エヴァンゲリオンシリーズの特務機関NERVまとめ

特務機関NERVとは、GAINAX制作のアニメ『新世紀エヴァンゲリオン』シリーズに登場する組織である。読みは「ネルフ」。第3新東京市に本部を置き、汎用人型決戦兵器「エヴァンゲリオン」を保有する。人類の敵とされる謎の生命体「使徒」に対抗しうる唯一の勢力で、エヴァンゲリオン、及びスーパーコンピュータ「MAGI」を使った作戦で戦果を上げてきた。使徒戦の裏で、上位組織「SELLE」の計画に則り、「人類補完計画」の遂行を秘密裏に進めてもいる。

『エヴァンゲリオン』シリーズの概要

『エヴァンゲリオン』シリーズとは、GAINAXにより制作されたアニメ、及びそれを原作とするメディアミックス作品である。1995年に『新世紀エヴァンゲリオン』というタイトルでテレビ東京系列で放送開始され、全26話で終了した。
時は2015年。未曽有の大災害「セカンドインパクト」に端を発する世界大戦を生き延びた人類は、「使徒」と呼ばれる謎の生命体の脅威にさらされていた。14歳の少年碇シンジ(いかり シンジ)は父碇ゲンドウに呼び出され、父が司令官を務める「特務機関NERV」に向かう。シンジの役目は汎用人型決戦兵器「エヴァンゲリオン」の初号機に乗り、使徒と戦うことだった。何の説明も訓練も受けていないまま、第3使徒サキエルと戦う羽目になったシンジだが、初号機の暴走により辛くも勝利を収める。正式に初号機パイロットとしてNERVの一員となったシンジだが、父に捨てられたとの思い込みから他者の言うことを聞くという処世術に従っているだけで、人類を救うことへの使命感はなかった。
それでも、保護者を買って出た葛城ミサト(かつらぎ ミサト)や弐号機パイロットの惣流・アスカ・ラングレー(そうりゅう・アスカ・ラングレー)との同居、零号機パイロットの綾波レイ(あやなみ レイ)や友人らとの交流、多くの使徒戦を経て少しずつ成長していく。

エヴァンゲリオンと使徒の戦いを軸とし、EVAのパイロットやEVAを保有する組織「特務機関NERV」の職員らによる人間ドラマが展開された。聖書をモチーフとした意味深長なセリフや用語、どこか暗い世界観、小出しにされる裏設定の数々が世紀末へと向かう社会の中で視聴者の心をつかみ、社会現象にまで発展。その後のアニメ作品やファンの在り方をも変えた作品で、テレビ版放送終了後も根強い人気を誇っていた。
テレビ版のストーリーは第弐拾四話で進展を止める。残りの2話はシンジをはじめとする主要人物の内面が、詩的かつシンボリックに語られた。最終的にシンジが自分を肯定できるようになったところで物語は終了。しかし、あまりに前衛的な手法が難解すぎた上、使徒の正体や目的、「人類補完計画」についての詳細が語られず、不満を持つファンもいた。
1997年、劇場版という形で第25話、26話が制作される。『新世紀エヴァンゲリオン第25話Air/第26話まごころを、君に』において物語は一応の完結をした。とはいえ、冒頭から不穏かつ容赦のない描写が続き、実質的にシンジとアスカ以外は死亡したも同然のショッキングなラストとなった。1997年に公開されたこの映画はファンの間で「旧劇」などと呼ばれている。
2007年一部設定を新たにした『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』が公開。『序』、『破』、『Q』、『シン・エヴァンゲリオン』からなる四部作で、新たな展開や映像技術の進歩による画面構成はまたもファンを魅了した。最終的にエヴァンゲリオンのない世界となり、シンジらパイロットが大人になりそれぞれの人生を歩む光景が描かれた。『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』の終了に伴い、『エヴァンゲリオン』シリーズは初出から四半世紀の時をかけようやく完結と相成った。

特務機関NERVについて

「特務機関NERV」とは、アニメ『エヴァンゲリオン』シリーズに登場する組織である。正式名称は「国際連合直属非公開組織 特務機関NERV」で、2010年研究機関ゲヒルンを前身として発足した。読みは「ネルフ」。太古の昔から世界を牛耳ってきた秘密結社「SELLE(ゼーレ)」の下部組織に当たる。本部は第3新東京市の地下、箱根大深度地下大規模空間「ジオフロント」にある。アメリカやドイツをはじめ、世界各国に支部を持つ。
主な任務は「使徒」と呼ばれる謎の敵の殲滅。結界状のバリア「A.T.フィールド」により通常兵器が通用しない使徒を倒すために、同じくA.T.フィールドを展開できる「汎用人型決戦兵器エヴァンゲリオン(通称EVA)」を保有する。
EVAに乗り込むのは母親のいない14歳の少年少女に限られ、その他のスタッフはスーパーコンピュータ「MAGI」による分析や採決を基にパイロットの戦闘をサポートする。
最下層には第二使徒「リリス」が安置されている。これは、第一使徒「アダム」に還ろうとしている使徒をおびき寄せるためのもの。
旧劇ではすべての使徒が倒されたため、用済みとなったNERVの職員はエヴァパイロットも含め皆殺しが決定。元より、NERV司令官の碇ゲンドウにはSELLEに従う気がなく、人類補完計画遂行の要となるエヴァ初号機を入手する意味もあった。

新劇場版では職員皆リリスの存在を知っており、使徒がジオフロントに到達するや本部もろとも自爆する覚悟の上で仕事に当たっている。尚、バチカン条約により一国で所有できるEVAの数は3体までと定められており、4体目の機体を得た場合は1体を封印する形で使用できないようにする。
『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』では、NERVに対抗する組織「WILLE(ヴィレ)」が登場。共にEVAを保有し、戦うこととなった。

『エヴァンゲリオン』シリーズの特務機関NERV

前身:GEHIRN(ゲヒルン)

NERVの前身にあたる組織。科学研究所としての性格が強く、表向きは国連の人工進化研究所として機能していた。意味はドイツ語で「頭脳」。

目的・任務:人類補完計画遂行

主な任務は使徒の殲滅。本来の目的は使徒をすべて倒し、そのうえで「人類補完計画」を進めることだが、このことはゲンドウと副司令官の冬月コウゾウしか知らない。作中、SELLEから送られたスパイの加持リョウジがこのことを突き止め、恋人でもあった葛城ミサトに真実を託した。

本部:神奈川県第3新東京市(Tokyo-3・Tokyo-III)

使徒を迎撃するための要塞都市。表向きは2000年に起きた大災害「セカンドインパクト」に端を発する世界大戦により、壊滅した東京に代わって、新たな首都として建設されている。場所は芦ノ湖の北岸。NERV本部はこの年の地下にある。使徒戦の際ビルは地下に格納され、EVAの電源プラグや武器を格納したビルが現れる。

ジオフロント

第3新東京市の地下に広がる空間。直径13.75Kmの球形をしているが、87%が土砂に埋まっている。上部分には直径6Km、高さ0.9Kmの空洞があり、その中央にNERV本部が位置する。上部は22層から成る特殊装甲に守られている。
使徒襲来時、地上のビルは地下に格納され、内部からはビルが上から生えてくるような光景が見られる。地下ではあるが、巨大反射鏡の役割を持つビルがあるため、内部は地上と同じく明るい。EVAはジオフロントにある射出口から地上に出る。
正体はリリスの卵とされる「黒き月」で、リリスから生まれた生命体の魂が生まれ還る場所通称「ガフの部屋」でもある。ちなみに南極にはアダム由来の生命体、すなわち使徒が生まれる「白き月」があるが、こちらはセカンドインパクトの際破壊された。

セントラルドグマ

ジオフロントの中心部。最深部のターミナルドグマ、EVA素体の廃棄所、ダミープラグ開発部、射撃訓練場、MAGI、地底湖に繋がっている。

ターミナルドグマ

ターミナルドグマに幽閉されているリリス(左)。

ジオフロント最深部。第1使徒アダムが幽閉されているとされる。使徒が侵入した場合は自爆するよう措置が取られる。作中で侵入したのは第17使徒タブリスのみ。尚、実際幽閉されているのは第2使徒リリスである。新劇場版では、ジオフロントの中央部に位置するとの設定。

レベルEEE

新劇場版初出。NERV本部の最深部で、テレビ版におけるターミナルドグマに相当する。使徒がここに達した途端、自爆するよう措置が取られている。

シンボールマーク:イチジクの葉

えどまち
えどまち
@edono78

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北上ミドリ(エヴァンゲリオン)の徹底解説・考察まとめ

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北上ミドリ(きたかみ ミドリ)とは、『新世紀エヴァンゲリオン』シリーズに登場するキャラクターで、反NERV(ネルフ)組織WILLE(ヴィレ)のメンバーの1人。 WILLEが保有する空中戦艦AAAヴンダーの艦橋要員で索敵担当。特徴的なピンク色の髪は、染めているわけではなくエヴァンゲリオン・インフィニティの廃液を浴びて変色したものである。かつて碇シンジが発生させたサードインパクトによって家族やそれ以前の生活を失っており、14年ぶりに目覚めた彼のことを冷ややかな目で眺めていた。

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赤木ナオコ(エヴァンゲリオン)の徹底解説・考察まとめ

赤木ナオコ(エヴァンゲリオン)の徹底解説・考察まとめ

赤木ナオコ(あかぎ ナオコ)とは、『新世紀エヴァンゲリオン』シリーズの登場人物で、高名なコンピュータ技師。 特務機関NERV(ネルフ)の活動を支えるスーパーコンピュータシステム「MAGI(マギ)」の開発者。NERVの前身である人工進化研究所で働き、娘である赤木リツコとは手紙でのみやりとりする多忙な日々を送っていた。同組織の代表である碇ゲンドウとは愛人の関係にあったが、次第に彼から飽きられ、綾波レイからこの事実を突きつけられて激昂。衝動的に彼女を殺し、直後に自害した。

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キール・ローレンツ/ゼーレ01(エヴァンゲリオン)の徹底解説・考察まとめ

キール・ローレンツ/ゼーレ01(エヴァンゲリオン)の徹底解説・考察まとめ

キール・ローレンツ/ゼーレ01とは、『新世紀エヴァンゲリオン』シリーズに登場するキャラクターで、人類補完計画を主導する秘密結社ゼーレの中心人物。 その遂行を特務機関NERV(ネルフ)の総司令官である碇ゲンドウに任せるが、彼が独自の目的に合わせて計画を歪めていることを知ると、これを裏切り行為と判断して戦略自衛隊に本拠地を襲撃させる。新劇場版では大きく設定が異なり、人間ではなく地球外で発生した知性体の成れの果てで、「自身の目的と大きく異なるものではない」とゲンドウの計画変更を許容した。

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