ゴーン・ガール(Gone Girl)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『ゴーン・ガール』とは、ギリアン・フリンによる同名小説を基に製作されたアメリカの映画である。原作はアメリカで実際に起きたスコット・ピーターソン事件とテレビ番組ナンシーグレイスショーを元に執筆されたといわれている。ニックとエイミー夫妻5回目の結婚記念日にエイミーが消えてしまう。警察による事件の捜査が始まるが、ニックに不審な点が見つかり、彼が容疑者として疑われる。徐々に狂っていく夫婦関係を描いたミステリー・スリラー映画である。

『ゴーン・ガール』の概要

『ゴーン・ガール』とは、2012年にアメリカで製作されたミステリー・スリラー映画である。
ギリアン・フリンによる同名小説を基に製作された。今作の脚本も小説を書いたギリアン・フリン本人によるものである。この小説は、アメリカで実際に起きたスコット・ピーターソン事件と、テレビ番組ナンシーグレイスショーを元に執筆されたといわれている。
スコット・ピーターソン事件とは、妊娠していた妻を殺された夫のピーターソンには実は愛人がおり、更には妊娠した妻を殺した真犯人だったことが分かるという事件である。
ナンシーグレイスショーは、進行中の事件に関して犯人を勝手に推理し、その人を糾弾するという内容の番組だそうだ。
監督はデヴィッド・フィンチャーが務め、主演はベン・アフレックが務めている。他に、ロザムンド・パイク、ニール・パトリック・ハリス、タイラー・ペリーとキャリー・クーンが出演している。

今作は、2014年9月26日に第52回ニューヨーク映画祭でワールド・プレミア上映された。2014年10月3日には世界中で同時公開され、日本では2014年12月12日に公開された。不信感、過剰なマスコミ報道、経済がもたらす夫婦関係について描かれている。

『ゴーン・ガール』のあらすじ・ストーリー

エイミーの失踪

ニューヨークで雑誌ライターをしているニックは、あるパーティーでエイミーに出会った。エイミーはハーバード大学を卒業し、知性に溢れる女性だった。彼女の母親は作家をしており、エイミーをモデルにアメイジング・エイミーという物語を出版していた。その本のファンは多く、エイミーを知る者も多かった。だが、エイミー自身は物語の中のエイミーと、自分自身とのギャップにうんざりとしていた。
パーティーでエイミーに声をかけたニックは、そこから彼女と親密になり、やがて交際し結婚することとなった。順調そのものと思えた結婚だったが出版不況もあり、共にライターをしていた夫婦は互いに職を失ってしまう。更に、ニックの母親が末期乳癌となり、夫婦が生活していたニューヨークからニックの地元ミズーリへと引っ越すことになったこととなった。エイミーの望んだ引越しではなく、ニックから事前に引越しの相談を受けていなかったこともあり、夫婦関係は次第にすれ違っていく。
結婚5年目になったニックとエイミーの夫婦生活はミズーリに引越してからも改善することなく、冷め切っていた。ニックは妹マーゴと共同経営しているバーで酒を飲み、エイミーとの関係を愚痴った後、自宅に帰った。自宅に戻ると何者かに荒らされた後があり、ニックは家にいたはずのエイミーを探すが、彼女の姿はどこにもなかった。エイミーが何らかの事件に巻き込まれたと思ったニックは警察に通報する。彼の通報によって警察や刑事ボニーが駆けつけ、自宅の捜索が始まった。捜索でボニーは、7月に暖炉を使用した形跡や、部屋が荒らされた形跡はあるが写真立てが倒れていなった点など、不可解な点を発見する。更にキッチンでは血痕が発見された。

ニックは事情聴取を受けるため警察にいた。家の状況を考えて迅速に対応するという警察は、更に詳しく現場検証を行うという。
警察の事情聴取を受けるニックは、エイミーは普段何をしているのか、血液型は何かという妻に関しての質問にほとんど答えることができない。夫にも関わらず、妻のことをほとんど知らないニックにボニー刑事は不信感を抱くようになる。
警察の現場検証が入るため、自宅に戻ることができないニックは、マーゴの家へと一時身を寄せることにした。

翌日、エイミーが失踪したことで記者会見が開かれた。会見場にはエイミーの両親も駆けつけ、ニックと共にマスコミの前に立つこととなった。ニック達は彼女の行方についての情報を求めた。エイミーのポスターの横に並ぶニックは、マスコミに「笑って」と言われ素直に応じてしまう。また、ニックは女性にツーショット写真を求められ、そこでも素直に応じてしまう。
これらのニックの振る舞いにより「妻が失踪しているのに笑顔を見せている。女性とツーショットを撮っている。」などとテレビ番組で批判されてしまう。
記者会見の後、ボニーはエイミーの両親の事情聴取を行った。その際、彼女の両親からエイミーの元彼で別れたあとにしつこく付きまとい接近禁止命令が出されたデジーと、エイミーを暴行したと告訴された同級生のオハラの存在を明かされた。それを聞いた警察は2人を容疑者として視野に入れることとした。
一方、警察の現場検証では、寝室のチェストの中から「ヒント1、この場所はとても狭いけど私のライターさんは大好き」と書かれた封筒が見つかった。ボニーに「これは何か?」と問われたニックは、「結婚記念日には、エイミーは宝探しをする。その一環でエイミーが作ったものだ」と話す。

ヒント1の示す場所は、ニックがライター講師を務める大学のオフィスであるとニックは思いついたため、ニックとボニーはオフィスへと向かった。そこには「ヒント2 ハンサムさん身を隠しましょう。あなたはスパイ、私はその恋人。小さな家でステキな夫婦ごっこをしましょう」と書かれた封筒が置かれていた。ボニーに「ヒント2が示す場所はどこか?」と問われたニックは「分からない」と答え、ボニーとはそこで別れた。
警察と別れたあと、ヒント2の場所について思いついたニックは一人、父親の家へと向かう。そこで、ニックはセキュリティーアラームを解除しようとするが失敗し、アラームが鳴り始めてしまう。アラームの鳴り響く部屋へボニーが現れた。彼女は最初の事情聴取から妻のことを何も知らないニックを疑っていたため、ニックを尾行していたのだった。ニックは父親の家で、「ヒント3、想像して。私はすごく悪い女の子。お仕置きが必要なの。つまりあそこで。」と書かれた封筒を発見するも、今度はそれがどこを示すのか全く分からなかった。
ニックの自宅では警察の現場検証が続いており、ニックは相変わらずマーゴの家に身を寄せていた。そこへ、ニックの大学の教え子で愛人のアンディがやってきてしまう。

ニックは、エイミーを捜索中で且つマーゴに愛人の存在を隠していたため、バレてはまずいと焦り、アンディを帰そうとするが、誘われてニックは彼女と一夜を共にしてしまう。翌朝、アンディを送り出したニックは、その姿をマーゴに見つかり呆れられてしまう。
ある日、ニックはエイミーを捜索するボランティア集会で、エイミーの友人であるという女性が「彼女は妊娠6週間だった。知っていたの?」と言い騒ぎ出したため、集会に集まっていた人たちまでもがニックに批判的になってしまう。マーゴはニックにエイミーの妊娠について問いただした。ニックは「エイミーは子供を望んでいなかった。自分は欲しくて不妊治療を受けた。だけど彼女は「もういい」と言い精子サンプルを処分する手紙もそのまま捨てた」と言う。
ボニーもエイミーの妊娠を知り更にニックに対する疑惑を深めていき、ニックに再度事情聴取を行うことにした。
事情聴取の際、ボニーはニックに事件現場が偽装されており、大量の血が拭き取られたあとがあることなどを告げた。更には、ニックがクレジットカードで多額の借金をしており、エイミーの生命保険も増額していたことを指摘した。そして、エイミーは産婦人科を受診しており妊娠が確定していたことを示し、ニックを追求するも彼は「買い物に身に覚えはない。生命保険の増額もエイミーが言い出したことだ。」と自分の関与を否定した。

ボニーはエイミー事件の捜査を行っていく中で、エイミーが麻薬の売人から銃を手に入れようとしていたことを知る。さらにニックの父親の家に行き、そこで焼こうとして途中でやめたようなエイミーの日記を見つける。その中には、口論が発展してニックに突き飛ばされて恐怖を覚えたこと、それをきっかけに暴力がエスカレートするのを恐れ、銃を手に入れようとしたことが書かれていた。
一方ニックは、マーゴの所有する薪小屋の存在を思い出し、そこがヒント3が示す場所ではないかと考えた。ニックが薪小屋に向かうと、そこにはボニーに指摘されたクレジットカードで購入されたと思われる高額商品が大量に積まれていた。そしてその中央には、不気味な人形が置かれていた。高額商品を見つけたニックはそれらをマーゴに見せ、「自分がエイミーを殺したように見せ、罪を着せようとしているのではないか」と告げたのだった。

エイミーの計画

エイミーは失踪の当日、ニックをお気に入りの場所へ散歩に行かせ、自分は失踪と殺人の偽装工作を進めた。テーブルやソファーをひっくり返し、争ったような痕跡を作り出し、血液をキッチンの床に巻き、拭き取った。さらには、殴られて出血したかのように、キッチンの天井近くに血液を飛ばした。更に、日記は全てエイミーの創作によるもので、その日記をあえて少し焼いて義父の家に残しておいたのだった。そして、薪小屋にニックのクレジットカードで購入した品々を置いた。
妊娠反応は、近所の妊婦を家に招き妊婦が使ったトイレからその尿を手に入れる、クリニックでの診察時、他人の妊婦の尿を提出したことにより偽装した。また、近所で友人を作って誰からも好かれるエイミーを演じ、「夫の暴力に悩んでいる」と吹き込んでおいた。そして、エイミーは姿を消し、自宅の殺人の痕跡からニックが殺人犯に仕立て上げられ、投獄される。
そしてエイミー自身は、ニックが世間から糾弾され殺人犯になったのを見届けた後、自分の存在をこの世から消すため自殺するという計画だった。これらの計画は全て、ニックとの関係が壊れはじめてから立てていたものだった。

偽装を終えたエイミーは、この日のために秘密裏に手に入れていた車に乗り、町を出た。
行く道の途中で、長かった髪を切り、色を買え、服装を変え、ジャンクフードを大量に食べることで増量し、メガネをかけて変装した。そして失踪から約10時間後、一時の拠点としてコテージへ身を寄せた。そこで、隣のコテージに暮らす女性グレタと知り合い、名前を聞かれたエイミーは身元を隠すためナンシーと名乗った。
エイミーは逃亡資金を肌身離さず持っていたが、グレタとグレタの友人に大金を持っているのを知られてしまう。それをきっかけにコテージを離れることを決意したエイミーだったが、グレタと彼女の友人に現金を奪われてしまった。逃亡資金を失い、車で寝泊りをせざるを得なくなったエイミーは、学生時代の恋人であったデジーに連絡を取った。

一方ニックは、弁護士のタナーに連絡を取り、彼に会いに行った。そこで「エイミーに罠にはめられそうになっている。」と相談する。
タナーは「以前にも同様に、彼女にはめられた人物がいないか調べ、いるなら連絡を取れ。」とアドバイスした。
ニックは、過去エイミーにレイプ被害で訴えられたトミーに会う。トミーは、過去エイミーと付き合っており、彼女に別れを切り出したところ、罠にはめられレイプ犯にされてしまったと話した。更にニックはデジーにも会いに行っていた。
今でもエイミーを愛するデジーは、ニックの「エイミーにはめられたことはないか?」というような質問に不快感を示し、家に入れるどころか全く取り合ってもらえなかった。
エイミーから連絡を受けたデジーは、彼女を迎えに行った。そこで、エイミーは「ニックに暴力を振るわれていた。それで子供も失った。」と話しデジーの同情を買うことに成功する。そして、デジーは自身が所有する町から離れた別荘に住まわせるのだった。

一方、タナーは「姿を消したエイミーをおびきだそう」ということで、ニックに視聴者が多く世間への影響が大きい、シャロン・シーバーが司会を務める人気テレビ番組に出てインタビューを受けるようにアドバイスする。インタビューに向けて二人は、受け答えの練習を行った。
シャロン・シーバーが司会を務める番組のインタビューを受けるためにカメラの前に座ったニックは、「アンディと浮気していた」と自分の非を認め「それでもエイミーのことを今でも愛している」と真摯に訴えるのだった。この結果、ネットではニックに同情するコメントが見られるようになっていった。

エイミーの帰還

デジーの別荘で過ごすエイミーは、デジーの支配下に置かれていた。ある晩、ニックの出演した番組を見ていた。彼のインタビューを聞き、人に支配されることを嫌うエイミーはニックのもとに帰ろうと考え始める。
一方ニックは、警察の捜査により薪小屋の品々や、父親の家で見つかったエイミーの日記の破片など、数々の証拠から妻殺しの犯人と断定されてしまい警察に逮捕される。また、妹のマーゴも共犯であると考えられ、一緒に逮捕されてしまった。しかし、タナーの弁護により彼らはすぐに釈放された。
エイミーはニックのもとに帰るためデジーに暴行された偽装工作を開始する。ワインボトルを使い、性的暴行を受けたかのような傷をのこし、また自らを縛り拘束されていたような痕をつけた。数々の偽装工作を行った晩、仕事から別荘へ帰ってきたデジーをベッドに誘ったエイミーは、彼との行為の最中、枕の下に隠していたカッターでデジーの喉元を切り裂き、殺害する。
デジーの返り血を全身に浴びたエイミーは、そのまま車に乗りニックのもとへと帰ってきた。ニックは戻ってきたエイミーを抱きかかえ、耳ともで「クソ女が」と罵りながらも、マスコミの前では彼女を心配するそぶりを見せ、エイミーが戻った喜びを表現していた。血だらけで帰ってきたエイミーは病院で診察を受ける。診察した医師はニックとボニーに「レイプされたような痕がある」と告げる。一時は妻殺しの犯人としてニックを疑い逮捕したボニーだったが、エイミーが帰ってきたことでニックの疑いは完全に晴れ、彼女はニックに帰ってきたエイミーをどう思うか問う。ニックは「誘拐ってやつ?そんなわけないだろう。」と言ったのだった。

エイミーは病院でマスコミの前に立ち「警察の捜査に協力する」としてインタビューを受けた。デジーとの状況を聞かれた彼女は、「高校時代からの付き合いで、その頃からずっと付きまとわれていた。刺激しないように接してきたつもりだが、逆効果だった。」と自分を責め周囲の同情を誘うように話しだした。「ある日デジーが家に押し入ってきて連れさられ、監禁され、ベッドに縛られ、乱暴され続けていた。」と涙ながらに証言したのだった。そんな中、ニックの疑いが晴れ彼の話を聞いていたボニーは、彼女に同情することなく薪小屋についてや人形について、買い物についての質問をするが、エイミーは体調不良を理由に回答をごまかし、ニックと共に自宅へ戻った。自宅に戻ったニックはエイミーに「本当は何があったのか?」と質問する。エイミーは警察に盗聴されていたら困るとし、ニックをシャワールームに誘いそこで「必死で戦って帰ってきたの」と告げたのだった。

ニックは「君と別れ家を出て行く」告げるが、エイミーに「あなたは世間に批判される。レイプされ必死に戻った妻を捨てた夫。破滅するわよ。」と言われ、世間からのバッシングを恐れたニックは一緒に暮らさざるを得なかった。ニックとエイミーはテレビ番組でインタビューを受けることになる。ここでもエイミーの支配は続き、ニックにインタビューの質問の練習をさせた。
番組出演の準備をする中で、エイミーはニックにプレゼントを渡す。その中には妊娠検査薬が入れられており、陽性を示していた。エイミーはニックが不妊検査の際に保存していた精液を使い、妊娠していたのだった。親子関係を疑うニックは血液検査を要求するがエイミーは余裕の表情を崩さなかった。ニックは激怒しエイミーに詰め寄るが、彼女は「これがあなたの愛した女よ」と言い、悪びれる様子は見せなかった。
テレビ番組のインタビューが始まり、ニックは「彼女は妊娠している。父親になる。」と微笑んで見せた。エイミーもインタビュアーと抱き合いながら喜びを表現した。表面的には喜んでいる素振りを見せているがニックの心境はそれとは違った。マーゴにエイミーが妊娠したことを告げ「エイミーから離れたいが、子供ができたため別れることはできず、一緒に暮らす道を選ぶしかなかった。」と複雑な心境を吐露したのだった。エイミーはニックの胸の上に頭を乗せていた。そしてニックは「彼女は何を考えているのだろうか?」と疑問に思うのだった。

『ゴーン・ガール』の登場人物・キャラクター

ニコラス(ニック)・ダン (演:ベン・アフレック、吹替:森川智之)

故郷で妹マーゴとバーを共同経営する主人公である。
ニューヨークでライターとして働いていたときエイミーと出会い結婚したが、母親の体調不良をきっかけに故郷のミズーリへと戻った。バーの共同経営を行いながら、大学でライターの講義を行っている。知的なエリート女性のエイミーに対して常にプレッシャーを感じており、夫婦生活に息苦しさを感じていた。大学の教え子と不倫関係にあり、それがエイミーにばれ妻殺しの殺人犯に仕立て上げられそうになっていく。

エイミー・エリオット・ダン (演:ロザムンド・パイク、吹替:加藤有生子)

ニックの妻でヒロインである。
有名大学卒業のエリート女性で、母親の著書アメイジング・エイミーのモデルであり有名人でもある。ニューヨークのパーティーでニックと出会い結婚した。物書きの仕事をしていたが、ニックの母親の体調不良をきっかけにミズーリに移り住むこととなった。ミズーリに移住することを、ニックから相談がなかったと不満を漏らし、徐々に夫婦生活のズレや亀裂を感じるようになっていく。ニックが大学の教え子と不倫していることを知り、ニックを殺人犯に仕立て上げる計画を立て誘拐されたように見せかけ失踪する。

ロンダ・ボニー (演: キム・ディケンズ、吹替:沢海陽子)

失踪したエイミー事件を担当した刑事である。
ニックからの通報を受け、彼の自宅を捜索する指揮を執った。ニックとエイミーの結婚記念日恒例の宝探し封筒を見つけ、ニックと一緒にヒントに書かれた場所を巡っていく。捜査を進める中でニックに疑いの目を向けるようになる。

タナー・ボルト (演:タイラー・ペリー、吹替:石塚運昇)

mirinuru
mirinuru
@mirinuru

Related Articles関連記事

ファイト・クラブ(Fight Club)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

ファイト・クラブ(Fight Club)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『ファイト・クラブ』とは、1996年に発表されたアメリカの小説家チャック・パラニュークによる同名小説が原作となっている、1999年制作のアメリカ映画である。不眠症で悩む会社員「僕(エドワード・ノートン)」はある日火事が原因で住む家を失くし、謎の男タイラー・ダーデン(ブラッド・ピット)の家に居候することになった。「泊めてもいいが条件がある。俺を殴れ」という突拍子ないタイラーの言葉をきっかけに、二人はお互いを殴り合う行為にハマっていく。

Read Article

グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』とは、アメリカ合衆国で制作されたヒューマンドラマ映画である。天才的頭脳を持ちながら過去の虐待による心の傷が原因で、仲間とともに非行を繰り返す主人公の少年ウィル・ハンティングと、ウィルに向き合う、愛する妻を失った心理学者ショーン・マグワイアの心と心の交流を描いた作品。アカデミー賞脚本賞、ゴールデングローブ賞脚本賞受賞作であり、マッド・デイモンの出世作。ショーン・マグワイア役のロビン・ウィリアムズもこの作品でアカデミー助演男優賞を受賞している。

Read Article

アウトロー(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

アウトロー(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『アウトロー』とは、2012年に公開されたアメリカのサスペンスアクション映画で、リー・チャイルドが発表した小説『アウトロー』を原作としている。5人の命が亡くなる射殺事件の容疑をかけられたジェームズの要請を受けたジャック・リーチャーは、弁護士の依頼を受けて不可解な射殺事件の捜査を開始することにする。監督はクリストファー・マッカリーが努め、主人公のジャック・リーチャーをトム・クルーズが演じ、ロザムンド・パイク、リチャード・ジェンキンス、デヴィッド・オイェロウォ、ロバート・デュヴァルらが共演した。

Read Article

セブン(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

セブン(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

1995年のアメリカ映画。監督はデヴィッド・フィンチャー。 舞台は犯罪がはびこるアメリカの大都会。キリスト教の「七つの大罪」に沿って人を殺していく猟奇殺人犯を、退職間近の老刑事サマセット(モーガン・フリーマン)と、血気盛んな若手刑事ミルズ(ブラッド・ピット)が追っていく。 独創的な映像センスと、人間の暗部を描いた脚本が魅力のサイコサスペンス。

Read Article

バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生(DCEU)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生(DCEU)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』とは、2016年に公開されたアメリカ合衆国のヒーローアクション映画。「DCコミックス」から出版された人気アメリカン・コミック『バットマン』と『スーパーマン』を原作とした、実写映画作品である。『マン・オブ・スティール』で、地球の危機を救ったスーパーマンだが、その戦いでの被害は甚大なものであった。地球外から来た異星人は追放すべきだと世論が強まっていく中、バットマンも自社のビルを破壊されて社員を失ったことから、スーパーマンを危険視してしまう。

Read Article

【トリビア・伏線】ファイト・クラブの徹底解説・考察まとめ【ネタバレ】

【トリビア・伏線】ファイト・クラブの徹底解説・考察まとめ【ネタバレ】

『ファイト・クラブ』とは1999年公開のアメリカ映画。鬼才と呼ばれるデヴィッド・フィンチャーが監督を務めた。不眠症の”僕”は自分とは正反対の自信家でマッチョな男タイラーと出会い、男同士が素手で殴りあう「ファイト・クラブ」と言う組織を結成していく。殴り殴られることで自分の存在意義を確認するが、やがて組織はテロリズムに傾いてき、”僕”は衝撃の事実を知ることとなる。 巧妙に張り巡らされた伏線とサブリミナル効果、ラストシーンの解釈、製作時のトリビアなどをネタバレ解説していく。

Read Article

「鬼才」デヴィッド・フィンチャー監督の作品まとめ!ダークな世界観が魅力的

「鬼才」デヴィッド・フィンチャー監督の作品まとめ!ダークな世界観が魅力的

ダークな世界観が特徴的な映画監督のデヴィッド・フィンチャー。記事中では『ゴーン・ガール』『ファイト・クラブ』『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』『セブン』など、彼が監督を務めた名作の数々を紹介している。「鬼才」と評されるフィンチャー独特の世界観を味わってみてはいかがだろうか。

Read Article

【DCEU】ベン・アフレックのバットマン配役決定に批判殺到?【バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生】

【DCEU】ベン・アフレックのバットマン配役決定に批判殺到?【バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生】

『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』でバットマン役にキャスティングされたベン・アフレック。本人も熱烈なバットマンファンであり、『デアデビル』ですでにヒーロー役を演じたこともあります。しかし一部のファンからは「ミスキャスティングだ」と批判殺到。ここではベン・アフレックが批判された理由や、本人の反応、また彼を擁護する声をまとめました。

Read Article

クリスチャン・ベールの次のバットマンはベン・アフレック!スーパーマンと共演もネットでは反対意見が続出

クリスチャン・ベールの次のバットマンはベン・アフレック!スーパーマンと共演もネットでは反対意見が続出

ここではクリスチャン・ベールの次にバットマンを演じることになったベン・アフレックと、彼がバットマンを演じることに対する反対意見をまとめた。反対意見の理由としてはクリスチャン・ベールのバットマンの人気が高かったことと、ベン・アフレックが主演を務めた映画が興行的に失敗したことが挙げられている。

Read Article

【タイタニック】今すぐ見るべき「名作映画」ランキングTOP30!【ゴッド・ファーザー など】

【タイタニック】今すぐ見るべき「名作映画」ランキングTOP30!【ゴッド・ファーザー など】

これだけ観ておけば話の種に困ることはない、名作だけに絞った映画ランキングを作りました!タイタニックやゴッド・ファーザーなど、映画好きなら全て観ておいて当たり前の作品ばかりです!もしまだ観たことがない映画があれば、この機会に是非鑑賞してみてください!

Read Article

覚悟して見て!トラウマレベルの名作・問題作洋画まとめ【セブン、ムカデ人間など】

覚悟して見て!トラウマレベルの名作・問題作洋画まとめ【セブン、ムカデ人間など】

衝撃の結末やグロテスクな描写が大きな話題となった洋画の中で、特に注目の名作・問題作をまとめました。ストーリーが秀逸なサスペンス「セブン」や、発想も描写も衝撃的すぎるホラー「ムカデ人間」、歌手ビョーク主演の感動作「ダンサー・イン・ザ・ダーク」など、様々なジャンルからおすすめ作品を選定。見どころなどを交え、作品の魅力を徹底的に紹介していきます。

Read Article

映画の悪役まとめ!『セブン』のジョン・ドゥなど殴りたいほど腹が立つキャラクターを紹介!

映画の悪役まとめ!『セブン』のジョン・ドゥなど殴りたいほど腹が立つキャラクターを紹介!

殴りたいほど腹が立つ映画の悪役キャラクターをまとめました。『セブン』でケヴィン・スペイシーが演じたジョン・ドゥや、ケヴィン・ベーコンが演じた『インビジブル』のセバスチャンなど、感情移入が全くできない嫌な登場人物・キャラクターたちの腹が立つポイントや映画を見た人の感想を紹介していきます。

Read Article

いい意味で裏切られた名作映画まとめ!イメージと違う衝撃的な展開が魅力的!

いい意味で裏切られた名作映画まとめ!イメージと違う衝撃的な展開が魅力的!

ここではCMや告知から想像するイメージと実際の内容にギャップがある、いい意味で裏切られる名作映画をまとめた。男同士の友情と成長を描いた作品と思いきや衝撃的なラストが待ち受ける『ファイト・クラブ』、カルト教団の裏の顔を描くと見せかけておいて重厚な人間ドラマを展開する『ザ・マスター』などを紹介している。

Read Article

大人気映画の続編まとめ!2016年から2018年にかけて公開された作品を紹介

大人気映画の続編まとめ!2016年から2018年にかけて公開された作品を紹介

映画がヒットすると必ずといっていいほどファンが期待するのが「続編の制作」である。2016年から2018年にかけて『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』『アバター』『デッドプール』『ブレードランナー』など、大ヒット作の続編が次々と公開されて大きな話題となっていた。記事内では上記作品の続編制作決定時のトピックや、映画ファンのツイートなどを掲載している。

Read Article

【MCU】2016年公開作品に登場したアメコミキャラクターを紹介【DCEU】

【MCU】2016年公開作品に登場したアメコミキャラクターを紹介【DCEU】

ヒーロー映画が大ブームとなる中、2016年にはマーベル作品から「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」や「デッドプール」、「X-MEN:アポカリプス」などが、DCからは「バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生」や「スーサイド・スクワッド」が公開されました。ここでは、各作品に登場するキャラクターを画像付きで紹介していきます。

Read Article

究極の実写化!2016年公開のアメコミヒーロー超大作映画まとめ

究極の実写化!2016年公開のアメコミヒーロー超大作映画まとめ

スパイダーマンやキャプテン・アメリカなど、数々の魅力的なキャラクターで人気を集めるアメコミ作品。日本でもコミック実写化は人気ですが、ハリウッド版の実写化作品は迫力満点です。『アベンジャーズ』や『アイアンマン』などの人気を追いかけるように、どんどん新作も公開されています。ここでは2016年公開の実写化作品についてまとめました!

Read Article

目次 - Contents