タイガー&ドラゴン(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ
『タイガー&ドラゴン』とは、2005年にスペシャルドラマとして放送され、その後、連続ドラマ化された「落語とヤクザ」をテーマにした日本のテレビドラマ。主演はTOKIOの長瀬智也とV6の岡田准一。ヤクザの虎児が落語家に弟子入りし、事件に巻き込まれながらも噺家として修行を積んで、一人前の落語家を目指していくストーリー。毎話お題目となる落語噺に沿うように作成されており、1話完結の構成となっている。TBSプロデューサー磯山晶と脚本宮藤官九郎のコンビによるドラマ。
新宿を拠点としたヤクザで、組長ほか若頭の日向、組長の息子である銀次郎、虎児が所属している。組長の方針で麻薬や拳銃売買を禁じている。組長引退後は銀次郎が立派に跡を継いだ。また、後に対立関係にあった目黒ウルフ商会を吸収合併する形で傘下に収めた。
目黒ウルフ商会
梶力夫が会長を務めるヤクザ組織。梶はかつて新宿流星会組長の舎弟であり、一時期関西に進出したことがある。その後東京に戻ってウルフ商会として勢力を伸ばしている。東京でかつての古巣である新宿流星会を潰そうと企むが、虎児と銀次郎によって阻止された。目黒ウルフ商会はその後、力夫が銀次郎の舎弟になるという形で新宿流星会に吸収された。
『タイガー&ドラゴン』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
林屋亭小虎「タイガー、タイガー、じれっタイガー」
林屋亭小虎の高座でつかみとして使うネタ。座布団に座ると虎のポーズと共に「タイガータイガーじれっタイガー」と叫ぶのがお約束。実はどん太に教えてもらったギャグで、苦し紛れに出したところ、徐々に客の心をつかむ持ちネタになって行った。この後、ヤクザ口調の落語が始まる。
林屋亭どん太「どーんどーんどーん!」
落語家ながら、テレビのバラエティ番組でリアクション芸人」として活動している林屋亭どん太の持ちギャグ。寒いギャグを言った後に、ポーズと共に「どーんどーんどーん!」と締めるのがお約束。
竜二が七代目として林屋亭どん兵衛を襲名したシーン
一度は廃業しながらも、再度林屋亭一門に弟子入りし、3年間の修行を行った竜二。真打昇進が決まった際に、師匠であり父であるどん兵衛と高田亭に説得され、七代目を襲名する事を決めた。高座で「お先真っ暗な林屋亭に再入門して丸三年、お客様の暖かい声援を受け、この度真打となり、七代目林屋亭どん兵衛の名前を頂戴することになりました」と述べ、紆余曲折がありながらも襲名が収まるべきところに収まった瞬間である。
虎児が自暴自棄になっている田辺ヤスオを諭すシーン
実は親を亡くした子供に毎月お金を送っていたという心優しき部分を持っていた田辺ヤスオ。「自分が死んでも悲しむ奴はいないからいつ死んでもいい」と言った際に、虎児は「毎月金送っているガキが泣くんだよ。死んでも誰も悲しまないなんてそんなやつはいないんだよ」と言い返す。子供の頃孤児になった自分を、その子供に重ね合わせた虎児の優しさ溢れる名シーンである。
『タイガー&ドラゴン』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
長瀬智也が『大笑点』に出演した
このドラマを機に、若者が落語を聴くようになったといわれており、実際に『笑点』の視聴率が上昇した。またこのドラマの放映から半年後の2006年1月1日に、主演の長瀬智也が『大笑点』で落語を演じた。演題は『初天神』で、現6代目三遊亭圓楽が指導を行なった。本作がTBSで放映されたため、日本テレビ『笑点』では林屋亭小虎の名前は使われずに、長瀬智也としての登場となった。また後の回では、本作で落語指導を務め、また自らも出演している春風亭昇太と長瀬による競演落語『ちりとてちん』も披露された。
若き日の星野源が出演している
現在、俳優・歌手として大人気の星野源が脇役として出演している。役名は「林屋亭どんつく」で、虎児が弟子入りした林家亭どん兵衛の弟子である。当時は坊主頭に着物姿で、セリフはほとんどなかった。今となってはレアな銭湯での入浴シーンでの上半身裸の姿も披露している。
落語ブームに貢献した
本作放送当時、平均視聴率は12.8%と大人気とはならなかったが、作品そのものは高い評価を受けて若者の間に爆発的な落語ブームを巻き起こした。おじさんや高齢者の趣味というイメージのあった落語だが、ドラマの影響で敷居が一気に下がり、若者たちが寄席に押し寄せた。落語家の立川談四楼によると、新宿末広亭にやってきた女性客が長瀬智也と岡田准一の出番を尋ねたということがあったという。その落語ブームは続いており、その発火点になったのは間違い無く本作であると言える。
Related Articles関連記事
池袋ウエストゲートパーク(IWGP)のネタバレ解説・考察まとめ
『池袋ウエストゲートパーク(IWGP)』とは2000年4月から6月までTBS系で放送された日本の若者の日常をワイルドに描いたテレビドラマ。主演は長瀬智也、脚本は宮藤官九郎。その他渡辺謙や妻夫木聡など、多くの豪華俳優が出演している。池袋を舞台に、主人公マコトが池袋を舞台に友人やギャングたちとケンカや友情に明け暮れるストーリー。原作は石田衣良の小説『池袋ウエストゲートパーク』で、ドラマ以外にも、コミック、ミュージカル、舞台、アニメなど幅広いメディアミックスがなされた。
Read Article
俺の家の話(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ
『俺の家の話』とは、2021年にTBSテレビ系「金曜ドラマ」で放送されていたテレビドラマ。主演・長瀬智也×脚本・宮藤官九郎が11年ぶりにTBS連ドラでタッグを組んだことで話題になる。長瀬演じるプロレスラーの観山寿一が、西田敏行演じる能楽師で人間国宝の父・観山寿三郎の介護をきっかけに、疎遠であった家族や能に向き合う日々を描く。社会問題でもある介護を題材にしているが、宮藤作品ならではのコミカルな演出と軽快なテンポで作品が進んでいくのが魅力の作品である。
Read Article
不適切にもほどがある!(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ
『不適切にもほどがある!』とは、2024年1月よりTBS系で放送されたテレビドラマ。主演は阿部サダヲ。脚本は宮藤官九郎が担当。昭和(1986年)と令和(2024年)のそれぞれの時代を、登場人物達が行き来し、各時代をかき回すタイムトリップコメディである。令和へタイムトリップした阿部演じる“昭和のおじさん”が数々の「不適切な」言動を行い、令和の時代を乱していく。一方でその「不適切さ」が停滞して閉塞感のある令和の空気を刺激し、現代人に本当に大切なことは何か、を気づかせるヒューマンドラマである。
Read Article
カルテット(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ
『カルテット』とは松たか子主演のラブストーリー、コメディー、サスペンスの要素が入った連続テレビドラマ。2017年1月17日から3月21日まで毎週火曜22時から22時54分に放送されていた。ある日、偶然出会った演奏者である男女4人が、弦楽四重奏のカルテットを組み軽井沢で不思議な共同生活を始める。夢叶わず30代に入り、それぞれが人生のピークを迎えず緩やかな下り坂で立ち止まっていたが、4人の出会いは偶然ではなかった。ほろ苦くて甘い、ビターチョコレートのような大人のラブサスペンスである。
Read Article
バクマン。(漫画・アニメ)のネタバレ解説・考察まとめ
『バクマン。』とは、大場つぐみと小畑健による漫画を原作とするアニメ作品。 2010年よりNHK教育テレビにて第1シリーズ~第3シリーズ、全75話が放送された。 高い画力を持つ『真城最高』と文才と発想に長けた秀才の『高木秋人』を主人公とし、二人の少年がコンビを組んで漫画家を目指していく道のりを描いた作品である。 多くの漫画関係の固有名詞が実名で使用されるなど、リアル志向な作品。
Read Article
コクリコ坂から(ジブリ映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『コクリコ坂から』とは、2011年に公開されたスタジオジブリのアニメーション映画。監督は宮崎吾朗で、キャッチコピーは『上を向いて歩こう。』。 港南学園高校2年生のメルこと松崎海は、毎朝庭で旗を揚げていた。それは戦争に行ったきり、帰ってこない父親へ向けた信号旗だった。ある日、学校新聞「週刊カルチェラタン」で、自分が旗を揚げる少女として取り上げられていることに気が付く。それは同じ高校の3年生、風間俊が書いた記事だった。メルはこの記事をきっかけに俊を気にするようになり、だんだんと彼に惹かれていく。
Read Article
ごめんね青春!(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ
『ごめんね青春!』とは2014年10月から放送されたTBS系列のドラマであり、宮藤官九郎が脚本し主演は錦戸亮が務めた。 静岡県三島市の高校が舞台で、仏教系男子校とキリスト系女子校の合併に伴う恋愛模様などを描いたドラマ。 主演の錦戸亮は仏教系男子校の先生役であり合併には賛成派。しかし周囲は反対派が多く、合併に向けて奮闘していくストーリー。合併に向けて奮闘していく中、生徒や先生間の恋愛・家族との問題について「ごめんね」と謝り向き合っていく。
Read Article
あまちゃん(Amachan)のネタバレ解説・考察まとめ
『あまちゃん』は2013年上半期にNHKで制作されたテレビドラマ。 高視聴率を記録し、主人公、天野アキがよく使う「じぇじぇじぇ!」は流行語大賞に選ばれ、社会現象となりました。 ストーリーは北三陸で海女になることになった天野アキがアイドルとして活躍していく姿を描いた成長物語となっています。
Read Article
流星の絆(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ
『流星の絆』とは、東野圭吾の同名小説『流星の絆』が原作となったミステリードラマである。子どものころに両親を殺された三兄妹が復讐を誓い、真犯人にたどり着くまでを描く。2008年10月から12月に、TBS系22時からの金曜ドラマ枠で放送された。脚本は宮藤官九郎が手掛け、基本のストーリーは守りつつも青春ドラマ的な要素やコメディー的な要素が加わったことで、原作とは大きく異なる世界観となっている。主役の三兄妹を二宮和也、錦戸亮、戸田恵梨香が演じる。
Read Article
あのこは貴族(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『あのこは貴族』とは、山内マリコの小説『あのこは貴族』を原作としたヒューマンドラマ映画である。2021年2月に公開され、「富裕層」と「庶民」の鮮やかな対比が観客からの高い支持を得る。お嬢さん育ちの華子は婚活の末に理想の男性と結婚するが、嫁ぎ先からの重圧に悩む。大学進学を機に上京したが学費が続かず中退後、就職した美紀。「他力」を享受する特権階級と「自力」が前提の一般人を隔てる見えない壁。交わらないはずの「階層」を飛び超えた2人に見えてきた新しい自分。監督は、「グッド・ストライプス」の岨手由貴子。
Read Article
民王(小説・ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ
『民王』とは、2015年7月から9月まで、テレビ朝日で放送された政治を題材としたコメディドラマ。主演は遠藤憲一と菅田将暉。原作は池井戸潤の小説である。内閣総理大臣の武藤泰山と、息子で大学生の翔の人格がある日突然入れ替わってしまい、互いの仕事や生活を入れ替わった状態で悪戦苦闘するストーリー。2016年4月にスペシャルドラマ『民王スペシャル〜新たなる陰謀〜』と、貝原茂平が主役の『民王スピンオフ〜恋する総裁選〜』が放送されている。
Read Article
わしも(WASIMO)のネタバレ解説・考察まとめ
『わしも(WASIMO)』とは、宮藤官九郎作・安齋肇絵による絵本『WASIMO』を原作とした子供向けアニメ。 おばあちゃん型ロボットわしもとわしもを取り巻く仲間たちとの日常が描かれたストーリー。 わしもは死んじゃったおばあちゃんの唯一の形見である入れ歯を装着しており、動くたびに入れ歯がカタコトカタコトと鳴る。 長距離を移動するときは、足ではなくローラーが発動するのである。
Read Article
フラジャイル 病理医岸京一郎の所見(漫画・ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ
『フラジャイル 病理医岸京一郎の所見』とは原作の草水敏と作画の恵三朗によって、2014年より『月刊アフタヌーン』にて連載している、病理医の葛藤とドラマを描いた医療漫画である。また『TOKIO』の長瀬智也主演で、2016年にテレビドラマとして実写化もしている。壮望会第一総合病院の病理科長である「岸京一郎」は、捻くれた性格であるものの、凄腕の病理医である。素直な頑張り屋の新人「宮崎智尋」や、優秀な臨床検査技師の「森井久志」の3人を中心に、医療現場での生命に対するヒューマンドラマを重厚に表現している。
Read Article
ザ・マジックアワー(三谷幸喜)のネタバレ解説・考察まとめ
『ザ・マジックアワー』とは三谷幸喜が脚本・監督したエンターテインメント映画である。佐藤浩市の主演映画で妻夫木聡や深津絵里など豪華キャストが多数出演している。三谷幸喜が監督する4作品目の映画で、第32回日本アカデミー賞で4部門にノミネートされた。マフィアの天塩商会が牛耳る港町の守加護。彼らの怒りを買ってしまった備後は、助かるために三流俳優の村田を騙し、映画撮影と称して殺し屋のデラ富樫を演じさせる。天塩の者たちに村田が偽のデラ富樫だとバレないよう備後が四苦八苦する、大ヒットコメディ映画。
Read Article
アンフェア(ドラマ・映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『アンフェア』とは、2006年にフジテレビ系列で放送が開始された、女性が主人公のハードボイルド系の刑事ドラマ。硬派なストーリー展開が特徴である。主人公の女性刑事・雪平夏見(ゆきひらなつみ)が、刑事だった父が殺害された事件の真相を追いつつ、数々の難事件を解決していく姿を描いた。テレビドラマ放送終了後も幅広い層から高い人気を集め、スピンオフも含めてスペシャルドラマ4作品と映画3作品が公開された。原作は奏建日子の『推理小説』。主人公の雪平夏見役を篠原涼子が演じた。
Read Article
来る(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『来る』とは、第22回日本ホラー小説大賞に輝いた澤村伊智の小説『ぼぎわんが、くる』を実写化した日本のホラー映画である。公開初日に10万人を動員し、興行収入は1億3700万円のヒットとなった。 子煩悩で愛妻家だと評判の、田原秀樹の職場に謎の人物が現れる。その日から2年後、様々な怪奇現象が起こり、秀樹とその妻の香奈は得体の知れない何かに襲われる事になる。オカルトライターの野崎和浩に相談するが、野崎の手に終えるものではなかった。 怪奇現象と人間の怖さを描いた映画となっている。
Read Article
鎌倉殿の13人(大河ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ
『鎌倉殿の13人』とは2022年にNHKで放送された、平安時代〜鎌倉時代初期を舞台とした大河ドラマである。主演は小栗旬が務めた。 伊豆の地方豪族の次男坊であった北条義時(ほうじょうよしとき)は源頼朝(みなもとのよりとも)に仕え、源平の戦乱の中に巻き込まれていく。そして鎌倉幕府成立後は有力御家人たちとの権力闘争を勝ち抜き、次第に非情な権力者になっていく姿が描かれている。 脚本は今作が大河ドラマ3作目となる三谷幸喜が手掛けた。 同作品は2023年のエランドール賞特別賞を受賞している。
Read Article
舞妓Haaaan!!!(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『舞妓Haaaan!!!』とは、宮藤官九郎が脚本を手がけたコメディ映画である。主人公の鬼塚(おにつか)は舞妓の美しさに魅了され、お茶屋遊びにあこがれていた。しかし京都の茶屋はどこも「一見さんお断り」のため、鬼塚はツテを頼ってなんとか茶屋に入ろうとする。そして贔屓の舞妓・駒子(こまこ)やライバルの内藤(ないとう)、元カノの富士子(ふじこ)等、周りの人物を巻き込みドタバタ劇が繰り広げていく。この作品は鬼塚という舞妓へ異常な執着を持った強烈キャラが、日常を忘れて大笑いさせてくれる映画になっている。
Read Article
ステキな金縛り(三谷幸喜)のネタバレ解説・考察まとめ
『ステキな金縛り』とは三谷幸喜が監督したコメディ映画。三谷幸喜が生誕50周年に作られたエンターテイメント作品である。ストーリーはドジっ子弁護士の宝生エミが殺人事件を担当。被告人のアリバイを証明できるのは落ち武者の幽霊だけ。弁護士と落ち武者の幽霊が協力して、被告人の無罪を証明するために奮闘する映画になっている。主人公の宝生エミ役を演じた深津絵里は、第35回日本アカデミー賞で主演女優賞にノミネートされ、その他の豪華キャストに落ち武者の幽霊・更科六兵衛役を西田敏行、速水弁護士役を阿部寛が演じている。
Read Article
マイ☆ボス マイ☆ヒーロー(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ
『マイ☆ボス マイ☆ヒーロー』とは、2006年7月から日本テレビで放送されていたコメディドラマ。韓国映画『マイ・ボス マイ・ヒーロー』のリメイク。脚本は大森美香。主演は長瀬智也で、共演は新垣結衣や手越祐也など。ヤクザの若頭である榊真喜男は、まともに学校に通ったことがなく、勉強が全くできなかった。そのため、ボスである父に組を継ぐために、高校を卒業するよう命じられる。初めは嫌々学校に通っていた真喜男だが、徐々に青春の楽しさを感じていく。本作は平均視聴率が19.1%と高視聴率を記録した。
Read Article
離婚しようよ(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ
『離婚しようよ』とは、TBS制作によるNetflixシリーズのドラマ。2023年6月22日から配信を開始。脚本は宮藤官九郎と大石静、主演は松坂桃李が務める。タイトルは吉田拓郎から許可を取り、楽曲「結婚しようよ」から着想を得た。結婚5年目にして夫婦仲が冷め切っていながらも、おしどり夫婦を演じている三世議員の東海林大志と、その妻で女優の黒澤ゆいが、周囲から反対されながらも離婚という目標に向かって共闘する姿を描くホームコメディ。
Read Article
バクマン。(実写映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『DEATH NOTE』のコンビ、原作・大場つぐみ、作画・小畑健によって、2008年から2012年まで「週刊少年ジャンプ」に連載された大ヒットコミックの実写映画化作品。監督は大根仁、音楽はサカナクションが担当。漫画家を志す二人の高校生、作画担当の最高(佐藤健)と原作担当の秋人(神木隆之介)がコンビを結成し、週刊少年ジャンプ連載の頂点を目指して悪戦苦闘する日々を描く。2015年10月東宝系公開。
Read Article
フライ,ダディ,フライ(小説・映画・漫画)のネタバレ解説・考察まとめ
『フライ,ダディ,フライ』とは2003年に金城一紀によって執筆された、中年サラリーマンと在日朝鮮人の高校生を主人公とした小説、およびそれらを原作とした漫画、実写映画作品である。ある日、中年サラリーマンの鈴木一の愛娘が高校ボクシングチャンピオンの石原に乱暴され、入院することになってしまった。恐怖で外に出ることができなくなった娘を救うため、在日朝鮮人高校生のスンシンとの特訓を経て石原を倒し、迎えに行く決意をする。高校生とサラリーマンのひと夏の友情を描く感動作。
Read Article
ナミヤ雑貨店の奇蹟(小説・映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『ナミヤ雑貨店の奇蹟』とは東野圭吾の長編小説および、それを基に2017年に制作された日本映画。監督は廣木隆一、脚本を斉藤ひろしが手がけ、主演は山田涼介と名優・西田敏行が務めた。なんとなく悩み相談窓口を始めたナミヤ雑貨店の主・浪矢雄治は手紙のやり取りを通じ、様々な悩みを持つ人たちの人生を変えていく。雑貨店は過去と現在が繋がる不思議な場所となり、現実から逃げ続けてきた青年・矢口敦也を感化させていく。雄治と敦也の奇蹟の一夜の交流を描いた、心温まるファンタジー・ドラマである。
Read Article
マルモのおきて(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ
『マルモのおきて』とは、2011年4月からフジテレビで放送されたファンタジック・ホームドラマ。脚本は櫻井剛と阿相クミコ。主演は阿部サダヲと芦田愛菜で、鈴木福や比嘉愛未などが出演する。文具メーカーに勤める高木護は、ひょんなことから双子の笹倉薫と笹倉友樹を預かることになる。そして、双子が拾ってきた人間の言葉を話す犬のムックも一緒に家族として暮らしながら、絆を深めていく。最終話の視聴率は23.9%を超え、主題歌の「マル・マル・モリ・モリ!」がダンスと共に話題となり大ヒットした。
Read Article
どうする家康(大河ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ
『どうする家康』とは、2023年に放送されたNHK大河ドラマ第62作。脚本家の古沢良太が新たな視点で主人公の徳川家康の生涯を描く。室町時代後期から江戸時代の日本が舞台。両親と離れ離れになり、駿河国大名・今川義元の人質として孤独な人生を送るものだと思っていた少年はやがて弱小国の主となる。様々な選択をしながら戦いのない世界を目指し、乱世に飛び込んでいく物語である
Read Article
麒麟がくる(大河ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ
『麒麟がくる』とはNHK大河ドラマの59作目として、2020年1月19日から2021年2月7日まで放送された作品である。裏切り者や悪人として描かれてきたことの多い明智十兵衛光秀(あけちじゅうべえみつひで)を主人公にしている。平和な世の中になると現れる「麒麟(きりん)」を呼べる人物を探しつつ足利義昭(あしかがよしあき)や織田信長(おだのぶなが)に仕え、戦のない大きな国を作ろうとする十兵衛の一生が描かれている。定説とは全く正反対の側面から描かれた十兵衛や、戦国武将たちの姿が見どころの1つである。
Read Article
BOSS(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ
『BOSS』とは2009年と2011年にフジテレビ系の「木曜劇場」で放送された天海祐希主演の刑事ドラマ。 犯罪が多様化する現代で警察が世間のアピールのため、設立した「特別犯罪室」を舞台にアメリカ帰りの訳アリ刑事「大澤絵里子」が各部署で足手まといと言われた刑事たちと難事件を解決していく。 基本的には一話完結型のエピソードとなっており、各結末は意表を突くようなどんでん返しで、ラストまで目が離せない作品となっている。
Read Article
ムコ殿(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ
『ムコ殿』とは、2001年4月にフジテレビで放送されたドラマである。脚本はいずみ吉紘。主演は長瀬智也で、竹内結子や篠原涼子などが出演する。プライベートはダサくて馬鹿で純粋な男だが、芸能界ではクールキャラで甘いルックスのトップスターである桜庭裕一郎が、世間に内緒で婿養子として結婚する。裕一郎が7人の個性豊かな家族と楽しい生活を送りながら、家族の問題や芸能活動に奮闘する物語である。本作は最高視聴率17.5%を記録し、長瀬智也がザテレビジョンドラマアカデミー賞で主演男優賞を獲得した。
Read Article
死刑にいたる病(小説・映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『死刑にいたる病』とは、櫛木理宇による小説、およびそれを原作として白石和彌監督によって実写化されたサイコミステリー映画である。鬱屈した日々を過ごす岡田健史(水上恒司)演じる大学生・筧井雅也の元に、阿部サダヲ演じる24人もの少年少女を殺害し世間を震撼させた連続殺人犯・榛村大和からある日突然1通の手紙が届くことから物語がスタートする。PG-12指定。
Read Article
監獄のお姫さま(プリプリ)のネタバレ解説・考察まとめ
『監獄のお姫さま』とは、2017年10月~12月までTBS系火曜ドラマ枠で放送されたテレビドラマである。通称「プリプリ」。主演を小泉今日子が演じ、脚本は宮藤官九郎が担当した。女子刑務所の中で出会った5人の女と1人の刑務官が仲間の冤罪を晴らすために、罪を着せた男への復讐に燃える物語。罪を犯してしまった女たちの苦悩や悲しみを、宮藤作品らしいコミカルな表現で描く。キャッチコピーは「おばさん犯罪エンターテインメント」。
Read Article
バクマン。に登場する物語・作中作・劇中劇・連載まとめ
『バクマン。』とは、原作・大場つぐみと作画・小畑健による少年漫画作品。2010年にNHK教育テレビにてアニメ化された。 絵の才能を持つサイコーこと真城最高(ましろ もりたか)と、文章に長けた秀才のシュージンこと高木秋人(たかぎ あきと)がコンビを組み、『週刊少年ジャンプ』で売れっ子の漫画家になるべく研鑽するサクセスストーリーだ。 作中では主人公たちが描く漫画の他に、多くのライバル、仲間たちが作り出す多種多様な漫画が登場する。
Read Article
バクマン。の名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ
『バクマン。(Bakuman.)』は週刊少年ジャンプで2008年から2012年まで連載していた漫画作品である。ジャンプで連載マンガ家を目指す中学3年生の真城最高と高木秋人は、ヒロインの亜豆美保と真城の「描いたマンガがアニメになり亜豆がそのヒロインの声優をやる」との約束をお互いの夢として努力を続ける。夢・友情・青春に関する数多くの名言が連載終了後も作品の魅力として語られ続けている。
Read Article
V6(ブイシックス)の徹底解説まとめ
V6はジャニーズ事務所所属の6人組アイドルグループ。坂本昌行をリーダーとし、長野博、井ノ原快彦、森田剛、三宅健、岡田准一の6人で構成。1995年にバレーボールW杯のイメージキャラクターとして結成され、シングル『MUSIC FOR THE PEOPLE』でデビューを果たした。シングルTOP10入り連続年数が歴代1位を記録している。メンバー全員がバク転を披露でき、アクロバティックな動きを駆使したパフォーマンスに定評がある。2021年11月1日を以て解散し、26年間のグループ活動に終止符を打った。
Read Article
ドラマ版池袋ウエストゲートパーク(IWGP)のあらすじまとめ【2020年にアニメ化された伝説のドラマ】
2000年を代表するドラマ、『池袋ウエストゲートパーク』についてのまとめです。数々の人気・実力派俳優が出演し、一世を風靡したこのドラマ。2020年にアニメ化されたことでも話題となりました。ここでは作品のあらすじ・ストーリーや出演者情報などを紹介しています。
Read Article
【池袋ウエストゲートパークなど】長瀬智也×宮藤官九郎作品まとめ!『TOO YOUNG TO DIE! 若くして死ぬ』で11年ぶりにコンビ復活!
TOKIOの長瀬智也と宮藤官九郎が11年ぶりにタッグを組んだことで話題となった映画『TOO YOUNG TO DIE! 若くして死ぬ』。『池袋ウエストゲートパーク』や『真夜中の弥次さん喜多さん』など、数々の名作を生み出してきた名コンビの復活に、多くのファンが歓喜しました。ここでは二人がタッグを組んだドラマや映画のあらすじや作品情報を紹介していきます。
Read Article
タグ - Tags
目次 - Contents
- 『タイガー&ドラゴン』の概要
- 『タイガー&ドラゴン』のあらすじ・ストーリー
- 芝浜(しばはま)
- 饅頭怖い(まんじゅうこわい)
- 茶の湯(ちゃのゆ)
- 権助提灯(ごんすけちょうちん)
- 厩火事(うまやかじ)
- 猫の皿(ねこのさら)
- 出来心(できごころ)
- 粗忽長屋(そこつながや)、品川心中(しながわしんじゅう)
- 子は鎹(こはかすがい)
- 『タイガー&ドラゴン』の登場人物・キャラクター
- 林屋亭一門とその家族
- 山崎 虎児(やまざき とらじ/演:長瀬智也)
- 谷中 竜二(やなか りゅうじ/演:岡田准一)
- 林屋亭 どん兵衛(はやしやてい どんべえ/演:西田敏行)
- 谷中 小百合(やなか さゆり/演:銀粉蝶)
- 林屋亭 どん太(はやしやてい どんた/演:阿部サダヲ)
- 谷中 鶴子(やなか つるこ/演:猫背椿)
- 谷中 沙耶(やなか さや/演:江本花琳(3歳時)、椎名明音(6歳時))
- 谷中 太郎(やなか たろう/演:江本花琳(3歳時))
- 林屋亭 どん吉(はやしやてい どんきち/演:春風亭昇太)
- 林屋亭 どんつく(はやしやてい どんつく/演:星野源)
- 林屋亭 どんぶり(はやしやてい どんぶり/演:深水元基)
- 林屋亭 うどん(はやしやてい うどん/演:浅利陽介)
- 新宿流星会
- 組長(演:笑福亭鶴瓶)
- 中谷 銀次郎(なかたに ぎんじろう/演:塚本高史)
- 日向 純一(ひゅうが じゅんいち/演:宅間孝行)
- 中谷 静(なかたに しずか/演:伊藤修子)
- その他の人々
- リサ( 演:蒼井優)
- メグミ(演:伊東美咲)
- チビT(演:桐谷健太)
- 淡島 ゆきお(あわしま ゆきお/演:荒川良々)
- 辰夫(たつお/演:尾美としのり)
- 半蔵(はんぞう/演:半海一晃)
- よしこ(演:松本じゅん)
- 学(演:洞口信也)
- 刈谷(かりや/演:廣石恵一)
- 劉さん(りゅうさん/演:河本準一)
- 目黒ウルフ商会
- 梶 力夫(かじ りきお/演:橋本じゅん)
- 哲也(てつや/演:猪野学)
- 泰次(やすじ/演:少路勇介)
- ゲスト
- 田辺 ヤスオ(たなべ やすお/演:北村一輝)
- デス・キヨシ(演:ヒロシ)
- トシ(演:GANXSTA D.X)
- 輝比弧(てるひこ/演:HAYATO)
- 保(たもつ/演:菅原大吉)
- 刈谷 真弓(かりや まゆみ/演:広岡由里子)
- DJ ジュン( 演:YOU THE ROCK)
- 利光寿子(としみつ としこ/演:松本まりか)
- BOSS片岡(ボス かたおか/演:大森南朋)
- 高田亭 馬場彦(たかだてい ばばひこ/演:高田文夫)
- 水越 小春(みずこし こはる/演:森下愛子)
- 上方 まるお・まりも(演:古田新太・清水ミチコ)
- 白石 克子(しらいし かつこ/演:薬師丸ひろ子)
- 柳亭 小しん(やなぎてい こしん/演:小日向文世)
- 金子 準(かねこ じゅん/演:高岡蒼佑)
- 『タイガー&ドラゴン』の用語
- 林屋亭
- 寄席
- 真打ち
- 新宿流星会
- 目黒ウルフ商会
- 『タイガー&ドラゴン』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 林屋亭小虎「タイガー、タイガー、じれっタイガー」
- 林屋亭どん太「どーんどーんどーん!」
- 竜二が七代目として林屋亭どん兵衛を襲名したシーン
- 虎児が自暴自棄になっている田辺ヤスオを諭すシーン
- 『タイガー&ドラゴン』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 長瀬智也が『大笑点』に出演した
- 若き日の星野源が出演している
- 落語ブームに貢献した
- 『タイガー&ドラゴン』の主題歌・挿入歌
- OP(オープニング):クレイジーケンバンド『タイガー&ドラゴン』
- ED(エンディング):V6『UTAO-UTAO』