シン・エヴァンゲリオン劇場版𝄇(シン・エヴァ)のネタバレ解説・考察まとめ

『シン・エヴァンゲリオン劇場版𝄇』(EVANGELION:3.0+1.0 THRICE UPON A TIME)とは、2021年に公開されたSFアニメーション映画。『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』全4部作の4作目にあたり、四半世紀にわたる『エヴァンゲリオン』シリーズの集大成の作品として、公開前から注目を集めた。総監督・脚本・原作・製作総指揮を庵野秀明が務める。前作『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』の後、失意のどん底にいる碇シンジが立ち直る姿を描く。

『シン・エヴァンゲリオン劇場版𝄇』の概要

『シン・エヴァンゲリオン劇場版𝄇』(EVANGELION:3.0+1.0 THRICE UPON A TIME)とは、2021年3月8日に公開されたSFアニメーション映画。『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』全4部作の4作目にあたり、略称は「シン・エヴァ」。四半世紀にわたる『エヴァンゲリオン』シリーズの集大成の作品として公開前から注目を集めていたが、新型コロナウィルスの流行により2度にわたる公開延期を余儀なくされた。総監督・脚本・原作・製作総指揮をテレビシリーズ・旧劇場版に引き続き庵野秀明が務める。
キャッチフレーズは「さらば、すべてのエヴァンゲリオン。」タイトルの「𝄇」は音楽用語におけるリピート記号であり、曲を繰り返すことを意味している。

前作『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』のその後、親友である渚カヲルを失ったことで悲嘆にくれる碇シンジ。そんなシンジを温かく迎え入れたのは大人になったかつてのクラスメイトたちだった。一方、8号機のパイロットである真希波・マリ・イラストリアスはパリで旧ネルフユーロ施設の復元任務に従事していた。

『シン・エヴァンゲリオン劇場版𝄇』のあらすじ・ストーリー

パリ奪還作戦

14年前の「ニアサードインパクト」によって赤く染まり荒廃したパリの街。パリ上空にネルフの敵対組織・ヴィレの旗艦「AAA ヴンダー」が現れ、そこから数基の艦隊とマリの乗るエヴァ改8号機が降下してくる。
ヴィレの目的は、「ユーロネルフ第1号封印柱」を復元することだった。ヴンダー副艦長赤木リツコと伊吹マヤら搭乗員たちが急ピッチで復元作業を進める中、ネルフの航空特化型兵器「EVA 44A」軍団が襲い掛かる。マリの活躍で「EVA 44A」は殲滅できたものの、陽電子砲装備陸戦型「EVA 4444C」やそのための電力供給特化型「EVA 44B」も現れ、復元作業にあたるヴィレ構成員たちはピンチに陥る。
マリがエッフェル塔を「EVA 4444C」の砲台に叩きつけ、なんとか敵対勢力をすべて排除することに成功する。復元作業を終えるとパリ市街中心部は元の美しい姿を取り戻し、ヴィレはユーロネルフに保管されていたエヴァの修理パーツを入手したのだった。

第3村でのクラスメイトとの再会

一方、碇シンジは失意のどん底にいた。自分の行為がきっかけとなってニアサードインパクトが起こってしまっただけでなく、唯一自分を理解してくれた親友・渚カヲルを自分のせいで失ってしまったからだった。
絶望のあまり心を閉ざして無反応になったシンジとアヤナミレイ(仮称)を連れて、赤く染まった街を歩く式波・アスカ・ラングレー。
そこへ、シンジたちのクラスメイトだった相田ケンスケが車で3人を迎えに来る。
ケンスケは第3村へ3人を案内した。この村はニアサードインパクトから生き延びた人々が暮らす集落の1つなのだという。そこで大人になったクラスメイトの鈴原トウジの営む診療所に運び込まれたシンジ。トウジは同じくクラスメイトだった洞木ヒカリと結婚し、今ではツバメという名の娘までいた。
不便な生活でも肩を寄せ合い、満ち足りた日々を送っている第3村の人々に強い興味を抱くアヤナミレイ(仮称)。しかしシンジの方は相変わらず口もきこうとせず周囲とのコミュニケーションを拒んでいた。
シンジは何でも屋を営むケンスケに引き取られ、同じく居候のアスカとともに共同生活を送ることになる。エヴァの呪いに蝕まれ、ものを食べることも成長することもないアスカ。自分の境遇と比べて、食べられるのに食べようとしないシンジに対して苛立ちをぶつける。
孤独を求めてケンスケの家を飛び出したシンジは、かつてのネルフ施設の廃墟が残る湖にたどり着いた。そこで膝を抱え、うずくまり続けるシンジ。
その一方で、鈴原家に残ったアヤナミレイ(仮称)は第3村の人々の営みに触れ、今まで知らなかった様々なことを知っていく。農作業の大変さ、仕事の後の風呂の気持ち良さ、自分の「ありがとう」、「おやすみ」、「おはよう」、「さよなら」という言葉の意味を知り、徐々に人間らしい感情を抱くようになる。
アスカからシンジの所在を聞き、湖を訪れたアヤナミレイ(仮称)。シンジが持っていたカセットプレイヤーを返そうとするも、すげない反応をされてしまう。
それでも繰り返し自分の元を訪れるアヤナミレイ(仮称)に対し、シンジは「どうしてみんな僕に優しくするの」と尋ねる。アヤナミはそれに対し、「碇くんのことが好きだから」と答えた。
綾波の言葉を聞き、ひとしきり泣いたシンジはようやく自分の現状を受け入れ、立ち直ることができた。

それからシンジはケンスケの仕事を手伝いながら、徐々に第3村に溶け込んでいく。ケンスケに案内された先のKREDIT(ヴィレによる地上支援組織)実験施設でシンジが出会ったのは、葛城ミサトと加持リョウジの息子「加持リョウジ」だった。リョウジは両親の顔を見ることなく地上で育ったのだという。
またアヤナミレイ(仮称)に名前を付けてほしいと言われ、思い悩む。アヤナミレイ(仮称)は村での体験を経て人間らしい感情を覚え、オリジナルの綾波レイと異なる人格を持つ自分を肯定するようになっていた。しかし、アヤナミシリーズの初期ロットであるアヤナミは、元々ネルフ本部以外では長く生きられない体だった。
結局「アヤナミはアヤナミだ」とアヤナミレイ(仮称)に名前を付けられなかったシンジだが、それでもシンジが悩んでくれただけで充分だと言うアヤナミ。もっと生きていたかったと言い残して、アヤナミレイ(仮称)はシンジの目の前で液状化し消滅するのだった。

ネルフとの最終決戦へ

その頃、ヴィレのヴンダーが第3村に寄港する。
いよいよネルフとの最終決戦が迫る中、シンジはアスカと共にヴンダーに乗り込み父・碇ゲンドウと戦うことを決意する。
ヴンダー搭乗員の中にはシンジに反発を覚えるものもいたが、ミサトの判断でDSSチョーカー(エヴァに乗って覚醒すると自爆する仕組みの首輪)を付けられることもなく、部屋に閉じ込められることに。
ネルフ本部は黒き月と共にセカンドインパクトが発生した地・南極カルヴァリーベースへ向かっており、そこで13号機を再起動させ、フォースインパクトを引き起こそうともくろんでいた。出航前、搭乗員それぞれの思いが交錯する。
ミサトはケンスケから送られてきた息子リョウジの写真を見ながら、加持との思い出を振り返る。加持はサードインパクトを止めるため、自分の命を犠牲にしたのだった。その頃加持との息子を身ごもっていたミサトは、加持と一緒に死地に残ることができなかった。
ニアサードインパクトを起こしてしまった責任は自分にもあるという想いから、息子リョウジにも会うことなくすべてをヴィレと人間の未来のために捧げてきたミサト。そしてすべての落とし前をつけるため、南極へと向かう。
一方「死装束」である深々度ダイブ用耐圧試作プラグスーツを身にまとい、シンジの部屋にやってきたアスカとマリ。アスカはシンジに、「以前自分がシンジを殴りたいと思った理由がわかるか」と問いかける。それに対してシンジは、「アスカが第9使徒に乗っ取られたときに、助けるか倒すか自分で判断しようとしなかったからだ」と答える。
その返答を受け、シンジの成長を感じたアスカは「昔はシンジのことが好きだった」と伝えるとマリと共に出撃していった。

そしていよいよネルフとの交戦が始まる。ヤマト作戦と名付けられたこの作戦の目標は、第13号機の起動を止め、フォースインパクトを阻止すること。
ヴンダーと同じNHGシリーズの戦闘艦と交戦しながら、南極を覆うL結界の下へ潜航するヴンダー。結界の中に群れ成すエヴァインフィニティと呼ばれる無数のエヴァを突き抜け、ヴンダーはさらに深部へと降下。アスカの搭乗する新2号機とマリの搭乗する改8号機を出撃させる。ネルフの送り込んできたエヴァMark.07群をはねのけながら、アスカとマリは第13号機が保管されているネルフ本部へと到達する。
第13号機のコアに機能停止信号プラグを打ち込もうとするアスカだが、第13号機を恐れる自身のATフィールドに阻まれる。最後の手段として、「裏コード999」を発動し第9使徒の力を開放することで、無理やりATフィールドを突破しようとする。疑似シン化形態に似たおぞましい変貌を遂げようとする改2号機。
しかしそれこそがゲンドウの狙いだった。使徒化したアスカを、シキナミシリーズのオリジナルが取り込む。DSSチョーカーの作動も間に合わず、再起動する第13号機。クローン・シキナミシリーズであるアスカを得たことでフォースインパクトが発動してしまう。
一方ヴンダーも冬月コウゾウの操るNHGシリーズの4艦目に不意打ちされ、エヴァMark.09にコントロールまで奪われてしまう。後退してきたマリの8号機がMark.09を捕食してなんとかコントロールは奪い返すも、ヴンダーは大きな損害を受ける。
その時ヴンダーの甲板に碇ゲンドウが現れる。銃で撃っても死なないゲンドウは、「ネブカドネザルの鍵」を使いすでに人間を捨ててしまっていた。
ゲンドウはミサトらヴィレのメンバーに向かって人類補完計画の内容を断片的に語る。海・大地・人間の魂の順番で世界は浄化されること。浄化された魂はエヴァインフィニティという器に納まること。アヤナミシリーズとシキナミシリーズのクローンが計画のために必要だったことなど。そしてゲンドウはヴィレクルーたちに初号機の返還を要求する。
そこへ、たまたま部屋から解放されたシンジが現れる。ゲンドウはシンジを一瞥すると、第13号機でマイナス宇宙の向こう側へ去っていった。ヴンダーではマイナス宇宙に入ることはできない。万事休すの状況で、シンジは自分が初号機に乗ると名乗り出る。
その言葉に反発したのはヴンダー搭乗員の北上ミドリだった。家族をニアサードインパクトによって失った彼女は、シンジがエヴァに乗ればまた惨劇が繰り返されるのではないかと、銃を持って阻止しようとする。
トウジの妹である鈴原サクラも同じくシンジの搭乗に反対する。自分たちを守ってくれたヒーローでもあり、家族を失ったニアサードインパクトを引き起こした調本人でもあるシンジに、複雑な感情を抱くサクラ。
サクラの放った銃弾は、シンジをかばったミサトの腹部に命中した。怪我を負いながらも、シンジがエヴァに乗る責任は自分が持つと主張するミサトに、ミドリとサクラは渋々ながら了承する。

父・ゲンドウとの戦い

マリに送られてシンジが初号機のエントリープラグに着くと、そこには14年前からエヴァに囚われたままの綾波レイがいた。レイから初号機を引き継ぎ、第13号機と対峙するシンジ。
マイナス宇宙内のゴルゴタオブジェクトに触れたことで、虚構の世界に入り込むシンジとゲンドウ。その風景はシンジの記憶の中にある風景へと次々に変わっていく。第3新東京市、かつて通っていた学校、アパート、ネルフ本部の廃墟、第3村など、次々と懐かしい風景が現れる。
シンジは、絶望の槍ロンギヌスから希望の槍カシウスを生み出しゲンドウに立ち向かう。ゲンドウと激闘を繰り広げるシンジだが、第13号機のパワーに圧倒されてしまう。戦いではゲンドウを止められないと考えたシンジは、ゲンドウと対話することを選ぶ。
ゲンドウはシンジに、自分が推し進めるフォースインパクトとは異なるアナザーインパクト「アディショナルインパクト」について語る。アディショナルインパクトとは現実と虚構の再構築。ゲンドウがその依り代となることで、世界をゲンドウの思うままに書き換えようというのだ。ゲンドウの目的は再び最愛の妻・碇ユイに出会える世界を創ることだった。
ゲンドウはシンジを記憶の中のセントラルドグマへと案内する。そこには黒いリリスの形をした虚構としてのエヴァ「エヴァンゲリオンイマジナリー」がいた。
そしてリリスの仮面が外れると、巨大なアヤナミレイの顔へと変化する。エヴァンゲリオンイマジナリーは「ガフの扉」を抜け、現実世界へ姿を現す。
同時に無数のエヴァインフィニティとMark.07がアヤナミレイの胴体に変化していく。アディショナルインパクトが発動したのだった。
その様子を見つめるゲンドウの同志・冬月コウゾウの元へ、マリが現れる。冬月はマリのことを「イスカリオテのマリア」と呼び、彼女にエヴァMark.9~12を与えると、LCLと化して消えるのだった。

その頃ゲンドウとシンジは、精神世界が造り上げた電車の中で対話を続けていた。
「父さんのことが知りたい」と言うシンジ。ゲンドウの内面に迫ろうとするシンジに、ゲンドウは恐れを抱く。
シンジはそんな父にカセットプレイヤーを返す。そしてゲンドウの口から彼の内面が語られる。
ゲンドウは幼少期から人とのつながりを嫌い、孤独を求めていた。しかしユイに出会ったことでゲンドウは外界とつながる喜びを知る。
だがユイが亡くなり、ゲンドウは孤独の苦しみを知った。そこで人類補完計画を発動し、自分が再びユイに会える世界を創ろうとしたのだ。
しかしアディショナルインパクトを行ったにも関わらず、記憶の世界にはユイはいなかった。
自身の弱さゆえにユイに会えないと落胆するゲンドウだが、幼い子供の姿のシンジは「父さんは自分の弱さを受け入れるべきだった」と告げる。

一方、残されたヴンダー乗組員たちはインパクトを阻止する鍵として、ヴンダーの脊椎からガイウスの槍=ヴィレの槍を創り出す。そして他の搭乗員を全員脱出させ、ミサト1人でガイウスの槍を届けようとヴンダーもろともエヴァンゲリオンイマジナリーに特攻。命と引き換えにシンジに槍を届けるのだった。
人の手によって作られた槍であり、ミサトの命と意思を受け継ぐガイウスの槍を受け取ったシンジ。ゲンドウはそんなシンジの姿に「大人になったな」と呟く。
今までシンジと向き合おうとしてこなかったことを謝罪するゲンドウ。その瞬間、ゲンドウはシンジのなかにユイが存在することを悟り、アディショナルインパクトの遂行を諦め自ら電車を降りていった。
残されたシンジのもとに死んだはずのカヲルが現れる。アスカやインパクトの犠牲になったすべての人々を救いたいと語るシンジ。カヲルはシンジがイマジナリーではなくリアリティーの中で立ち直ったのだと悟る。

さよなら、すべてのエヴァンゲリオン

シンジはまず第13号機に囚われていたアスカを助け出そうとする。
アスカは実は綾波と同様「シキナミシリーズ」のクローンだった。両親を知らず、子供の頃から1人でいいと強がっていたアスカだが、本当は自分を認めて欲しい、自分の居場所がほしいと願い続けていた。
シンジによって自分の居場所がケンスケの隣にあると知ったアスカは、エヴァの呪縛から解き放たれ大人の姿になる。
赤い海辺で対話するシンジとアスカ。シンジもかつて自分のことを好きだったことを確かめると、エントリープラグと共に現実世界へ帰って行った。

次にシンジはカヲルと対話する。カヲルは「生命の書」の力により、繰り返される円環の物語を認識し続けていた。何度もシンジを幸せにするために動いてきたカヲルだが、本当は自分が幸せになりたかったのだと悟る。
あくまで相互性のある世界を望むシンジに後を託すと、自分のことを「渚指令」と呼ぶ加持リョウジと共に精神世界を去る。

最後に残されたのは初号機に囚われていたレイだった。シンジはレイに、エヴァに乗る以外の生き方があると伝える。そしてレイもエヴァという舞台から降りて行った。
シンジは最後にエヴァの必要とされない世界を創ることを望んだ。それこそが「ネオン・ジェネシス」。新世界の創造だった。

全ての魂が解放されたことを見届けた後、シンジはインパクトを止めるためガイウスの槍で第13号機もろとも自分の胸を貫こうとする。
しかしそこへ割って入ったのはシンジの母親であるユイだった。ユイはこの時のためにずっとシンジの中にいて、息子の肩代わりをしようとしていたのだ。
初号機のユイが第13号機に乗ったゲンドウごと胸を貫いたことで、これまでに登場した全てのエヴァが消えていく。
コア化された人間の魂も解放され、エヴァインフィニティは元の人間の姿に戻っていった。

そして気づけばシンジは海にいた。新世界が創られ、虚構が失われたことで、アニメーションの世界はセル画へと変わっていく。
そこへ現れたのは、改8号機(9~12号機を統合済)に乗ったマリだった。消えそうになっていたシンジをマリが迎えに来たところで、ラストシーンに切り替わる。
それはシンジやマリ、カヲルやアスカ、レイが大人になった世界だった。シンジとマリが駅のホームから現実世界に飛び出したところで、物語は幕を閉じる。

『シン・エヴァンゲリオン劇場版𝄇』の登場人物・キャラクター

重要人物

碇シンジ

CV:緒方恵美/神木隆之介(成長後)
エヴァンゲリオン初号機のパイロットであり、本作の主人公。本作序盤では親友である渚カヲルを失ったことにより心神喪失状態だったが、アヤナミレイ(仮称)と第3村の人々の支えを受け立ち直る。エヴァ初号機に搭乗した際は、シンクロ係数が0だと思われていたが、実は∞(無限大)であることが明らかになった。
繊細で他者とのコミュニケーションが苦手な性格だったが、終盤では苦手意識があった父・ゲンドウともまっすぐ向き合うなど大きく成長した。
最終的にエヴァンゲリオンを必要としない世界を創り上げ、現実の世界で新たな一歩を踏み出した。

renote.net

アヤナミレイ(仮称)

CV:林原めぐみ
アヤナミシリーズのクローンの1体で、エヴァンゲリオンMark.9の搭乗者。新劇場版2作目『破』において初号機のコアに取り込まれた綾波レイとは別人である。綾波レイとは異なりプラグスーツの色は黒色。
前作『Q』でシンジがアスカに救出された後、2人に同行することとなる。たどり着いた第3村で人々に温かく迎えられ、人間らしい感情を獲得するが、ネルフから離れて長く生きられないクローンであったため液状化して亡くなった。

renote.net

式波・アスカ・ラングレー

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鈴原トウジ(エヴァンゲリオン)の徹底解説・考察まとめ

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鈴原トウジとは、新世紀エヴァンゲリオンシリーズの登場人物で主人公シンジのクラスメイト。関西弁が特徴で、常に黒いウィンドブレーカーを着用している。エヴァパイロットであるシンジに当初は反感を抱いていたが、彼の苦労や覚悟を知って和解する。その後は同じくクラスメイトの相田ケンスケと共に「3バカトリオ」として親しく付き合うようになった。テレビアニメ版では参号機のテストパイロットに選ばれるが、起動実験時の暴走と初号機による破壊によって左脚を失ってしまう。

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綾波レイ(エヴァンゲリオン)の徹底解説・考察まとめ

綾波レイ(エヴァンゲリオン)の徹底解説・考察まとめ

綾波レイ(あやなみレイ)とは、『新世紀エヴァンゲリオン』シリーズの登場人物であり、エヴァ零号機のパイロット。水色の髪に赤い瞳が特徴のミステリアスな美少女。当初は感情をほとんど表に出さず、機械のように命令に忠実に従っていたが、シンジとの交流を通して徐々に自我が芽生えていく。その正体はシンジの母・碇ユイを元にしたクローンであり、複数の「綾波レイ」が存在している。人類補完計画の要として、作中で大きな役割を果たす。

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惣流(式波)・アスカ・ラングレー(エヴァンゲリオン)の徹底解説・考察まとめ

惣流(式波)・アスカ・ラングレー(エヴァンゲリオン)の徹底解説・考察まとめ

惣流・アスカ・ラングレー(そうりゅう・アスカ・ラングレー)とは新世紀エヴァンゲリオンシリーズの登場人物で、エヴァ弐号機のパイロット。『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』シリーズにおける苗字は「式波」。茶髪と赤いプラグスーツがトレードマークの帰国子女で、勝気な性格から他のパイロットともたびたび衝突する。主人公である碇シンジと任務遂行上の理由から同居することになり、反発し合いながらも徐々に絆を深めていく。エヴァで活躍することを何よりも自分の存在意義と考えている。

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碇シンジ(エヴァンゲリオン)の徹底解説・考察まとめ

碇シンジ(エヴァンゲリオン)の徹底解説・考察まとめ

碇シンジ(いかりシンジ)とは『新世紀エヴァンゲリオン』シリーズの主人公でエヴァンゲリオン初号機のパイロット。母・碇ユイをエヴァ起動実験の事故で失って以降父・ゲンドウとは距離を置いていたが、2015年突如ネルフ本部のある第3新東京市に呼び出され、エヴァ初号機パイロットに任命される。最初はエヴァに乗る事を拒絶していたシンジだったが、上司兼保護者の葛城ミサトやパイロット仲間の綾波レイや惣流(新劇場版では式波)・アスカ・ラングレー、クラスメイト達との交流を通して徐々に成長していく。

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赤木リツコ(エヴァンゲリオン)の徹底解説・考察まとめ

赤木リツコ(エヴァンゲリオン)の徹底解説・考察まとめ

赤木リツコとは、新世紀エヴァンゲリオンシリーズの登場人物であり、特務機関ネルフ技術開発部に所属する科学者。人型兵器エヴァンゲリオンの開発に深く関わっているほか、ネルフ本部の意思決定を支えるスーパーコンピューター「MAGI」の管理運営担当者でもある。戦闘指揮官である葛城ミサトとは学生時代からの友人で、時に衝突することもあるが技術者的見地から彼女の作戦をサポートしている。ネルフ司令碇ゲンドウの愛人でもあり、エヴァとネルフの抱える秘密を知る立場にあった。

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真希波・マリ・イラストリアス(エヴァンゲリオン)の徹底解説・考察まとめ

真希波・マリ・イラストリアス(エヴァンゲリオン)の徹底解説・考察まとめ

真希波・マリ・イラストリアス(まきなみ・マリ・イラストリアス)とはヱヴァンゲリヲン新劇場版シリーズの登場人物で、エヴァ仮設5号機、2号機、8号機パイロット。『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』より登場する新キャラクターで、その明るく奔放なキャラクターと謎に満ちた正体に注目が集まった。2つ結びの茶髪と赤縁眼鏡がトレードマーク。『Q』以降は改2号機パイロットである式波・アスカ・ラングレーの相方として8号機を操り、数々の戦場を駆け抜ける。

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葛城ミサト(エヴァンゲリオン)の徹底解説・考察まとめ

葛城ミサト(エヴァンゲリオン)の徹底解説・考察まとめ

葛城ミサトとは、新世紀エヴァンゲリオンシリーズの登場人物でエヴァの戦闘指揮官。主人公の碇シンジの保護者兼上司として、時に厳しく接しながらも彼の成長を見守っていく。セカンドインパクト時の南極調査隊の生き残りでもあり、父の仇である使徒殲滅に情熱を燃やす。彼女の立てる作戦は無謀なものがほとんどだが、ミサト自身の強運によるものか結果的には成功を収めている。

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伊吹マヤ(エヴァンゲリオン)の徹底解説・考察まとめ

伊吹マヤ(エヴァンゲリオン)の徹底解説・考察まとめ

伊吹マヤとは新世紀エヴァンゲリオンの登場人物で、特務機関ネルフ本部所属のオペレーター。人型兵器エヴァンゲリオンの戦闘をサポートする役回りとして、第1回から戦闘時には欠かさず登場している。上司の赤木リツコを「センパイ」と呼んで慕っており、彼女から直々に技術指導を受けている。生真面目な性格や、黒髪ショートカットという可愛らしい見た目から、メインキャラクターではないにも関わらず高い人気を誇っている。

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相田ケンスケ(エヴァンゲリオン)の徹底解説・考察まとめ

相田ケンスケ(エヴァンゲリオン)の徹底解説・考察まとめ

相田ケンスケとは、新世紀エヴァンゲリオンシリーズの登場人物で主人公碇シンジのクラスメイト。軍事オタクで常にビデオカメラを持ち歩いている変わり者。眼鏡と茶髪、そばかすが特徴的な中学生。エヴァに強い憧れを抱いており、戦闘を一目見るためにシェルターを抜けだしたり、パイロットになりたいと指揮官の葛城ミサトに直談判したりと目的のためならなりふり構わないところがある。新劇場版では大人になったケンスケが再登場し、物語のキーマンとなった。

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渚カヲル(エヴァンゲリオン)の徹底解説・考察まとめ

渚カヲル(エヴァンゲリオン)の徹底解説・考察まとめ

渚カヲル(なぎさカヲル)とは新世紀エヴァンゲリオンシリーズの登場人物で、5番目のエヴァンゲリオンパイロット(フィフスチルドレン)。その正体は第1にして最後の使徒であり、作中で提示された多くの謎の鍵を握る重要人物。白い髪と赤い瞳、色白の肌が特徴的な美少年である。主人公である碇シンジに強い興味を持ち、瞬く間に心を通い合わせた親友となる。傷ついたシンジを慰め、大きな影響を与えるが、最終的にはシンジの手にかかって亡くなるという悲劇的な最期を迎える。

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日向マコト(エヴァンゲリオン)の徹底解説・考察まとめ

日向マコト(エヴァンゲリオン)の徹底解説・考察まとめ

日向マコトとは、『新世紀エヴァンゲリオン』シリーズの登場人物で特務機関ネルフ本部のオペレーター。黒縁眼鏡とオールバックの髪型が特徴の男性。エヴァの戦闘時におけるサポートが主な仕事であり、使徒の反応を観測した際に「パターン青!」と告げるのが日向のお決まりのセリフとなっている。物語にあまり関わらない役どころではあるが、第1話から新劇場版まで出演しているレギュラーキャラクターであり、エヴァという作品の世界観を支える名脇役である。

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加持リョウジJr.・息子(エヴァンゲリオン)の徹底解説・考察まとめ

加持リョウジJr.・息子(エヴァンゲリオン)の徹底解説・考察まとめ

加持リョウジJr.(かじ リョウジ ジュニア)とは、『新世紀エヴァンゲリオン』シリーズに登場するキャラクターで、加持リョウジと葛城ミサトの間に生まれた少年。父と同じ名前で、作中では特に「Jr.」と呼称される場面は無い。 生まれる前に父を失い、母とも会ったことがなく、両親のことは何も知らない。世界的大災害サードインパクトを生き残った人々の支援を目的とする組織KREDIT(クレーディト)に所属し、汚染された大地を浄化する研究をしている。主人公の碇シンジ曰く、「すごくいいヤツ」とのこと。

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青葉シゲル(エヴァンゲリオン)の徹底解説・考察まとめ

青葉シゲル(エヴァンゲリオン)の徹底解説・考察まとめ

青葉シゲルとは、『新世紀エヴァンゲリオン』シリーズの登場人物で、ネルフ本部所属のオペレーター。主に通信と情報分析を担当しており、使徒との戦闘ではエヴァや本部施設のモニタリングと戦況のアナウンスを行う。肩にかかる程度のロン毛と鋭い目つきが特徴のやせ形の男性。物語の本筋に深く関わるキャラクターではないが、テレビアニメ版第1話から登場し、作中の戦闘描写になくてはならない存在である。趣味はギターで、音楽雑誌を読んでいたりギターケースを背負って出勤したりする様子が描かれている。

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惣流・キョウコ・ツェッペリン(エヴァンゲリオン)の徹底解説・考察まとめ

惣流・キョウコ・ツェッペリン(エヴァンゲリオン)の徹底解説・考察まとめ

惣流・キョウコ・ツェッペリンとは、『新世紀エヴァンゲリオン』シリーズの登場人物で、メインヒロインの1人である惣流・アスカ・ラングレー/式波・アスカ・ラングレーの母親。 特務機関NERV(ネルフ)の前身の1つであるゲヒルンという組織のドイツ支部に所属する科学者だったが、エヴァンゲリオン弐号機の実験中に事故に遭い、魂の大半を機体に取り込まれてしまう。この結果精神を病み、人形のことを娘のアスカだと思い込み、突発的に自殺する。しかしエヴァンゲリオン弐号機の中から娘のことを見守り、彼女と共に戦い続けた。

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北上ミドリ(エヴァンゲリオン)の徹底解説・考察まとめ

北上ミドリ(エヴァンゲリオン)の徹底解説・考察まとめ

北上ミドリ(きたかみ ミドリ)とは、『新世紀エヴァンゲリオン』シリーズに登場するキャラクターで、反NERV(ネルフ)組織WILLE(ヴィレ)のメンバーの1人。 WILLEが保有する空中戦艦AAAヴンダーの艦橋要員で索敵担当。特徴的なピンク色の髪は、染めているわけではなくエヴァンゲリオン・インフィニティの廃液を浴びて変色したものである。かつて碇シンジが発生させたサードインパクトによって家族やそれ以前の生活を失っており、14年ぶりに目覚めた彼のことを冷ややかな目で眺めていた。

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赤木ナオコ(エヴァンゲリオン)の徹底解説・考察まとめ

赤木ナオコ(エヴァンゲリオン)の徹底解説・考察まとめ

赤木ナオコ(あかぎ ナオコ)とは、『新世紀エヴァンゲリオン』シリーズの登場人物で、高名なコンピュータ技師。 特務機関NERV(ネルフ)の活動を支えるスーパーコンピュータシステム「MAGI(マギ)」の開発者。NERVの前身である人工進化研究所で働き、娘である赤木リツコとは手紙でのみやりとりする多忙な日々を送っていた。同組織の代表である碇ゲンドウとは愛人の関係にあったが、次第に彼から飽きられ、綾波レイからこの事実を突きつけられて激昂。衝動的に彼女を殺し、直後に自害した。

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洞木ヒカリ/鈴原ヒカリ(エヴァンゲリオン)の徹底解説・考察まとめ

洞木ヒカリ/鈴原ヒカリ(エヴァンゲリオン)の徹底解説・考察まとめ

洞木ヒカリ(ほらき ヒカリ)/鈴原ヒカリ(すずはら ヒカリ)とは、『新世紀エヴァンゲリオン』シリーズの登場人物で、主人公碇シンジのクライメイト。 学級委員を務めるしっかり者で、父、姉、妹に自分を加えた4人家族。家の中では母親代わりを務め、家事全般を得意とし、弁当も自分で作っている。クラスメイトの鈴原トウジに片思い中で、仲良くなるきっかけを探している。弐号機のパイロットである惣流(式波)・アスカ・ラングレーからは、その面倒見の良さから頼りにされるようになり、やがて友人としての関係を築いていった。

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キール・ローレンツ/ゼーレ01(エヴァンゲリオン)の徹底解説・考察まとめ

キール・ローレンツ/ゼーレ01(エヴァンゲリオン)の徹底解説・考察まとめ

キール・ローレンツ/ゼーレ01とは、『新世紀エヴァンゲリオン』シリーズに登場するキャラクターで、人類補完計画を主導する秘密結社ゼーレの中心人物。 その遂行を特務機関NERV(ネルフ)の総司令官である碇ゲンドウに任せるが、彼が独自の目的に合わせて計画を歪めていることを知ると、これを裏切り行為と判断して戦略自衛隊に本拠地を襲撃させる。新劇場版では大きく設定が異なり、人間ではなく地球外で発生した知性体の成れの果てで、「自身の目的と大きく異なるものではない」とゲンドウの計画変更を許容した。

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