X(エックス)のネタバレ解説・考察まとめ

『X』とは、CLAMPによって1992年から『月刊ASUKA』にて連載が開始された漫画。
劇場版やアニメが公開され、ゲーム等も発売された。不定期更新中で現段階では休止中。
劇中には他のCLAMP作品のキャラクターも登場している。
ストーリーの内容に生死の選択がありグロテスクなシーンやBL要素を含む描写もある。
主人公の神威は母の遺言により幼い頃に過ごしていた東京に戻ってきた。
神威は地球の未来を左右する運命を背負っており、幼馴染の封真や小鳥も戦いに巻き込まれていく。

刀隠神社で御神体として扱われている両刃の剣。女体から産まれ、剣を産んだ女性は体が四散する。
謎が多く、塔城製薬の研究によると大部分が人間と同じ物質で構成され生きている。

結界

天の龍が地球を守る為に必要な力で、術者によって様々な形をしている。
結界の中に入ると別空間になっており、その中で起こった事は実際の空間には一切影響を与えない。
ただし、術者が死亡したり、重傷を負って結界が解かれた場合は、実際の空間も結界の中で起こったことと同じ状態になり破壊されてしまう。
大切なひとの事を考えながら結界を作るらしいが、その作り方を神威は知らなかった。
術者に許された者以外で、結界に侵入できるのは神威のみ。

結界が張られた主な場所
サンシャイン60、中野サンプラザ、新宿の高層ビル群、靖国神社、井の頭公園、山手線(皇居を中心に仏手の形に敷かれた絃状結界)、レインボーブリッジ、銀座の時計台、都庁(現存)、東京タワー(現存)

夢見

夢の中で未来を垣間見て、夢を渡ることのできる人物。丁と牙暁がそれに当たる。
小鳥は夢見になれる才能はあったものの、ほとんどその力を開花させることなく死亡した。
庚は夢を渡る力があるものの、自ら未来を夢見る力はなく、未来を夢見ても干渉することはできず、見ることしかできない。

三峯神社(みつみねじんじゃ)

聖護院官から三峯大健現の神号を授けられ、狼を権限の眷属神とする場所。
譲刃はここで育った。

三峯神社は実在する神社で、埼玉県秩父市三峰にある神社。
狼を守護神とし、狛犬の代わりに神社各所に狼の像が鎮座している。

www.mitsuminejinja.or.jp

眷属神(けんぞくしん)の犬鬼

眷属神(けんぞくしん)の「眷属」は本来、神の使者の事を表し、多くはその神に関連のある動物。
譲刃と一緒にいる犬鬼は眷属神。犬鬼は能力のある人間にしか見えず、譲刃の意志で剣などに変形させる事もできる。

『X(エックス)』の名言・名セリフ/名シーン・名場面

「地球がどうなろうが関係ない、封真と小鳥が幸せに暮らしていける場所を守りたい」

運命の選択の瞬間

天の龍となって世界の平和を願うか、地の龍となって変革を望むか運命の選択を迫られた時、幼馴染の封真と小鳥を守りたいと誓った神威が言ったセリフ。
自分の周りでたくさんの犠牲がある中、自分が何のために戦うのかどんな世界を望むのかを考えた時に、改めて一番大切なものに気づいた瞬間だった。
これをきっかけに天の龍、地の龍の神威の運命が変わっていく。

「あなたはいつも、僕が予想した通りの言葉はくれないんですね…」

因縁の相手である星史郎に対して昴流が言ったセリフ。昴流の心はずっと囚われたままで、本当は殺すことが目的ではなかった。
まだ天の龍になる前の時に昴流は双子の姉、北都を星史郎に殺されてしまう。
昴流は星史郎に殺されかけた時、殺す価値もないものだと思われていた。
だからせめて星史郎にとって目障りな存在、殺してもいいと思える存在になりたいと思っていた。その為に強くなりたいと願っていた。

そして二人は天の龍、地の龍の能力者として出会う。
二人は激しくぶつかり合い戦いの中で双子の姉、北都が命をかけて昴流に遺した術(自身を殺したのと同じ方法で殺そうとしたら、それがそのまま星史郎に返る術)によって星史郎は重症を負う。
そして死ぬ直前に星史郎は「昴流君、僕は君を…」と何かを囁いて命を落とした。
何を囁いたのかは謎のままでストーリー中にも出てきていない。

昴流と星史郎の対戦シーン

1syuntatann
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@1syuntatann

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