スター・ウォーズ エピソード4 新たなる希望(SW4)のネタバレ解説・考察まとめ
『スター・ウォーズ エピソード4 新たなる希望』とは、1977年製作のアメリカ映画。日本公開は1年後の1978年6月。スター・ウォーズサーガの記念すべき第1作目であり、本作はエピソード1~9から成る9部作の4番目、「エピソード4」にあたる。広大な銀河の辺境にある星に育った青年ルーク・スカイウォーカーが、銀河系の運命を左右する一大事件に関わり、平和を取り戻すべくシスの暗黒卿へ立ち向かう姿が描かれている。
幻に終わった「ブルー中隊」が約40年後に復活
本作のクライマックス、デス・スター攻防戦で主役のルーク・スカイウォーカーが乗り込む戦闘機の所属部隊名は、当初の設定では「ブルー中隊」で、戦闘機であるXウィングの機体にあるラインの色もブルーにする予定だった。しかし、特撮に用いるブルーバックにブルーのラインが重なり消えてしまうため、「レッド中隊」に変更された。のちに「ブルー中隊」の名称は、2016年に製作された本作の前日譚となるスピンオフ作品『ローグワン/スター・ウォーズ・ストーリー』で、登場する部隊名として使用された。
『スター・ウォーズ エピソード4 新たなる希望』の主題歌・挿入歌
OP(オープニング):ジョン・ウィリアムズ「スター・ウォーズ メインテーマ」
映画のオープニング、「ジャン!」という衝撃的な効果音のような音響と共に、壮大なファンファーレが高らかに鳴り響くこのメインテーマは、まさにスター・ウォーズという作品そのものを象徴する名曲となっている。銀河系という広大な宇宙空間を舞台に、まだ見ぬ未知の冒険物語がこれから始まるのだという、わくわくした気持ちを盛り上げるに相応しい、映画音楽史上に残る名曲である。
挿入曲:ジョン・ウィリアムズ「スカイウォーカーのテーマ」
本作の主役ルーク・スカイウォーカー青年は、銀河の辺境にある惑星タトゥイーンで農家を営むラーズ家で暮らしていたが、友人の間では航空機などの操縦に優れているという評判があり、ルーク自身もやがてこの田舎の土地を出て、その操縦技術を生かし広大な宇宙へ旅立ちたいと夢を抱いていた。しかし親代わりであるオーウェン・ラーズにその願いは聞きいれられず、家業に専念するよう説得されてしまう。友人たちが先に帝国の士官学校などへ旅立ったのを尻目に、ルークは自分だけが取り残されてしまうような、自分は一生この田舎の惑星で暮らすのではないかという絶望的な想いに捕らわれる。タトゥイーンの夕陽を見つめながらルークが切実な思いに浸るシーンに流れるこの曲は、そのシチュエーションと合わせ、見る者の胸に強烈に突き刺さる名曲と言える。
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目次 - Contents
- 『スター・ウォーズ エピソード4 新たなる希望』の概要
- 『スター・ウォーズ エピソード4 新たなる希望』のあらすじ・ストーリー
- 銀河に訪れた危機
- ジェダイの騎士を目指すルーク
- ハン・ソロとの出会い
- レイア姫の救出
- 反乱軍と帝国軍の戦い
- 『スター・ウォーズ エピソード4 新たなる希望』の登場人物・キャラクター
- 主要人物
- ルーク・スカイウォーカー(演:マーク・ハミル)
- ハン・ソロ(演:ハリソン・フォード)
- レイア・オーガナ(演:キャリー・フィッシャー)
- ジェダイの騎士
- オビ=ワン・“ベン”・ケノービ(演:アレック・ギネス)
- 主要人物の関係者
- チューバッカ(演:ピーター・メイヒュー)
- C-3PO(演:アンソニー・ダニエルズ)
- R2-D2(演:ケニー・ベイカー)
- 反乱軍/反乱同盟軍
- ウェッジ・アンティリーズ(演:デニス・ローソン)
- 帝国軍
- ダース・ベイダー(演:デヴィッド・プラウズ、声:ジェームズ・アール・ジョーンズ)
- グランドモフ・ウィルハフ・ターキン総督(演:ピーター・カッシング)
- ボバ・フェット(演:ジェレミー・ブロック)
- 『スター・ウォーズ エピソード4 新たなる希望』の用語
- フォース
- ジェダイの騎士
- ライトセーバー
- 反乱同盟軍
- 銀河帝国
- シスの暗黒卿
- デス・スター
- ストームトルーパー
- 『スター・ウォーズ エピソード4 新たなる希望』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 見る者を圧倒したオープニングシーン
- 興奮度満点の敵機撃墜シーン
- 反乱軍「フォースと共にあれ」
- ルーク・スカイウォーカー「嫌な予感がする」
- ハン・ソロ「外見はボロだが中身で勝負だぜ!」
- レイア・オーガナ「助けて、オビ=ワン・ケノービ。あなただけが頼りです」
- ダース・ベイダー「技術で築いた恐怖を過信するな」
- オビ=ワン・ケノービ「フォースは君と共にあるのだ。いかなる時も」
- 『スター・ウォーズ エピソード4 新たなる希望』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- スティーブン・スピルバーグ監督は本作の大ヒットを予言
- スター・ウォーズの大ヒットでスティーブン・スピルバーグ監督が大儲け
- マーク・ハミルが撮影中に血管破裂
- ダース・ベイダーのマスクは独眼竜がモチーフ
- 不倫関係だったハリソン・フォードとキャリー・フィッシャー
- レイア姫(キャリー・フィッシャー)は麻薬中毒
- R2-D2(ケニー・ベイカー)とC-3PO(アンソニー・ダニエルズ)は不仲
- ジョージ・ルーカスは黒澤明の大ファン
- 幻に終わった邦題「惑星大戦争」
- 大工仕事が自身の運命を変えたハリソン・フォード
- ミレニアム・ファルコンは当初は違うデザインだった
- 幻に終わった「ブルー中隊」が約40年後に復活
- 『スター・ウォーズ エピソード4 新たなる希望』の主題歌・挿入歌
- OP(オープニング):ジョン・ウィリアムズ「スター・ウォーズ メインテーマ」
- 挿入曲:ジョン・ウィリアムズ「スカイウォーカーのテーマ」