セブン(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
1995年のアメリカ映画。監督はデヴィッド・フィンチャー。 舞台は犯罪がはびこるアメリカの大都会。キリスト教の「七つの大罪」に沿って人を殺していく猟奇殺人犯を、退職間近の老刑事サマセット(モーガン・フリーマン)と、血気盛んな若手刑事ミルズ(ブラッド・ピット)が追っていく。 独創的な映像センスと、人間の暗部を描いた脚本が魅力のサイコサスペンス。
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1995年のアメリカ映画。監督はデヴィッド・フィンチャー。
舞台は犯罪がはびこるアメリカの大都会。キリスト教の「七つの大罪」に沿って人を殺していく猟奇殺人犯を、退職間近の老刑事サマセット(モーガン・フリーマン)と、血気盛んな若手刑事ミルズ(ブラッド・ピット)が追っていく。
独創的な映像センスと、人間の暗部を描いた脚本が魅力のサイコサスペンス。
1995年のアメリカ映画。監督はデヴィッド・フィンチャー。 舞台は犯罪がはびこるアメリカの大都会。キリスト教の「七つの大罪」に沿って人を殺していく猟奇殺人犯を、退職間近の老刑事サマセット(モーガン・フリーマン)と、血気盛んな若手刑事ミルズ(ブラッド・ピット)が追っていく。 独創的な映像センスと、人間の暗部を描いた脚本が魅力のサイコサスペンス。
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『ファイト・クラブ』とは、1996年に発表されたアメリカの小説家チャック・パラニュークによる同名小説が原作となっている、1999年制作のアメリカ映画である。不眠症で悩む会社員「僕(エドワード・ノートン)」はある日火事が原因で住む家を失くし、謎の男タイラー・ダーデン(ブラッド・ピット)の家に居候することになった。「泊めてもいいが条件がある。俺を殴れ」という突拍子ないタイラーの言葉をきっかけに、2人はお互いを殴り合う行為にハマっていく。
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『ファイト・クラブ』とは1999年公開のアメリカ映画。鬼才と呼ばれるデヴィッド・フィンチャーが監督を務めた。不眠症の”僕”は自分とは正反対の自信家でマッチョな男タイラーと出会い、男同士が素手で殴りあう「ファイト・クラブ」と言う組織を結成していく。殴り殴られることで自分の存在意義を確認するが、やがて組織はテロリズムに傾いてき、”僕”は衝撃の事実を知ることとなる。 巧妙に張り巡らされた伏線とサブリミナル効果、ラストシーンの解釈、製作時のトリビアなどをネタバレ解説していく。
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2012年に公開された、アメリカ・イギリス共同制作の実写アクション映画。監督はクリストファー・ノーラン。 ゴッサム・シティに平和が訪れ、ブルース・ウェインもバットマンを引退していた。しかしベインと名乗るテロリストが現れ、ゴッサムは再び壊滅の危機にさらされる。 バットマンとして復活したブルースが、窮地に陥りながらも、ゴッサムのために命を懸けて戦う姿が描かれる。
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『バットマン ビギンズ』とは、2005年にアメリカで制作された実写映画。監督はクリストファー・ノーラン。アメリカンコミック『バットマン』シリーズを原作としている。実業家ブルース・ウェインが、闇の騎士「バットマン」として、世に蔓延る凶悪犯罪者たちと戦う決意をする様を描く。
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『ダークナイト』とは2008年に公開された、アメリカ・イギリス共作の実写アクション映画。監督はクリストファー・ノーラン。主演をクリスチャン・ベール、ヴィランをヒース・レジャーが演じた。バットマンとして世の犯罪者と戦ってきたブルース・ウェインが、新たに現れた敵・ジョーカーに翻弄されながら、ゴッサム・シティに必要なヒーローとは何かを模索する姿を描いた作品。
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『ジョー・ブラックをよろしく』とは、1998年にアメリカで公開されたファンタスティック・ラブストーリーである。事故死した人間の姿を借りて地上に舞い降りた死神は、死期が迫っている大富豪のビル・パリッシュの元に現れた。ビルは自分の命の延長と引き換えに人間界の案内役を引き受ける。ビルの家族に友人だと紹介された死神は、ビルの娘であるスーザンに惹かれ、次第にスーザンも死神に恋をしてしまうのだった。死神と人間の切ない恋模様と家族愛が描かれている。監督は、マーティン・ブレストが担当している。
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『ゴーン・ガール』とは、ギリアン・フリンによる同名小説を基に製作されたアメリカの映画である。原作はアメリカで実際に起きたスコット・ピーターソン事件とテレビ番組ナンシーグレイスショーを元に執筆されたといわれている。ニックとエイミー夫妻5回目の結婚記念日にエイミーが消えてしまう。警察による事件の捜査が始まるが、ニックに不審な点が見つかり、彼が容疑者として疑われる。徐々に狂っていく夫婦関係を描いたミステリー・スリラー映画である。
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『ベイビー・ドライバー』とは2017年にアメリカ合衆国で公開されたアクション映画である。主人公ベイビーが音楽を聴く事で驚くべきドライビングテクニックを発揮し、逃がし屋として活躍する姿を描いた作品。更にアクションだけではなく、一目惚れした彼女との初々しい恋愛をも描いている。監督はエドガー・ライト、主演はアンセル・エルゴートが務めた。 映像と音楽が完璧にシンクロするという今までになかった爽快アクション映画。
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19世紀のアメリカで、自由黒人であるにも関わらず奴隷として売られ、12年間の奴隷生活を送ることとなったソロモン・ノーサップの実話を、彼が書いた体験記をもとにスティーヴ・マックイーン監督が映画化、2013年に公開された。主人公のソロモン・ノーサップをキウェテル・イジョフォーが熱演。監督の志に賛同したブラッド・ピットが制作段階から参加し、出演も果たしている。
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『アベンジャーズ/エンドゲーム』とは、2019年に公開されたディズニー配給・マーベル製作の『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』の続編である。本作は、宇宙最大のパワーを持つ6つの石”インフィニティ・ストーン”を集めたサノスがアベンジャーズのメンバーを含む、全宇宙の生命の半分を消滅させたところから始まる。人類を守るため、”キャプテン・アメリカ”や”アイアンマン”を筆頭に最強ヒーローたちが再び立ち上がり、史上最凶最悪の敵・サノスに逆襲(アベンジ)する。
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『セブン・イヤーズ・イン・チベット』とは1997年のアメリカの伝記映画。スイスの山アイガー初登頂で名高いオーストリアの登山家ハインリヒ・ハラーの自伝を映画化。彼がチベットで過ごした7年間、若きダライ・ラマ14世との交流によってもたらされる心の変遷をチベットのオリエンタルで美しい映像が映し出す。ジャン=ジャック・アノー監督作品。主演のハインリヒ.・ハラーに当時絶大な人気を得ていたブラッド・ピットを迎えた。複雑な中国とチベットの関係を描いている映画であることから、中国は中国での本作の上映を禁止した。
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『コンテイジョン』とは、2011年にアメリカで公開されたスリラー映画。危険な未知のウイルスが、次々と人間の命を奪い、恐怖というパニックにも感染していく世界を描いている。世界各地で同時多発的に謎の病が発生する。それは咳・発熱を発症後、急激に症状が悪化し、亡くなってしまうという新種のウイルスだ。世界中で感染が広がるこの病に医師たちは敢然と立ち向かう。しかし人々は翻弄され、国家は瞬く間に崩壊していくのだった。ウイルス感染の恐怖を様々な視点から捉えた、リアル感溢れるパニック・スリラー・ムービーだ。
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『マネーボール』とは、2011年にアメリカ合衆国で制作されたスポーツ映画。マイケル・ルイスによるノンフィクション『マネー・ボール 奇跡のチームを作った男』を原作としている。野球に統計学を用いて、弱小チームを常勝チームに変えていくゼネラルマネージャーのビリー・ビーンの栄光と苦悩が描かれていく。実在のゼネラルマネージャー役を演じたオスカー俳優ブラッド・ピットの演技が見どころである。
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『テルマ&ルイーズ』(Thelma and Louise)とは、1991年5月にアメリカで公開されたロードムービーである。平凡な主婦テルマが、友人のウェイトレス、ルイーズと共にドライブに出かけた。途中のドライブインで、テルマが見知らぬ男たちにレイプされそうになった時、ルイーズは男たちを射殺してしまう。二人はそのまま銀行強盗をして逃避劇を繰り広げる。二人の女性の日常から転落していく様を描いたバイオレンス作品。
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人間を凶暴化させる未知のウイルスの脅威と、それを防ごうと奔走する人々を描いたホラー・アクション映画。原作はマックス・ブルックスの小説『WORLD WAR Z』。ブラッド・ピットが主演を務め、「史上最も製作費のかかったゾンビ映画」として話題になった。
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『Mr.&Mrs. スミス』とは、ダグ・リーマン監督による2005年公開のアクションムービーである。脚本を手掛けたのはサイモン・キンバーグ。主役となる夫婦の夫「ジョン・スミス」をブラッド・ピットが演じ、妻「ジェーン・スミス」をアンジェリーナ・ジョリーが演じている。本作はお互いに暗殺者という身分を隠して結婚したスミス夫妻の壮大な夫婦喧嘩の物語であり、2人の関係性の変化が見どころとなっている。 ブラッド・ピットとアンジェリーナ・ジョリーは本作での共演がきっかけで親しくなり、2014年に結婚した。
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『グランド・イリュージョン』とは2013年10月に日本公開されたクライム映画。ジェシー・アイゼンバーグが主演を、ルイ・ルテリエが監督を務める。大金を狙うマジシャンのアトラス、マッキニー、ワイルダー、リーブスの4人が「フォー・ホースメン」というグループを組み、マジックショーを行い鮮やかなトリックで復讐を果たすストーリー。彼らの逮捕に乗り出す捜査官との攻防、巧妙に張り巡らされた伏線、マジックの華麗な種明かしが見所。日本での興行収入4億8千万円を記録した大ヒット作品。
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『最高の人生の見つけ方』とは2007年にアメリカで公開されたハートウォーミングストーリー。全く違った人生を歩んできた2人の男が、ガンで余命宣告されたことをきっかけに、人生でやり残したことにチャレンジしていくという冒険物語。最後の旅を通して2人の間にはかけがえのない友情が芽生え、人生で一番大事なことは何かということに気付いていく。誰しも避けては通れない死というテーマを扱いながら、友情、冒険、家族愛など、人生で一番大事なエッセンスがギュッとつまった心温まる感動的なヒューマンドラマとなっている。
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『ユージュアル・サスペクツ』とは1995年にアメリカで製作されたサスペンス映画。 巧妙に練られた脚本と、思ってもみないどんでん返しのエンディングが大きな話題となり大ヒットとなる。 カルフォルニア州サンペドロで麻薬密輸船の爆破事件が起こる。謎に包まれたこの事件を、生存者である手足が不自由な男、ヴァーバルが捜査官に語って聞かせる。その事件には闇社会では伝説となっている人物、カイザー・ソゼが深く関わっていた。謎の人物カイザー・ソゼの正体を暴くうちに、事件の全貌が徐々に明らかになっていく。
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『ショーシャンクの空に』とは、1992年にアメリカ合衆国で制作されたヒューマン・ドラマ映画である。1940年代のメイン州ポートランドを舞台に、妻とその愛人を殺したとして逮捕されたアンドリュー・デュフレーンと、刑務所で出会った囚人のエリス・ボイド・レディング。寡黙で真面目な銀行員だったアンドリューは、ショーシャンク刑務所へ収監された後も自らの力で希望を切り開き、エリス・ボイド・レディングも、アンドリューとの出会いで人生が大きく変わることとなる。ラストシーンでの大どんでん返しが話題を呼んだ人気作だ。
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『ニューヨーク 眺めのいい部屋売ります』とは、2014年に製作されたアメリカのコメディドラマ映画である。 監督はリチャード・ロンクレイン。 カ―ヴァ―夫妻は、ニューヨークブルックリンの眺めのいいアパートメントの五階で、40年暮らしていた。 妻ルースの悩みは、アパートメントにはエレベーターがないことであった。夫婦共に歳を取り、階段の上り下りも楽ではなかった。ルースは思い切って長年住んだ部屋を売りに出すことにした。戸惑う夫アレックスを余所に売却の話はどんどん進むのであった。
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『アメリカン・ビューティー』とは、サム・メンデスによる1999年のアメリカ映画。中年男性レスター・バーナム(ケヴィン・スペイシー)が、家庭や仕事に不満を抱えながらも娘の同級生である美しい少女に惹かれる姿を描く。家庭崩壊と中年危機をテーマに、アメリカ郊外の虚飾を皮肉る内容が特徴。独特の映像美とブラックコメディ要素を交え、1999年アカデミー賞で作品賞を含む5部門を受賞。人間の欲望や本質に迫るドラマとして高い評価を受けた。
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衝撃の結末やグロテスクな描写が大きな話題となった洋画の中で、特に注目の名作・問題作をまとめました。ストーリーが秀逸なサスペンス「セブン」や、発想も描写も衝撃的すぎるホラー「ムカデ人間」、歌手ビョーク主演の感動作「ダンサー・イン・ザ・ダーク」など、様々なジャンルからおすすめ作品を選定。見どころなどを交え、作品の魅力を徹底的に紹介していきます。
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『SE7EN』はおぞましい連続猟奇殺人事件と、その事件を追う刑事の老若コンビを描いたサイコ・サスペンスです。
タイトルに「Seven」とあるようにキリスト教の七つの大罪をモチーフにしていて、作中で描かれる猟奇殺人はいずれも筆舌に尽くしがたい残酷なものでした。拷問の様子が直接描写されることはなく、あくまで警察が発見した死体の状況と鑑識の結果で描かれるため、グロテスクながらもどこか芸術的な印象を持たせます。
一方、事件を追う2人は退職を控えたベテラン刑事と、大事件を前に意気込む新人刑事という王道コンビです。初めはスタンスの違いから衝突の多かった2人ですが、ベテラン刑事の教養が謎を紐解き、新人刑事の行動力が真実に繋がったことで次第に絆が深まっていきます。
しかし容疑者を捕まえても、事件は解決しません。七つの大罪のうち「嫉妬」と「憤怒」がまだ残っていたからです。そして、それは2人の刑事を標的にしたものでした。彼らが何を迫られ、どのような選択を取ったのかはぜひ実際に見て確かめてみてください。
ストーリー以外にも魅力的だったのは、外は雨が降り続く陰鬱な曇り空で、屋内も常に薄暗く閉塞的な画面作りをしていることです。実際にコントラストを強める手法で撮られていて、憂鬱なこの作品をいっそう重苦しいものにしています。
デヴィッド・フィンチャー監督が、キリスト教の7つの大罪をモチーフに連続猟奇殺人事件を描いた映画です。主演の若手のミルズ刑事をブラッド・ピットが演じ、ベテランのサマセット刑事をモーガン・フリーマンが演じています。
定年退職まであと1週間となったサマセット刑事のもとに、殺人事件が起きた連絡が入り、若手のミルズ刑事を連れて現場へ向かうと、体が異常なまでに太った男が死んでいました。男は大量に食べ物を胃に詰め込んでいて、無理やりだれかに食べさせられて死んだようでした。また現場の冷蔵庫に暴食の文字が残されており、犯人が何らかのメッセージを伝えていました。そしてこの事件は、これから起こる連続殺人事件の始まりに過ぎなかったのです。
次の犠牲者は金持ちの弁護士のグールドで、事務所で肉を切り取られて血だらけになって死んでいました。しかも現場には強欲の文字が残されていたことから、サマセット刑事は犯人がキリスト教の7つの大罪に従って殺人を行っていると推理します。7つの大罪とは、嫉妬、高慢、怠惰、憤怒、強欲、肉欲、暴食のことであり、それに従って犯人は犯行を行っているなら後5つの殺人が起こるはず。サマセット刑事の推理通りこの後も次々と猟奇殺人事件が起こり、ラストは意外な結末を迎えます。
とにかく最初から最後までショッキングなシーンの連続で、飽きさせない映画です。主演のブラッド・ピットもかっこよくおすすめの作品です。
あなたが胸糞悪いと思う映画はなんでしょうか?また、それはなぜですか?悪役が勝ったから?主人公が不幸になったから?この二つのどちらかが理由であれば、今作は間違いなくあなたの胸をえぐる作品になります。
「そんな作品見たくないよ」という方もいると思います。しかし、今作は胸をえぐられてよかったと思えるくらいの傑作なんです。例えるならば、ロミオとジュリエット。シェイクスピアの三大悲劇と言われるロミオとジュリエットを人は悲劇と知っていながらそれを見て、悲しみます。なぜか?それは物語(脚本)が秀逸だから。それはこのセブンにも言えます。物語が秀逸なんです。見終わった後、胸をえぐられたような不快感だけでなく秀逸な物語を見たという充実感があなたを満たすこと間違いなしです。では、今作のあらすじについて簡単に触れていきます。
本作の舞台はアメリカの都会。犯罪に戦う日々に疲れ果て、引退を考える中堅刑事、サマーセットの元に新天地での仕事に燃える新米刑事ミルズが現れる。そして、出会った初日に二人は殺人事件の現場へと赴く。そこにあったのは、スパゲティを死ぬまで食わされた男の死体だった。その日から続く七つの大罪を模した猟奇殺人の真相を求め、二人は悲劇の待つ闇へと歩を進めていく。
個人的胸糞悪映画最高傑作:セブンです。ぜひ一度、御覧ください!
世の中に溢れている強欲な罪深い人々に罰を与える内容の映画です。七つの大罪をテーマに、7人の強欲な人間が恐ろしく知的な殺人犯のターゲットにされます。
主人公は定年間近のひとりの刑事。薄暗くどんよりとした町に転勤してきた新人の刑事と共にこの難事件を解決に導きます。最初は全く息が合わない2人ですが、主人公が新人刑事のために陰ながらサポートし、自分の後を継ぐ刑事に成長させようとします。その甲斐もあり、新人刑事から多少の信頼を受け、協力して捜査にのりだします。しかし時が進むにつれ、殺人犯は狂気的な事件を連発させるようになります。2人を含む警察は殺人犯に翻弄され、苦労して見つけた犯人の住所でさえ、もぬけの殻でした。新人刑事はこの狂気的な事件をいち早く解決させ、住民を安心させたい、町の平和を守りたいと意気込み、空回りしてしまいます。主人公はそんな彼を見て、自分も昔はそうだったとあわれみます。主人公は長年の刑事生活で、自分の思い描く安全な町を自分ひとりでは作れないことを悟っていました。殺人犯はこの新人刑事の感情的な人間性を利用して最悪の事件を起こし、映画の幕を閉じました。
この映画では知識がどれほど素晴らしい宝物かを見せつけられます。主人公の知的な推理やアンティークな図書館のシーンは感動します。何度見ても見飽きない作り込まれた映画です。
最初の、大男の死体が出てくる時点でとても怖い作品でした。
私自身、とても太ってしまったので、あの殺され方は身をつまされます。
話の面白さはもちろん、映像とか、音楽とかもおしゃれというか、厳かで、7つの大罪という聖書に出てくる話を扱うに合ってる演出だなと思いました。
もちろん、この映画の最大の見所は、人の殺され方でしょう。
みんなひどい殺され方ですし、オリジナリティに溢れています。
でも、それがただのグロではないところが、すごいなと思いました。
それにちゃんと映しているわけではないのに、きちんと怖いのはさすがです。
中の人が恐ろしそうに詳細を語っているだけで、こっちは怖くなります。
役者陣も好きです。
ブラット・ピットの若い刑事はいかにも若い刑事らしく、自分でも捜査できるわ、と息巻いてる感じがいいし、逆にモーガン・フリーマンの落ち着き払った知性がいい感じです。
寺脇さんのころの相棒みたいです。モーガン・フリーマンは右京さんみたいに嫌味ではありませんが…。
あと、犯人役のケヴィン・スペイシーもすごく不気味でいいです。
なんか、急に犯人出てきたなって感じで出てくるのですが、その後、普通の顔して、車の後部座席に乗ってるのがやばいです。
役者もすばらしく、演出もすばらしく、いい作品でした。
7つの大罪が題材の殺人事件の話です。その罪にあった殺され方をしていて、すごく凄惨です。大食いとか、絶対嫌だし、肉欲もひどかったです。私も大食いの方なので、そんなことで酷い殺され方したらと思うと怖かったです。他の大罪も大罪というほどのことじゃないので、そんなことでと怖くなります。キャストは若い頃のブラピが若い刑事役で出ていてとてもかっこいいです。今もかっこいいですけど、昔のブラピって本当にカッコよかったんだなと思いました。この映画でブラピは腕を骨折したのですが、それでも撮影を続けたという逸話があります。すごくこの映画にかけてたんだなと思いました。ヒロインはグィネスバルトローさんでした。あまり可愛くないと言われていますが、私は好きな役者さんです。なんか、自信なさげな顔が可愛い気がします。犯人役のケビン・スペイシーも不気味ですごかったです。出番はそんなに多くないし、物静かな感じなのですが、その静かな顔で怖いことを言うのが怖いなと思いました。エンディングも後味悪くて、見ると嫌な気持ちになりますが、なんか癖になる映画でした。この映画の監督さんは細かい人らしく、隅々まで凝っているそうなので、その凝りに気がつかずにはまっているのかもしれません。何度も見てしまいます。
デヴィット・フィンチャーの作品で、とても怖いです。
おこる殺人がどれも猟奇的だし、全てを映すわけじゃないけど言葉だけでもグロいです。七つの大罪をなぞっての殺人なのですが、暴食とか、私もするので見ていて気持ち悪くなりました。ご飯はたくさん食べたいけど、あれは嫌だ!と思いました。あと、他の6つも大体グロいです。
役者陣は、ブラット・ピットとかすごく若いし、かっこいいです。今や、もういいおじさんの彼がこんなにかっこいいときがあったなんて驚きです。モーガン・フリーマンは、しぶくて、よく刑事ものに出てくるベテラン刑事役がぴったりでした。
監督さんは細かいところにこだわる人らしく、私では気が付き得ない細かなこだわりがあるんだろうなと思いました。具体的にはわかりませんが、場面それぞれ不気味だったり、陰惨だったりして、映画全体に漂う暗さを演出しています。でも、ただ暗いのではなく、やはりどこか、おしゃれでかっこいいから凄いなと思います。犯人が自首してからの展開は、最初に見たときはびっくりしました。ブラピがある行動を取ってしまったところで映画が終わるというのもあっさりしていて、おしゃれで良いエンディングだと思いました。
七つの大罪になぞられた連続殺人の犯人を、若かりし頃のブラピ演じる新人刑事とモーガン・フリーマン演じる渋いベテラン刑事が追うというサスペンスものです。
大罪を犯しているとされた被害者たちは誰もが起こしそうなことをしていて(食べ過ぎで太ってるとか、私欲を増やしてるとか)、他人事とは思えず怖かったです。殺し方もエグくて、ドキドキします。食べさせ続けて胃を破裂させるとか、考えただけでもガクブルです。その他の殺し方も変わっていて、犯人はどんな異常な奴なんだと思いました。
犯人は後半の結構序盤に自ら出頭してくるので、どんな展開になるのかなと思いましたが、なかなか後味悪い展開で、おおーと思いました。
キャスト陣もブラピは若くて本当にかっこいいし、モーガン・フリーマンは新人を心配する指導係感が出ていて、いいコンビだなと思いました。ブラピの妻は当初、なんだよ、このブスとかいわれていましたが、生活に疲れているというか、将来に不安をもってる女がド派手な顔していたら変だし、それに心配している顔はとても可愛らしいと思います。犯人役のケビン・スペイシーはそんな怖い顔でもないし、地味なんだけど不気味でピッタリだなと思いました。話の作りも細部までこだわっていて見ていてあきません。何度も見たくなる作品です。
キリスト教の7つの大罪を根拠におきる連続殺人事件の捜査をする2人の刑事の話です。
全体的に細かいところまでこだわっている感じの映画で、ホラーぽくもあり、サスペンスぽくもあります。
7つの大罪は、暴飲暴食とか、私欲を増やすとか、見栄とか、誰でもしてしまうことを戒めるものだと思いますが、そういうことをしていた人が次々と殺されます。しかも殺され方がエグいです。最初見たとき衝撃でした。睡眠薬を飲むか、助けを呼ぶかとか、すごい武器とかがでてきたりとかゲーム的な要素もあって、「ソウ」の元祖という感じです。私は太っていてよく食べるので、最初の被害者の殺され方がとても怖かったです。大食い、やめようかなと本気で思いました。
主役の刑事はブラット・ピットとモーガン・フリーマンで、どちらもすごくかっこいいです。ブラピは本当に若い頃にでているので、フレッシュな感じで素敵でした。ブラピは本作の撮影中、骨折したのに演技を続けたらしいです。それだけ役に入っていたのでしょう。すごく似合っている役だと思います。犯人役もとても不気味な感じの人で、キャスティングがすごくうまくいってるなと思いました。最後の犯人とブラピの対決は必見です。
七つの大罪になぞらえた連続殺人の話です。殺され方が、胃破裂だったり、自分の腹の肉を切らせる、だったり、グロいです。映像は暗いところもあって、そんなにはっきり映るわけではありませんが、まあ、こわいです。七つの大罪って、キリスト教ではない私にはあまりよくわからなかったのですが、キリスト教の人ならもっと身近で怖いのではと思いました。犯人を追う新人刑事のブラット・ピットはまだ若い頃なので、驚くほどかっこいいです。骨を折ってまで演技をしていて、プロ根性を感じます。ブラピはどちらかというとサル顔なのになんでこんなにかっこいいのでしょう。ベテラン刑事のモーガン・フリーマンもすてきです。あと、ブラピの奥さん役のグウィネス・パルトローは、当初ブサイクだとかいわれてましたけど、私は好きです。なんか、暗い役だったので余計ブサイクに見えたのでしょうが、治安の悪いところで、仕事仕事の旦那を待つ奥さんの悲哀がよく出てたし、心配そうにしてるとか、不安げな表情が可愛らしいというか、抱きしめたくなる感じです。あと、犯人役はケビン・スペイシーで、普通なのにサイコパスな感じで良いです。終わりもひどい終わりで、見た後、おおーと思います。なかなか面白いので、オススメです。
キリスト教の「七つの大罪」をモチーフにした映画なので、宗教的要素が映画の背景になっています。新人刑事のブラッド・ピットともうすぐ定年になるモーガン・フリーマンの2人が、猟奇的な犯人を追いかけるストーリーになっています。異常な殺され方が画面に広がると、思わず目をそむけたくなります。犯人は最初は姿形が分からず混迷を深めますが、途中で大胆にも2人が捜査している現場に登場してきます。宗教的な知識がなくても、不気味さは十分伝わってきます。ブラッド・ピットの家庭での生活も現れますが、見事な伏線になっているのが後になって分かります。最初はブラッド・ピットはモーガン・フリーマンの言うことは聞き入れませんが、一緒に操作を続けていると仲間意識がわいてきます。全体的に画面が暗く、陰湿な場面が多いのがこの映画の特徴です。見ていくうちにどんどんストーリーに引き込まれてしまいます。最後は犯人をとらえますが、ある場所に移動して、時を待ちます。宅配便のトラックが現れてブラッド・ピットに荷物を手渡しますが、中身は衝撃的なものが入っていました。直接画面には映し出されませんが、ブラッド・ピットの驚き、悲しみ、怒りは十分共有できます。最後の行動は刑事としては失格ですが、人間としては当然の行動だと思いました。あまりに衝撃的だったので、今でも頭に浮かんできてしまいます。
若き日のブラッド・ピッドと名優モーガン・フリーマン共演のサスペンス映画です!「七つの大罪」になぞらえて殺人をおかすシリアルキラー。刑事役であるブラッド・ピッドとモーガン・フリーマンが事件を追う作品なのですが、見る方によってかなり意見が割れる作品です。実際公開当時は賛否両論が激しかったようです。私は映画全体の構成に痺れました。登場人物全員の行動、動機など一挙一動に至るまで、まるで無駄がない構成。アクション映画によくあるような、分かりやすい伏線だけはって、分かりやすく回収する…というものでは無く、映画のスタートから2/3くらいまでが全て伏線であり、ラストで見事に回収されていきます。あの銃撃戦でなぜ彼は助かったのか?犯人はなぜ撃たなかったのか?など、ラストまで迫ると、勘が良い人なら結末は読めてしまうでしょう。
“そのパターンだけは絶対にやめて…!!”そんな結末に。くどいようですが賛否は両論です。むしろ“否”が多いかもしれません。
・グランドイリュージョン
・死ぬまでにしたい10のこと
・ファイトクラブ
このあたりのラインナップが好きな方は“賛”なハズ。
作りこまれた構成に妙な爽快感も味わえる、個人的には大好きな作品です。
物語はミルズ刑事(ブラット・ピット)と、定年まじかのサマセット刑事(モーガン・フリーマン)が
連続殺人事件を捜査する話です。
この事件は、キリスト教の七つの大罪をなぞるように起きていきます。その犯行内容は、極めて残忍で理解しがたい内容です。そして事件を解決する糸口がなかなか見つかりません。そのため捜査は行き詰まり、迷走していました。
ところが、犯人であるジョン・ドゥという男が血まみれの姿で2人の前に現れます。その場でジョン・ドゥを逮捕し取り調べますが、ジョン・ドゥが犯人であるという確証のある証拠が見つかりません。
そして彼とのやり取りで、2人はジョン・ドゥの言う通りに、3人で指定の場所へ向かいました。
指定の場所へ到着すると、しばらくしてから一台の宅配便が到しました。小包が届けられ、それをサマセット刑事が恐る恐る開けてみると、中に悲劇が…。
私は、この真実にショックを受けました。映画で、こんなショックを受けたのは初めてでした。
そして、あっけない結末を迎えてしまいます。私は何とも言えない気持ちになりました。
まだ、この映画をご覧になっていない方は是非見てください。きっと最後まで目が離せないと思います。そして考えさせられます。
新人刑事のミルズ(ブラット・ピット)とベテラン刑事のサマセット(モーガン・フリーマン)が、とある猟奇的な殺人事件を捜査する話です。
1件目の事件が起きた時、ミルズは軽く見ていたようですが、ベテランのサマセットは、犯人の特殊性に気がつきます。
サマセットは犯人が現場に意図的に残した、かすかなメッセージからキリスト教の「七つの大罪」を想起しました。犯人は、七つの大罪を犯した者を罰していると仮定すれば、被害者はさらに6人以上が出ると予想されるわけです。
その後、サマセットの予想どおり次々と被害者が出るわけです。
この作品の特徴は「見終えた後の、圧倒的な後味の悪さ」です。
とある日本人の映画評論家の方が、この映画の製作者にインタビューをしたことがあるようです。
その時、製作者は「後味を悪くしてやったぜベイビー」みたいな事を言っていたそうです。
終盤までは、どんどん謎が解決されてゆく痛快さがありまが、ラストは本当に衝撃的です。
ラスト前ではクールなベテラン刑事、サマセットが「いいか。絶対に慌てるな。 たとえ奴の頭が割れてUFOが飛び出したとしても冷静でいろ!」と、念を押していました。
ところが、そのサマセットが、一瞬、慌てるほどのラストの衝撃でした。
見所はラストまで豊富です。
誰も結末を予想できない映画「セブン」について書きたいと思います。
物語はミルズ刑事(ブラット・ピット)と、定年間近のサマセット刑事(モーガン・フリーマン)がコンビを組み、連続殺人事件を捜査する物語です。
この事件は謎が多く、キリスト教の七つの大罪をなぞりながら起きていきます。
その犯行内容は理解が難しく、事件を解決する兆しが見えません。
そのため捜査は迷走し、行き詰まっていました。
ところが、突然、犯人であるジョン・ドゥという男が血まみれの姿で2人の前に現れます。
2人はジョン・ドゥを逮捕し取り調べますが、なかなかジョン・ドゥが犯人であるという証拠が見つかりません。
そして彼とのやり取りで、この事件を解決するため2人はジョン・ドゥの言う通りに、3人で指定の場所へ向かいました。
指定の場所へ到着後、しばらくして一台の宅配便が到着します。
宅配便は小さな小包を届けに来たのです。
届けられた小包をサマセット刑事が、恐る恐る開けてみると、中に悲劇が入っていました。
私は、この事実にショックを受けました。
映画を見て、こんなショックを受けたのは初めてでした。
そして映画は、あっけない結末を迎えてしまうのです。
私は何とも言えない気持ちになりました。
まだ、この映画をご覧になっていない方は是非見てください。
きっと最後まで目が離せないと思います。
そして呆然とするでしょう。