ジョセフ・ジョースター(ジョジョの奇妙な冒険)の名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ

ジョセフ・ジョースターとは、荒木飛呂彦の漫画『ジョジョの奇妙な冒険』Part2『戦闘潮流』の主人公であり、波紋の戦士である。またPart3では主人公・承太郎の祖父として登場し、仲間たちと共に宿敵DIOに挑む。第4部では主人公・仗助の父親として登場し、仗助の手助けをしている。多数のジョジョシリーズに登場するジョセフはシリーズごとに年齢やストーリー上でのポジションも変わるが、読者に愛される名言・名シーンが多数存在するキャラクターとなっている。

DIOの圧倒的な力が承太郎一行を襲い、花京院は致命傷を負った。花京院の命をとしたダイイングメッセージを理解したジョセフは、「落ち着け…落ち着いて考えるんだ わしにはパニックという言葉はない」と頭の中で考えながら、DIOへの反撃の糸口を探るのだった。

「花京院! イギー! アヴドゥル! 終わったよ…」(第3部)

「花京院! イギー! アヴドゥル! 終わったよ…」とは、長い旅を終えたあとのジョセフもしくは承太郎の独白。100年前から続いていたDIOとジョースター家の宿命も、日本からエジプトまでやってきた50日間の旅もようやく終わったのだ。
DIOを倒す闘いの中で花京院、イギー、アヴドゥルは命を落としてしまった。生き残った者にとってこの別れはつらいものだったが、これまでの旅を振り返ると、楽しい旅だった。その思い出があるからこそ、生き残ったジョセフ、承太郎、ポルナレフの中には、後悔などはなかったのだ。

「また会おうッ! わしのことが嫌いじゃあなけりゃあな!…マヌケ面ァ!」(第3部)

第3部のラスト。別れのシーンで、ジョセフは珍しくネガティブなことを言っている。一方、ポルナレフはジョセフに対して敬語で話しており、普段とは違った様子から、これで最後であることがわかる感慨深いシーンとなっている。

「イかんぞ歯科医? わしも入れ歯にしてからは トント行かなくなったのー」(第4部)

億泰の「スタンド使い」という言葉を「イかんぞ歯科医」と聞き間違えたジョセフは、「イかんぞ歯科医?わしも入れ歯にしてからはトント行かなくなったのー」ととぼけた発言をする。年老いて耳が遠くなってしまったことがわかるセリフ。

「これから死ぬかもしれんから」(第4部)

覚悟を仗助に見せるジョセフ

第4部の主人公、東方仗助とジョセフ・ジョースターが杜王町の道端で発見した、「透明になる」というスタンド能力を持った赤ん坊。彼女を救う時にジョセフが言い放った名言である。「透明になる赤ん坊」は親のいないストレスで自分や自分に触れたものを片端から透明にしてしまい、池の中で溺れかけていた。ジョセフはそんな状況を見て、彼女を溺死させないために自らの血を流して川に着色することを決め、「これから死ぬかもしれんから」と言った。この名言は見ず知らずの赤ん坊のためにジョセフがすでに死を覚悟していることを表している。

「カッコつけたかったんじゃよ おまえの前で」(第4部)

水に落ちた「透明になる」というスタンド能力を持った赤ん坊を助け出すため、自分の手首を切って水を地に染め、赤ん坊を救出したジョセフ。「普通はこんなことは思いつきもしない」と驚く仗助に対して、ジョセフは「カッコつけたかったんじゃよ おまえの前で」という。死ぬ覚悟をしてまで赤ん坊を助けたのは、ただ仗助の前で父親らしいところを見せたかっただけだったのだ。これまで仗助のことを知らず、父親らしいことを何もできなかったジョセフの仗助に対する気持ちが伝わってくるセリフである。

「この町の若者は『黄金の精神』を持っているという事をのォ」(第4部)

杜王町は、吉良吉影という怪物によって傷つけられた。まだこの町には隠れたスタンド使いがいる可能性もある。町を去ってよいのかと迷いを見せる承太郎に対して、ジョセフはこの町のことを心配してはいなかった。ジョセフは「この杜王町の今回の事件に関わる仗助たちを見ていて……ひとつだけ言える事を見つけたよ この町の若者は『黄金の精神』を持っているという事をのォ」と呟く。
ジョセフは仗助や康一たちの姿に、この町の深い傷を癒すに違いない『黄金の精神』を見たのだ。

「かつてわしらもエジプトに向かう時に見た…「正義」の輝きの中にあるという『黄金の精神』を…わしは仗助たちの中に見たよ…それがあるかぎり大丈夫じゃ…」(第4部)

ジョセフは仗助たちの中にある「黄金の精神」を感じた。そして、「かつてわしらもエジプトに向かう時に見た…「正義」の輝きの中にあるという『黄金の精神』を…わしは仗助たちの中に見たよ…それがあるかぎり大丈夫じゃ…」と続ける。ジョセフはかつてのエジプトでのDIOとの死闘と、正義の信念を胸に共に戦った誇りある黄金の精神の輝きの記憶を思い出していた。
あの輝きがある限り、彼らがこの街を守ってくれるだろう。そう確信し、ジョセフは彼らの『黄金の精神』に敬意を表し、杜王町を去ったのだった。

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