ポケットモンスターの伝説のポケモンまとめ

『ポケットモンスター』とは株式会社ポケモン(発売当初は任天堂)から発売されているゲームソフトシリーズの名称である。略称は『ポケモン』。自身がトレーナーになり、「ポケモン」と呼ばれる生物をパートナーとして旅をする。
伝説のポケモンは公式の説明文によると「各地方で滅多に見ることの出来ない貴重なポケモン」のことであり、基本的にゲーム中に1匹しか出現しないポケモンたちの総称である。各世代で複数の伝説のポケモンが登場している。

全国図鑑:No.644
分類:こくいんポケモン
タイプ:ドラゴン/でんき
高さ:2.9m
重さ:345.0kg
特性:テラボルテージ
HP:100
こうげき:150
ぼうぎょ:120
とくこう:120
とくぼう:100
すばやさ:90

黒い体色を持ちながらも『ホワイト』のパッケージを飾る伝説のポケモン。禁止伝説に分類される。
尻尾が円錐形に大きく膨らみタービン状になっているのが特徴。尻尾のタービンのような部分から電気エネルギーを発生させるという生態を持つ。

種族値の合計は680。「こうげき」が150と高く、次いで「ぼうぎょ」「とくこう」が高い。「クロスサンダー」と「らいげき」の2つの専用技を持つ。

イッシュ地方の神話に登場する伝説のポケモン。
イッシュ地方の歴史に大きく関わっており、『ブラック・ホワイト』の物語の重要なカギを握る。

もともとは対の存在であるレシラムとは1体のポケモンとして存在しており、そこから分裂してゼクロム、レシラムが生まれたとされている。
生まれたゼクロム、レシラムは当時のイッシュ地方を治める双子の英雄にそれぞれ付き従い共に新しい国を作った。
双子の英雄は、最初こそ仲が良かったが、いつしか対立して兄は真実を求めて、弟は理想を求めた。
互いにどちらが正しいのかを確かめるため争いが始まり、英雄が死んだあとも彼らの子孫が同様の争いを始めた。
そのことに憤怒したレシラムとゼクロムは、イッシュ地方を焼き尽くし姿を消した、という神話が残されている。
ゼクロムはこの神話で語られる「理想を求めた弟の英雄」に付き従っていた。

イベント中に台詞として表記された鳴き声「バリバリダー!」「ババリバリッシュ!!」の妙な表現がプレイヤーの間でネタになっている。

アニメ劇場版『ビクティニと黒き英雄ゼクロム』『ビクティニと白き英雄レシラム』では主役を務める。

『ポケットモンスターReburst』では主人公・リョウガが合体するポケモンなのだが、「人間がポケモンと合体する」というポケモンの世界観を壊す設定がプレイヤーたちには不評であった。
この『ポケットモンスターReburst』での「なるしかない…ゼクロムに…!」というコマだけを切り取ってネタにされることもある。

レシラム

全国図鑑:No.643
分類:はくようポケモン
タイプ:ドラゴン/ほのお
高さ:3.2m
重さ:330.0kg
特性:ターボブレイズ
HP:100
こうげき:120
ぼうぎょ:100
とくこう:150
とくぼう:120
すばやさ:90

白い体色を持ちながらも『ブラック』のパッケージを飾る伝説のポケモン。禁止伝説に分類される。
尻尾が大きく膨らみ筒状になっているのが特徴。尻尾の部分から熱エネルギーを発生させるという生態を持つ。
性別はないが、デザインからか女性的に描かれることが多い。

種族値の合計は680。「とくこう」の値が最も高く、次いで「こうげき」「とくぼう」が高い。専用技はほのおタイプの「クロスフレイム」と「あおいほのお」。

対の存在であるゼクロムと同じく、イッシュ地方の神話に登場し、『ブラック・ホワイト』のシナリオにも関わってくる。
レシラムはイッシュ地方の神話で語られる「真実を求めた兄の英雄」に付き従っていた。

イベント中に台詞として表記された鳴き声「モエルーワ!」の妙な表現がプレイヤーの間でネタになっている。

アニメ劇場版『ビクティニと黒き英雄 ゼクロム』『ビクティニと白き英雄 レシラム』では主役を務める。
この2作はゼクロム、レシラムが入れ替わった他、細かな差異がある程度でストーリーは同じ展開をなぞる。
そのため、テレビ地上波放送ではどちらを放送するのか公式サイトにて投票が行われた。結果は『白き英雄 レシラム』が130万票を獲得し、『白き英雄 レシラム』が放映されることとなった。

キュレム

全国図鑑:No.646
分類:きょうかいポケモン
タイプ:ドラゴン/こおり
高さ:3.0m
重さ:325.0kg
特性:プレッシャー
HP:125
こうげき:130
ぼうぎょ:90
とくこう:130
とくぼう:90
すばやさ:95

『ブラック・ホワイト』に登場した伝説のポケモン。禁止伝説に分類される。
黒い体色のゼクロム、白い体色のレシラムの中間をとり、灰色の身体をしている。
体内で膨大な極低温の冷凍エネルギーを造りだし、それを解放することで周りを雪や氷で覆い尽くすことができるが、漏れ出した冷気により自らの体までもが凍りついている。

種族値の合計は660と、伝説のポケモンの中ではやや控えめ。専用技の「こごえるせかい」は「こごえるかぜ」の威力を強化したもの。

もともとは1匹のポケモンであったゼクロム、レシラムが分裂したあとの残りからできている。
残り物ということで不完全な存在であるため、ゼクロムもしくはレシラムを取り込むことで完全な姿となる。ゼクロムを吸収した姿をブラックキュレム、レシラムを吸収した姿をホワイトキュレムと呼ぶ。

ブラックキュレム
全国図鑑:No.646
分類:きょうかいポケモン
タイプ:ドラゴン/こおり
高さ:3.0m
重さ:325.0kg
特性:テラボルテージ

ホワイトキュレム
全国図鑑:No.646
分類:きょうかいポケモン
タイプ:ドラゴン/こおり
高さ:3.6m
重さ:325.0kg
特性:ターボブレイズ

『ブラック・ホワイト』ではいまいち影が薄い存在だったが、その続編である『ブラック2・ホワイト2』ではシナリオに関わってくる重要なポジションを担う。
ブラックキュレムもしくはホワイトキュレム(バーションによって異なる)と化したキュレムと戦い、キュレムとゼクロムもしくはレシラムを分離させるというクライマックスのシーンはその展開の熱さから好評である。

種族値の合計はどちらの姿も700まで上昇する。ブラックキュレムは「こうげき」が、ホワイトキュレムは「とくこう」が170にまで達するのが特徴的である。それぞれこおりタイプの専用技「フリーズボルト」「コールドフレア」を持つ。どちらも威力140の大技だが、1ターンの溜めが必要なため、使い勝手はいまいち。

アニメ劇場版『キュレムVS聖剣士ケルディオ』では主役を務める。
ゲームではゼクロム、レシラムと融合することで姿が変わるが、劇場版では「ゼクロム、レシラムと同時に産まれたため、それぞれの遺伝子を持っているのでいつでも姿を変えることができる」と設定が変わった。伝説のポケモン2匹の力を両方持っているということになるため、地上最強のドラゴンポケモンとして名を馳せた。
見目の恐ろしさに反してかなり愛嬌のある性格であり、そのギャップが視聴者から評判を得た。

幻のポケモン

ビクティニ

全国図鑑:No.494
分類:しょうりポケモン
タイプ:エスパー/ほのお
高さ:0.4m
重さ:4.0kg
特性:しょうりのほし
HP:100
こうげき:100
ぼうぎょ:100
とくこう:100
とくぼう:100
すばやさ:100

『ブラック・ホワイト』に登場した幻のポケモン。
モチーフは勝利を示す「V(VサインなどのV)」。「しょうりポケモン」と呼ばれる通り名前の由来も「ビクトリー(勝利)」である。
またゲーム本編が(マイナーチェンジ版やリメイクを除くナンバリングとして)5作品目であることから、ローマ字表記で5を示す「V」からきている説もある。

種族値の合計は600。配分はミュウと同じくオール100。ほのおタイプの専用技「かえんだん」を覚える他、「Vジェネレート」という威力180の技を覚えた配布個体も存在する。

『ブラック・ホワイト』発売日から1ヶ月間だけ配信された「リバディチケット」で行ける孤島で出会うことができる。
そこで出現するビクティニは捕獲しない限り何度も復活する。何度でも戦える上にもらえる経験値が多いため、捕まえずにひたすら倒し続けてレベル上げをするプレイヤーもいた。 そのためビクティニのいるこのリバディガーデン島はプレイヤーから「ビクティニ道場」と呼ばれるようになった。

アニメ劇場版『ビクティニと黒き英雄 ゼクロム』『ビクティニと白き英雄 レシラム』に主役として登場した。
歴代劇場版の主役たちと同じく、過酷な運命に縛られているが、それを感じさせない健気な姿勢がラストシーンと合わせて視聴者の涙を誘った。
好物はマカロンで、喜んで食べる姿が印象に残っているためか、ファンアートなどでもマカロンを食べる姿がよく描かれる。

主な入手方法としては、「リバティチケット」のイベント、映画『ビクティニと黒き英雄 ゼクロム』『ビクティニと白き英雄 レシラム』の前売り券などがあった。

ケルディオ

全国図鑑:No.647
分類:わかごまポケモン
タイプ:みず/かくとう
高さ:1.4m
重さ:48.5kg
特性:せいぎのこころ
HP:91
こうげき:72
ぼうぎょ:90
とくこう:129
とくぼう:90
すばやさ:108

『ブラック・ホワイト』に登場した幻のポケモン。
それまで(ツールを用いたデータ解析を除いて)存在は伏せられていたが『ブラック・ホワイト』発売から1年後、アニメ劇場版『キュレムVS聖剣士ケルディオ』の主役ポケモンとして公式から初めて発表された。
初めて発表されたその当初から、容姿から、コバルオン、テラキオン、ビリジオンの3者と何らかの関係があると推測されていた。 次々情報が公開されていくにしたがい、それは確定的なものになっていき、劇場版のストーリーでしっかりと関係性が明らかにされた。その関係は3者を師とする師弟関係であった。

種族値の合計は580と幻のポケモンの中では控えめ。専用技の「しんぴのつるぎ」は、特殊技でありながらも相手の「ぼうぎょ」でダメージ計算を行うという性質を持つ。

名前の由来はイギリスの妖精「ケルピー」から。
ポケモン図鑑上の分類である「わかごまポケモン」のわかごまとは漢字で「若駒」と書き、若い(未熟な)馬のこと。
そのとおり、ケルディオは若々しく未熟な状態。しかし『「ブラック2・ホワイト2』において、ケルディオを連れて特定の場所に行くとイベントが発生し、ケルディオが「かくごのすがた」に姿を変える。見た目だけの変化でありステータスの変動はないが、やや成長した姿を見ることができる。なお単なる成長ではなくただの形態変化なので、元の姿に戻ることもできる。
「かくごのすがた」(覚悟の姿)とは臆病な性格のケルディオが敵に勇敢に立ち向かう覚悟を決めた時の姿とされているのだが、幻のポケモンであるためにオンライン対戦などでは使用できない。このせいで「戦う覚悟を決めたのに対戦に出る覚悟はない」とプレイヤーから揶揄されることもある。

主な入手方法としては、映画『キュレム VS 聖剣士 ケルディオ』の前売り券などがあった。

メロエッタ

画像左がボイスフォルム、右がステップフォルム

全国図鑑:No.648
分類:せんりつポケモン
タイプ:ノーマル/エスパー(ボイスフォルム)、ノーマル/かくとう(ステップフォルム)
高さ:0.6m
重さ:6.5kg
特性:てんのめぐみ
HP:100(ボイスフォルム)
こうげき:77(ボイスフォルム)
ぼうぎょ:77(ボイスフォルム)
とくこう:128(ボイスフォルム)
とくぼう:128(ボイスフォルム)
すばやさ:90(ボイスフォルム)

『ブラック・ホワイト』に登場した幻のポケモン。
アニメ劇場版『キュレムVS聖剣士ケルディオ』にて同時上映される短編アニメ『メロエッタのキラキラリサイタル』の主役ポケモンとして発表された。

五線譜のような長い髪に音符のような手足から分かる通り、モチーフは楽譜であり、名前の由来も「メロディ」からきている。
通常状態では緑髪の「ボイスフォルム」だが、「いにしえのうた」(古の歌)という技を覚えさせることで姿を変え、「ステップフォルム」になる。
ステップフォルムだと全体の色味が変わり、オレンジを中心としたカラーリングになり活発な印象になる。
ゲーム中の設定では、メロエッタの歌やダンスにはポケモンの感情を変化させる不思議な力があるといわれている。

種族値の合計は600。フォルムによってタイプや種族値配分が異なる。ボイスフォルムは高い「とくこう」と「とくぼう」を持つ。ステップフォルムは「こうげき」と「すばやさ」が高い。得意不得意なタイプがほとんど逆であるため、戦い方によっては相手を翻弄することができる。

主な入手方法としては、映画『キュレム VS 聖剣士 ケルディオ』の映画館配布があった。

ゲノセクト

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ポケットモンスター リコとロイの旅立ち(アニポケ)のネタバレ解説・考察まとめ

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『ポケットモンスター リコとロイの旅立ち』とは、アニメ『ポケットモンスター』の第8シリーズで、リコとロイという2人の主人公が冒険の旅に出立していく様を描いたアニメ作品。25年間主人公を務めてきたサトシが引退したこともあり、新たな主人公たちがどのような物語を紡いでいくか注目された。 セキエイ学園に入学したリコとパートナーポケモンのニャオハは、リコの不思議なペンダントを巡る戦いに巻き込まれる。その中で伝説のポケモンとの出会いを夢見るロイやポケモンのホゲータと知り合い、彼らと共に旅に出る。

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