海賊房太郎(ゴールデンカムイ)の徹底解説・考察まとめ

海賊房太郎(かいぞく ぼうたろう)とは、『週刊ヤングジャンプ』で連載の野田サトル原作の漫画・アニメ作品『ゴールデンカムイ』の作品に登場する人物。刺青の囚人のうちの一人である。自分の王国を作りたいという野望を持ち、金塊を狙う。高い潜水能力とカリスマ性を持ち、金塊の在り処を刺青の暗号無しである程度特定している。初登場時は杉元一行と死闘を演じたが、杉元一行と手を組み、行動を共にした。その後紆余曲折を経て、札幌麦酒工場で第七師団から逃げる途中、撃たれそうになった白石を庇って死亡した。

のっぺらぼうは仲間のアイヌ達と共に金塊を隠した。その後、アイヌ達は殺され金塊はのっぺらぼうによって別の場所に隠された。彼はこの殺されたアイヌの一人の弟である。海賊に金塊が当初、隠されていた場所を教えた。

野沢仁平治(のざわに へいじ)

石狩川を下る輸送船上川丸に乗船していた郵便配達人。郵便配達人歴35年。現金書留を輸送していた為、海賊に狙われた。当時の郵便配達人は銃の携帯を許可されており、客室を取り囲んだ海賊の手下に向かって発砲した。初めて発砲した事もあり、全弾外れている。だが、上川丸が引いていた小船の上からヴァシリが発砲と同時に狙撃した事で、彼を除く全員が「野沢仁の撃った弾が家臣たちの脳天を撃ち抜いた」と誤解した。この調子で海賊の手下3人を射殺したと誤解され、海賊の怒りを買う。兎に角銃を乱射しまくり、終いには杉元の落としたライフルを拾って乱射した。様子を見に来た杉元に弾が当たりそうになったりと、敵味方関係なく撃ちまくった。弾切れになり、杉元の荷物を漁ったが弾はなく、弾を探している所をアシリパに誘導され石狩川に突き落とされる。海賊達の怒りを買い、殺されると判断したアシリパは彼を逃したのだった。権藤に銃で狙われるものそのまま彼は犬掻きで逃げていき、退場した。

彼が杉元の背嚢(荷物)を漁った事で中身が露出した。それを客室に降りてきた海賊に見られ、杉元が海賊を追っていた事がバレてしまう。結果的に海賊と杉元が敵対する原因を作り出した。

顔つき、身のこなしがアメリカの人気西部劇俳優クリント・イーストウッドにそっくりである。

ヴァシリ

元ロシアの狙撃兵。杉元一行と行動を共にする。狙撃の名手で海賊の手下3人の脳天を打ち抜いた。郵便配達人の野沢仁の発砲と共に発砲した為、海賊達は彼の狙撃だと気付かなかった。結局海賊は最後までヴァシリが海賊の手下達を撃ち殺した事に気付かず、海賊が仲間になった後も特に絡みは無かった。

若山輝一郎(わかやま きいちろう)

刺青の囚人の一人。通常刺青の暗号は上半身に彫られているが、彼は元々刺青を彫っていた為下半身に刺青の暗号が彫られている。ゲイで愛人の仲沢達弥(なかざわ たつや)がいる。海賊編以前に登場。苫小牧にてイカサマ競馬賭博で儲けていた。そこで当時杉元の仲間であったキロランケが臨時の騎手として出場することになる。しかし負ける約束を破り、キロランケは競馬で勝ってしまう。そのキロランケを追って杉元一行と敵対した。最後は愛人男性の仲沢達弥(姫)を守る為、ヒグマと日本刀で戦い相打ちになり死亡。杉元に刺青を剥がれた。

海賊とは約一年前に出会う。それ以前に同じ刺青の囚人の上エ地と接触している。上エ地は人のがっかりする顔が大好きで、自分の刺青の暗号の上に他の刺青を上彫りして暗号解読を出来ないようにしていた。この事を知り、刺青を集めても無意味な事を悟る。そこで自分が持っていた他の刺青人皮を賭場で手放してしまう(尚、この刺青人皮は尾形が後に回収している)。
海賊が自分の刺青を狙ってやってきて捕えた際、自分の刺青を狙っても無意味な事を伝えた。余談だがこの時に海賊と一緒に寝た様子であった。

一度海賊を捕えたが何もせずに自分を逃がした事から、海賊は刺青を集めても無意味な事を確信した。その後、海賊は刺青以外の方法で金塊を探し始める。同じ刺青の囚人でプロの砂金採り師、松田平太と手を組み支笏湖に沈む砂金を採取し、北海道中の砂金の産地の情報を入手した。

ジャック・ザ・リッパー

刺青の囚人の一人。マイケル・オストログの名前で網走監獄に収監されていた。正体はイギリスのロンドンで連続娼婦殺人事件を引き起こしたジャック・ザ・リッパー本人である。彼は日本に貿易船で密入国し、横浜で娼婦を殺して捕まった。その後、日本で初めての外国人死刑囚として網走監獄に収監された。脱獄後は、北海道で夜な夜な街角に立つ娼婦を殺害して回り、連続娼婦殺人事件として世間を賑わせた。

北海道で連続娼婦殺人事件を引き起こした目的は遠く離れたロンドンを想い、北海道の地に自分がロンドンで引き起こした殺人事件現場を再現することである。このため、ロンドンで起きた連続娼婦殺人事件の犯行現場をなぞる様に北海道で殺人を行っている。この性質を見抜いた石川啄木により、次の犯行現場である札幌麦酒工場を特定された。そして土方一派と杉元一行に先回りをされる。

海賊との直接的な絡みは無かった。だが、彼を探す為に海賊は札幌麦酒工場で吹玉売の紛争や女装をした。

牛山辰馬(うしやま たつま)

刺青の囚人の一人。重度の女好きで、一定期間女を抱かないと暴走する。柔道の達人である。現在は土方一派に所属している。

海賊とは網走監獄時代に一緒になった事がある。その時の海賊は上エ地に一年程前から「海賊の叔母さんが会いに来ている。外役の時にそれを見た」という嘘を吹き込まれ、悶々とした日々を送っていた。そこへ外役の際、上エ地と一緒に繋がれて作業をしていた牛山と同房になる。そこで牛山から海賊の叔母らしき人物は一度も見た事が無いと言われ、上エ地が海賊に嘘をついていた事が発覚。海賊は怒り、上エ地を半殺しにして懲罰房に入れられた。

脱獄後は海賊を含む杉元一行と西洋料理店で遭遇した。その時、乱戦になり海賊は牛山の頭にテーブルを叩きつけた。テーブルが牛山の頭にめり込む程の威力であったが、牛山はノーダメージだった。逆に反撃され、海賊は牛山に投げられてしまう。その後アシリパの仲裁で争いは収まり、杉元一行と土方一派は手を組むことになった。

手を組んだ杉元一行と土方一派は札幌麦酒で宴会を開事になる。その席で海賊に、金塊を手に入れて叶えたい夢は何かを尋ねられる。牛山の夢は格闘家を集めて誰が強いかを決める大会を開く事だった。そして、金塊はその優勝者への賞金に使うつもりである事を海賊に話す。

土方歳三(ひじかた としぞう)

刺青の囚人の一人。金塊を使い、北海道を独立させて「蝦夷共和国」を作ることを目的に行動している。金塊を狙う勢力の一角「土方一派」のリーダーである。海賊との絡みは無かった。しかし彼の率いる土方一派と杉元一行が手を組んだ事で、海賊は札幌麦酒工場でジャック・ザ・リッパーを追うことになる。

鶴見篤四郎(つるみ とくしろう)

金塊を狙う勢力の一角「第七師団」を率いるリーダー。階級は中尉だが、自分よりも格上の人間ですら手駒にしてしまうカリスマ性を持つ。日露戦争で頭を負傷し、前頭葉の一部が欠けている。

札幌麦酒工場でアシリパを部下に攫わせ、消防団に扮して部下と共に消防車で逃走。札幌麦酒宣伝車で追ってきた海賊、杉元、白石と銃撃戦を繰り広げ、海賊の腹に一発銃弾をくらわせた。

鯉登音之進(こいと おとのしん)

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岩息舞治(がんそくまいはる)とは、野田サトル原作の漫画・アニメ作品『ゴールデンカムイ』に登場する刺青の囚人のうちの一人で、屈強な肉体と暴力への飽くなき欲求を併せ持つ男だ。樺太にあるロシア人の村で、男たちが集団で殴り合う競技「スチェンカ」に参加していた。キロランケやアシリパを追跡する杉元と出会い、拳を通して心を通わせる。刺青は剥がずに書き写された後、強者との出会いを求めてロシアへ渡っていった。

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津山睦雄(ゴールデンカムイ)の徹底解説・考察まとめ

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津山睦雄(つやま むつお)とは、野田サトル原作の漫画・アニメ作品『ゴールデンカムイ』に登場する刺青の囚人のうちの一人で、「三十三人殺し」と呼ばれている。本編には登場せず、第七師団の鶴見中尉が刺青人皮を持っている。津山から剥いだ刺青人皮をベストのように着こなす鶴見中尉の姿は、多くの読者に衝撃を与えた。「三十三人殺し」という経歴から、モデルは「津山三十人殺し」の都井睦雄(とい むつお)であるという見方が一般的だ。

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菊田杢太郎(ゴールデンカムイ)の徹底解説・考察まとめ

菊田杢太郎(ゴールデンカムイ)の徹底解説・考察まとめ

菊田杢太郎(きくた もくたろう)とは、野田サトル原作の漫画・アニメ作品『ゴールデンカムイ』の登場人物で、鶴見中尉率いる第七師団の一員。作中では珍しく、比較的常識的な言動をする男だ。日露戦争で倒したロシア将校の銃を奪い、戦争が終わった後でも持ち歩いている。金塊争奪戦には途中から参戦したが、その正体は軍中央から鶴見中尉に差し向けられたスパイ。また、かつて故郷を出たばかりの杉元佐一(すぎもと さいち)と出会い、軍に入隊するきっかけを作っており、「不死身の杉元」の生みの親とも言える。

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江渡貝弥作(ゴールデンカムイ)の徹底解説・考察まとめ

江渡貝弥作(ゴールデンカムイ)の徹底解説・考察まとめ

江渡貝弥作(えどがいやさく)とは、野田サトルによる漫画作品『ゴールデンカムイ』の登場人物で、北海道・夕張で剥製工房を営んでいる青年である。剥製職人としての腕は良いが、人間の死体の皮で革細工を作るという歪んだ趣味を持っている。自分の実の母親を剥製にして所有。母親の偏った教育の下で成長したが、母を慕うなどマザコン気質の持ち主である。鶴見の依頼により贋物の刺青人皮を作成したが、刺青を狙う尾形や杉本に狙われる。初めて自分を受け入れてくれた鶴見を慕っており、最期は鶴見の為に自らの命を犠牲にした。

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インカラマッ(ゴールデンカムイ)の徹底解説・考察まとめ

インカラマッ(ゴールデンカムイ)の徹底解説・考察まとめ

インカラマッとは、『週刊ヤングジャンプ』にて連載されていた野田サトル原作の漫画・アニメ作品『ゴールデンカムイ』に登場する人物で、占いで生計を立て北海道を旅するアイヌ女性。少女の頃にアシリパの父ウイルクと交流があり、金塊争奪戦の渦中にいるアシリパの周囲に現れる。目的を明かそうとせず、周囲を占いで惑わすような行動を取るため、その存在を怪しまれている。鶴見中尉率いる第七師団から離れ小樽のアシリパのコタンで療養していた谷垣源次郎と、疱瘡で家族を失ったチカパシとともに、アシリパを追いかけ旅をする。

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