人気作家、葉室麟の出世作! 『蜩の記』

2014年秋に役所広司主演・岡田准一助演で映画化された『蜩の記』。
今や大人気歴史小説作家となった葉室麟が、文壇の注目をグッと集めた出世作。
命を区切られたとき、人は何を思い、いかに生きるのか―

Amazon.co.jp: 蜩ノ記 (祥伝社文庫): 葉室 麟: 本
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Amazonで評価平均4.3と、多くの読者から高く評価されている。
あらすじ:
豊後国(現在の大分県のあたり)、羽根藩の若い武士、檀野庄三郎は、城内で些細な諍いから刃傷騒ぎを起こしてしまう。
しかも喧嘩の相手は藩の重鎮である中根兵右衛門の甥、水上信吾であった。
藩の重鎮の親族を怪我させてしまうなど言語道断、死罪も考えられる大失態だった。
しかし庄三郎に下された罰は、隠居して弟に家督を継がせるという非常に軽いもので、罰とは別に、兵右衛門から不思議なお役目を言いつけられる。
「7年前、藩主の側室と密通し、感づいた小姓を切り捨てた大罪人にして、3年後に切腹することを義務付けられている戸田秋谷を監視し、逃げ出すような素振りを見せたら切り捨てよ」
庄三郎は、命を区切られてなお、自らに課せられたお役目を全うする気高い男と出会い、何を思うのか――。
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戸田秋谷は7年前の罪により、当時より10年後の8月に切腹することを申しつけられ、それまでの間、寂れた山村で藩の歴史を編纂するお役目を続けている。
しかし、藩の歴史の編纂のように重要なお役目が大罪人であるはずの彼に任されているのはなぜなのか――。
その理由は、藩の歴史の編纂が進み、7年前の"あの日"のことが明らかになるにつれて、少しずつはっきりしてゆく。
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自らの運命に憤ることも無く、嘆くことも無く、ただただ淡々と、移ろう日々を味わって生きる秋谷。
村人からの信頼も厚く、後ろ暗い様子は全く無い。
「噂に聞く大罪を犯したとは到底思えない」
庄三郎は秋谷が無実なのではないかと疑い、7年前の"事件"の顛末を調べ始める――。
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映画も非常に高い評価を受ける。
2015年4月にはDVD化もされており、AMAZONでの評価も上々。