔力)の残滓から「エンシェントテレポ」を用いて脱出したことを知る。

禁術「エンシェントテレポ」は通常の転移魔法「テレポ」とは違う特殊な魔法で、安全が確立された「テレポ」に比べて危険な魔法である。
「テレポ」は各地に設置されたエーテライトという装置で行出のポイントを定め、エーテライトからエーテライトへと転移する魔法である。エーテライトはいわば駅のようなものであり、その駅へと向けてエーテル(魔力)の流れに乗って移動する。
一方、「エンシェントテレポ」はその駅(エーテライト)を使わず、その場で任意の場所に移動する魔法である。エーテライトを使わないため難易度が高く、エーテルの流れに乗ったまま地上に戻って来られない場合が発生する。わかりやすく言うと、駅と駅の間の線路で立ち往生しているような状態となってしまう。
つまりヤ・シュトラはこの「エンシェントテレポ」に失敗し、エーテルの流れに乗ったまま地上に戻ってこられない状態にある(駅と駅の間の線路で立ち往生している状態にある)と判明する。

エーテルの流れに飲み込まれてしまったヤ・シュトラを地上へすくい上げるため、プレイヤーはヤ・シュトラ救出作戦を立ち上げる。
ヤ・シュトラのエーテル(魔力)を膨大なエーテルの流れから手繰り寄せ、ヤ・シュトラを地上に引き上げようというのだ。
その手がかりを求め、プレイヤーはヤ・シュトラの妹、ヤ・ミトラのもとを訪ねる。
血縁ならば、世界を流れる膨大なエーテルの奔流からヤ・シュトラのエーテルを見つけられるだろうと思ってのことだ。
そして、ヤ・ミトラの協力もあり、無事ヤ・シュトラはエーテルの流れから救出されることとなる。

こうしてヤ・シュトラは「暁」に復帰し、再びプレイヤーへ協力するようになる。
プレイヤーが古代帝国アラグが残した巨大浮島「魔大陸」に乗り込もうとし、しかし障壁に阻まれ突入を断念した際には、障壁を突破するための知識をたずねるため師匠マトーヤを紹介する。
そして、プレイヤー一行を連れたヤ・シュトラはマトーヤの元を訪れる。その再会の場で、ヤ・シュトラが「エンシェントテレポ」の影響で視力を失っているということが判明する。
「これまで目が見えない素振りなどなかったのに」と驚く一行にヤ・シュトラは説明する。視力を失ってはいるものの、エーテルの流れを直接「視る」ことで視界は補われていると。常人とは少し見え方が異なるが、「暁」の賢人として、あるいは魔道士として活動する分には支障がないことを告げる。

しかしやはりエーテルを直接視ることは身体への負担が大きく、そのため、以降は周囲の気遣いから後方支援に回される。
プレイヤーが最終決戦の地「魔大陸」に乗り込む時には、プレイヤーを見送る立場となる。

拡張ディスク「紅蓮の解放者(リベレーター)」のシナリオにおけるヤ・シュトラ

拡張ディスク「紅蓮の解放者(リベレーター)」のシナリオの大筋は、世界統一を狙うガレマール帝国によって長らく属国となっていたアラミゴ王国をガレマール帝国の支配から解放するというものである。
そのアラミゴ王国は、「暁」の仲間であるイダの故郷であった。仲間の故郷をガレマール帝国の圧政から救うため、「暁」はアラミゴ王国に傭兵として協力する。
ヤ・シュトラは得意の幻術(回復魔法)でもって負傷したアラミゴ兵の治療を担当する。

しかし、「紅蓮の解放者(リベレーター)」シナリオの序盤でアラミゴ軍の本拠地であるラールガーズリーチがガレマール帝国の皇子ゼノスによって襲撃を受け、壊滅してしまう。
ラールガーズリーチで傷病兵の治療を行っていたヤ・シュトラもまたゼノスに襲われ、深手を負ってしまう。
それ以降、ヤ・シュトラは自分の傷を治すためにシナリオから退場。ゼノスを討ち、ガレマール帝国の支配からアラミゴを解放するまで、シナリオから登場しなくなる。

そうしてシナリオから退場したヤ・シュトラだが、「紅蓮の解放者(リベレーター)」パッチ4.0シナリオのラストシーン後になってようやく出番が訪れる。
アラミゴ王国の復興に加わるため、「暁」から離脱することを決めたイダを「暁」の賢人として見送るため再び登場する。
何処の国にも属さず中立をうたう「暁」としては、中立の信念のためにアラミゴ王国に肩入れはできないため、「暁」のアラミゴ王国への協力はここまでとなる。アラミゴ王国と「暁」との関係が切れてしまうことで自分とヤ・シュトラたちの交流も途絶えてしまうのではないかと心配するイダに対し、ヤ・シュトラは「泣くなんてみっともないわよ」と諭す。
確かに「暁」とアラミゴ王国の関係はここまでだが、だからといってお別れではなく、個人的な人付き合いとしては何も変わらない(「暁」の賢人とアラミゴ軍人という身分や肩書きとしてではなく、ヤ・シュトラとイダというひとりの個人としての友情は変わらない)と慰める。
その後のヤ・シュトラは、「暁」の人間としてではなくひとりの幻術士として個人的にアラミゴ王国に協力しており、傷病兵の治療と引き換えにアラミゴ王国の遺跡や古文書を読ませてもらっているようである。

その他FF14内コンテンツにおけるヤ・シュトラ

インスタンスレイド「機工城アレキサンダー」におけるヤ・シュトラ

インスタンスレイド「機工城アレキサンダー」シリーズのシナリオの導入クエストで登場する。
「機工城アレキサンダー」シリーズのシナリオでは、超大型蛮神(召喚獣)アレキサンダーが低地ドラヴァニア地方に突如として顕現するというところから始まる。
舞台となる低地ドラヴァニア地方、しかもアレキサンダーが顕現した場所はヤ・シュトラの師匠マトーヤが住んでいる洞窟の近くであり、アレキサンダー顕現によってマトーヤの身に何か異変が起きていないかと心配するヤ・シュトラの姿が描かれる。
しかしヤ・シュトラの懸念に反し、マトーヤの洞窟には魔法で特殊なバリアが敷かれており、マトーヤは無事であった。
師の無事を確認したヤ・シュトラは、それ以降は「暁」の賢人として、アレキサンダー討伐を目標に活動する。
とはいえ「機工城アレキサンダー」のシナリオに深く関わるわけではなく、主な役割はエーテル視によるアレキサンダーの活動の監視である。
「機工城アレキサンダー」シリーズには「起動編」「律動編」「天動編」の3編があり、パッチごとに少しずつストーリーが進んでいく。その各編の導入に登場し、「観測していたアレキサンダーに動きがあった」「詳しいことはこの人に尋ねてみて」ということをプレイヤーに知らせるためだけの役回りとなっている。

FF14外の作品におけるヤ・シュトラ

「シアトリズムファイナルファンタジー カーテンコール(TFFCC)」におけるヤ・シュトラ

「シアトリズム ファイナルファンタジー カーテンコール」(THEATRHYTHM FINAL FANTASY CURTAIN CALL)とは、スクウェア・エニックスのリズムアクションゲームである。
そのFF14代表のキャラクターとしてヤ・シュトラが登場した。

本作では、ゲームスタート時に選択したパーティキャラクターから4人を選んで物語を始める。
その選択キャラクターの中にヤ・シュトラが含まれている。
FF14のストーリーのネタバレ防止のため、外見は新生FF14のストーリー中のものである。

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