青葉シゲル(エヴァンゲリオン)の徹底解説・考察まとめ
青葉シゲルとは、『新世紀エヴァンゲリオン』シリーズの登場人物で、ネルフ本部所属のオペレーター。主に通信と情報分析を担当しており、使徒との戦闘ではエヴァや本部施設のモニタリングと戦況のアナウンスを行う。肩にかかる程度のロン毛と鋭い目つきが特徴のやせ形の男性。物語の本筋に深く関わるキャラクターではないが、テレビアニメ版第1話から登場し、作中の戦闘描写になくてはならない存在である。趣味はギターで、音楽雑誌を読んでいたりギターケースを背負って出勤したりする様子が描かれている。
青葉シゲルの概要
年齢:不明
誕生日:5月5日
所属:NERV本部中央作戦司令部情報局第2課(『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序(以降『序』)』)→NERV本部中央作戦司令部情報局第1課(『破』)→WILLE所属・戦艦AAAヴンダー艦橋要員(『Q』以降)
階級:二尉
趣味:ギター
担当声優:子安武人
青葉シゲルとは、『新世紀エヴァンゲリオン』シリーズの登場人物で、NERV(ネルフ)本部所属のオペレーター。主に通信と情報分析を担当しており、戦闘時には同僚のオペレーターである日向マコトや伊吹マヤと共に戦況のモニタリング等を行う。
テレビアニメ版では所属が明らかにされていなかったが、新劇場版では中央作戦司令部情報局所属と明らかにされた。
肩まである長髪と鋭い目つきが特徴の若い男性。趣味は音楽で、休憩中にエアギターをしたり、ギターケースを背負って出勤したりしている。
性格はあまり描写されていないが、普段の働きぶりは優秀でありそつなくオペレーティングをこなしている。日向やマヤに比べて自分の意見を発言したり、上司に口答えしたりするようなセリフは少ない。
マヤの「科学万能の時代ですね」という発言に対して「古臭いセリフ…」と小馬鹿にするような態度を取ったり、使徒殲滅後のネルフの処遇について「組織解体されることになる」と冷静に分析していたりと、リアリストで冷静な性格が垣間見られる。
旧劇場版では人を撃つことをためらうマヤに対して「撃たなきゃ死ぬぞ!」と叱咤するなど、激情を露わにすることもあった。
その後、人類補完計画の発動に際して、他の登場人物たちが最愛の人物の面影を見ながらLCL(人類原初の姿である液体)化するのに対し、青葉だけは大群の綾波レイに囲まれながら補完された。彼だけは恋愛感情を向ける他者がいなかったためとされている。
新劇場版『Q』以降は反ネルフ組織WILLE(ヴィレ)に加わり、日向マコトと共にヴィレの保有する戦艦AAAヴンダーの艦橋要員となっている。前作『破』から14年後の世界が舞台の本作だが、青葉は変わらず長髪で、それに加えて少し頬がやせこけ顎髭を生やしている。
青葉シゲルの来歴・活躍
テレビアニメ版
ネルフ配属前の青葉の経歴は不明。第1話からオペレーターとして登場し、エヴァの戦闘をサポートしている。日向やマヤと比べて彼個人での目立った活躍はあまりないが、第11使徒イロウルが本部内に侵入した際には、その予兆となるタンパク壁の染みを発見し、ネルフ副指令である冬月コウゾウに報告していた。ちなみに日向はただの劣化だと思い気に留めていなかった。そのイロウルを殲滅した後は、冷静な彼には珍しく両手を挙げて喜んでいた。
また、第10使徒サハクィエルの落下時には、避難を呼びかけるミサトに対し「いえ、これも仕事ですから」と日向と共に避難を拒否している。
旧劇場版
最後の使徒である渚カヲル(タブリス)を撃破したことで、使徒殲滅という一応の目標を達成したネルフ。オペレーターたちは今後の動向について語り合う。
ネルフやエヴァはどうなるのかと不安がるマヤに対し、青葉は「ネルフは組織解体されると思う。俺たちがどうなるのかは見当もつかないな」と返答している。
しかし使徒が殲滅された後からが本当の戦いだった。ネルフの上位組織ゼーレが送り込んだ戦略自衛隊が本部に攻め込み、次々と職員たちが殺されていく。
慣れない銃を手に取り、戦自に抵抗しようとする青葉達オペレーター。そんな緊急事態でも、青葉は「今考えれば侵入者要撃の予算縮小は、このことを見越してのことだったのかもしれない」と冷静に状況を分析している。
恐怖で怯え、机の下でうずくまるマヤに対しても銃を手渡し、「鉄砲なんて撃てません」というマヤに「撃たなきゃ死ぬぞ!」と叱咤している。
それでも自分の仕事を完遂しようとモニタリングを続ける青葉と日向だったが、人類補完が発動すると、綾波レイの姿をしたリリスによってATフィールド=心の壁を無効化されていく。そして青葉は大勢の綾波レイに囲まれ、恐怖に怯えながらLCLと化したのだった。
新劇場版
『序』『破』においてはおおむねテレビ版と同じ活躍だったが、『Q』以降は反ネルフ組織ヴィレに所属し、日向と共に艦橋のオペレーターとなっている。『破』から14年が経過し、長髪は以前と変わらないが顎髭を生やしていた。
元民間人が半数以上で戦闘に不慣れな者も多い中、青葉と日向は歴戦のオペレーターとして部下を率いる立場となっている。後輩の艦橋要員である北上ミドリに甲板作業の状況を尋ねるも、「それ私の担当ですか?」と口答えされ、「兼任だ!当然だろ!」と語気を荒げる場面もあった。
『シン・エヴァ』では長年の戦友である日向と腕にバンダナを結び合い、絆を確かめるように拳をぶつけ合わせている。
青葉シゲルの関連人物・キャラクター
日向マコト
オペレーターの同僚。年が近い男性と言うこともあり親しくしていたようだ。旧劇場版では戦略自衛隊の侵攻に最後まで共に抵抗している。
新劇場版では最終決戦直前、日向と青葉が互いにバンダナを巻き合い、拳をぶつけ合うシーンがある。無言の場面だが、2人の強い信頼関係が伝わる場面だ。
伊吹マヤ
オペレーターの同僚。クリーニングに寄った後、共に出勤する場面がある。旧劇場版では人を撃つことに怯えるマヤを励まし、無理やり銃を握らせようとしている。
新劇場版『Q』以降は部署が違うためあまり接する機会はないが、どちらも部下の扱いに苦戦している点では同様である。
青葉シゲルの名言・名セリフ/名シーン・名場面
「撃たなきゃ死ぬぞ!」
旧劇場版で、戦自の侵攻に怯え「鉄砲なんか撃てません」と泣き言をいうマヤに対し、青葉は「バカ!撃たなきゃ死ぬぞ!」と喝を入れる。普段冷静沈着な青葉だが、この時だけは強い口調でマヤを𠮟咤した。それだけ青葉が追い詰められていたということでもあり、青葉の同僚想いさが伝わるセリフである。
綾波レイに囲まれて補完される青葉
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