リメイク版『ドラえもんのび太の大魔境』サベール隊長について

今更感満載ですが、敢えて。『おそ松さん』人気もありますし、トキワ荘出身の巨匠作品のリメイクという意味合いで選びました。原作準拠ということで、旧作アニメのように「犬種違うんじゃね?」と思うようなゴツイ犬ではなく、といって完全なコピーと言うわけでもない。しかもキャラが掘り下げられています。これも、制作側の方針だったようです。(ネタバレあり)

出典: doraeiga.com

コス博士

ダブランダーの頭脳参謀的な科学者。旧作では不気味な老犬風でしたが、今作では杖こそついているものの若々しい原作寄りの風貌になっています。
武人の面が強調されていたサベール隊長に対し研究学徒の面が強調されており、古代兵器の設計図を見て興奮、王家に伝わる予言についても知っています。
王子生存、並びに奇妙な5匹の生物の知らせを受けてすぐさま予言に思い至りつつ「数が合わない」と伏線的なセリフを口にしていました。
空飛ぶ巨大な船に載って陣頭指揮をとりますが、旧作では船ごと投げられて爆死。今作では生き残りました。

出典: doraeiga.com

ブルテリ・バーナード

チッポを追い回してペコに返り討ちにされる、王子生存を知らせる、国民にお触れを出すといった、旧作における名無しの兵士の役割を担っています。
公式サイトによれば「二人合わせて半人前」とのことですが、ブルテリの方は褒美目当てにペコ一行を探すため持ち場を離れるなど抜け目のない面も。
そんなブルテリに「一生ついていく」としていたバーナードでしたが、最終的には皿洗いなどの雑用係をさせられて「もうついていかない」と言っていました。

出典: www.oricon.co.jp

サベール隊長以外の変更点・描写

・旧作では、ジャイアンが置いていく道具をチョイス(タケコプター、スーパー手袋、スモール雷と、ショックガン、桃太郎印のきびだんご)。

・ジャングルの探検時、ワニの襲撃に遭い、便利な道具がないことからどこでもドアで逃げようとなるのですが、以下の理由で使用不可になっていました。

【原作】粗大ごみと判断されて、空き地で焼却。

【旧作】ワニに噛み砕かれました。

【今作】粗大ごみと判断されて、神成さんによりバラバラに分解。

・バウワンコを神と崇める原住民が言った牙の王(ライオン)の数が7の7の7倍から7の7倍に変更。

・ほんやくコンニャクを食べたのが旧作では原住民の長、今作ではドラえもん。

・ペコが何故日本語を話せるかについての説明が今作では省略。原作では日本人の船員によくしてもらい、日本語を覚えたというセリフあり。旧作でも船員のことは触れられませんでしたが、船内で覚えたと言及しています。もっとも、ドラえもん一行はバウワンコ王国の住民とも不自由なく会話が成立していました。

・ペコ一行捜索の際、兵士が民家に押し入る、テーブルを蹴倒すなどの残酷な強制捜査の描写が消滅。

・ペコ一行捜索の際、原作旧作共に報酬は賞金でしたが、今作では骨一年分になっていました。

・古代兵器製造の風景を見たダブランダーが「素晴らしい出来だ」と満足するシーンがありますが、旧作ではすでに古代兵器が完成した後で、機能テストや訓練を見てのセリフでした。

・旧作では予言の内容が少し違っており、「5000年後王国に危機が訪れる。その時10人の外国人が巨神の心を動かして国を救う」と、国の平和が乱れる時期まで予言されていました。

・先取り約束機使用時の描写が少し変更。旧作では食事や入浴の場面が想像のような演出で描かれていたのに対し、今作ではにおいや味の感想、腹が膨らむ描写などになっています。

出典: shoutry.com

・原作、旧作、今作と全てに存在する空飛ぶ船による爆弾投下や火を吐く車の攻撃で不利に陥った際、ペコが皆を逃がそうと別れを告げるシーン。ジャイアンが追いかけていき、セリフの分からない口論(漫画では絵だけ、映画ではBGM付き)の末同行、という流れは皆一緒ですが、描写が微妙に違っていました。

【原作】根負けという形で、ペコが同行を同意。

【旧作】口論の最中、ジャイアンが落ちてきた爆弾からペコを庇い、同意に至ります。のび太たちも後を追う中、スネ夫だけが中々決心がつかず。他5名が爆弾から身を守り、煙が晴れた後でスネ夫と合流、巨神像に向かう流れでした。

【今作】牙を剥き出してまで口論していたペコをジャイアンが殴り、その後の言葉で同行に同意させます。後を追ってきたのび太、ドラえもん、しずかちゃんを追い返そうと口論する中一発の爆弾が落ちてきますが、庇うようにスネ夫が合流。ここでセリフが復活し、「何があろうと僕たちは一緒」というのび太の言葉で、改めて巨神像に向かうのでした。

・未来組が到着した際「10人の外国人!」と驚くキャラクターがサベール隊長からダブランダーに変更。

・コス博士の乗る空飛ぶ船と巨神像との戦いのシーン。旧作の船はドリルを使用しましたが、今作は山をも砕くという遠吠え砲なる衝撃波に変更。

・火を吐く車、空飛ぶ船共に巨神像の猛攻でクラッシュ。中にいる兵士も死んだんじゃないかと思わせる描写でしたが、今作では兵士が避難するシーンが追加。規制の為か、平和ボケした国の兵士にそこまでの覚悟がなかったという描写なのか、ダブランダーに対する忠誠心がそもそもないとの描写なのかは不明。

・ダブランダーが王宮に逃げたことを告げたのはコス博士。旧作ではコス博士が(恐らく)死亡したため、未来のドラえもんが姫の危機を知らせ、王宮に向かう流れになっていました。

・解決後二日分のお食事シーン追加(原作準拠)。原作、旧作にあったペコの国王就任パレードのシーンがカット(王宮に駆け付けた国民が、ペコを新国王として迎えるシーンになっていました)。旧作ではのび太たちがパレードの輿の上で食事。これが約束の二日分になるのかは不明。

出典: ko.klear.com

・助けてもらった礼としてバウワンコの財宝を譲られそうになりますが、「そんな物がほしくて戦ったんじゃない」「王国再建の資金にしてください」と断ります。
このシーンは原作準拠ですが、原作ではジャイアン、スネ夫共にきっぱりと断っていたのに対し、スネ夫の方は若干の未練があり、それを断ち切るように先のセリフを言いました。

・別れのシーンがあっさりめから、別れの儀式とも呼べる演出に変更。
(ペコがのび太と抱き合い、最後振り返ったジャイアンに対して自分の頬を軽く殴って笑うなど)どこでもドアの消滅後、ペコが少し寂しげな笑顔をしていたものの、スピアナ姫と視線をかわし、王国再建を誓うセリフでバウワンコ王国民の出番は締め。

まとめ

イケメン化したためか時代の流れか、pixivなどでも取り上げられるほど人気を博した新サベール隊長。
リメイク作ともなれば旧作と比較されるのが、内容。火を吐く車や空飛ぶ船に乗った兵士たちは、旧作では恐らく戦死。しかし今作では避難、脱出するさまが描かれており、そこを「ぬるい」と指摘する声もあります。
それでも映像技術の向上だけで誤魔化さずにキャラクター像を掘り下げ、ブロガーたちを唸らせる演出が施されるなど、作品自体も高評価でした。悪役ながらそんな映画に花を添えてくれたサベール隊長、並びにスタッフの方々に改めて拍手です。

えどまち
えどまち
@edono78

Related Articles関連記事

ザ・ドラえもんズ(ドラズ・ドラドラ7)の徹底解説・考察まとめ

ザ・ドラえもんズ(ドラズ・ドラドラ7)の徹底解説・考察まとめ

『ザ・ドラえもんズ』は、永遠の友情を誓い合った、ドラえもんたちネコ型ロボット7人が繰り広げていく物語。それは時に感動を呼び、時にアクロバティックであり、時にドタバタコメディとなる。それらの冒険活劇は時にはメンバーの特殊能力で、時には機転で、そして何よりも、特別なひみつ道具「親友テレカ」に象徴される7人の友情によって解決されていく。

Read Article

ドラえもん(漫画・アニメ)のネタバレ解説・考察まとめ

ドラえもん(漫画・アニメ)のネタバレ解説・考察まとめ

1969年から藤子・F・不二雄が小学館の学習雑誌(『よいこ』『幼稚園』『小学一年生』から『小学四年生』)にて連載を開始したマンガ及びアニメ化、ゲーム化された作品。 悲惨な人生を送り、玄孫の代まで借金を残した野比のび太を助けるために22世紀の未来からやってきたロボット・ドラえもんと、ドラえもんが持ち出す未来の道具・ひみつ道具が起こす騒動を描く。 1996年、藤子・F・不二雄の死去に伴い絶筆。

Read Article

ドラえもん のび太の創世日記(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

ドラえもん のび太の創世日記(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『ドラえもん のび太の創世日記』とは、1995年に公開されたシリーズ第16作目となるアニメ映画である。 小学5年生の野比のび太は、ネコ型ロボットのドラえもんが22世紀の未来デパートで購入した創世セットを用いて新しい宇宙を作り、夏休みの自由研究として観察絵日記を書き始める。その宇宙に存在する新地球内では、新たな生物や人類が生まれていた。 『ドラえもん』原作者の藤子・F・不二雄が手掛けた「創世」がテーマの作品の決定版。興行収入13億円を記録し、宇宙や生命誕生に触れたと高評価を獲得した。

Read Article

ドラえもん のび太の大魔境(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

ドラえもん のび太の大魔境(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『ドラえもん のび太の大魔境』は、1982年3月公開の藤子・F・不二雄原作『ドラえもん』の長編アニメ化第3作目作品である。本作品は犬の王国で独裁政権の配下にあるバウワンコ王国を舞台に、そこに住む犬の住民とドラえもん達との交流や戦いが展開する。本作品からオープニング曲として「ドラえもんのうた」が使用された事や、ジャイアンがいじめっ子からドラえもんやのび太達に協力し冒険に挑むというスタイルが定番化していった。

Read Article

ドラえもん のび太とブリキの迷宮(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

ドラえもん のび太とブリキの迷宮(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『ドラえもん のび太とブリキの迷宮』とは、1993年に公開されたシリーズ第14作目となるアニメ映画である。 小学校5年生の野比のび太のもとへ、ブリキでできたオモチャの島であるブリキン島へ繋がる門が開くトランクが届けられる。のび太やドラえもんはブリキン島でのひとときを楽しむが、突然ドラえもんがブリキの兵隊にさらわれてしまう。 本作品は、主役のドラえもんが故障し中盤不在となり、のび太達が自分たちだけの力で活躍する異色の展開となっている。

Read Article

ドラえもん のび太の宇宙小戦争(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

ドラえもん のび太の宇宙小戦争(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『ドラえもん のび太の宇宙小戦争』とは、藤子・F・不二雄が手掛けた漫画『ドラえもん』の長編アニメ化第6作目作品である。小学5年生の野比のび太やネコ型ロボットのドラえもん達が、小さな宇宙人のパピと出会う。パピの住むピリカ星が独裁国家に支配されている事を知ったドラえもん達は、ピリカ星を救うべく宇宙へと旅立つという展開である。本作品は小説『ガリヴァー旅行記』やSF映画 『スター・ウォーズ』がモチーフとなっている。

Read Article

ドラえもん のび太の南海大冒険(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

ドラえもん のび太の南海大冒険(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『ドラえもん のび太の南海大冒険』とは、1998年に公開されたアニメ映画である。ドラえもんとのび太はジャイアン達も誘いつつ、宝島を目指す海の冒険に向かう。道中で時空間の変動により17世紀のカリブ海にタイムスリップする。その際にドラえもん達とのび太ははぐれてしまう。ドラえもん達は本物の海賊と出会い彼等と行動を共にする。のび太はある島へ漂着し、そこで一人の少年ジャックと出会う。映画シリーズ第19作であり、配給収入は前作『のび太のねじ巻き都市冒険記』を超え、1998年公開当時に歴代最高額を記録した。

Read Article

ドラえもん のび太のねじ巻き都市冒険記(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

ドラえもん のび太のねじ巻き都市冒険記(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『ドラえもん のび太のねじ巻き都市冒険記』とは、1997年に公開されたアニメ映画である。 ドラえもんが22世紀の福引で入手した小惑星引換券で、のび太は偶然にも広大な惑星を見つける。スネ夫やジャイアン達も呼び、惑星でねじ巻き都市開拓を試みるも思いも寄らぬトラブルが発生する。『ドラえもん』原作者である藤子・F・不二雄が手掛けた劇場版としては、最後の作品となる。また、のび太達と同じ地球に住む人間が悪役として登場したり、環境問題について取り上げるといった印象深い作品となっている。

Read Article

ドラえもん のび太の宇宙漂流記(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

ドラえもん のび太の宇宙漂流記(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『ドラえもん のび太の宇宙漂流記』とは、1999年に公開されたアニメ映画である。ドラえもんのひみつ道具・宇宙探検ゲームを楽しむのび太達だが、スネ夫とジャイアンがゲーム世界に閉じ込められ、ゲームの箱も謎の宇宙船に持ち去られる。スネ夫達を救う為に宇宙に飛び出したのび太達は、地球を狙う侵略軍にも立ち向かっていく。本作品では、SFロボットアニメ「マクロス」シリーズのメカニックデザイナーの宮武一貴とスタジオぬえをスタッフに迎えた。また、ゲストキャラクターにタレント芸能人は起用せず、声優のみで固めている。

Read Article

ドラえもん のび太とアニマル惑星(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

ドラえもん のび太とアニマル惑星(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『ドラえもん のび太とアニマル惑星』とは、1990年に公開されたシリーズ第11作目となるアニメ映画で、藤子・F・不二雄により執筆された漫画が原作である。小学5年生の野比のび太(のびのびた)やネコ型ロボットのドラえもん達は、不思議なピンクのもやを通り動物達が暮らすアニマル星に辿り着く。侵略の魔の手が忍び寄るアニマル星を救おうとドラえもん達が立ち上がる。本作品は、ドラえもん達とアニマル星で動物達が侵略を行うニムゲとの戦いを描いた作品だが、環境破壊といった現実における社会問題も大きく描かれている。

Read Article

ドラえもん のび太と夢幻三剣士(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

ドラえもん のび太と夢幻三剣士(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『ドラえもん のび太と夢幻三剣士』とは、1994年に公開されたシリーズ第15作目となるアニメ映画である。小学5年生野比のび太は、ネコ型ロボットのドラえもんが22世紀から取り寄せた気ままに夢見る機で様々な夢を経験する。やがて、妖霊大帝オドロームが支配する「夢幻三剣士」の夢世界に挑む。ドラえもんやのび太以外の登場キャラクターがゲスト扱いとなる異色作品である。

Read Article

ドラえもん のび太と銀河超特急(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

ドラえもん のび太と銀河超特急(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『ドラえもん のび太と銀河超特急』とは、1996年に公開されたシリーズ第17作目となるアニメ映画である。22世紀からやって来たネコ型ロボットのドラえもんが宇宙の空を走る銀河超特急のチケットを購入し、小学5年生の野比のび太(のびのびた)は同級生の剛田武(ごうだたけし)達も誘い宇宙の旅に出る。しかし、その宇宙旅行にて思わぬハプニングが発生し、謎の生命体にも襲撃される。『ドラえもん』原作者である藤子・F・不二雄が原作執筆、及び本作品上映まで見届けた最後の作品となった。

Read Article

ドラえもん のび太と雲の王国(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

ドラえもん のび太と雲の王国(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『ドラえもん のび太と雲の王国』とは、1992年に公開されたシリーズ第13作目となるアニメ映画であり、藤子・F・不二雄により執筆された漫画を原作としている。小学5年生の野比のび太(のびのびた)が雲の上に天国があると信じるのに対し、ネコ型ロボットのドラえもんがのび太の為に四次元ポケットの道具で雲の王国を作る。しかし、雲の上には既に天上世界というものが存在していた。本作品では、映画版としては初めてドラえもんが故障したり、大洪水により人類が滅亡する展開が描かれる異例の作品である。

Read Article

ドラえもん のび太と竜の騎士(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

ドラえもん のび太と竜の騎士(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『ドラえもん のび太と竜の騎士』とは、藤子・F・不二雄が手掛けた漫画『ドラえもん』の劇場版長編アニメ第9作目作品である。 小学5年生の野比のび太や同級生達がネコ型ロボットのドラえもんが出したどこでもホールで地下の広い洞窟を作り楽しむが、その洞窟から恐竜や恐竜人達が住む地底国へと繋がっていたという物語展開となっている。 大の恐竜好きである藤子・F・不二雄が『ドラえもん のびたの恐竜』(1980年)に続き、地底世界の恐竜や恐竜人の姿を手掛けた長編大作。

Read Article

ドラえもん のび太のドラビアンナイト(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

ドラえもん のび太のドラビアンナイト(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『ドラえもん のび太のドラビアンナイト』とは、1991年に公開されたシリーズ第12作目となるアニメ映画で、藤子・F・不二雄により執筆された漫画が原作である。小学5年生の野比のび太(のびのびた)はネコ型ロボットのドラえもんの四次元ポケットの道具で絵本の世界に入る。しかし、同じく絵本の世界を楽しんでいた源静香(みなもとしずか)が行方不明となってしまう。本作品は794年のバグダッドを舞台とし、絵本『アラビアンナイト』がモチーフとされている。

Read Article

ドラえもん のび太の恐竜(1980年の映画)のネタバレ解説・考察まとめ

ドラえもん のび太の恐竜(1980年の映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『ドラえもん のび太の恐竜』は、1980年3月15日に公開された『ドラえもん』映画作品である。 小学5年生の野比のび太(のびのびた)は、骨川スネ夫(ほねかわすねお)ら同級生に恐竜の化石を見つけ出すと約束し、ある崖下から恐竜の卵らしきものを発見する。ネコ型ロボットのドラえもんの協力のもと、卵から恐竜のピー助を誕生させ育てるが、それが波乱の幕開けとなる。ミュージカル舞台版、リメイク映画作品が作られる等、評価が高い『ドラえもん』映画記念第1作品である。

Read Article

ドラえもん のび太の海底鬼岩城(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

ドラえもん のび太の海底鬼岩城(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『ドラえもん のび太の海底鬼岩城』は、藤子・F・不二雄が手掛けた漫画『ドラえもん』の長編アニメ化第4作目作品である。1983年3月12日に公開された。小学校5年生の野比のび太(のびのびた)はネコ型ロボットのドラえもんの協力で、同級生数人と共に夏休みの海底キャンプへ向かい深海魚散策を楽しんだりする。その矢先に海底地底国のムー連邦に遭遇し大きな展開を迎える。本作品は、深海や海底についての知識が物語を通して語られる一方、ムー連邦の非情な姿やバギーの自爆等とシビアな展開も描かれている。

Read Article

ドラえもん のび太と鉄人兵団(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

ドラえもん のび太と鉄人兵団(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『ドラえもん のび太と鉄人兵団』とは、藤子・F・不二雄が手掛けた漫画『ドラえもん』の長編アニメ第7作目作品である。小学5年生の野比のび太(のびのびた)は巨大ロボットが手に入れ喜ぶが、それは地球侵略を企む鉄人兵団の兵器だった。それからネコ型ロボットのドラえもんやのび太達は、ロボット惑星のメカトピアから地球侵略に来た鉄人兵団との戦いが展開する。地球人の総奴隷化という熾烈な目的を持つ鉄人兵団を、ドラえもん原作者の藤子・F・不二雄は「ドラえもん映画史上最強の敵」だと語った。

Read Article

映画ドラえもん のび太の地球交響楽(シンフォニー)のネタバレ解説・考察まとめ

映画ドラえもん のび太の地球交響楽(シンフォニー)のネタバレ解説・考察まとめ

『映画ドラえもん のび太の地球交響楽(シンフォニー)』とは、藤子・F・不二雄の漫画『ドラえもん』を原作とした劇場版映画作品の一つ。2024年3月に公開された。「映画ドラえもん」シリーズ通算43作目。 音楽会を控えた主人公のび太達は、美しい歌声を持つミッカという少女と出会う。ミッカは惑星ムシーカという音楽が栄えた星の生き残りだった。ムシーカを滅ぼしたのはノイズという宇宙生物。のび太達はノイズに狙われた地球を救うために音楽を使って戦うのだった。

Read Article

ドラえもん のび太の魔界大冒険(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

ドラえもん のび太の魔界大冒険(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『ドラえもん のび太の魔界大冒険』は、藤子・F・不二雄が手掛けた漫画『ドラえもん』の長編アニメ化第5作目作品で1984年3月17日 に公開された。魔法に憧れる小学校5年生の野比のび太(のびのびた)は 、ネコ型ロボットのドラえもんの道具を使い魔法の世界を実現させる。しかしのび太が考えていた理想とは全く違ったうえ、悪魔が支配する魔法の世界だった。本作品は、現実世界とドラえもんの道具であるもしもボックスにより発生した魔法の世界がパラレルワールドとして交差する様に描かれている。

Read Article

ドラえもんのひみつ道具まとめ

ドラえもんのひみつ道具まとめ

『ドラえもん』とは、藤子・F・不二雄による漫画、及びそれを原作とするアニメ作品である。22世紀で作られたネコ型ロボットのドラえもんが、持ち主の少年セワシの先祖である野比のび太(のび のびた)を不思議な道具で手助けする。1979年のTVアニメ化以降、国民的作品として親しまれてきた。「ひみつ道具」とは、主にのび太を助けるためにドラえもんが四次元ポケットから出すアイテムで、作品の目玉でもある。毎年公開される劇場作品『大長編ドラえもん』でも、ひみつ道具は大いに活躍する。

Read Article

野比のび太のクラスメイト・同級生まとめ

野比のび太のクラスメイト・同級生まとめ

野比のび太(のび のびた)は、藤子・F・不二雄によるSFギャグ漫画『ドラえもん』の登場人物。『ドラえもん』の副主人公であり、主人公のドラえもんとS(少し)F(不思議)な日常を送る小学生である。学校では5年3組(漫画では小学4年生)に所属しており、クラスメイトや同級生と日々勉学や遊びに励んでいる。源静香、剛田武(通称:ジャイアン)、骨川スネ夫など、いつも行動を共にするキャラクターの他、たくさんのクラスメイトが作中には登場する。

Read Article

ドラえもんのゲストヒロインまとめ

ドラえもんのゲストヒロインまとめ

藤子・F・不二雄によるSFギャグ漫画『ドラえもん』は国民的人気を誇る日本を代表する漫画だ。”児童向け”であるにも関わらず、老若男女幅広い世代から支持を受けており、日本だけでなく世界中から愛されている。 『ドラえもん』のTVアニメや劇場版アニメには、ふだん登場しないゲストキャラクターも登場することがある。中でもゲストがヒロイン(女性)である作品は、ラブコメ要素が入ることもあり、友情にフォーカスが当たる男性ゲストキャラクターが登場する作品とはまた違った面白さが楽しめる。

Read Article

ドラえもんの料理・食事・食べ物・お菓子・飲み物まとめ

ドラえもんの料理・食事・食べ物・お菓子・飲み物まとめ

『ドラえもん』は藤子・F・不二雄による漫画およびそれを原作とするアニメ・映画である。1969年から児童向け漫画雑誌『小学館』で連載が始まり、国民的作品として知られている。猫型ロボットのドラえもんとスポーツも勉強も苦手な小学生・野比のび太らの日常を描くギャグ漫画で、ドラえもんがお腹のポケットから取り出すひみつ道具でのび太の災難を解決するのがメインストーリー。ドラえもんの大好物であるどら焼きのほか、ひみつ道具にも食べ物や飲み物がたくさん登場する。

Read Article

ドラえもんのガールフレンド・恋人まとめ

ドラえもんのガールフレンド・恋人まとめ

ドラえもんは、藤子・F・不二雄の児童向けSF漫画『ドラえもん』の主人公。22世紀のネコ型ロボットで、ある日20世紀に住む小学生・野比のび太(のび のびた)の元にやってきた。勉強もスポーツも、何をやってもダメなのび太を立派な人間にするために、22世紀に住むのび太の子孫に言われてやってきたのだ。ドラえもんはのび太の家に一緒に住み、共に穏やかな日常を送る。その中でドラえもんの交友関係も広がり、時には恋人・ガールフレンドとデートに出かける姿も描かれている。

Read Article

野比のび太(ドラえもん)のおばあちゃん登場回まとめ

野比のび太(ドラえもん)のおばあちゃん登場回まとめ

のび太のおばあちゃんとは、藤子・F・不二雄によるSFギャグ漫画『ドラえもん』の登場人物。『ドラえもん』の副主人公であるのび太の血の繋がった祖母のことであり、そのほとんどがのび太の父・のび助の母(父方の祖母)のことを指す。母・玉子の母(母方の祖母)はほとんど登場しない。のび太のおばあちゃんの愛称で親しまれ、のび太とのび太のおばあちゃんのエピソードを描いた「おばあちゃんのおもいで」は、『ドラえもん』シリーズを代表する感動エピソードとして知られている。

Read Article

Kis-My-Ft2(キスマイ)の徹底解説まとめ

Kis-My-Ft2(キスマイ)の徹底解説まとめ

Kis-My-Ft2(キスマイ)とは、2011年8月10日シングル『Everybody Go』でCDデビューした7人組。メンバーは北山宏光、千賀健永、宮田俊哉、横尾渉、藤ヶ谷太輔、玉森裕太、二階堂高嗣。グループ名はメンバーのイニシャルから1文字ずつ取ってつけられた。ローラースケートでパフォーマンスを得意としている。また、グループだけでなく個人でも主演映画やドラマ、CMなど幅広い場所で活躍を続けているグループ。

Read Article

トキワ荘とは?歴史・逸話・トリビア・暮らしていた漫画家・メンバー・どこにあるかを紹介!

トキワ荘とは?歴史・逸話・トリビア・暮らしていた漫画家・メンバー・どこにあるかを紹介!

トキワ荘(トキワそう)とは、かつて東京都豊島区南長崎三丁目にあった木造2階建アパート。1953年から1962年頃まで、手塚治虫や藤子不二雄などの日本の漫画界の黎明期を支えた超一流の漫画家たちが共同生活を送っていたことで知られる建築物である。1982年に老朽化により解体されるも、「漫画の聖地」として非常に知名度が高い。現在も「トキワ荘マンガミュージアム」や「トキワ荘プロジェクト」の形で漫画界にその名を残している。 本記事では、トキワ荘に関する情報と、ここで暮らしていた漫画家たちについて紹介する。

Read Article

漫画「ドラえもん」の失言&暴言&その他爆笑発言まとめ

漫画「ドラえもん」の失言&暴言&その他爆笑発言まとめ

お馴染み「ドラえもん」ですが、テレビアニメの「ドラえもん」と漫画の「ドラえもん」は、実は全く異なる発言をしているってご存知でしたか(我らがBPO様による厳正なる監修故)?今回はそんな漫画「ドラえもん」で描かれている、ありのままの「ドラえもん」のコマシーンを抜粋しまとめてみました。

Read Article

「ドラえもん」もはやふざけている!?「ひみつ道具」たち

「ドラえもん」もはやふざけている!?「ひみつ道具」たち

大人気国民的アニメ・漫画「ドラえもん」に出てくる「ひみつ道具」たちは、どれも魅力的なものが多いですよね。「どこでもドア」や「タケコプター」など、人間なら誰しもが欲しい!と思うものばかりです。しかしながら、そんな中にもやっぱりあったのが「ふざけてるひみつ道具」です。これが蓋を開けてみると酷く、そして大量にあったので、まとめてみました。

Read Article

【藤子・F・不二雄】ネタバレ注意!全部見せます、川崎市のミュージアム

【藤子・F・不二雄】ネタバレ注意!全部見せます、川崎市のミュージアム

神奈川県川崎市にある藤子・F・不二雄ミュージアムは、毎年たくさんの人が訪れる場所として知られています。そんな藤子・F・不二雄ミュージアムを遊び尽くすためのガイドとして、当記事を役立ててください。ネタバレを含みますので、現地に行くまで楽しみを取られたくない方は要注意!

Read Article

閲覧注意!『STAND BY MEドラえもん』みたいに泣けない!ドラえもん「bokete」秀逸ボケまとめ

閲覧注意!『STAND BY MEドラえもん』みたいに泣けない!ドラえもん「bokete」秀逸ボケまとめ

藤子・F・不二雄によって1970年から『よいこ』(小学館)への連載が開始された『ドラえもん』は、猫型ロボット「ドラえもん」と小学生の男の子「のび太」との交流を描いたSF漫画作品である。藤子・F・不二雄の逝去後も「泣ける」と毎回話題になる映画が創られ続ける『ドラえもん』だが、そんなドラえもんの世界観を打ち破るような衝撃の「bokete」をまとめた。

Read Article

目次 - Contents