グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち / Good Will Hunting

『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』とは、1997年に公開されたアメリカの映画である。マット・デイモンと高校時代からの幼馴染であるベン・アフレックが共同で執筆した。出演者はマット・デイモン、ベン・アフレック、ロビン・ウィリアムズ。
恵まれすぎた頭脳と恵まれない過去を持つウィルと妻に先立たれ失意の淵にいる心理学者ショーンの交流を描く物語である。数学において非凡な才能を持つウィルだが、幼児期に受けた虐待により心に深い傷を負い非行に走る日々を送っていた。一方ショーンは妻が亡くなった悲しみを抱えもがき苦しむ日々を送っていた。それぞれが心に傷を負いながらも過去、現在そして未来と向き合い、新たな旅立ちへとうながされていく。
当時無名俳優だったマット・デイモンが執筆した脚本の完成度に注目が集まり、高い評価を受けた。第70回アカデミー賞で助演男優賞と脚本賞を、第55回ゴールデングローブ賞で脚本賞受賞している。

グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち / Good Will Huntingの関連記事

グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』とは、アメリカ合衆国で制作されたヒューマンドラマ映画である。天才的頭脳を持ちながら過去の虐待による心の傷が原因で、仲間とともに非行を繰り返す主人公の少年ウィル・ハンティングと、ウィルに向き合う、愛する妻を失った心理学者ショーン・マグワイアの心と心の交流を描いた作品。アカデミー賞脚本賞、ゴールデングローブ賞脚本賞受賞作であり、マッド・デイモンの出世作。ショーン・マグワイア役のロビン・ウィリアムズもこの作品でアカデミー助演男優賞を受賞している。

Read Article

ゴーン・ガール(Gone Girl)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

ゴーン・ガール(Gone Girl)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『ゴーン・ガール』とは、ギリアン・フリンによる同名小説を基に製作されたアメリカの映画である。原作はアメリカで実際に起きたスコット・ピーターソン事件とテレビ番組ナンシーグレイスショーを元に執筆されたといわれている。ニックとエイミー夫妻5回目の結婚記念日にエイミーが消えてしまう。警察による事件の捜査が始まるが、ニックに不審な点が見つかり、彼が容疑者として疑われる。徐々に狂っていく夫婦関係を描いたミステリー・スリラー映画である。

Read Article

いまを生きる(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

いまを生きる(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

ニューイングランドの全寮制名門進学校「ウェルトン・アカデミー」を舞台にした1989年のアメリカ映画(日本公開は1990年)。 同校へ型破りな英語教師ジョン・キーティングが赴任してきた事をきっかけに、生徒たちが自主性に目覚め夢を持つようになる物語。 1989年アカデミー賞脚本賞、同年英国アカデミー賞作品賞・作曲賞など数々の賞を受賞。 ニューイングランドの初秋から冬にかけての風景も魅力的。

Read Article

ボーン・アイデンティティー(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

ボーン・アイデンティティー(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『ボーン・アイデンティティー』とは、『ボーンシリーズ』の1作目で、2002年に公開されたサスペンス・アクション映画。原作はロバート・ラドラムの『暗殺者』。記憶を失くした男が、皮下に埋め込まれたマイクロカプセルを手掛かりにわかった名前はジェイソン・ボーン。自分が何者かを辿るなか、行く先々で警察やCIAに追われるが、知力と体に染みついた高い戦闘スキルで追跡をかわし、襲ってくる暗殺者を倒し、窮地を脱する。偶然知り合ったマリーと逃げる間に見せる人間らしさや生身の体で対決する迫力の格闘シーンも必見。

Read Article

ジェイソン・ボーン(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

ジェイソン・ボーン(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『ジェイソン・ボーン』とは『ボーンシリーズ』の5作目で、2016年公開のサスペンス・アクション映画。記憶を失くした元CIAトップ工作員ジェイソン・ボーンが、CIAの極秘計画を暴いてから9年後。地下格闘技で生計を立てていたボーンの元に、彼の過去に関する新たな事実や極秘作戦を探り当てたかつての協力者ニッキーが現れる。情報の暴露を恐れたCIAに襲われる2人。一方CIAの女性捜査官ヘザーは愛国心のあるボーンを復帰させようとする。スリリングな展開、ラスベガスでのシリーズ屈指の激しいカーチェイスは必見。

Read Article

インターステラー(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

インターステラー(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『インターステラー』とは鬼才クリストファー・ノーラン監督が世に放った壮大なSF映画である。最新技術と物理学者の協力によって映像化された、物理法則に忠実で当時最も本当の姿に近いといわれたブラックホール、ワームホールが話題となった。何年も雨が降らず、深刻な食糧問題を抱えた、人類滅亡の危機に瀕する近未来。元宇宙飛行士のジョセフ・クーパーは、居住可能な星を探す計画、「ラザロ計画」にスカウトされることになる。クーパーは娘に必ず戻ると約束し、広大な宇宙へと旅立った。果たして彼は人類を救うことができるのか。

Read Article

ボーン・アルティメイタム(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

ボーン・アルティメイタム(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『ボーン・アルティメイタム』とは『ボーンシリーズ』の3作目で、2007年公開のサスペンス・アクション映画。記憶を失くした元CIAトップ工作員ジェイソン・ボーンは、CIAの極秘計画の暴露記事を書こうとする記者と接触したことで存在が見つかり、またもやCIAに狙われる。その一方、CIA内部の人間と協力し、極秘計画に絡んだ組織の陰謀を暴き、とうとう記憶を取り戻す。その場にいるかのような臨場感溢れる映像やスピーディなストーリー展開、スリリングな逃走劇など息もつかせぬシーンの連続で観る者を引き込む最高傑作。

Read Article

ボーン・スプレマシー(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

ボーン・スプレマシー(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『ボーン・スプレマシー』とは『ボーンシリーズ』の2作目で、2004年に公開されたサスペンス・アクション映画。記憶を失くした元CIAトップ工作員ジェイソン・ボーンの2年後を描く。インドでマリーと暮らしていたボーンの元に暗殺者が現れ代わりにマリーが殺されてしまう。自分を追う理由を知るため動き出したボーンだが、ある事件の容疑者に仕立てられる。CIAの追跡をかわしながら自分を巡る陰謀の真相を探るボーン。トンネルの中のカーチェイスなど前作以上にスピード感あるスリリングなシーンの連続で観る者を魅了する。

Read Article

コンテイジョン(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

コンテイジョン(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『コンテイジョン』とは、2011年にアメリカで公開されたスリラー映画。危険な未知のウイルスが、次々と人間の命を奪い、恐怖というパニックにも感染していく世界を描いている。世界各地で同時多発的に謎の病が発生する。それは咳・発熱を発症後、急激に症状が悪化し、亡くなってしまうという新種のウイルスだ。世界中で感染が広がるこの病に医師たちは敢然と立ち向かう。しかし人々は翻弄され、国家は瞬く間に崩壊していくのだった。ウイルス感染の恐怖を様々な視点から捉えた、リアル感溢れるパニック・スリラー・ムービーだ。

Read Article

マンマ・ミーア!(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

マンマ・ミーア!(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『マンマ・ミーア!』とは、2008年にイギリス、ドイツ、アメリカが共同製作したロマンティック・コメディ・ミュージカル映画。 エーゲ海に浮かぶギリシャの小島を舞台に、シングルマザーの母ドナに育てられたソフィが自身の結婚式でヴァージン・ロードを一緒に歩いてもらうために本物の父親を探し出す物語。 今作は世界的に有名なスウェーデン出身のポップ音楽グループABBAのヒット曲で構成されており、見てるだけで思わず歌い出してしまうハッピーミュージカル映画である。

Read Article

バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生(DCEU)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生(DCEU)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』とは、2016年に公開されたアメリカ合衆国のヒーローアクション映画。「DCコミックス」から出版された人気アメリカン・コミック『バットマン』と『スーパーマン』を原作とした、実写映画作品である。『マン・オブ・スティール』で、地球の危機を救ったスーパーマンだが、その戦いでの被害は甚大なものであった。地球外から来た異星人は追放すべきだと世論が強まっていく中、バットマンも自社のビルを破壊されて社員を失ったことから、スーパーマンを危険視してしまう。

Read Article

ディープ・ブルー(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

ディープ・ブルー(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『ディープ・ブルー』(原題:Deep Blue Sea)とは、1999年にアメリカで公開されたパニックアクション映画。監督はアクション映画を得意とすることで有名なレニー・ハーリン。興行収入は1.6億ドル。物語の主人公スーザンは、アオザメの脳を素材とするアルツハイマー病治療薬の開発を海洋上の研究施設アクアティカで行っていた。遺伝子操作を行った影響で脳が発達し賢くなった巨大ザメは、自らの考えを持つようになり、外界へ出て自由になるという目的のため、研究者や関係者たちを次々に襲撃する。

Read Article

フォードvsフェラーリ(Ford v Ferrari)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

フォードvsフェラーリ(Ford v Ferrari)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『フォードvsフェラーリ』とは、アメリカ合衆国で2019年に公開された、”ル・マン24”でフォードとフェラーリがしのぎを削る実話を基にした作品である。キャロル・シェルビー、ケン・マイルズ、ヘンリー・フォード2世などの実在の人物が登場する。1965年の”ル・マン24”でマイルズがドライバーから外される描写があるが、実際はドライバーとして参戦(リタイア)しているなど、脚色されている部分もある。伝説といわれる、1966年の”ル・マン24”を描く。第92回アカデミー賞「音響編集賞」「編集賞」受賞作品。

Read Article

オデッセイ(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

オデッセイ(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『オデッセイ』は、2015年にリドリー・スコットが監督を務めたアメリカ映画。原作は2011年に出版されたアンデイ・ウィアーのヒット小説『火星の人』。 過酷な状況に置かれながらも人間性を失わず、生存の危機に立ち向かう宇宙飛行士。そして、彼を助けようと奮闘する人々を描いた。NASAが全面的に協力し、惑星科学部門の責任者、ジェームズ・グリーンが科学技術面のアドバイザーとして雇用されている。

Read Article

シンデレラ(Amazon実写映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

シンデレラ(Amazon実写映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『シンデレラ』(Amazon実写映画)とは童話の『シンデレラ』をミュージカル風にアレンジし、Amazon Prime Video限定で配信されたロマンスコメディ映画である。継母とその娘2人と貧乏な暮らしをしていたシンデレラは自分のお店を持ってドレスを売ることを夢みた。ある日王室の王子と出会いお互いに恋をする。夢を追いかける過程で身分による差別の壁と、恋を叶えたいという葛藤にもまれながらシンデレラは夢へ突き進む。歌とダンスを交えており、笑いも楽しめる映画である。

Read Article

【タイタニック】今すぐ見るべき「名作映画」ランキングTOP30!【ゴッド・ファーザー など】

【タイタニック】今すぐ見るべき「名作映画」ランキングTOP30!【ゴッド・ファーザー など】

これだけ観ておけば話の種に困ることはない、名作だけに絞った映画ランキングを作りました!タイタニックやゴッド・ファーザーなど、映画好きなら全て観ておいて当たり前の作品ばかりです!もしまだ観たことがない映画があれば、この機会に是非鑑賞してみてください!

Read Article

【トム・フェルトン】意外にも実はゲーマーだった海外セレブまとめ【ロビン・ウィリアムズ】

【トム・フェルトン】意外にも実はゲーマーだった海外セレブまとめ【ロビン・ウィリアムズ】

海外セレブの中には、意外にもゲーマーな人たちがたくさんいます。この記事で、そんな彼ら/彼女らについてまとめました。たとえば、『ハリー・ポッター』シリーズでドラコ・マルフォイ役を演じたトム・フェルトンや、コメディアンのロビン・ウィリアムズあたりでしょうか。こんなに有名な人たちが私たちと同じように普通にゲームをやってるんだと思うと、なんだかちょっと親近感が湧いてきますよね。

Read Article

海外版ジブリ映画で声優を務めた超豪華キャストを紹介!ハリウッドスターのマット・デイモンは『崖の上のポニョ』の耕一役

海外版ジブリ映画で声優を務めた超豪華キャストを紹介!ハリウッドスターのマット・デイモンは『崖の上のポニョ』の耕一役

本記事では海外版スタジオジブリ制作映画の吹き替え声優を務めていた、超豪華キャスト達をまとめて紹介している。記事中では『崖の上のポニョ』の耕一役を務めたマット・デイモン、『天空の城ラピュタ』のムスカを演じたマーク・ハミル、『猫の恩返し』のハル役を務めたアン・ハサウェイなど多数のハリウッドスターたちの画像を掲載した。

Read Article

【DCEU】ベン・アフレックのバットマン配役決定に批判殺到?【バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生】

【DCEU】ベン・アフレックのバットマン配役決定に批判殺到?【バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生】

『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』でバットマン役にキャスティングされたベン・アフレック。本人も熱烈なバットマンファンであり、『デアデビル』ですでにヒーロー役を演じたこともあります。しかし一部のファンからは「ミスキャスティングだ」と批判殺到。ここではベン・アフレックが批判された理由や、本人の反応、また彼を擁護する声をまとめました。

Read Article

クリスチャン・ベールの次のバットマンはベン・アフレック!スーパーマンと共演もネットでは反対意見が続出

クリスチャン・ベールの次のバットマンはベン・アフレック!スーパーマンと共演もネットでは反対意見が続出

ここではクリスチャン・ベールの次にバットマンを演じることになったベン・アフレックと、彼がバットマンを演じることに対する反対意見をまとめた。反対意見の理由としてはクリスチャン・ベールのバットマンの人気が高かったことと、ベン・アフレックが主演を務めた映画が興行的に失敗したことが挙げられている。

Read Article

実写版「シンデレラ」の継母役ケイト・ブランシェットが強烈すぎる…ゾクゾクする冷酷さ【ディズニー】

実写版「シンデレラ」の継母役ケイト・ブランシェットが強烈すぎる…ゾクゾクする冷酷さ【ディズニー】

ディズニーの人気映画『シンデレラ』が、2015年に実写化されました。その中で一際存在感を放っていたのが、シンデレラの継母役を演じたケイト・ブランシェットです。継母の冷酷さが見事なまでに表現されていて、あらすじ・ストーリーよりもこのケイトの演技に目を奪われたという人は少なくないんだとか。それだけ彼女の演技が素晴らしいということですね!

Read Article

大人のための童話原作の実写映画特集!1度は見るべき名作ばかり!

大人のための童話原作の実写映画特集!1度は見るべき名作ばかり!

『不思議の国のアリス』や『赤ずきん』、『眠れる森の美女』など、おなじみの童話を新解釈し実写化した映画をまとめました。美しく勇敢なヒロインや、ちょっとホラーな展開など、過去のイメージに囚われない設定ばかりです。上記以外にも『人魚姫』、『美女と野獣』、『ピノキオ』など、どれもこれも「1度は見るべき」といえる名作なので、視聴して損はありません。

Read Article

オススメの宇宙SF小説まとめ!スター・ウォーズに隠れた名作たち

オススメの宇宙SF小説まとめ!スター・ウォーズに隠れた名作たち

世界的に有名なSF映画といえば『スター・ウォーズ』ですが、実は宇宙を舞台にした作品はほかにもたくさんあります。今回は『スター・ウォーズ』だけじゃない名作SF小説をまとめました!かなり古い作品もありますが、いつ読んでも面白い傑作ばかり。中には映画化されているものもあります。

Read Article

グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち / Good Will Huntingのレビュー・評価・感想

New Review
グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち / Good Will Hunting
8

人との出会いって大切。

ロビン・ウィリアムズさんのアドリブなどもあり、とても素敵な作品です。
スラムで育ち、罪ばかり犯してきた人でも実は優れた才能があり、環境が違えば違う人生だったということを思い知らされます。でも、だから絶対変えられないからといえばそうではなく、人との出会いで変わっていくんだなあと感動しました。セラピーって互いに信頼がないとうまくいかないと思うけど、ウィルとショーンは信頼し合えるようになっていたし、2人で笑い合ったりしていていい関係だなあと感じました。
やっぱりロビンは名優です。自分にも傷があるのに、人のセラピーができる、人好きのする、素敵な紳士でした。昔からの友達もウィルを応援してくれたり、良い人たちばかりだね、ウィルと感じました。
この映画でマット・デイモンを知ったのですが、見た目からして正直真面目そうに見えるけどなと思いはしました。でも、心を閉ざしている感じとかはとても出ていて、素敵な俳優さんだと思います。
数学というものは、私にとっては不得意でよく分からない分野ですが、天才的な才能が見れたり、人と人との関わり合い、それによる癒しが見れてほっこりできる映画です。地味な話ではありますが、とても良い映画でおすすめです。

グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち / Good Will Hunting
10

心に必要なもの

「グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち」は1997年公開のアメリカ映画です。

この映画は頭の良い天才不良青年が、心理カウンセラーをたらい回しにされた果てに出会ったひとりの心理カウンセラーと会話を重ね、最終的に更生する、といった話です。

愛情不足で育った子供を問題視したり、アダルトチルドレンなどという言葉を作品として仕上げたものがこの映画なのではないかと思われます。

主人公の青年は優秀な大学の清掃員をしながら不良としていつ捕まってもおかしくないような生活をしていましたが、青年の働く大学の生徒が誰も解けなかった数式を解いたことから、青年を更生させようと大人たちがカウンセラーを当てがい、うまくいかないまま最後に出会ったカウンセラーとの絆を育んでいく物語です。

最後の方のシーンで、青年はカウンセラーに「お前は大丈夫だ」と言われ号泣します。

年々新しい人間心理が紐解かれ心理学用語が生まれています。しかし人間に必要なのは人からもらう「心」なのだろうなと改めて思わされるような作品です。

論理的に心の不具合を伝えられるのも効果はあるのかもしれませんが、案外「大丈夫」のようなシンプルで温かな励ましを人は求めているのかもしれない、そう思わされます。

親タグ

兄弟タグ