惣流(式波)・アスカ・ラングレー(エヴァンゲリオン)の徹底解説・考察まとめ

惣流・アスカ・ラングレー(そうりゅう・アスカ・ラングレー)とは新世紀エヴァンゲリオンシリーズの登場人物で、エヴァ弐号機のパイロット。『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』シリーズにおける苗字は「式波」。茶髪と赤いプラグスーツがトレードマークの帰国子女で、勝気な性格から他のパイロットともたびたび衝突する。主人公である碇シンジと任務遂行上の理由から同居することになり、反発し合いながらも徐々に絆を深めていく。エヴァで活躍することを何よりも自分の存在意義と考えている。

惣流(式波)・アスカ・ラングレーのプロフィール・人物像

生年月日:2001年12月4日
血液型:A型
年齢:14歳
身長:157㎝
担当声優:宮村優子

惣流・アスカ・ラングレー(そうりゅう・アスカ・ラングレー)とは新世紀エヴァンゲリオンシリーズの登場人物で、エヴァ弐号機のパイロット。ネルフドイツ支部から来日した帰国子女であり、容姿端麗かつ14歳で大学を卒業した才女。幼い頃から英才教育を受けてきたエースパイロットとしての強い自負があり、その能力は一流である。
性格は活発で勝気。異常なまでにプライドが高く、他人を見下したり罵倒したりするような言動が多い。特にシンジに対しては、「バカシンジ」と呼びその内向的な性格を激しく非難している。ただし心の底から嫌っているというわけではなく、親しさゆえの遠慮のなさという側面も強い。
シンジやレイが内にこもりがちな性格なのに比べて、明るく社交的なアスカはコメディリリーフ的な役割を果たすことが多い。しかしその内面は誰よりも傷つきやすく、一度落ち込むとなかなか立ち直れない。
幼少期に母親が自分を見てくれなかったことがトラウマになっており、他者からの無条件の愛情に飢えている。他人に頼らなくても生きていけるという強い自立志向を持ちながら、本心では自分を認めてほしいと願う心の弱さを持つ。
そして彼女の承認欲求を満たすための手段こそがエヴァだった。エヴァに乗って活躍すれば他人から必要としてもらえると考え、幼い頃から努力を続けてきたアスカ。だが、初心者のはずのシンジにエヴァの操縦で追い抜かされてしまったことで、アスカの精神は追い込まれていく。
「エヴァで活躍しなければ周りから認めてもらえない」「エヴァに乗れなければ自分は必要としてもらえない」という強迫観念から、自分で自分をどんどん追い詰めてしまう。その結果さらにシンクロ率が悪化し、エヴァを動かすことすらできないという負のループに入った末、ついには精神が崩壊した。
旧劇場版では弐号機の中に母の存在を感じたことで復活するが、9体のエヴァシリーズ量産機の前に敗北してしまう。その後シンジと共に浜辺に打ち上げられ、人類補完が破綻した後の世界を2人で生きていくこととなった。

新劇場版では日本姓が「式波」に変更された。ユーロ空軍のエースとして、若干14歳で大尉と言う階級を得ている。性格も子供っぽさや社交性は抑えられ、どちらかというとクールで孤独を好む性質になっている。
生い立ちもテレビアニメ版とは異なり、綾波レイと同様に「シキナミシリーズ」のクローンの内の1人として生み出された。他の「シキナミシリーズ」と競い合わせ、最も優秀な1人だけが生き残り、エヴァ2号機パイロットに選ばれるという過酷な生存競争の結果、最後に残ったのが今の式波・アスカ・ラングレーである。
そんな過酷な生い立ちゆえ、「自分は1人でも大丈夫」「誰にも頼らないで生きていける」という価値観が形成された。しかしその内面はもろく、他人から認められたい、愛されたいと常に思い続けていた。
承認欲求の強さはテレビアニメ版と同じだが、新劇場版では母親に関するトラウマがない分より自立志向が強調され、孤高のパイロットという描かれ方をされている。

惣流(式波)・アスカ・ラングレーの来歴・活躍

テレビアニメ版・旧劇場版

幼少期のトラウマ

惣流・アスカ・ラングレーの母、惣流・キョウコ・ツェッペリンはゲヒルン(ネルフの前身の研究団体)の研究者だった。キョウコはエヴァンゲリオンとの接触実験中に失敗し、精神汚染により発狂してしまう。
実はその際、エヴァ弐号機の中にキョウコの魂の大部分が取り残されていたのだが、サルベージで回収できたのは肉体と魂の一部だけだった。アスカは終盤になるまで弐号機の中に母の魂があると言うことに気づかず、単なる兵器だと思って操縦していた。

精神崩壊した母は、人形を娘のアスカだと思い込むようになる。アスカはそんな母親に自分のことを見てもらいたいという一心からエヴァパイロットを目指すが、アスカが弐号機の専属パイロットに選ばれた当日、キョウコは首を吊って自殺してしまう。その傍らには母がアスカだと思い込んでいた人形も吊られていた。
母が娘(と思い込んでいる人形)と共に心中を選んだと言う事実は、アスカの心に深い傷を残すことになる。その後父は再婚し、アスカは複雑な家庭環境で成長する。

エヴァパイロットとして来日

シンジとアスカの同居生活

パイロットとしての英才教育を受けて育ち、14歳で大学を卒業したアスカ。いよいよ使徒との実戦に臨むため、ネルフ本部がある日本へと向かうことになる。
初号機パイロットの碇シンジや、クラスメイトである鈴原トウジと相田ケンスケと出会ったのも日本へ向かう船上だった。突如船を襲ってきた使徒を、アスカはシンジを乗せた弐号機で撃破する。
その後、分裂した使徒を同時に撃破するユニゾン作戦の特訓のため、上司である葛城ミサト宅でシンジと同居することになる。最初は反発しあっていた2人だったが、特訓の末使徒を見事撃破。それからもアスカは、シンジや零号機パイロットである綾波レイとも連携しながら、次々と使徒を倒していく。
転校してきた学校でも帰国子女のアスカは一躍注目の的となるが、当のアスカはネルフ主席監察官の加持リョウジにぞっこんで、同世代の男子など眼中になかった。しかし加持はアスカが子供だからとまともに取り合ってくれない。
アスカは退屈しのぎでシンジに「キスしよっか」と誘うが、実際のキスは思っていたような良いものではなかった。そこへ飲み潰れたミサトを送ってきた加持が現れる。加持の香水の匂いから2人がただならぬ関係であることを察したアスカは不機嫌になる。
ある時、エヴァとのシンクロテストでシンジが最高値を記録した。褒められたことを無邪気に喜ぶシンジだが、追い抜かされたアスカの心中は穏やかではない。
そこへ使徒が姿を見せる。アスカは当てつけのようにシンジが先鋒に出ればいいと言うが、シンジがそれを真に受けて突っ込んだ結果、使徒の生み出した影に飲み込まれてしまう。
最終的に初号機は自力で脱出に成功。なんとか事なきを得た。

アスカのスランプ

アメリカからエヴァ参号機が日本に引き取られることになり、それに伴い4人目のエヴァ搭乗者(フォースチルドレン)が選出された。アスカは加持のパソコンを見たことから、それがクラスメイトの鈴原トウジであることを知る。
友人の洞木ヒカリからトウジに片思いしていると相談されるアスカだが、トウジがフォースチルドレンだということは最後まで黙っていた。
その参号機テスト中に使徒に乗っ取られるという事件が起き、その際の対応を巡ってネルフ司令碇ゲンドウと対立したシンジ。シンジがネルフを離れた直後、第14使徒ゼルエルが襲ってくる。
弐号機で出撃したアスカだが、ゼルエルのあまりの強さに手も足も出せずやられてしまう。結局戻ってきたシンジによって使徒は殲滅されるが、自分が何の役にも立たなかったことに苛立つアスカ。
そんな苛立ちが影響してか、エヴァとのシンクロ率もどんどん下がっていく。このままでは弐号機パイロットを降ろされるかもしれないという焦りが、さらにアスカを不調にさせる。
エレベーター内でレイと乗り合わせた際、「心を開かなければエヴァは動かない」と助言を受けるも、今のアスカには逆効果だった。アスカの余裕がなくなればなくなるほど、周りとの関係は険悪になる一方。
そこに第15使徒アラエルが襲来。これ以上の失敗は許されないと気負うアスカだが、アラエルの精神汚染攻撃を受けて過去のトラウマを思い出してしまう。
ゲンドウの指示で零号機がロンギヌスの槍を投擲し、なんとか使徒は打ち倒された。しかし、大嫌いなレイに助けられたことで、アスカはさらに精神を病んでいく。

ミサトの家にも帰らず、ヒカリの家でゲームばかりして過ごすアスカ。第16使徒アルミサエルが襲来した際には、出撃するもシンクロ率が低すぎてエヴァを動かせないという醜態をさらしてしまう。
その後、シンジから加持がすでに亡くなっていることを聞かされたアスカは、ついに精神が崩壊。ネルフから行方をくらますと、7日後憔悴しきった姿で発見された。

アスカの復活

エヴァシリーズと激闘を繰り広げる弐号機

病院のベッドで眠るアスカの元をシンジが訪れる。シンジはアスカに助けを求めていたが、偶然彼女の半裸がさらけ出されたことで欲情、突発的に自慰を行った後、自己嫌悪に陥る。
その頃、ゲンドウと対立したゼーレ(ネルフの上部組織)がネルフ本部に戦略自衛隊を送り込む。次々に殺されていくネルフ職員たち。ミサトはアスカを保護するため弐号機に乗せ、湖の中に沈める。
弐号機のエントリープラグ内で絶望に暮れていたアスカだったが、ふと弐号機の中に母の存在を感じたことで復活。戦略自衛隊の兵器を次々と破壊していく。
しかしゼーレが放った9体のエヴァシリーズ量産機の前で活動限界を迎え、弐号機ごとエヴァシリーズに食われてしまう。
そんな中、ついにゼーレとゲンドウの悲願である人類補完計画が発動。すべての人間は生命原初の姿であるLCLの液体と化し、単一の生命体へと生まれ変わる。結果的にその計画の中核となってしまったシンジは、精神世界の中でアスカと対話。アスカは自分の裸を見ながらシンジが自慰をしていたことも、シンジにとって自分は都合のいい逃避先でしかないということも知っていると明かし、「あんたが全部私のものにならないなら私、もういらない」とシンジに対する激しい愛憎を吐露した。
最終的にシンジが他者のいる世界を望み、人類補完計画が破綻した後、シンジとアスカは浜辺に打ち上げられる。突如アスカの首を絞めてきたシンジの頬を撫で、「気持ち悪い」とアスカが呟いたシーンで物語は終わる。

新劇場版

シキナミシリーズ

「シキナミシリーズ」は「アヤナミシリーズ」と同様に、やがて発動される人類補完計画・フォースインパクトの要となるべく生み出された。「シキナミシリーズ」のクローンたちは互いに生き残りをかけて競い合い、やがて最も優秀なクローンが「式波・アスカ・ラングレー」としてエヴァ2号機パイロットに選ばれる。
アスカはそんな過酷な生い立ちから、誰にも頼らず自分だけを頼りとする価値観を形成していく。しかしその本心では、誰かに自分を見てほしい、認めてほしいと願い続けてきた。常に持ち歩いているパペットも、その寂しさの表れと言える。

破:アスカの来日と周囲との交流

成長したアスカはユーロ空軍のエースとして活躍。2号機パイロットとしてついに来日すると、のっけから第7使徒を単独で撃破すると言う大活躍を見せる。
その後シンジに出会ったアスカは、彼を「七光り」と呼び高圧的な態度で接する。それを見たミサトは、パイロット同士のチームワークを高めるため、アスカとシンジを自分の家で同居させることに決める。
当初、エヴァパイロットは自分1人で十分だと考えていたアスカだが、第8の使徒戦で連携して使徒を撃破したことで考えを改める。その日の夜、シンジのベッドにもぐりこんだアスカは、シンジが「アスカ」と呼ぶことを許し、自分もこれからは「バカシンジ」と呼ぶと宣言する。
その後2人の距離は縮まり、アスカはシンジの作った弁当を学校に持っていくのが恒例となった。口論するシンジとアスカの仲睦まじい姿から、学校のクラスメイトに「夫婦喧嘩」とはやし立てられることも。
ある日、シンジがレイにもお弁当を渡しているのを目撃したアスカは、ささやかな嫉妬を覚える。そしてシンジの気を引こうと、指を怪我しながら料理の練習を開始する。
一方レイもシンジとゲンドウの仲を取り持つため、食事会を企画していた。その食事会にはアスカやミサト、エヴァの開発責任者である赤木リツコ博士も招待されていた。

平穏な日常が続いていたある日、北米のネルフ第2支部がエヴァ4号機ごと消滅。その余波を受けて、建造済みのエヴァ3号機が日本に引き取られることになった。
「一国が保有できるエヴァンゲリオンは3機まで」とするバチカン条約により、エヴァンゲリオン2号機は凍結されることに。納得いかないアスカだが、命令とあれば受け入れるしかなかった。
その直後、エレベーターでレイと乗り合わせたアスカは、レイも指を怪我していることに気づく。レイはシンジに対して「碇君といるとぽかぽかする」と語った。レイも自分と同じようにシンジのことが好きなのだと察したアスカは、気を利かせて3号機のテストパイロットを名乗り出る。3号機の実験の日は、ちょうどレイの企画した食事会の当日だったのだ。
そして訪れたエヴァンゲリオン3号機の起動試験当日。エヴァに乗る直前、アスカは秘匿回線で管理所のミサトに連絡する。アスカは「他人と合わせるのは性に合わないが、最近他人といるのもいいなと思うことがあった」とミサトに語るのだった。

しかし3号機は起動実験中、機体の中に潜んでいた使徒に取り込まれ、制御不能に陥ってしまう。爆発する実験施設。
ゲンドウは乗っ取られた3号機を使徒と認定し、初号機に出撃を命じる。しかしシンジはアスカの身を案じて攻撃できないでいたため、やむなくゲンドウは操縦をダミーシステムに切り替える。初号機は容赦なく3号機を破壊し、アスカの乗るエントリープラグまでも噛み砕いた。
アスカは一命をとりとめたものの、意識が戻ることはなかった。使徒による精神汚染の可能性があるため、アスカは厳重に隔離されることに。

Q:14年後のシンジと再会

初号機の覚醒がきっかけとなったニアサードインパクトから14年後。アスカは戦線復帰し、反ネルフ組織「ヴィレ」所属の改2号機パイロットとしてUS作戦に従事していた。作戦の目的は衛星軌道上に封じられた初号機を奪還すること。
8号機のパイロットである真希波・マリ・イラストリアスと共にEVANGELION Mark.04の妨害を突破し、初号機を地上に持ち帰る事に成功する。
初号機の中から14年ぶりに目覚めたシンジは、自分を取り巻く状況が大きく変わってしまったことを知らされる。シンジの乗っていた初号機は、今やヴィレの旗艦であるヴンダーの主導力として活用されていた。
ミサトやリツコが年齢を重ねているのに対して、「エヴァの呪縛」を受けているアスカだけは、眼帯を付けてはいるものの14年前と変わらない姿だった。そんなアスカに安心感を覚えるシンジだが、アスカの方はシンジを見るなりガラス越しに殴り掛かる。
アスカが怒る理由もわからず困惑するシンジ。ネルフからシンジを迎えに来たエヴァMark.09に、疑いもせず乗って出て行ってしまう。
アスカはそんなシンジを見ながら「あれじゃバカじゃなくてガキね」と言い捨てるのだった。

その後、シンジと第1の使徒である渚カヲルの乗る第13号機を止めるため、セントラルドグマへ出撃したアスカとマリ。しかし制止もむなしく第13号機によって2本のロンギヌスの槍が引き抜かれ、フォースインパクトが発動してしまう。
遅れて突入してきたヴンダーの制御までエヴァMark.09に奪われそうになり、アスカは「コード777」を発動。改2号機を獣化第4形態に変形させMark.09を攻撃するが、乗っ取りまでの時間がないとわかるとやむなく改2号機を自爆させ、ヴンダーを守り抜いた。
エントリープラグを射出して地上に脱出したアスカは、同じく第13号機から脱出していたシンジを発見する。カヲルの犠牲でフォースインパクトは収束したものの、その際のショックで失語状態になってしまったシンジを連れて、アスカは赤く染まった大地を歩きだす。その後ろからMark.09のパイロットであるアヤナミレイ(零号機のパイロットとは別人)も付いてきていた。

シン・エヴァ:ネルフとの最終決戦

使徒の力を開放するアスカ

アスカたちを迎えに来たのは、シンジたちのクラスメイトだった鈴原トウジだった。トウジはニアサードインパクトから生き延びた人々が暮らす第3村へ3人を案内する。
アスカはこの村で何でも屋を営む相田ケンスケの元に居候していた。シンジも同じくケンスケの小屋に引き取られるが、カヲルを失ったショックから脱せず心を閉ざしてしまっていた。
誰とも口をきかず、何も食べようとしないシンジの口に、アスカは無理やりレーションを押し込む。エヴァの呪いに蝕まれたせいで、ものを食べることも成長することもないアスカにとって、食べられるのに食べようとしないシンジの態度は許しがたいものだった。
シンジはアスカから逃げるようにケンスケの家を飛び出し、かつてのネルフ施設の廃墟が残る湖にたどり着く。そこで膝を抱え、うずくまり続けるシンジ。
一方、アスカの元にシンジの行方を聞こうとアヤナミレイが現れる。「クローン・アヤナミシリーズのシンジへの好意はプログラムされた感情だ」と伝え、つっけんどんな態度を取るアスカだが、「それでもいい」というアヤナミに結局シンジの行方を教えてやった。
シンジのいる湖を訪れたアヤナミ。シンジが持っていたカセットプレイヤーを返そうとするも、冷淡な反応をされてしまう。それでもアヤナミは繰り返しシンジの元を訪れ、アスカも遠くからその様子を見守っていた。
アヤナミの支えを受けて、ようやく立ち直ったシンジ。しかしアヤナミは元々ネルフ本部以外では長く生きられない体だった。アヤナミの最期を見届けたシンジは、ようやく自分の手で父・ゲンドウとケリをつけることを決意する。

ヴンダーに乗り込んだシンジとアスカ。フォースインパクトを今度こそ引き起こそうともくろむネルフを追って、南極カルヴァリーベースへ向かう。
最終決戦が迫る中、アスカとマリは「死装束」である深々度ダイブ用耐圧試作プラグスーツを身にまとい、シンジが軟禁されている部屋にやってきた。アスカはシンジに、「以前自分がシンジを殴りたいと思った理由がわかるか」と問いかける。それに対してシンジは、「アスカが第9使徒に乗っ取られたときに、助けるか倒すか自分で判断しようとしなかったからだ」と答える。
その返答を受け、シンジの成長を感じたアスカは「昔はシンジのことが好きだった」と伝えるとマリと共に出撃していった。

そしていよいよネルフとの交戦が始まる。ヤマト作戦と名付けられたこの作戦の目標は、第13号機の起動を止め、フォースインパクトを阻止すること。
ネルフの戦艦やエヴァMark.07群による攻撃をはねのけながら、アスカとマリは第13号機が保管されているネルフ本部へと到達する。
第13号機のコアに機能停止信号プラグを打ち込もうとするアスカだが、第13号機を恐れる自身のATフィールドに阻まれる。最後の手段として、「裏コード999」を発動し第9使徒の力を開放することで、無理やりATフィールドを突破しようとする。疑似シン化形態に似たおぞましい変貌を遂げようとする改2号機。
しかしそれこそがゲンドウの狙いだった。使徒化したアスカを、シキナミシリーズのオリジナルが取り込む。DSSチョーカーの起動も間に合わず、再起動する第13号機。クローン・シキナミシリーズであるアスカを得たことでフォースインパクトが発動してしまう。

虚構の世界であるマイナス宇宙に入った第13号機。そこに囚われたままのアスカを助けに来たのは、初号機で同じくマイナス宇宙に入ったシンジだった。
父・ゲンドウとの対話の末、ゲンドウが行おうとしていた現実世界と虚構世界の再構築「アディショナル・インパクト」の主導権を得たシンジ。
記憶の世界でシンジは13号機に囚われていたアスカと対話する。両親を知らず、愛用のパペットだけが唯一の友達だったアスカ。「本当は誰かに褒めてほしかった。本当は頭を撫でてほしかった」と泣く幼いアスカの前に、着ぐるみを着たケンスケが現れる。その瞬間、自分の居場所がケンスケの隣にあると知ったアスカは、エヴァの呪縛から解き放たれ大人の姿になる。
赤い海辺で対話するシンジとアスカ。シンジもかつて自分のことを好きだったことを確かめると、アスカはエントリープラグと共に現実世界へ帰って行った。
アスカだけでなく、カヲルやレイもエヴァの呪縛から解放したシンジは、最後にエヴァの必要とされない世界を創ることを望む。それこそが新世界の創造「ネオン・ジェネシス」だった。
シンジによって創造されたエヴァのない世界で、アスカはカヲル、レイと共に大人の姿になっていた。駅のホームの反対側にいた大人のシンジがマリと共に外に飛び出すところで、物語は幕を閉じる。

1yrule-hiko
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碇ゲンドウ(エヴァンゲリオン)の徹底解説・考察まとめ

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碇ゲンドウとは、新世紀エヴァンゲリオンの登場人物で、特務機関ネルフの最高司令官。主人公碇シンジの実父ではあるが、その関係は荒んでおりほとんど親子らしい会話を交わすことはなかった。本作の核心ともいえる「人類補完計画」を実行すべく謀略を巡らせる黒幕的ポジション。その真の目的は、過去に命を落とした最愛の妻・碇ユイと再会することである。常にサングラスをかけており、その表情を読み取ることは難しい。

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鈴原サクラ(エヴァンゲリオン)の徹底解説・考察まとめ

鈴原サクラ(エヴァンゲリオン)の徹底解説・考察まとめ

鈴原サクラ(すずばらサクラ)とはアニメ映画『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』シリーズの登場人物で、反ネルフ組織「ヴィレ」に所属する医療スタッフ。テレビアニメシリーズでは鈴原トウジの妹として名前だけ言及されていたが、新劇場版シリーズで初めて本人の姿が登場した。基本的に明るく柔和な女性だが、主人公の碇シンジがエヴァに乗ることについては激しく反対する。碇シンジに対して愛憎入り混じった複雑な感情を抱き、彼を不幸にしたくないという想いから過激ともいえる行動に出た。

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冬月コウゾウ(エヴァンゲリオン)の徹底解説・考察まとめ

冬月コウゾウ(エヴァンゲリオン)の徹底解説・考察まとめ

冬月コウゾウとは、新世紀エヴァンゲリオンシリーズの登場人物で特務機関ネルフ副指令。謎に包まれたネルフ司令碇ゲンドウの数少ない理解者であり、真の目的を共有する同志である。主にネルフの実務処理を担当しているが、ゲンドウの不在時には代わりに作戦指揮を執ることも多い。元々は京都大学の教授として形而上生物学を研究しており、その時に教え子であった碇ユイやゲンドウと出会っていた。ロマンスグレーの初老の紳士で、常にゲンドウの傍らに立ち戦況を見守っている。

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加持リョウジ(エヴァンゲリオン)の徹底解説・考察まとめ

加持リョウジ(エヴァンゲリオン)の徹底解説・考察まとめ

加持リョウジとは、新世紀エヴァンゲリオンシリーズの登場人物で特務機関ネルフに所属する諜報員。後ろで束ねた長髪に無精髭、咥え煙草がトレードマークの伊達男で、飄々としたプレイボーイ。しかしその真の姿は、ネルフとその上位組織であるゼーレ、日本政府を股にかけて暗躍する三重スパイである。セカンドインパクトの真相を探るため独自に動いていたが、ゼーレを裏切ったことで始末された。エヴァの戦闘指揮官・葛城ミサトは彼の元恋人であり、再会した後は再び深い仲になっている。

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碇ユイ(エヴァンゲリオン)の徹底解説・考察まとめ

碇ユイ(エヴァンゲリオン)の徹底解説・考察まとめ

碇ユイとは『新世紀エヴァンゲリオン』シリーズの登場人物で、主人公碇シンジの母親。物語の始まる10年前にエヴァンゲリオン初号機の開発中の事故で死亡したとされているが、実は初号機の中に肉体ごと取り込まれてしまっている。ユイの死が夫であるゲンドウを狂わせ、人類補完計画に傾倒していく原因となった。すでに故人ということもありほとんど回想シーンでしか登場しないものの、ある意味では作品の根幹にかかわる重要人物といえる。

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鈴原トウジ(エヴァンゲリオン)の徹底解説・考察まとめ

鈴原トウジ(エヴァンゲリオン)の徹底解説・考察まとめ

鈴原トウジとは、新世紀エヴァンゲリオンシリーズの登場人物で主人公シンジのクラスメイト。関西弁が特徴で、常に黒いウィンドブレーカーを着用している。エヴァパイロットであるシンジに当初は反感を抱いていたが、彼の苦労や覚悟を知って和解する。その後は同じくクラスメイトの相田ケンスケと共に「3バカトリオ」として親しく付き合うようになった。テレビアニメ版では参号機のテストパイロットに選ばれるが、起動実験時の暴走と初号機による破壊によって左脚を失ってしまう。

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綾波レイ(エヴァンゲリオン)の徹底解説・考察まとめ

綾波レイ(エヴァンゲリオン)の徹底解説・考察まとめ

綾波レイ(あやなみレイ)とは、『新世紀エヴァンゲリオン』シリーズの登場人物であり、エヴァ零号機のパイロット。水色の髪に赤い瞳が特徴のミステリアスな美少女。当初は感情をほとんど表に出さず、機械のように命令に忠実に従っていたが、シンジとの交流を通して徐々に自我が芽生えていく。その正体はシンジの母・碇ユイを元にしたクローンであり、複数の「綾波レイ」が存在している。人類補完計画の要として、作中で大きな役割を果たす。

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碇シンジ(エヴァンゲリオン)の徹底解説・考察まとめ

碇シンジ(エヴァンゲリオン)の徹底解説・考察まとめ

碇シンジ(いかりシンジ)とは『新世紀エヴァンゲリオン』シリーズの主人公でエヴァンゲリオン初号機のパイロット。母・碇ユイをエヴァ起動実験の事故で失って以降父・ゲンドウとは距離を置いていたが、2015年突如ネルフ本部のある第3新東京市に呼び出され、エヴァ初号機パイロットに任命される。最初はエヴァに乗る事を拒絶していたシンジだったが、上司兼保護者の葛城ミサトやパイロット仲間の綾波レイや惣流(新劇場版では式波)・アスカ・ラングレー、クラスメイト達との交流を通して徐々に成長していく。

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赤木リツコ(エヴァンゲリオン)の徹底解説・考察まとめ

赤木リツコ(エヴァンゲリオン)の徹底解説・考察まとめ

赤木リツコとは、新世紀エヴァンゲリオンシリーズの登場人物であり、特務機関ネルフ技術開発部に所属する科学者。人型兵器エヴァンゲリオンの開発に深く関わっているほか、ネルフ本部の意思決定を支えるスーパーコンピューター「MAGI」の管理運営担当者でもある。戦闘指揮官である葛城ミサトとは学生時代からの友人で、時に衝突することもあるが技術者的見地から彼女の作戦をサポートしている。ネルフ司令碇ゲンドウの愛人でもあり、エヴァとネルフの抱える秘密を知る立場にあった。

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真希波・マリ・イラストリアス(エヴァンゲリオン)の徹底解説・考察まとめ

真希波・マリ・イラストリアス(エヴァンゲリオン)の徹底解説・考察まとめ

真希波・マリ・イラストリアス(まきなみ・マリ・イラストリアス)とはヱヴァンゲリヲン新劇場版シリーズの登場人物で、エヴァ仮設5号機、2号機、8号機パイロット。『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』より登場する新キャラクターで、その明るく奔放なキャラクターと謎に満ちた正体に注目が集まった。2つ結びの茶髪と赤縁眼鏡がトレードマーク。『Q』以降は改2号機パイロットである式波・アスカ・ラングレーの相方として8号機を操り、数々の戦場を駆け抜ける。

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葛城ミサト(エヴァンゲリオン)の徹底解説・考察まとめ

葛城ミサト(エヴァンゲリオン)の徹底解説・考察まとめ

葛城ミサトとは、新世紀エヴァンゲリオンシリーズの登場人物でエヴァの戦闘指揮官。主人公の碇シンジの保護者兼上司として、時に厳しく接しながらも彼の成長を見守っていく。セカンドインパクト時の南極調査隊の生き残りでもあり、父の仇である使徒殲滅に情熱を燃やす。彼女の立てる作戦は無謀なものがほとんどだが、ミサト自身の強運によるものか結果的には成功を収めている。

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伊吹マヤ(エヴァンゲリオン)の徹底解説・考察まとめ

伊吹マヤ(エヴァンゲリオン)の徹底解説・考察まとめ

伊吹マヤとは新世紀エヴァンゲリオンの登場人物で、特務機関ネルフ本部所属のオペレーター。人型兵器エヴァンゲリオンの戦闘をサポートする役回りとして、第1回から戦闘時には欠かさず登場している。上司の赤木リツコを「センパイ」と呼んで慕っており、彼女から直々に技術指導を受けている。生真面目な性格や、黒髪ショートカットという可愛らしい見た目から、メインキャラクターではないにも関わらず高い人気を誇っている。

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相田ケンスケ(エヴァンゲリオン)の徹底解説・考察まとめ

相田ケンスケ(エヴァンゲリオン)の徹底解説・考察まとめ

相田ケンスケとは、新世紀エヴァンゲリオンシリーズの登場人物で主人公碇シンジのクラスメイト。軍事オタクで常にビデオカメラを持ち歩いている変わり者。眼鏡と茶髪、そばかすが特徴的な中学生。エヴァに強い憧れを抱いており、戦闘を一目見るためにシェルターを抜けだしたり、パイロットになりたいと指揮官の葛城ミサトに直談判したりと目的のためならなりふり構わないところがある。新劇場版では大人になったケンスケが再登場し、物語のキーマンとなった。

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渚カヲル(エヴァンゲリオン)の徹底解説・考察まとめ

渚カヲル(エヴァンゲリオン)の徹底解説・考察まとめ

渚カヲル(なぎさカヲル)とは新世紀エヴァンゲリオンシリーズの登場人物で、5番目のエヴァンゲリオンパイロット(フィフスチルドレン)。その正体は第1にして最後の使徒であり、作中で提示された多くの謎の鍵を握る重要人物。白い髪と赤い瞳、色白の肌が特徴的な美少年である。主人公である碇シンジに強い興味を持ち、瞬く間に心を通い合わせた親友となる。傷ついたシンジを慰め、大きな影響を与えるが、最終的にはシンジの手にかかって亡くなるという悲劇的な最期を迎える。

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日向マコト(エヴァンゲリオン)の徹底解説・考察まとめ

日向マコト(エヴァンゲリオン)の徹底解説・考察まとめ

日向マコトとは、『新世紀エヴァンゲリオン』シリーズの登場人物で特務機関ネルフ本部のオペレーター。黒縁眼鏡とオールバックの髪型が特徴の男性。エヴァの戦闘時におけるサポートが主な仕事であり、使徒の反応を観測した際に「パターン青!」と告げるのが日向のお決まりのセリフとなっている。物語にあまり関わらない役どころではあるが、第1話から新劇場版まで出演しているレギュラーキャラクターであり、エヴァという作品の世界観を支える名脇役である。

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加持リョウジJr.・息子(エヴァンゲリオン)の徹底解説・考察まとめ

加持リョウジJr.・息子(エヴァンゲリオン)の徹底解説・考察まとめ

加持リョウジJr.(かじ リョウジ ジュニア)とは、『新世紀エヴァンゲリオン』シリーズに登場するキャラクターで、加持リョウジと葛城ミサトの間に生まれた少年。父と同じ名前で、作中では特に「Jr.」と呼称される場面は無い。 生まれる前に父を失い、母とも会ったことがなく、両親のことは何も知らない。世界的大災害サードインパクトを生き残った人々の支援を目的とする組織KREDIT(クレーディト)に所属し、汚染された大地を浄化する研究をしている。主人公の碇シンジ曰く、「すごくいいヤツ」とのこと。

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青葉シゲル(エヴァンゲリオン)の徹底解説・考察まとめ

青葉シゲル(エヴァンゲリオン)の徹底解説・考察まとめ

青葉シゲルとは、『新世紀エヴァンゲリオン』シリーズの登場人物で、ネルフ本部所属のオペレーター。主に通信と情報分析を担当しており、使徒との戦闘ではエヴァや本部施設のモニタリングと戦況のアナウンスを行う。肩にかかる程度のロン毛と鋭い目つきが特徴のやせ形の男性。物語の本筋に深く関わるキャラクターではないが、テレビアニメ版第1話から登場し、作中の戦闘描写になくてはならない存在である。趣味はギターで、音楽雑誌を読んでいたりギターケースを背負って出勤したりする様子が描かれている。

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惣流・キョウコ・ツェッペリン(エヴァンゲリオン)の徹底解説・考察まとめ

惣流・キョウコ・ツェッペリン(エヴァンゲリオン)の徹底解説・考察まとめ

惣流・キョウコ・ツェッペリンとは、『新世紀エヴァンゲリオン』シリーズの登場人物で、メインヒロインの1人である惣流・アスカ・ラングレー/式波・アスカ・ラングレーの母親。 特務機関NERV(ネルフ)の前身の1つであるゲヒルンという組織のドイツ支部に所属する科学者だったが、エヴァンゲリオン弐号機の実験中に事故に遭い、魂の大半を機体に取り込まれてしまう。この結果精神を病み、人形のことを娘のアスカだと思い込み、突発的に自殺する。しかしエヴァンゲリオン弐号機の中から娘のことを見守り、彼女と共に戦い続けた。

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北上ミドリ(エヴァンゲリオン)の徹底解説・考察まとめ

北上ミドリ(エヴァンゲリオン)の徹底解説・考察まとめ

北上ミドリ(きたかみ ミドリ)とは、『新世紀エヴァンゲリオン』シリーズに登場するキャラクターで、反NERV(ネルフ)組織WILLE(ヴィレ)のメンバーの1人。 WILLEが保有する空中戦艦AAAヴンダーの艦橋要員で索敵担当。特徴的なピンク色の髪は、染めているわけではなくエヴァンゲリオン・インフィニティの廃液を浴びて変色したものである。かつて碇シンジが発生させたサードインパクトによって家族やそれ以前の生活を失っており、14年ぶりに目覚めた彼のことを冷ややかな目で眺めていた。

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赤木ナオコ(エヴァンゲリオン)の徹底解説・考察まとめ

赤木ナオコ(エヴァンゲリオン)の徹底解説・考察まとめ

赤木ナオコ(あかぎ ナオコ)とは、『新世紀エヴァンゲリオン』シリーズの登場人物で、高名なコンピュータ技師。 特務機関NERV(ネルフ)の活動を支えるスーパーコンピュータシステム「MAGI(マギ)」の開発者。NERVの前身である人工進化研究所で働き、娘である赤木リツコとは手紙でのみやりとりする多忙な日々を送っていた。同組織の代表である碇ゲンドウとは愛人の関係にあったが、次第に彼から飽きられ、綾波レイからこの事実を突きつけられて激昂。衝動的に彼女を殺し、直後に自害した。

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キール・ローレンツ/ゼーレ01(エヴァンゲリオン)の徹底解説・考察まとめ

キール・ローレンツ/ゼーレ01(エヴァンゲリオン)の徹底解説・考察まとめ

キール・ローレンツ/ゼーレ01とは、『新世紀エヴァンゲリオン』シリーズに登場するキャラクターで、人類補完計画を主導する秘密結社ゼーレの中心人物。 その遂行を特務機関NERV(ネルフ)の総司令官である碇ゲンドウに任せるが、彼が独自の目的に合わせて計画を歪めていることを知ると、これを裏切り行為と判断して戦略自衛隊に本拠地を襲撃させる。新劇場版では大きく設定が異なり、人間ではなく地球外で発生した知性体の成れの果てで、「自身の目的と大きく異なるものではない」とゲンドウの計画変更を許容した。

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洞木ヒカリ/鈴原ヒカリ(エヴァンゲリオン)の徹底解説・考察まとめ

洞木ヒカリ/鈴原ヒカリ(エヴァンゲリオン)の徹底解説・考察まとめ

洞木ヒカリ(ほらき ヒカリ)/鈴原ヒカリ(すずはら ヒカリ)とは、『新世紀エヴァンゲリオン』シリーズの登場人物で、主人公碇シンジのクライメイト。 学級委員を務めるしっかり者で、父、姉、妹に自分を加えた4人家族。家の中では母親代わりを務め、家事全般を得意とし、弁当も自分で作っている。クラスメイトの鈴原トウジに片思い中で、仲良くなるきっかけを探している。弐号機のパイロットである惣流(式波)・アスカ・ラングレーからは、その面倒見の良さから頼りにされるようになり、やがて友人としての関係を築いていった。

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