エヴァンゲリオンシリーズの特務機関NERVまとめ

『エヴァンゲリオン』シリーズとは、GAINAX制作のアニメシリーズである。14歳の少年少女が汎用人型決戦兵器「エヴァンゲリオン」に乗り込み、謎の敵「使徒」と戦うストーリーを軸に、聖書や心理学の要素を絡めた独自の作風で、社会現象を起こした。「特務機関NERV」とは、シリーズに登場する組織である。使徒の殲滅が主な任務だが、上位組織「SEELE」の命令により「人類補完計画」を秘密裏に進めてもいる。『新劇場版』と呼ばれるシリーズでは、NERVに対抗する組織「WILLE」も登場した。

初号機(EVA-01 TEST TYPE)

搭乗者:碇シンジ
カラーリング:紫

他のEVAがアダムをモデルに作られた中、唯一リリス由来の機体。コアには、シンジの母碇ユイの魂が使われている。
何の訓練も受けていないシンジを乗せ、プラグスーツの補助なしで41.3%という高いシンクロ率をたたき出した。第3使徒サキエル戦で実践投入され、一度は劣勢に陥るも暴走状態になり、形勢が逆転。サキエルを自爆に追い込んだ。その後正式にパイロットとなったシンジと共に使徒戦を繰り返す。
シンジに危機が訪れると暴走する他、他のパイロットやダミーシステムを拒絶するなど頑なにシンジのみを受け入れるような描写が増える。第14使徒ゼルエル戦での暴走の際、ゼルエルを捕食し、使徒の動力源ともいえる「S2機関」を取り込んだ。
すべての使徒が倒された後、人類補完計画の要として狙われる。最後の使徒だった渚カヲルを殺したことで心神喪失状態になっていたシンジだったが、ミサトの命懸けの守護と叱咤により初号機のm途へたどり着いた。
無残な姿になった弐号機を見たシンジのデストルドーにより、衛星軌道上に飛ばされていたロンギヌスの槍を召還。人類補完計画が発動するが、シンジが他者との共存を望んだため計画は頓挫。初号機は全ての槍のコピーを破壊し、宇宙に旅立った。

新劇場版では、角や腕などにグリーンのラインが増えた。

弐号機(EVA-02 PRODUCTION MODEL)

搭乗者:惣流・アスカ・ラングレー
カラーリング:赤

量産機に先駆け作られた先行機。アスカは「実戦を想定して作られた、世界初の本物のエヴァンゲリオン」と発言している。ドイツ第3支部で組み立てが行われ、日本へと輸送される最大6使徒ガギエルの襲来に遭遇。アスカの独断でアスカ、シンジを乗せ、戦闘、殲滅に成功した。その後正式にNERV本部にて使徒戦に投入される。
単独での活躍はほぼ皆無の上、第13使徒バルディエル以降は連敗を喫した上、アスカが精神汚染を受けたため起動しなくなった。
旧劇では戦略自衛隊の襲撃から逃れるように、アスカを乗せた状態でジオフロントの地底湖に沈められていた。戦略自衛隊による爆撃でアスカは生への執着を取り戻し、同時に二号機の中にいる母の存在を感じて復活。そこからは大立ち回りを演じ量産機をたて続けに屠るも、活動限界を迎え沈黙する。一方の量産機は搭載されたS2機関により活動を再開し、弐号機を解体した。

2号機

搭乗者:式波・アスカ・ラングレー、真希波・マリ・イラストリアス
カラーリング:赤

新劇場版『破』登場。テレビ版の弐号機に相当する。額部分に兜の飾りのようなものが追加された。エヴァの保有は各国3体までという「バチカン条約」に従い、3号機の受け入れと同時に封印される。『破』の終盤において、マリが封印中の2号機に無断で搭乗、操縦して第10の使徒と戦った。使徒の防御力の高さを見たマリは「裏コード ザ・ビースト」を発動。制御棒が機体の外に出、マリはプラグの震度危険区域に押し込まれる。心身ともにかなりの苦痛を味わいながらも、解放された2号機の力で次々と使徒のA.T. フィールドを食い破った。

改2号機

搭乗者:惣流・アスカ・ラングレー
カラーリング:赤

『Q』に登場。WILLE側のEVA。第10の使徒戦で失った部位を別の機械で補っている。

参号機(EVA-03 PRODUCTION MODEL)

搭乗者:鈴原トウジ
カラーリング:黒

米軍支部で組み立てられ、空輸されてきた。松代で起動実験を行うも、空輸の際第13使徒バルディエルに寄生され乗っ取られてしまう。松代の支部を爆破し、エントリープラグの射出が試みられたがNERV側の信号を受け付けなかった上、バルディエルの禁止が射出口を塞いだため断念。パイロットを乗せたまま使徒として処理されることとなった。
零号機、弐号機をたて続けに戦闘不能に追い込み、初号機と会敵。ダミーシステムの作動により、徹底的に破壊された。エントリープラグはほぼ無傷の状態で引き抜かれたが、初号機に握りつぶされる。

3号機

搭乗者:式波・アスカ・ラングレー
カラーリング:黒

『破』に登場。テレビ版での参号機に相当する。フェイス部分に赤いパーツが付け足された。パイロットはトウジではなく、アスカ。テレビ版と同じく、松代での起動実験中使徒に乗っ取られ、ダミーシステムを起動させた初号機に解体された。エントリープラグは噛み砕かれた。

4号機(EVA-04 PRODUCTION MODEL)

米軍支部での起動実験中、S2機関の暴走で関連施設もろとも消滅した。

量産機/5号機ー13号機(EVA-05 13 MASS PRODUCTION MODEL)

搭乗者:ダミーシステム
カラーリング:白

旧劇に登場した量産機。またの名を「EVAシリーズ」。翼を展開することで飛行ができる。S2機関を搭載しているため、活動限界とは無縁。渚カヲルの思考パターンを持つダミープラグで動く。本編では弐号機と交戦。1体、また1体と倒されていったが、復活すると弐号機を破壊し、ロンギヌスの槍のコピーを刺した。人類補完計画発動時、本来の姿を取り戻したリリスと同化。サードインパクトが起きる中、自らのコアにロンギヌスの槍を刺すことでアンチA.T.フィールドが展開される。これにより人類側のA.T.フィールドを無効化させ、人類をL.C.Lに変えた。
人類補完計画の中断により、量産機は全て石化して地上に落下。

Mark.04

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