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一切無駄のない構成の映画
若き日のブラッド・ピッドと名優モーガン・フリーマン共演のサスペンス映画です!「七つの大罪」になぞらえて殺人をおかすシリアルキラー。刑事役であるブラッド・ピッドとモーガン・フリーマンが事件を追う作品なのですが、見る方によってかなり意見が割れる作品です。実際公開当時は賛否両論が激しかったようです。私は映画全体の構成に痺れました。登場人物全員の行動、動機など一挙一動に至るまで、まるで無駄がない構成。アクション映画によくあるような、分かりやすい伏線だけはって、分かりやすく回収する…というものでは無く、映画のスタートから2/3くらいまでが全て伏線であり、ラストで見事に回収されていきます。あの銃撃戦でなぜ彼は助かったのか?犯人はなぜ撃たなかったのか?など、ラストまで迫ると、勘が良い人なら結末は読めてしまうでしょう。
“そのパターンだけは絶対にやめて…!!”そんな結末に。くどいようですが賛否は両論です。むしろ“否”が多いかもしれません。
・グランドイリュージョン
・死ぬまでにしたい10のこと
・ファイトクラブ
このあたりのラインナップが好きな方は“賛”なハズ。
作りこまれた構成に妙な爽快感も味わえる、個人的には大好きな作品です。