七つの大罪をモチーフにした連続猟奇殺人事件
デヴィッド・フィンチャー監督が、キリスト教の7つの大罪をモチーフに連続猟奇殺人事件を描いた映画です。主演の若手のミルズ刑事をブラッド・ピットが演じ、ベテランのサマセット刑事をモーガン・フリーマンが演じています。
定年退職まであと1週間となったサマセット刑事のもとに、殺人事件が起きた連絡が入り、若手のミルズ刑事を連れて現場へ向かうと、体が異常なまでに太った男が死んでいました。男は大量に食べ物を胃に詰め込んでいて、無理やりだれかに食べさせられて死んだようでした。また現場の冷蔵庫に暴食の文字が残されており、犯人が何らかのメッセージを伝えていました。そしてこの事件は、これから起こる連続殺人事件の始まりに過ぎなかったのです。
次の犠牲者は金持ちの弁護士のグールドで、事務所で肉を切り取られて血だらけになって死んでいました。しかも現場には強欲の文字が残されていたことから、サマセット刑事は犯人がキリスト教の7つの大罪に従って殺人を行っていると推理します。7つの大罪とは、嫉妬、高慢、怠惰、憤怒、強欲、肉欲、暴食のことであり、それに従って犯人は犯行を行っているなら後5つの殺人が起こるはず。サマセット刑事の推理通りこの後も次々と猟奇殺人事件が起こり、ラストは意外な結末を迎えます。
とにかく最初から最後までショッキングなシーンの連続で、飽きさせない映画です。主演のブラッド・ピットもかっこよくおすすめの作品です。