シーザー・A・ツェペリ(ジョジョの奇妙な冒険)の徹底解説・考察まとめ

シーザー・A・ツェペリとは『ジョジョの奇妙な冒険』の第2部『戦闘潮流』に登場するキャラクターで、シャボン玉を応用した必殺技を持つ波紋の使い手。
1部『ファントムブラッド』にて主人公ジョナサン・ジョースターに波紋法を指南したウィル・A・ツェペリの孫にあたる人物である。石仮面および柱の男の謎を追う使命を受け継いでいる一族の血統を強く誇りに思っている。主人公ジョセフ・ジョースターとはしばしばぶつかり合いながらも、「柱の男」達との戦いを経て力を合わせるようになっていく。ワムウとの戦いに破れて死亡する。

シーザー・A・ツェペリのプロフィール・人物像

名前通称:シーザー・アントニオ・ツェペリCaesar Anthonio Zeppeli
生年月日:1918年5月13日20歳
血液型:A型
出生地:イタリア・ジェノヴァ
身長:186cm
体重:90kg
宗教:カトリック
職業:学生、前科無し
身体的特徴:両ホッペにヘンなアザがある、虫歯一本
好きな食べ物:ビーフ・ストロガノフ
好きな色:オレンジ
好きな花:ひまわり
趣味:ライター集め
特技:ダーツゲーム
嫌いなもの:ダサイやつ、いいかげんなヤツ、リンゴの皮をむく音、虫
ガールフレンド:いっぱい ひとりさみしそうな女の子をみると、相手をしてあげなくては…と思ってしまう。そのためにつくウソは「正しいこと」と信じている。
将来の夢:明るい家庭をもつこと

シーザー・A・ツェペリとは『ジョジョの奇妙な冒険』の第2部『戦闘潮流』に登場するキャラクターで、波紋の使い手。
主人公ジョセフ・ジョースター(愛称ジョジョ)の波紋が未熟であると判断したナチス将校シュトロハイムが、遺言にて面会をするように言った相手である。当時のイタリアとドイツが同盟国であることなどからナチスとも親交が深い。これはナチスより波紋を科学的に研究したいという提案を受けている件を機嫌よく語っていることからもうかがえる。
1部『ファントムブラッド』にて主人公ジョナサン・ジョースターに波紋法を指南したウィル・A・ツェペリの孫にあたる人物である。そのため祖父ウィルの技をアレンジしたものを使う姿がみられる。波紋で強化したシャボン玉を使った必殺技を持っており、手袋や服装にはいたるところにシャボンのための特殊石けん水がしこんである。
女性に対しては軟派な側面があるが、基本的に真面目で努力家である。師であるリサリサを崇拝と言えるレベルの扱いをしており「自分の母親と同じくらい尊敬している」と言う。

髪は金髪で筋肉質で、ダンダラ模様のバンダナをしている。椅子に座る際に数動作かけてポーズを取る。

シーザー・A・ツェペリの来歴・活躍

ジョセフ・ジョースターとの出会い

ジョジョとシーザー、初対面時の印象は良いと言えるものではなかった。

イタリアのローマにあるホテルのレストランにて、シーザーとジョセフ・ジョースター(愛称ジョジョ)は初めて面会する。当初ジョジョは、同じレストランにいたシーザーをシュトロハイムの遺言で指定された人物だとは知らなかった。そして、女性と食事をしているシーザーの口説き文句が耳につき、気に食わないジョジョは波紋を用いてイカ墨スパゲティをシーザーの顔に巻き付けるいたずらをしかける。しかし、シーザーは女性の相手をしたままフォークにはさんだマカロニでこれを対処、反撃する。
その後、スピードワゴンがお互いを紹介したようだが、シーザーはこの時のジョジョの行動や使う波紋が弱すぎることを理由に手を組むことを断る。
そして、シーザーは「おまえの波紋ではこの女の子にさえ勝てやせん」と言い、ジョジョは「ならばてめーはこのハトにさえ勝てやしねえぜ」と応じる。シーザーは近くにいた女性を波紋で操りジョジョを噴水へ投げ込ませてしまう。その上で、「おれのじいさんは、おまえの祖父が足でまといになったおかげで惨死したのだ!」と、ジョジョの血統を見下した発言をする。
自分はともかく祖父を侮辱されたことにジョジョが怒りを感じ、二人は戦闘になる。
シーザーは祖父であるウィル・A・ツェペリも使っていた「座ったままの姿勢でジャンプ」をしてから、「奥義波紋シャボンランチャー」を放つ。これを顔面に受けた衝撃で吹っ飛んだジョジョを「シャボンバリアー」で覆い、酸欠状態になるよう追いこむ。
しかし、ジョジョが仕掛けたハトの罠が女性の口から飛び出し、シーザーは転倒。これによりジョジョを覆っていた「シャボンバリアー」が解けてしまう。結果的ジョジョに行動を読まれ、ハトに負けた結果になってしまった。

目覚めた「柱の男」たちとの戦闘

傷つきながらもマルクの仇を取ろうとするシーザー

ナチスが警備している「柱の男」の元へと、シーザーの手引きによりジョジョとスピードワゴンは共に向かうことになった。
車両で一行の送迎を担当したナチス軍人のマルクは、シーザーがナンパを手伝って婚約者との結婚につながったというほど親しい人物である。
ローマの観光名所「真実の口」から続くコロッセオの地下「柱の男」の眠る場所へ向かうが、降りた先にはすでに目覚めた「柱の男」たちにより全滅させられた警備兵の皮が折り重なって倒れていた。
あまりのことに立ち尽くすマルクは「柱の男」のひとりであるワムウと体がぶつかり、身を割かれてしまう。徐々に感じて来た痛みから強い恐怖を訴え、マルクはシーザーに殺してほしいと懇願する。これに応じシーザーは波紋で彼の心臓を止める。
そして、マルクの仇を討つためにワムウに闘いを挑んだ。シーザーが繰り出したシャボンランチャーにより右手の小指にダメージを負ったワムウはそれが波紋であると気づき、無数のシャボンに囲まれながらも、頭から出したワイヤーで体をシャボンに触れさせること無く壊して身を守った。さらに、シャボンにワイヤーを触れさせずに風圧でも破壊することができ、この時発生した小型の真空竜巻の余波により、シーザーは目を含め、顔に複数の傷を負う。友人を失ったためになおも戦意を失わずシーザーが立ち向かうが、「柱の男」たちは「波紋の一族」への呼吸を封じるという対抗策を確立していた。シーザーはのどを突かれて呼吸を乱されてしまう。
その後にアメリカンクラッカーを手にしゃしゃり出て来たジョジョに対してシーザーは怒りを感じる。ジョジョは奇策でワムウへダメージを与えるものの歯が立たず、死んだふりをしながらワムウをトロッコに誘導し、戦うことができないスピードワゴンとシーザーから引き離した。
ジョジョは重傷を負いながらもワムウが戦いに誇りを感じる性格であることを見抜き、プライドを刺激した上で「修行して強くなればお前を倒せる」と宣言する。この挑発を受け入れたワムウだが、ジョジョが逃げ出さないようにと33日後に毒が流れ出すリングを心臓近くに埋めることにする。その場にいたエシディシもプレゼントと称してジョジョの喉に指輪を埋め込み、立ち去っていった。後を追ってきたシーザーは機転を利かせて「柱の男」達とのかけひきを成功させたジョジョを見直し、修行に付き合うことを決意する。

リサリサの修行

最初の修行「地獄昇柱(ヘルクライムピラー)」

ジョジョに取りつけられた毒の入ったリングの詳細を医師に診察してもらうが、医学的なアプローチが不可能であるとわかる。医師が退室してから、シーザーはジョジョに水の入ったコップを逆さで維持して見せて、そのままジョジョにもマネをするよう指示するが、ジョジョは水を散らしてしまう。
目覚めた「柱の男」達との戦闘にてシーザー自身がワムウにかなわなかった点や、ジョジョの波紋コントロールが未熟であることから、シーザーは修行の必要性を強く主張し、ヴェネツィアにいる恩師リサリサの元へ向かう。
その道中、修行場のあるエア・サプレーナ島への足としてシーザーが声をかけたゴンドラの船頭が、ジョジョに攻撃を仕掛けて来る。ジョジョは水路に落ちるも水没はせずに波紋で水をはじいて立つことに成功する。船頭と思われた人物は、ジョジョの実力を測りに来たリサリサであった。シーザーは立ち向かおうとするジョジョを一度は制止するが、拒否されてからは見守っていた。

リサリサに弟子として受け入れられた際に、シーザーは常日頃の女性に対する態度を一変させ、おじぎをするようジョジョに言う。この時にシーザーはリサリサのことを「自分の母とおなじくらいに尊敬している!」と明言する。
ジョジョと共に島につくなり、リサリサの修行を受けていたシーザーも未体験である「地獄昇柱(ヘルクライムピラー)」へと挑むことになった。高さ24m最大円柱7.2mの大理石の柱の表面を油が伝い流れてくるというもので、波紋を流し続けて柱を昇ることで波紋の持久力を鍛える修行である。指を1cm動かすのにも相当の疲労を感じる過酷な修行で、多くの挑戦者が試練を乗り越えられずに死んでいった。
シーザーは28時間かけて15mまで到達していた。さらに24時間で18m地点。ここで、指先に波紋を流すことを習得しているシーザーの昇り方からジョジョがコツをつかむ。ようやく昇りはじめたジョジョを見てシーザーは安心したような姿を見せる。
開始後52時間が経過した時に、ジョジョが壁の割れ目で波紋を使い続けるのを休もうとしてスイッチを押し、20m地点より油の噴出する壁が出来てしまう。シーザーが壁に向かってペンを差し出してみると油圧で切断されてしまう。
そして、剃刀の刃のような超高圧の壁を前にシーザーは両手を柱から放す。両足から柱にくっつく波紋を流して体を支え、上半身の噴出する油に接する部分にははじく波紋を流す。それらを同時に行い、シーザーは油圧バリアーを突破した。そして61時間かけ、「地獄昇柱」を攻略する。
柱の攻略中もシーザーはジョジョがこの修行を攻略できるかが気がかりである様子を見せており、すぐにリサリサを呼び油の噴出を止めるよう乞う。しかし、ジョジョは噴出している油の表面をすべって移動することで壁を攻略、昇柱を進めた。残り数十センチというところで呼吸を乱してしまうが、シーザーの手助けにより登頂に成功する。
この3日間の修行でジョジョは波紋のコントロール技術を身に付け、コップの水を逆さにしてもこぼさずにいられるようになり、シーザーとジョジョは大いに感動する。あらためてジョジョの才能と、リサリサによる特訓効果に感激している一コマがみられる。

最終試練とエシディシ

「波紋の一族」が守る使命を持つエイジャの赤石

地獄昇柱を攻略したジョジョとシーザーの前にメッシーナとロギンズが現れる。リサリサの召使であり、二人にとってはこの後の修行における師範代となる人物である。メッシーナはジョジョの持ったコップから水だけを指一本で取り出し、プリンのような状態で固定をして見せる。「ここまでできるようになりたいか?」とシーザーに問い、近くで見るよう促すが、ジョジョとシーザーが顔を近づけると、水を破裂させるといういたずらをする。

メッシーナとロギンズによる修行は主に呼吸に関するものであった。波紋法は呼吸のリズムにその全てがある、という理論からで、1秒間に10回の呼吸をする課題、10分間息を吸い続け10分間吐き続ける課題を水中や逆立ちの状態でおこなう様子が見られる。
2週間の修行の後、サンマルコ広場にてリサリサはスリにネックレスを狙われる。大きな赤い石のはまったそのネックレスが「柱の男」の求めていた「エイジャの赤石」と気づくジョジョ。島へ戻る船の中でジョジョとシーザーはリサリサより「エイジャの赤石」の言い伝えを聞く。
5000年前に「柱の男」達は石仮面を携えて人間の歴史に関わってきたという。自分たちが太陽の元で暮らせるための道具として石仮面で人体実験を繰り返し、改良を重ねるためであった。石仮面を作った張本人であるカーズは完成に「スーパー・エイジャ」が必要であると気づく。当時のローマ皇帝が所有していた「スーパー・エイジャ」を求めて、カーズたちは大西洋を渡った。

シーザーとジョジョはリサリサが「スーパー・エイジャ」を太陽に向けてかざすと、太陽光が石の中で反射増幅し、強烈な光線となって船のエンジンを破壊するところを目の当たりにする。
過去に起こった赤石を巡る攻防の末、波紋の戦士はからくも「エイジャの赤石」を守り抜くが滅ぼされてしまい、「柱の男」達は2千年間眠っていた。
守りの使命を受け継ぐものとしてリサリサがジョジョとシーザーに言い伝えを説明したことを二人は意識する。さらに、理由はわからないが、「エイジャの赤石」が「柱の男」の手に渡るのを防ぐために破壊してしまうと、彼らを倒せなくなると言い伝えられているという。

指輪の溶解まで残すところ6日。船がエア・サプレーナ島に到着し、ジョジョとシーザーは分かれて最終試練を師範代から受けることとなった。
シーザーの修行の相手はメッシーナであったが、磨きをかけたシャボンランチャーで破り、メッシーナの左腕の毛(本人はうぶ毛と称している)を全て抜き去って負けを認めさせることで最終試練を合格した。

すぐに離れた試練場にいるジョジョとロギンズの様子を双眼鏡で窺うシーザーだが異変に気付く。ジョジョと対峙している人物は師範代ロギンズではなく、「柱の男」のひとり、エシディシであった。ジョジョのいる試練場は5分はかかる距離で、やむを得ず双眼鏡を使いメッシーナとジョジョを見守っていた。
しかし、唐突にメッシーナにより双眼鏡を壊される。ジョジョが敗れた場合には赤石とリサリサを守るためにエシディシを迎え撃つ必要があると諭され、シーザーは帰還する。

朝になり、リサリサの部屋にてシーザーはエシディシに勝利したジョジョとの再会に安堵するが、瀕死のエシディシに操られたリサリサのメイド、スージーQが奪った赤石を郵便でいづこかへと発送したことが判明した。波紋を流してエシディシを倒してしまうと、エシディシに取りつかれたスージーQの心臓も耐えられないため、3人は手をこまねいていた。エシディシが高温の血液をスージーQの体を破壊しながら飛散させて来る中で、リサリサとシーザーはお互いが彼女に波紋を使うことを決意する。幸い、ジョジョのひらめきで、シーザーと呼吸を合わせプラスとマイナスの波紋を流して心臓部で相殺する方法でスージーQの体を守りつつ、エシディシを倒すことに成功する。
太陽の光の中で消滅していくエシディシに「女の体にとりつくなど醜いったらありゃしねぇ!」とシーザーは口にするが、ジョジョは「誇りを捨ててまで なにがなんでも仲間のため生きようとした……」と言う。

赤石の奪回とシーザーの過去

ジョジョは言い争いで血統を誇りに思うシーザーの地雷を踏んでしまう

ジョジョとシーザーはヴェネツィアの街中の郵便局で赤石の入った小包を探そうとするが、リサリサにより操られていたスージーQの記憶から発送先を突き止め、自動車にて後を追う。17時にイタリアとの国境で入国手続き中の列車に追いつき、小包を回収しようとするも、突然あらわれたナチスに横取りをされてしまう。情報交換を提案されやむなく案内されたロッジで合流することとなる。
その日22時にロッジは赤石を奪いに来たカーズの襲撃に遭う。ジョジョは襲撃直後に軍人達の部屋を訪れておりカーズに直面するが、リサリサ、シーザー、メッシーナの3人は2階におり、ナチス将校シュトロハイムの重機関砲乱射により崩れた壁からカーズやジョジョを見つけてから事態を知る。
シーザーは赤石を奪い合い落下するカーズとジョジョに駆け寄り、波紋でくっつけたつららによりジョジョの窮地と赤石を救う。この時、シーザーとジョジョの二人による息の合った行動でシュトロハイムを驚かせる。

スージーQの記憶にあった赤石の送付先住所の建物は閉鎖されたホテルであり、ジョジョ達は偵察を行う。中には昨夜襲撃をして来たカーズがいる可能性が高く、ワムウの合流と夜が来るのを待っていると推測された。このタイミングでカーズに闘いを挑むことを即断するシーザーだが、長年太陽光を弱点としているカーズが対策を持たないはずは無いとジョジョは反対する。
これに、ジョジョを「ビビっている」と挑発し「今しかない!」と主張するシーザーの中に焦りを感じる一同だった。ジョジョはそんなシーザーの説得を試みるが言い争いになってしまう。ジョジョの「会ったこともねぇ先祖の因縁なんかくそくらえだスカタン!」という言葉から殴り合いにまで発展し、シーザーはリサリサの制止も聞かないまま単独でカーズのいる廃ホテルへ向かってしまう。

ホテルの入口には雪に刻まれた一筋の足跡があるのみだったが、シーザーが様子をうかがっていると突然入口ドアが開いた。一瞬何かが見えたように感じられるものの錯覚とも思える。ホテル内部から風が流れているのを不審に感じながらシーザーは中に入れずにいた。
「ワナがあるなどオレは百も承知だ……知っているからこそ来たのだ」と独白する。

一方、シーザーと仲たがいしてしまったジョジョはリサリサにシーザーがムキになっていた原因を問う。そして、シーザーが10歳の時に父親マリオが家族を突然捨てて蒸発してしまった事から話が始まる。母親を早くに亡くすが、シーザーはマリオをナポリ一のすばらしい家具職人と信じ、イタリア人らしく家族を大切にしてくれる理想の父親と思って育っていた。そのためマリオの失踪は大きなショックとなった。さらに父親の残した生活資金を母親の遠い親戚にだまし取られてしまう。父の友人や近所の人々が兄妹たちをやさしく面倒みてくれたが、シーザーは心が荒れてしまう。ケンカをきっかけに孤児院に収容され、環境の悪い施設での生活で父親を憎み、「女をつくっていい気にくらしている」と思い込んでいた。
シーザーは施設を脱走し、貧民街で殺人以外ほとんどすべての犯罪に手を染めながら青春を過ごす。この時分のシーザーはケンカにレンチを用いていたが、とどめに使う素手でのパンチを恐れられていた。相手を1カ月昏睡状態にするこのパンチには電気が走るような衝撃があり、「波紋の才能」の片鱗がのぞいていた。
そんな生活の中で4年前、シーザーは偶然父親マリオをローマで発見する。シーザーは殺意を胸に追跡をするとマリオはコロッセオの地下へと向かっていた。この時、何も知らないシーザーは壁に埋まっていたダイヤモンドに近づきすぎてしまい、ワナを発動させてしまう。マリオはシーザーを突き飛ばし「柱の男」に栄養として壁に取り込まれながらも、「ヴェネツィアのリサリサへ自分の死を伝えて欲しい」とシーザーに依頼する。
そこでようやくシーザーは、こんな恐ろしいことに息子を巻き込みたくないという思いから、何も言わずに家族を捨てたというマリオの真意を理解した。シーザーは激しい後悔の裏返しで父と一族への強い誇りをもって父の後を継ぎ、波紋の修行に入る決意をしたのだった。
シーザーは父親の仇であるカーズを目の前に見過ごすことは出来なかったのだとジョジョは理解した。

ワムウとの戦いと死

ワムウが壊さなかった血のシャボン玉

廃ホテルの入口にて様子をうかがっているシーザーは、目には見えないが明確に何者かの気配を感じる。カーズであるなら太陽の光が降り注ぐ中行動をすることは無いと思いつつ、防御態勢で強い警戒をしていた。
そんな中、師範代のメッシーナがシーザーの元に駆け付ける。二人は突如雪の中に付いた足跡から敵の跳躍を推測し、空中を見上げるがそこにはすでに攻撃態勢のワムウがいた。
シーザーは防御態勢であったことで浅い負傷のみで済むが、メッシーナは攻撃を避け損ねて、腕を落とされ廃ホテルに引き込まれていった。
この時見ることが出来たワムウの胸の管と周りに漂う風から、数十秒のみ水蒸気のスーツをまとって太陽光を屈折させ身を守っていると判明する。

姿が見えない相手からの攻撃を避けたシーザーにワムウは「殺される資格はある!」とし、戦闘を挑んでくる。
「おれの精神テンションは今!貧民時代に戻っているッ!父がきさまらのワナに殺されたあの当時にだッ!」とシーザーが応じる。「じいさんツェペリがつかったという波紋カッターの応用編…」とシャボンカッターを繰り出し、ワムウの風を切り裂いてダメージを与えることに成功する。そして予想以上のダメージを負ってホテルの中に逃れようとするワムウの足を滑走させたシャボンカッターで捕らえ、転倒させる。そして、波紋蹴りを食らわせようとシーザーが飛び掛かる。しかし、ワムウは転倒を恐れずのけぞった体勢からシーザーを蹴り、その反動を利用して廃ホテルの壁を破り中へと退避する。その判断力を身をもって味わったシーザーはワムウを「戦闘の天才」と認識する。
その上で、シーザーはワムウのダメージに勝機を感じ、「日の光が差さない屋内でもワムウを倒す作戦を持っている」と廃ホテルへと入って行った。

薄暗いホテルの中に入ってからも、全神経が研ぎ澄まされ、呼吸のリズムが整った状態でシーザーは戦闘に備えた。倒れているメッシーナに気づくが、階段の上には風のプロテクターを解き姿を現したワムウがいた。
すぐにワムウが必殺技「神砂嵐(かみずなあらし)」を発動させようとするが、それをシーザーは「おっと待ちな!」と遮り、周りを見るように言う。そこには無数のシャボンカッターが滞空していた。
それらは「シャボンレンズ」としてワムウが開けた壁の穴から太陽の光を反射させてワムウへと運んだ。太陽の光を受け、大きなダメージを負うワムウが再び風のプロテクターを発動させようとするが、シーザーはこれを阻止し、直接波紋を送り込むために飛び蹴りを入れようとする。
しかし、この時飛び上がったシーザーの体がワムウの上に影を落とした。「戦闘の天才」であるワムウは一瞬だけ差した影に即座に反応して神砂嵐を発動させ、シーザーはこれをもろに食らってしまう。神砂嵐の強大な破壊力によりホテルのホールが崩落する中、シーザーは重傷を負いながらも立ち上がる。筋肉や血管を割かれて大量に出血しながらも、最期の力でワムウの唇から解毒剤の入ったピアスを引きちぎる。

「父さんはこのおれを息子と知らなくても自分の命を犠牲にして救ってくれた……じいさんもジョジョの祖父ジョナサンのために波紋の力を与えて死んでいったというぜ……だからオレだってなんかしなくっちゃあな…カッコ悪くてあの世に行けねーぜ…」

という心の中の動きを経て、「おれが最期にみせるのは代代受け継いだ未来にたくすツェペリ魂だ!人間の魂だ!」と叫ぶとバンダナをほどき、解毒剤の入ったピアスに通す。建物が崩れ落ちる中で、「ジョジョーおれの最期の波紋だぜーうけとってくれーッ」と声を振り絞り、逃げる力を失い瓦礫に押しつぶされて絶命した。
空中にはシーザーの血で作られた波紋のシャボン玉が浮かんでおり、中にはシーザーのバンダナと解毒剤の入ったピアスが入っていた。ワムウはこれに気づくも、壊すことはしなかった。「おれにとって強い戦士こそ友であり尊敬する者!!おれはおまえのことを永遠に記憶のかたすみにとどめておくであろうシーザー」「シャボン玉のように華麗ではかなき男よ」と言い残し、ワムウはその場を立ち去る。

遅れてやってきたリサリサとジョジョはシーザーの声をたどり廃ホテルのホールへやってくる。二人はその中でメッシーナを発見し、生きていることを確認する。
そんなリサリサとジョジョの前に真っ赤なシャボン玉が漂ってきた。中にバンダナとピアスを見つけて、震える手で確認するジョジョにシャボン玉に残ったシーザーの波紋が伝わる。シーザーの無事を願っていたジョジョだが、今さっきここでシーザーが亡くなったことを確信してしまう。
シーザーを想い這いつくばって探そうとするジョジョだが、リサリサは現場から続く血液の痕跡でワムウの負傷を推測し、後を追う決断をする。冷酷なその態度と涙を流さない事に怒りを感じるジョジョだが、リサリサが吸おうとしたたばこが逆さになっていることに気づく。涙をこらえ立ち上がるジョジョは巨大ながれきの下から流れ出る血液に気づいてしまう。それを見たリサリサもジョジョも、敵地であってもこらえきれずに涙を流していた。

シーザーに別れを告げ、ワムウの追跡を続けるジョジョの腰にはシーザーのバンダナがついている。そして解毒剤はワムウを倒した後に飲むとジョジョは決心していた。

ワムウとカーズとの決戦にて、戦車戦に臨むことになったジョジョだが、ワムウに解毒剤を飲んでいないことを伝える。ピアスを小指にはめて、シーザーのバンダナを頭に縛って闘いに赴いた。
ワムウとの闘いの最終段階にて満身創痍になるジョジョだが、火で攪乱しながら戦う作戦の中で、シーザーのバンダナに残った火がワムウの体に吸い込まれていく。この時にジョジョは「ワムウは戦士としてスゴかった…だがおれにはシーザーという強い味方がさいごまでついていたのさ」と言い、直後にワムウは爆発する。

シーザー・A・ツェペリの能力

波紋とは

石仮面が殺戮の中で血液をエネルギーとしていた点から、血液の流れから生み出される波紋エネルギーを対抗手段とした。自身の生み出す波紋を太陽の波と同じと位置づけている。当初は肺の横隔膜による特殊な呼吸で生み出した波紋を体循環を利用し、エネルギーを生み出す「仙道」とも説明がある。
『戦闘潮流』にて、波紋使いは血液の流れの中で発生している小さなエネルギーを「呼吸法」による一定のリズムで円盤投げの様に次第に集める。としている。

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エシディシ(ジョジョの奇妙な冒険)の徹底解説・考察まとめ

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エシディシとは、荒木飛呂彦による漫画、及びそれを原作とするメディアミックス作品『ジョジョの奇妙な冒険』Part2『戦闘潮流』に登場するキャラクターで、「柱の男」と呼ばれる生命体の1人である。直情的な自身の気性を理解しており、激昂しそうになると号泣して感情をコントロールする。熱を操る「怪焔王の流法(かいえんのうのモード)」で戦う。一度主人公ジョセフ・ジョースターに敗れたが、脳だけになっても生き延び、仲間の為にプライドを捨ててまで「エイジャの赤石」と呼ばれるアイテムを入手せんとした。

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スティール・ボール・ラン(ジョジョ第7部)のスタンドとスタンド使いまとめ

スティール・ボール・ラン(ジョジョ第7部)のスタンドとスタンド使いまとめ

荒木飛呂彦の作品である「ジョジョの奇妙な冒険」の7部は「スティール・ボール・ラン」という、乗馬でのレースの名称を冠した作品である。アメリカ大陸を馬だけで横断すると言う過酷なレースに、主人公「ジャイロ」と「ジョニィ・ジョースター」が挑む。そのレースの最中、彼ら二人を妨害する大量のスタンド使いが現れる。二人は力を合わせて妨害者のスタンド使いを倒し、ゴールへと向かう。そんな大量のスタンド使いとスタンドを紹介する。

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『ジョジョの奇妙な冒険』に受け継がれる「人間讃歌」というテーマ

『ジョジョの奇妙な冒険』に受け継がれる「人間讃歌」というテーマ

連載を開始から30年という年月を経ても根強いファンをもち、ゲーム、アニメなど様々なメディア展開を行い続けている、名作漫画。絵柄、言い回し、擬音など、強烈な作風の中でも、時代を経て人々に愛される、シンプルな「人間讃歌」というテーマ、そこに描かれる唯一無二の世界観と、世代を超えて受け継がれていくキャラクター達の生きざまについて解説する。

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【ジョジョの奇妙な冒険】漫画家・岸辺露伴の魅力と奇妙な人生を徹底解説

【ジョジョの奇妙な冒険】漫画家・岸辺露伴の魅力と奇妙な人生を徹底解説

『ジョジョの奇妙な冒険 第4部 ダイヤモンドは砕けない』に登場する漫画家・岸辺露伴。舞台となる杜王町に集う「スタンド使い」の一人として一度は主人公達に立ちはだかるも、やがて仲間の一人として町で起こる事件へと挑んでいく。数々のスピンオフ作品でも描かれる、彼の「奇妙な冒険」について、解説する。

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ジョジョの奇妙な冒険の歴代OP・ED主題歌・挿入歌まとめ

ジョジョの奇妙な冒険の歴代OP・ED主題歌・挿入歌まとめ

『ジョジョの奇妙な冒険』とは荒木飛呂彦によるアクション・アドベンチャー漫画及びそれを原作としたアニメ・小説・ドラマ・映画などのメディアミックス作品。この記事では『ジョジョの奇妙な冒険』のアニメに使われた歴代のオープニング・エンディング主題歌・挿入歌と、その他の劇場アニメ、OVAなどの主題歌を紹介していく。

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名言、迷言多し!第六部までの『ジョジョの奇妙な冒険』歴代ジョジョとラスボスを網羅

名言、迷言多し!第六部までの『ジョジョの奇妙な冒険』歴代ジョジョとラスボスを網羅

第一部冒頭より名言と迷言、そして名シーンの宝庫である『ジョジョ』。まさにタイトル通り、「ジョジョ」の異名を持つ者が過酷な運命に身を投じるというサーガ。「宇宙が一巡りする」前の第六部までの「ジョジョ」と、各部を盛り上げてくれたラスボス、並びに名言と迷言をまとめました。ジョジョ立ち、スタンド戦、頭脳戦ばかりがジョジョの魅力ではない!?

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【ジョジョの奇妙な冒険】第2部『戦闘潮流』登場人物・キャラクター一覧

【ジョジョの奇妙な冒険】第2部『戦闘潮流』登場人物・キャラクター一覧

ここでは荒木飛呂彦の漫画『ジョジョの奇妙な冒険』第2部『戦闘潮流』の登場人物・キャラクターをまとめた。第1部の主人公、ジョナサンの孫にあたるジョセフ・ジョースターが主人公となり、「柱の男」たちとの過酷な戦いを描く。2012年にはテレビアニメが放送され、声優・杉田智和がジョセフ役を務めた。

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【ジョジョの奇妙な冒険】第2部『戦闘潮流』全キャラクターの特徴、関連性、画像まとめ

【ジョジョの奇妙な冒険】第2部『戦闘潮流』全キャラクターの特徴、関連性、画像まとめ

ここでは荒木飛呂彦の漫画『ジョジョの奇妙な冒険』第2部『戦闘潮流』に登場する全キャラクターの画像、プロフィールや別のキャラクターとの関連性などをまとめた。ジョセフやシーザーなどのメインキャラクターから、マリオ・ツェペリやマルクなどのサブキャラクターまで網羅している。

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【ジョジョの奇妙な冒険】第2部『戦闘潮流』登場人物・キャラクター、あらすじ・ストーリーまとめ

【ジョジョの奇妙な冒険】第2部『戦闘潮流』登場人物・キャラクター、あらすじ・ストーリーまとめ

『戦闘潮流』は荒木飛呂彦の漫画『ジョジョの奇妙な冒険』の第2部にあたる物語だ。第1部の主人公・ジョナサン・ジョースターの孫、ジョセフ・ジョースターが主人公となって、吸血鬼を生み出す「柱の男たち」と激しい戦いを繰り広げる。ここでは『戦闘潮流』の登場人物・キャラクター、あらすじ・ストーリーを紹介する。

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【ジョジョの奇妙な冒険】第2部『戦闘潮流』名言・名セリフまとめ

【ジョジョの奇妙な冒険】第2部『戦闘潮流』名言・名セリフまとめ

ここでは荒木飛呂彦の漫画『ジョジョの奇妙な冒険』第2部『戦闘潮流』に登場する名言・名セリフをまとめた。第1部の主人公だったジョナサンの孫、ジョセフ・ジョースターが『戦闘潮流』の主人公だ。ジョセフはジョナサンと違って軽薄な態度が目立つが正義感が強く、トリッキーな戦い方を得意とする。

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