オーシャンズ11 / Ocean's Eleven

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コンテイジョン(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

コンテイジョン(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『コンテイジョン』とは、2011年にアメリカで公開されたスリラー映画。危険な未知のウイルスが、次々と人間の命を奪い、恐怖というパニックにも感染していく世界を描いている。世界各地で同時多発的に謎の病が発生する。それは咳・発熱を発症後、急激に症状が悪化し、亡くなってしまうという新種のウイルスだ。世界中で感染が広がるこの病に医師たちは敢然と立ち向かう。しかし人々は翻弄され、国家は瞬く間に崩壊していくのだった。ウイルス感染の恐怖を様々な視点から捉えた、リアル感溢れるパニック・スリラー・ムービーだ。

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オーシャンズ8(Ocean's 8)のネタバレ解説・考察まとめ

オーシャンズ8(Ocean's 8)のネタバレ解説・考察まとめ

『オーシャンズ8』とは2018年に公開されたアメリカのクライムエンタテインメント映画である。監督・脚本を手がけているのはゲイリー・ロス。本作はオーシャンズシリーズのスピンオフ作品となっている。シリーズの主人公、ダニー・オーシャンの妹であるデビー・オーシャン。デビーは5年の服役中に1億5000万ドルのジュエリー「トゥーサン」を盗むための大掛かりな計画を練り上げていた。仮出所したデビーは仲間を集めメトロポリタン美術館で開催される一大イベント「メットガラ」に潜入し、計画を実行に移していく。

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ファイト・クラブ(Fight Club)のネタバレ解説・考察まとめ

ファイト・クラブ(Fight Club)のネタバレ解説・考察まとめ

『ファイト・クラブ』とは、1996年に発表されたアメリカの小説家チャック・パラニュークによる同名小説が原作となっている、1999年制作のアメリカ映画である。不眠症で悩む会社員「僕(エドワード・ノートン)」はある日火事が原因で住む家を失くし、謎の男タイラー・ダーデン(ブラッド・ピット)の家に居候することになった。「泊めてもいいが条件がある。俺を殴れ」という突拍子ないタイラーの言葉をきっかけに、2人はお互いを殴り合う行為にハマっていく。

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ブラック・レイン(Black Rain)のネタバレ解説・考察まとめ

ブラック・レイン(Black Rain)のネタバレ解説・考察まとめ

『ブラック・レイン』とは、1989年公開のアメリカ映画。リドリー・スコット監督によるポリス・アクション・ムービー。マイケル・ダグラス、アンディ・ガルシア、高倉健、松田優作といった豪華な日米キャストの共演や、大阪での長期にわたるロケーション撮影が話題となった。ニューヨークで逮捕した男を日本に護送した2人の米国の刑事が、日本の警察と文化やスタイルの違いから対立しながらもお互い協力してヤクザと戦う物語を、大阪の街を舞台に描く。

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ノッティングヒルの恋人(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

ノッティングヒルの恋人(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『ノッティングヒルの恋人』とは、ロジャー・ミッシェル監督、リチャード・カーティス脚本、主演はヒュー・グラントとジュリア・ロバーツによる1999年のイギリス映画。イギリスのノッティングヒルで本屋を営む冴えない店主とハリウッド女優のラブストーリー作品。主題歌はシャルル・アズナヴール作曲による「She」をエルヴィス・コステロがカバーして歌った事でも有名。

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ジョー・ブラックをよろしく(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

ジョー・ブラックをよろしく(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『ジョー・ブラックをよろしく』とは、1998年にアメリカで公開されたファンタスティック・ラブストーリーである。事故死した人間の姿を借りて地上に舞い降りた死神は、死期が迫っている大富豪のビル・パリッシュの元に現れた。ビルは自分の命の延長と引き換えに人間界の案内役を引き受ける。ビルの家族に友人だと紹介された死神は、ビルの娘であるスーザンに惹かれ、次第にスーザンも死神に恋をしてしまうのだった。死神と人間の切ない恋模様と家族愛が描かれている。監督は、マーティン・ブレストが担当している。

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ワンダー 君は太陽(Wonder)のネタバレ解説・考察まとめ

ワンダー 君は太陽(Wonder)のネタバレ解説・考察まとめ

『ワンダー 君は太陽』(原題:Wonder)とは2017年のアメリカ合衆国のドラマ映画。原作は、2012年に発表された新人作家R・J・パラシオの処女作『ワンダー』である。 外見からわかる先天性の障害がある少年が様々な困難に立ち向かい、周囲の考え方を変え、周りと共に成長していく。少年の視点だけでなく、複数の登場人物の視点が導入されている。「見た目ではなく中身を見る」という事の大切さを伝えている物語。

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ボーン・アイデンティティー(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

ボーン・アイデンティティー(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『ボーン・アイデンティティー』とは、『ボーンシリーズ』の1作目で、2002年に公開されたサスペンス・アクション映画。原作はロバート・ラドラムの『暗殺者』。記憶を失くした男が、皮下に埋め込まれたマイクロカプセルを手掛かりにわかった名前はジェイソン・ボーン。自分が何者かを辿るなか、行く先々で警察やCIAに追われるが、知力と体に染みついた高い戦闘スキルで追跡をかわし、襲ってくる暗殺者を倒し、窮地を脱する。偶然知り合ったマリーと逃げる間に見せる人間らしさや生身の体で対決する迫力の格闘シーンも必見。

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ジェイソン・ボーン(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

ジェイソン・ボーン(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『ジェイソン・ボーン』とは『ボーンシリーズ』の5作目で、2016年公開のサスペンス・アクション映画。記憶を失くした元CIAトップ工作員ジェイソン・ボーンが、CIAの極秘計画を暴いてから9年後。地下格闘技で生計を立てていたボーンの元に、彼の過去に関する新たな事実や極秘作戦を探り当てたかつての協力者ニッキーが現れる。情報の暴露を恐れたCIAに襲われる2人。一方CIAの女性捜査官ヘザーは愛国心のあるボーンを復帰させようとする。スリリングな展開、ラスベガスでのシリーズ屈指の激しいカーチェイスは必見。

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それでも夜は明ける(12 Years a Slave)のネタバレ解説・考察まとめ

それでも夜は明ける(12 Years a Slave)のネタバレ解説・考察まとめ

19世紀のアメリカで、自由黒人であるにも関わらず奴隷として売られ、12年間の奴隷生活を送ることとなったソロモン・ノーサップの実話を、彼が書いた体験記をもとにスティーヴ・マックイーン監督が映画化、2013年に公開された。主人公のソロモン・ノーサップをキウェテル・イジョフォーが熱演。監督の志に賛同したブラッド・ピットが制作段階から参加し、出演も果たしている。

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インターステラー(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

インターステラー(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『インターステラー』とは鬼才クリストファー・ノーラン監督が世に放った壮大なSF映画である。最新技術と物理学者の協力によって映像化された、物理法則に忠実で当時最も本当の姿に近いといわれたブラックホール、ワームホールが話題となった。何年も雨が降らず、深刻な食糧問題を抱えた、人類滅亡の危機に瀕する近未来。元宇宙飛行士のジョセフ・クーパーは、居住可能な星を探す計画、「ラザロ計画」にスカウトされることになる。クーパーは娘に必ず戻ると約束し、広大な宇宙へと旅立った。果たして彼は人類を救うことができるのか。

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ボーン・アルティメイタム(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

ボーン・アルティメイタム(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『ボーン・アルティメイタム』とは『ボーンシリーズ』の3作目で、2007年公開のサスペンス・アクション映画。記憶を失くした元CIAトップ工作員ジェイソン・ボーンは、CIAの極秘計画の暴露記事を書こうとする記者と接触したことで存在が見つかり、またもやCIAに狙われる。その一方、CIA内部の人間と協力し、極秘計画に絡んだ組織の陰謀を暴き、とうとう記憶を取り戻す。その場にいるかのような臨場感溢れる映像やスピーディなストーリー展開、スリリングな逃走劇など息もつかせぬシーンの連続で観る者を引き込む最高傑作。

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グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』とは、アメリカ合衆国で制作されたヒューマンドラマ映画である。天才的頭脳を持ちながら過去の虐待による心の傷が原因で、仲間とともに非行を繰り返す主人公の少年ウィル・ハンティングと、ウィルに向き合う、愛する妻を失った心理学者ショーン・マグワイアの心と心の交流を描いた作品。アカデミー賞脚本賞、ゴールデングローブ賞脚本賞受賞作であり、マッド・デイモンの出世作。ショーン・マグワイア役のロビン・ウィリアムズもこの作品でアカデミー助演男優賞を受賞している。

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ボーン・スプレマシー(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

ボーン・スプレマシー(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『ボーン・スプレマシー』とは『ボーンシリーズ』の2作目で、2004年に公開されたサスペンス・アクション映画。記憶を失くした元CIAトップ工作員ジェイソン・ボーンの2年後を描く。インドでマリーと暮らしていたボーンの元に暗殺者が現れ代わりにマリーが殺されてしまう。自分を追う理由を知るため動き出したボーンだが、ある事件の容疑者に仕立てられる。CIAの追跡をかわしながら自分を巡る陰謀の真相を探るボーン。トンネルの中のカーチェイスなど前作以上にスピード感あるスリリングなシーンの連続で観る者を魅了する。

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セブン・イヤーズ・イン・チベット(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

セブン・イヤーズ・イン・チベット(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『セブン・イヤーズ・イン・チベット』とは1997年のアメリカの伝記映画。スイスの山アイガー初登頂で名高いオーストリアの登山家ハインリヒ・ハラーの自伝を映画化。彼がチベットで過ごした7年間、若きダライ・ラマ14世との交流によってもたらされる心の変遷をチベットのオリエンタルで美しい映像が映し出す。ジャン=ジャック・アノー監督作品。主演のハインリヒ.・ハラーに当時絶大な人気を得ていたブラッド・ピットを迎えた。複雑な中国とチベットの関係を描いている映画であることから、中国は中国での本作の上映を禁止した。

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マネーボール(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

マネーボール(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『マネーボール』とは、2011年にアメリカ合衆国で制作されたスポーツ映画。マイケル・ルイスによるノンフィクション『マネー・ボール 奇跡のチームを作った男』を原作としている。野球に統計学を用いて、弱小チームを常勝チームに変えていくゼネラルマネージャーのビリー・ビーンの栄光と苦悩が描かれていく。実在のゼネラルマネージャー役を演じたオスカー俳優ブラッド・ピットの演技が見どころである。

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ゼロ・グラビティ(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

ゼロ・グラビティ(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『ゼロ・グラビティ』とは、鬼才アルフォンソ・キュアロン監督によって2013年に公開されたアメリカ映画。主演はサンドラ・ブロックとジョージ・クルーニーが務めた。宇宙で極限状況下に置かれた者たちのドラマを、VFXを駆使した3D映像でリアルな宇宙空間の臨場感を再現したSF・ヒューマン・サスペンス。スペースシャトルで船外活動中に予期せぬ事故によって宇宙空間へ放り出され、無重力の世界の中、救助も期待できない絶望的状況で漂い続ける2人の宇宙飛行士の運命を描く。

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テルマ&ルイーズ(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

テルマ&ルイーズ(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『テルマ&ルイーズ』(Thelma and Louise)とは、1991年5月にアメリカで公開されたロードムービーである。平凡な主婦テルマが、友人のウェイトレス、ルイーズと共にドライブに出かけた。途中のドライブインで、テルマが見知らぬ男たちにレイプされそうになった時、ルイーズは男たちを射殺してしまう。二人はそのまま銀行強盗をして逃避劇を繰り広げる。二人の女性の日常から転落していく様を描いたバイオレンス作品。

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セブン(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

セブン(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

1995年のアメリカ映画。監督はデヴィッド・フィンチャー。 舞台は犯罪がはびこるアメリカの大都会。キリスト教の「七つの大罪」に沿って人を殺していく猟奇殺人犯を、退職間近の老刑事サマセット(モーガン・フリーマン)と、血気盛んな若手刑事ミルズ(ブラッド・ピット)が追っていく。 独創的な映像センスと、人間の暗部を描いた脚本が魅力のサイコサスペンス。

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Mr.&Mrs. スミス(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

Mr.&Mrs. スミス(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『Mr.&Mrs. スミス』とは、ダグ・リーマン監督による2005年公開のアクションムービーである。脚本を手掛けたのはサイモン・キンバーグ。主役となる夫婦の夫「ジョン・スミス」をブラッド・ピットが演じ、妻「ジェーン・スミス」をアンジェリーナ・ジョリーが演じている。本作はお互いに暗殺者という身分を隠して結婚したスミス夫妻の壮大な夫婦喧嘩の物語であり、2人の関係性の変化が見どころとなっている。 ブラッド・ピットとアンジェリーナ・ジョリーは本作での共演がきっかけで親しくなり、2014年に結婚した。

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アンタッチャブル(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

アンタッチャブル(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『アンタッチャブル』とは、1987年にアメリカで制作されたアクション映画。禁酒法が敷かれた大都市シカゴを舞台に、酒の密造と密売で莫大な利益を得るギャング、アル・カポネに敢然と戦いを挑む4人の男たちの姿をロマンあふれる演出で描き出していく。『ボディガード』で知られるケビン・コスナー、『007 ドクター・ノオ』で知られるショーン・コネリーが出演した。 監督は『殺しのドレス』や『カジュアリティーズ』などで知られるブライアン・デ・パルマが務めた。

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フォードvsフェラーリ(Ford v Ferrari)のネタバレ解説・考察まとめ

フォードvsフェラーリ(Ford v Ferrari)のネタバレ解説・考察まとめ

『フォードvsフェラーリ』とは、アメリカ合衆国で2019年に公開された、”ル・マン24”でフォードとフェラーリがしのぎを削る実話を基にした作品である。キャロル・シェルビー、ケン・マイルズ、ヘンリー・フォード2世などの実在の人物が登場する。1965年の”ル・マン24”でマイルズがドライバーから外される描写があるが、実際はドライバーとして参戦(リタイア)しているなど、脚色されている部分もある。伝説といわれる、1966年の”ル・マン24”を描く。第92回アカデミー賞「音響編集賞」「編集賞」受賞作品。

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オデッセイ(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

オデッセイ(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『オデッセイ』は、2015年にリドリー・スコットが監督を務めたアメリカ映画。原作は2011年に出版されたアンデイ・ウィアーのヒット小説『火星の人』。 過酷な状況に置かれながらも人間性を失わず、生存の危機に立ち向かう宇宙飛行士。そして、彼を助けようと奮闘する人々を描いた。NASAが全面的に協力し、惑星科学部門の責任者、ジェームズ・グリーンが科学技術面のアドバイザーとして雇用されている。

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オーシャンズ11 / Ocean's Elevenのレビュー・評価・感想

オーシャンズ11 / Ocean's Eleven
8

11人のスペシャリストが挑む現金強奪計画

この映画は「オーシャンと11人の仲間」というフランク・シナトラが主演と務めた映画のリメイク作品である。
主演のジョージ・クルーニーを始め、ブラッド・ピットやマット・デイモンなど豪華俳優陣が多数出演する。
ストーリーとしては、一流の泥棒であるジョージ・クルーニー扮するダニー・オーシャンが4年の刑期を終え出所するところから始まる。
刑務所の中で練った強奪計画を実行するべく、相棒のラスティ・ライアン(ブラッド・ピット)に会い計画を打ち明ける。
二人は全米中をめぐり8人の犯罪のスペシャリストに声をかける。
イカサマ・ディーラー、爆発物の専門家、機械制御が得意な双子の兄弟、電気通信エンジニア、曲芸師、老詐欺師、偉大な大泥棒である父の陰でくすぶっているスリ師。
またスポンサーとして資産家を仲間に引き入れ、総勢11名での現金強奪計画が幕を開ける。
狙うはラスベガス3大カジノの金庫室。成功すれば1億6000万ドルを優に超える現金を手に入れられる。
計画は順調に進んでいくが、ダニーの元妻であるテスが、カジノ運営者であるテリー・ベネディクトと交際していることが判明し、チーム内で不協和音が…。
計画実行日、その日ラスベガスは、ボクシングの世界タイトルマッチが行われることもあり大熱狂。
はたして11人のスペシャリストは無事に現金強奪計画を成功することができるのか。

オーシャンズ11 / Ocean's Eleven
8

クルーニーズ11

大ヒットを記録した「オーシャンズ11」。1960年の映画「オーシャンと十一人の仲間」のリメークです。ジョージ・クルーニー演じる稀代のスゴ腕の泥棒ダニー・オーシャンと10人のスペシャリストが繰り広げるクライムムービーです。この映画に出会ってから20年以上たちますが、あのワクワク感は色あせることはありません。クルーニーのほかにブラッド・ピット、マット・デイモン、アンディ・ガルシア、ジュリア・ロバーツなどスターが勢ぞろい。名作「大脱走」以来、オールスターキャストと言われるとつい見たくなるのは私だけではないでしょう。ダニーとピット演じる相棒のラスティ・ライアンが中心となりカジノの金庫にある1億6000万ドルをいただくためドリームチームを集めます。みんながその道のプロフェッショナルばかりです。親子2代の天才スリ、大富豪、電気関係のスペシャリスト…。この映画、予算はそれほどでもなかったそうですがクルーニーとスティーブン・ソダーバーグ監督のプロフェッショナルな2人にひかれ、名優たちが集まったというエピソードがあります。映画のストーリーを地で行くような展開です。それでは映画の見どころを挙げていきましょう。

まずはソダーバーグ監督のスタイリッシュな演出。映画とマッチするこの演出には感服します。超豪華なキャスト陣のキャラが立っています。テンポのいいストーリー展開もソダーバーグ監督の手腕によるもの。音楽もばっちり決まっています。

次はやっぱりリーダーのダニーのカッコよさ。クルーニーのはまり役です。一流の腕を持っているダニーですが、別れた妻・テスをしつこく?追い回したりする人間っぽいところやどこかユーモラスな面もまたいいですね。

オーシャンの右腕ライアン。彼がいたからこそ、これだけのメンバーを集めることができたと言っていいでしょう。イケメンなのにいつも何か食べているヤングセレブ相手にポーカーをレクチャーする男。オーシャンの相方にふさわしい男です。

のちに「ジェイソン・ボーン」シリーズでハードなアクションを見せるマット・デイモンですが今作では、腕はいいがどこか気弱な青年ライナス・コールドウェルを演じています。公開当時は当然分からなかったことですが、何年かあとに正反対なボーンを演じるなんて、と思うとますますライナスの行動に目がいきます。
紅一点のテスも見どころです。言わずと知れたジュリア・ロバーツが演じています。大富豪にあっさり三行半を突きつけ元旦那とよりを戻す変わり身の早さはさすがプリティ・ウーマンです。ライナスはテスの美しさに一発で骨抜きになりますが、「オーシャンズ12」のキャサリン・ゼタ=ジョーンズのほうがテスに合っているような気もします…。

アンディ・ガルシア演じるテリー・ベネディクトがこれまたはまり役。あの濃い顔立ちは嫉妬深く、執念深いベネディクトにピッタリです。ドアを開ける時のしぐさや歩き方など細かいところにこだわった演技に注目してください。

バージルとタークのバジル兄弟はいつも喧嘩をしています。11人の中にはこんなキャラも必要です。この2人を演じるケイシー・アフレックとスコット・カーン。ケイシーはベン・アフレックの弟で、スコットはジェームズ・カーンの息子です。

あとは何といっても難攻不落のあのカジノの地下金庫から大金をちょうだいする方法です。この映画の肝の部分です。綿密な計画を立て様々なハプニングを乗り越え冷静沈着にミッションをこなす年齢も職業もバラバラなメンバーは非常にクールです。噴水の前にズラリと並んだメンバーが一人一人抜けていくシーンは印象的です。

続編として「オーシャンズ12」「オーシャンズ13」が作られましたがおススメしたいのがダニーの妹が活躍する「オーシャンズ8」。「11」の正統派の後継作と言えます。

オーシャンズ11 / Ocean's Eleven
9

「オーシャンズ11」レビュー

この映画は、2001年に公開された、ジョージ・クルーニー主演のハリウッド映画です。ジャンルはサスペンス・コメディになります。あらすじは、主人公のダニー・オーシャンが、詐欺、スリ、爆破等、各分野のスペシャリスト11人を率いて、ラスベガスで1番有名なカジノの金庫破りをするという内容です。この映画はなんといってもキャストが豪華です。ジョージ・クルーニーの他にブラッド・ピット、マット・デイモン、ジュリア・ロバーツ等、主演級の俳優陣が一同に会し、絶妙な掛け合いをしています。11人の仲間がいますが、それぞれが特殊なスキルを持ち、また性格も様々です。その仲間をオーシャンが上手くまとめ上げ、時には仲間を騙しながらもテンポよく続くストーリーは、文字通り目を離すことができません。スタイルとしては頭脳戦で、敵の方が1枚上手で万事休すかと思いきや、オーシャンズがその上を行く展開がとても気持ちがいいです。またBGMも秀逸です。デヴィッド・ホルムズ作曲のBGM1つ1つがそのシーンにマッチしており、ストーリーを引き立てています。このオーシャンズはシリーズ化されており、2作目の12、3作目の13に加え、ダニー・オーシャンの妹を主人公にしたオーシャンズ8も公開されています。ぜひ1度ご覧ください!

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