モハメド・アヴドゥル(ジョジョの奇妙な冒険)の徹底解説・考察まとめ
モハメド・アヴドゥルとは、漫画『ジョジョの奇妙な冒険』の登場人物であり、炎を操るスタンド「マジシャンズレッド」の使い手。職業は占い師で、エジプト出身。
第3部『スターダストクルセイダース』にて、ジョセフの友人として登場。承太郎との対決後、最初に仲間になる。信念が強く情熱的な性格で、指導力と深い知識を持ち、一行の中では参謀的存在。
スタンド「マジシャンズレッド」の炎は非常に強力で、敵からも一目置かれている。ヴァニラ・アイスの奇襲からポルナレフとイギーを庇った直後に死亡。
モハメド・アヴドゥルのプロフィール・人物像
エジプト・カイロ生まれ
牡羊座のAB型
身長 188cm
傷アト 額にホル・ホースからうけた弾丸の傷がある。
職業 占星術師
好きな色 オレンジ
好きな食べ物 すし
好きな映画 ロバート・デ・ニーロの『ミッドナイト・ラン』
趣味 古書集め
性格 キリッとした太い眉、ガッシリとしたアゴの顔つきに示されるとおり、彼には確固としてゆらぐことのない行動力と自信がある。他の人々は、その彼を見て、知らず知らずのうちに説得される。
指導力と人を引っぱる魅力は彼の長所である。しかし、その性格は頑固で短気に通じる。柔軟な思考力と判断力を持つジョセフ・ジョースターとはベスト・パートナーである。
スタンド 「魔術師の赤(マジシャンズレッド)」 炎使い
モハメド・アヴドゥルとは、漫画『ジョジョの奇妙な冒険』の登場人物であり、炎を操るスタンド「マジシャンズレッド」の使い手。職業は占い師。
第3部『スターダストクルセイダース』にて、ジョセフの友人として登場。承太郎に「スタンド能力とは何か」を説明するために対決し、承太郎とジョセフの最初に仲間になる。
承太郎のスタンドに「スタープラチナ」という名前をつけたのもアヴドゥルであり、敵のスタンド使いについて知識を披露するシーンもたびたび存在し、一行の中では参謀的存在。
ホル・ホース&J・ガイル戦で、頭をホル・ホースの銃弾で撃たれて死亡したかに思われ、しばらくの間戦線離脱をしていたが、のちにカメオ戦で復活する。
(復活した時、頭を撃たれた瞬間のけぞったため額を少し削り取られただけで気絶し、命は助かったとアヴドゥルは説明している。しかしながら、原作の場面を見る限り脳天を撃ち抜かれてしまっている)
復活後はやや豪快な性格になったものの活躍を続ける。DIOの館に突入し、ヴァニラ・アイスに奇襲を受けた際にポルナレフとイギーを救うため突き飛ばす。その直後にヴァニラ・アイスのスタンド「クリーム」の暗黒空間に飲み込まれ、「こなみじんになって」死亡してしまった。
普段はどっしりと構えており、スタンドに関する知識も豊富。しかしダービー兄戦では自分の性格の事を「けっこう熱くなるタイプだから、賭けをすれば私は負けるだろう」とコメントしている。
年齢は長らく不詳だったが、函装版『JoJonium』13巻の「荒木飛呂彦が語るキャラクター誕生秘話」にて「20代後半」である事が発覚した。
また世界線が変わった第7部『スティール・ボール・ラン』では、アヴドゥルによく似た「ウルムド・アブドゥル」というキャラクターが登場する。ラクダに乗ってレースに参戦するが、スタンド使いではない。そして姓も「ヴ」ではなく「ブ」に変わっている。
名前の元ネタはアメリカの歌手「ポーラ・アブドゥル」から。
モハメド・アヴドゥルの来歴・活躍
vs承太郎
不良学生の空条承太郎は、ケンカをして留置所に入っていた。母ホリィが迎えに来るが「自分はここを出ない。俺には悪霊がとりついているからだ」と断る。
そこに祖父ジョセフ・ジョースターがやってきて、牢から出るよう促すが承太郎は拒否。
ジョセフは「三年前にエジプトで知り合った友人」モハメド・アヴドゥルを呼ぶ。アヴドゥルもまた承太郎のいう「悪霊」を持つ男であり、承太郎の悪霊の正体が「スタンド」と呼ばれている事と告げる。
承太郎はアヴドゥルのスタンド「マジシャンズレッド」とやり合うが、戦っている最中牢屋の外に出てしまう。アヴドゥルは「ジョースターさん。言われた通り彼を牢屋から出しました」と自分から戦闘を止める。
ジョセフは承太郎に、自分たちにスタンドが出現したのは、100年前にジョナサンの肉体を乗っ取って生き永らえた宿敵DIOが復活したためだと明かすのだった。
母ホリィにスタンドが発現、昏睡状態に
承太郎はDIOの刺客として送り込まれてきた花京院に勝利し、彼の額に植えられていたDIOの吸血鬼細胞「肉の芽」を摘出し花京院を救う。
しかし今度は承太郎の母ホリィにスタンドが発現。高熱を出し気絶しているところをアヴドゥルが発見する。ホリィは背中に植物のようなものが生え、昏睡状態に陥っていた。ジョセフはDIOが復活した影響でホリィもスタンドが目覚め、自分たちと違い性格が穏やかな彼女の場合、スタンドが害になってしまっており、50日後には死亡してしまうと話す。
承太郎に「言え! 対策を!」と言われ、ジョセフは「50日以内にDIOを倒すしかない」と答えるが、ジョセフのスタンド能力で念写をしてもDIOはいつも暗闇に潜んでいるため、正確な居場所が分からない。そこで承太郎は自分のスタンドの精密な「目」で、DIOの写真の暗闇にエジプトに生息しているナイル・ウェウェバエが写り込んでいる事を突き止める。
復活した花京院からの情報提供もあり、DIOの居場所はエジプトだと判明。承太郎、ジョセフ、アヴドゥル、花京院の4人はDIOを倒すため旅立つのだった。なおこの時、アヴドゥルはタロットカードを用いて承太郎のスタンドに「スタープラチナ」と命名している。
vsポルナレフ
承太郎たちが香港の中華料理店「翠園」に立ち寄った時、DIOの刺客として送り込まれたポルナレフはフランス人旅行客を装い彼らと接触を図る。ポルナレフはスタンド「シルバーチャリオッツ」を繰り出し、アヴドゥルのスタンド「マジシャンズレッド」の炎を使って即席の火時計を作り出したり、放り投げたコイン5枚を一瞬ですべて剣で串刺しにするという剣技を見せる。
戦いの場所をタイガーバームガーデンに移し、アヴドゥルとポルナレフの一騎打ちとなる。「シルバーチャリオッツ」は戦いの最中に「マジシャンズレッド」の石像を作り出すほどの余裕を見せるが、逆にアヴドゥルに石像を利用され囮に使われている隙に「マジシャンズレッド」の必殺技「クロス・ファイヤー・ハリケーン」を食らってしまう。
大火傷をして再起不能になったかに見えたポルナレフだったが、空中に浮かび上がり「ブラボー! おお…ブラボー!!」と叫び、ほとんど火傷を負っていなかった。「シルバーチャリオッツ」は甲冑を脱ぎ捨てて難を逃れ、ポルナレフは自身のスタンドに担がれて空に浮かんでいたのだ。
甲冑を脱いだ「シルバーチャリオッツ」は相手の感覚に訴える残像で7体に分身するという大技を見せ、更に素早い剣さばきを見せてアヴドゥルを圧倒する。アヴドゥルは複数の炎のアンクを繰り出す大技「クロス・ファイヤー・ハリケーン・スペシャル」で対抗するが、「シルバーチャリオッツ」は円陣を組み地上の炎をすべて切断する。が、地上のアンクは囮であり、アヴドゥルはアンクの1つで地面に穴を掘り、地中からポルナレフを攻撃するのが狙いだった。
ポルナレフは炎を浴び敗北。アヴドゥルに「炎で焼かれて死ぬのは苦しかろう。その短剣で自害するといい」とナイフをポルナレフの前に投げて寄越す。ポルナレフは一瞬、ナイフをアヴドゥルに向かって投げようとする素振りを見せるも、すぐに思い直し「いさぎよく焼け死ぬとしよう。自害するのは無礼だな」と言い、ナイフを使わなかった。アヴドゥルはスタンドの炎を解除し「あくまで騎士道の礼を失せぬ奴。こちらに背後から短剣を投げなかった。DIOの命令をも越える誇り高き精神!」とポルナレフの戦いぶりを称賛する。そしてポルナレフの額に「肉の芽」が埋め込まれている事にも気づき、承太郎の「スタープラチナ」に頼んで「肉の芽」を除去してポルナレフの命を救う。この直後ポルナレフは一行の仲間に加わるのだった。
vsJ・ガイルとホル・ホース
ジョースター一行はインドのカルカッタに到着する。承太郎が敵から聞き出した「鏡を使う」スタンド使いJ・ガイルが襲ってきた。J・ガイルはポルナレフの妹を殺した仇であり、ポルナレフは「おれは妹の仇を取るために旅をしてきた。あんたらとは別行動を取らせてもらう」と言い出し、アヴドゥルと喧嘩別れするような形で単独行動を取ってしまう。
そしてポルナレフはJ・ガイルの相棒である拳銃スタンド「エンペラー」の使い手ホル・ホースと戦う事になる。ポルナレフは「エンペラー」から放たれた銃弾を剣で叩き落そうとするが、弾丸もスタンドであるため、不規則な軌道を描いて剣をかわし、ポルナレフは窮地に陥る。間一髪でアヴドゥルが救援に駆けつけるも、J・ガイルのスタンド「ハングドマン」が水たまりからナイフでアヴドゥルの背中を刺し、花京院が駆けつけた時には「エンペラー」の銃弾がアヴドゥルの頭を撃ち抜いてしまっていた。
ホル・ホースは「おれのエンペラーと、J・ガイルの旦那のハングドマンはアヴドゥルの炎が苦手でよぉ。一番の強敵はアヴドゥルと思っていたから……ラッキー!」と勝ち誇り、ポルナレフを「カモォ~ン、ポルポルく~ん」と挑発する。
その後、ポルナレフと花京院は一時退却しつつも最終的にJ・ガイルを倒し、妹の仇を討つ事に成功するのだが、ジョセフは「アヴドゥルの遺体は簡単ではあるが埋葬してきたよ」と、彼の死をポルナレフに告げる。
vsカメオ
ジョースター一行は紅海にある島にたどり着く。そこには死亡したアヴドゥルの父親が住んでおり、ジョセフは彼に息子の死を報告しに来たのである。その痛ましいやり取りをみて、ポルナレフは「アヴドゥルが死なせたのはこのオレだ」と、自責の念に駆られて落ち込んでしまう。
ポルナレフが独り黄昏れていると、漂流物と思しきランプが見つかる。ポルナレフが手に取ると中からカメオと名乗る巨人が現れ「ランプから出してもらった礼をしたい。願い事を3ついえ」という。ポルナレフは警戒しつつも「金持ちになりたい」という1つ目の願いをする。するとナポレオン時代の財宝が見つかる。
ポルナレフは残り2つの願いを促され、散々悩みつつも「妹のシェリーと、アヴドゥルを生き返らせてくれ」と願ってしまう。カメオの正体は「ジャッジメント」のスタンド使いであり、その能力は人間の願いの力を借りて土くれに形や命を与えるというもの。カメオはポルナレフの願いを利用し、土人形のシェリーやアヴドゥルを作り上げ、ポルナレフに襲いかからせる。ポルナレフは絶体絶命の危機に陥るが、そこに実は生きていた本物のアヴドゥルが救援に駆けつけ「マジシャンズレッド」の炎で土人形を破壊する。
アヴドゥルはホル・ホースの弾丸に撃たれた時「のけぞったので、弾丸は脳まで達する致命傷ではなかった」と説明する。アヴドゥルとカメオの直接対決になるが、純粋なパワーは「マジシャンズレッド」の方が圧倒的に上で、カメオは隠れている場所もバレ、アヴドゥルの提案で二人の小便をかけられてしまう。カメオは観念して姿を現し許しを請うも、アヴドゥルの炎で再起不能となった。
ポルナレフは大喜びでアヴドゥルの生存を皆に報告するが、実はポルナレフ以外は全員知っていた。なお「ポルナレフは口が軽いから敵に知られるとまずい。ずっと内緒にしていよう」と提案したのは花京院である。なお最初に登場したアヴドゥルの父親は、アヴドゥル本人の変装であった。
vsンドゥール
エジプト到達直後、SPW財団から「ザ・フール」のスタンド使いである犬のイギーが仲間に加わる。しかし水のスタンド「ゲブ神」の使い手ンドゥールが刺客として送り込まれ、SPW財団のヘリを破壊、財団員も殺害する。
ポルナレフと花京院が言い争いをしている間に、花京院は「ゲブ神」に襲われ、目に傷を負ってしまう。その後アヴドゥルは、ンドゥールが音を探知してこちらを攻撃している事を逆手に取り、自分の腕輪を数個、砂漠に投げて忍び足で移動しているように見せかける。
ンドゥールは途中まで騙されかけたが、土壇場になって「何故5歩だけ歩いて動きを止めているのか」を疑問に思い、間一髪「マジシャンズレッド」の攻撃をやり過ごし、逆にアヴドゥルの首筋を斬りつけて傷を負わせる。アヴドゥルは倒れ、身動きが取れなくなったので、承太郎はイギーを捕まえてンドゥールの下へ走り出す。
その後、承太郎とイギーのコンビネーションでンドゥールを倒す事に成功するが、アヴドゥルと花京院はSPW財団の医師による治療を受けるため、一旦戦線を離脱する事になった。
vsマライア
次なる刺客は「バステト女神」のマライア。彼女のスタンドはコンセントで、触れた人間を磁石にしてしまう能力を持つ。ジョセフは砂漠の岩に埋め込まれた「バステト女神」にうっかり触れ、磁石と化してしまい、行く先々で金属製の物体が身体にくっつくようになる。
時間が経てば経つほど磁力は強くなっていき、エスカレーターのタラップでマライアが放った鎖に両手を縛られ、ジョセフは絶体絶命に陥る。緊急停止ボタンはアヴドゥルが押してくれたので、ジョセフの両腕は引きちぎられずに済んだ。
アヴドゥルとジョセフはマライアを追う途中、婦人用トイレで騒動を起こしてしまい、アヴドゥルは思わず「これはわたしのイメージじゃあない……トイレでの災難はポルナレフの役だ!」と叫んでいる。
マライアを追いつつジョセフはアヴドゥルに「コンセントがスタンドだからさわるなよ」と警告するが、アヴドゥルはエスカレーターの緊急停止ボタンを押した時に「バステト女神」のコンセントにすでにさわっており、磁石になってしまっていた。
アヴドゥルたちはマライアの作戦にハマり、今度は鉄道線路にくっついてしまう。列車が通る音が聞こえ「線路を焼き切るんじゃ」とジョセフは言うが、アヴドゥルは「線路を切ったら脱線事故を起こし大勢の人が死にます」と拒否する。列車が通過し、二人は死亡したかに見えたが、アヴドゥルは「マジシャンズレッド」の炎で地面の土と枕木を焼き、線路の下に逃げ込む事でやり過ごす事に成功した。
ジョセフの「ハーミットパープル」で地図を念写し、マライアを挟み撃ちにするも、マライアは電線を切断し、高圧電流でアヴドゥルらを攻撃、感電死させようとする。が、ジョセフとアヴドゥルは磁力が強くなり、マライアを挟んで一直線上に並ぶ位置に立ったため、二人はマライアを圧し潰す形でくっついた。それまで散々金属製の物体がくっついていた為すさまじい重量の衝撃を受けマライアは重傷を負い気絶、「バステト女神」のスタンドも解除され、アヴドゥルらは勝利する。
vsダニエル・J・ダービー
次なる刺客は、賭けをして負けた人間の魂を奪いコインに変える能力を持つ「オシリス神」のダニエル・J・ダービー。彼は天才的なイカサマ師でもあり、ポルナレフは彼の正体に気づかず最初にギャンブルを挑む。「猫が左右どちらの燻製肉を先に食べるか?」という内容だったが、ポルナレフは猫がダービーの飼い猫だと知らずに賭けに敗北し、魂をコインにされてしまう。
続けてジョセフも敗北するが、最終的に承太郎がポーカー勝負で大胆なハッタリをかましてダービーを精神的に追い詰め、彼は恐怖に耐えきれず立ったまま気を失ってしまった。ポルナレフたちの魂は解放されたものの、ダービーはプレッシャーに耐え切れず発狂してしまい、DIOの秘密を聞き出す事は叶わなかった。なお、承太郎に配られた手札は(ディーラーの少年がダービーの仲間だったため)役の揃っていないブタであり、承太郎は「もしブタだと分かっていたらゾッとしたぜ」と言っている。
アヴドゥルはこの戦いを見ているだけだったが、ダービーの強さを認め「(自分は)けっこう熱くなるタイプだからな。勝負すれば、わたしは負けるだろう」と自己分析しており、承太郎を信頼し自分の魂をチップ化する事も承諾、全てを託していた。
vsヴァニラ・アイス
イギーが「ホルス神」のペットショップと激闘の末にDIOの館を探し出し、目の治療を終えた花京院も一行に合流した。が、館の執事であるテレンス・T・ダービーによって承太郎、ジョセフ、花京院はポルナレフたちと分断されてしまう。
後に残ったポルナレフ、アヴドゥル、イギーは10分後、館に突入する。館は幻覚に包まれていたが、アヴドゥルは「炎の探知機」を出し、幻覚の中でも生命反応を探り出し、イギーが幻覚のスタンド使いケニーGを倒す。
ところがアヴドゥルは、壁に「このラクガキを見て、うしろを振り向いた時、おまえらは死ぬ」と書かれているのに気づき、振り返るとヴァニラ・アイスのスタンド「クリーム」が出現していた。
危機を察したアヴドゥルはポルナレフとイギーをその場から突き飛ばし、彼らを攻撃から救うのだが、「クリーム」の攻撃を受けたアヴドゥルは両腕だけを残し、暗黒空間に消滅してしまう。
ヴァニラ・アイスは「アヴドゥルはこなみじんになって死んだ」と言い、ポルナレフやイギーと死闘を繰り広げる事になる。イギーも死亡し、ポルナレフは辛くも勝利するが、最初にアヴドゥルが庇っていなかったら決して掴めない勝利であった。
戦いが終わると、死亡したアヴドゥルとイギーの魂が天に昇っていく。それを見たポルナレフは密かに涙するのだった。
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マニッシュ・ボーイとは、漫画『ジョジョの奇妙な冒険』第3部『スターダストクルセイダース』に登場する赤ん坊の敵スタンド使い。生後11か月の赤ん坊だが、大人以上の知能と凶暴性を備え、口から牙が生えている。ふだんは普通の赤ん坊を装っているが、言葉を話し、煙草を吸い、安全ピンでサソリを殺す程度の力も持っている。 夢の中の世界を支配するスタンド「死神13(デスサーティーン)」で花京院典明(かきょういん のりあき)を仲間から孤立させ、追い詰めた。
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ンドゥール(ジョジョの奇妙な冒険)の徹底解説・考察まとめ
ンドゥールとは、漫画『ジョジョの奇妙な冒険』第3部『スターダストクルセイダース』に登場する盲目の敵スタンド使い。全く目が見えないかわりに驚異的な聴力を持っており、先端を地面につけた杖を耳に当てることで4km離れた場所の生物の体格、動き、心情までつぶさに察知することができる。スタンドは水と一体化して高速で移動する「ゲブ神」。 承太郎に対して「悪には悪の救世主が必要」と語り、DIOへの忠誠のために自害した。第3部の敵の中で、承太郎が唯一敬意を示した相手。
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ヴァニラ・アイス(ジョジョの奇妙な冒険)の徹底解説・考察まとめ
ヴァニラ・アイスとは、『ジョジョの奇妙な冒険』Part3『スターダスト・クルセイダース』に登場する敵スタンド使いで、DIOの狂信者。DIOの館に侵入したポルナレフ、アヴドゥル、イギーを襲撃し、アヴドゥルとイギーを殺害した。 DIOの配下の誰よりもDIOに心酔しており、DIOのために自ら首を切断して血を捧げた。そしてDIOに血を与えられ、吸血鬼となってポルナレフたちの前に立ちはだかる。 スタンド能力は飲み込んだものを粉々にして暗黒空間にばらまく「クリーム」。
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家出少女/アン(ジョジョの奇妙な冒険)の徹底解説・考察まとめ
家出少女/アンとは、『ジョジョの奇妙な冒険』Part3『スターダスト・クルセイダース』に登場する少女で、ジョースター一行が香港からシンガポールへ向かう船で出会った。原作では名前がなかったが、TVアニメ版で「アン」という名前がつけられた。異性の目を気にする大人の女になる前にひとりで世界を見て回るため、家出をして密航や盗みを繰り返しながら放浪している。ジョースター一行が遭遇する敵スタンド使いとの戦いに何度か巻き込まれるが、毎回生き延びてはケロリとしている。
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偽キャプテン・テニール(ジョジョの奇妙な冒険)の徹底解説・考察まとめ
偽キャプテン・テニールとは、漫画『ジョジョの奇妙な冒険』第3部『スターダストクルセイダース』の作中でジョースター一行を乗せた船の船長。DIOの刺客のひとりで、本物のキャプテン・テニールを殺害して成り代わっている。本名は不明。香港からシンガポールへ向かうジョースター一行を襲撃し、承太郎と海中で戦った。スタンドは海中を自在に泳ぐ半魚人のような姿をした「暗青の月(ダークブルームーン)」。 スタンドだけでなく偽テニールも水中戦に特化した殺し屋で、潜水の自己ベストが6分12秒と豪語している。
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テレンス・T・ダービー(ジョジョの奇妙な冒険)の徹底解説・考察まとめ
テレンス・T・ダービーとは、『ジョジョの奇妙な冒険』Part3『スターダスト・クルセイダース』に登場する敵スタンド使いで、ダニエル・J・ダービーの弟。DIOの館で執事を務めている。兄のことは「尊敬している」と言いつつ「古いタイプの人間」と見下している。 必要以上に丁寧な言葉遣いをするが、本性は残酷で傲慢。ゲームで負かした相手の魂をその人そっくりに用意した人形に閉じ込め、着せ替えやおしゃべりを楽しむという趣味を持っている。彼のコレクションボックスには正気を失ったたくさんの人形が並んでいる。
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J・ガイル(ジョジョの奇妙な冒険)の徹底解説・考察まとめ
J・ガイルとは、漫画『ジョジョの奇妙な冒険』第3部『スターダストクルセイダース』に登場する敵スタンド使いで、ポルナレフの妹シェリーを殺した仇。DIOにスタンドの発現や能力について教えた魔女エンヤ婆のひとり息子でもある。両手が右手という特徴を持っており、ポルナレフはこれを目印にシェリーの仇を探していた。下劣な性格で、欲望のためだけにシェリーを辱めて殺害し、その友人にも重傷を負わせている。 スタンドは光の反射を利用して高速移動する「ハングドマン」。
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スティーリー・ダン/鋼入りのダン(ジョジョの奇妙な冒険)の徹底解説・考察まとめ
スティーリー・ダン/鋼入りのダンとは、漫画『ジョジョの奇妙な冒険』第3部『スターダストクルセイダース』に登場する敵スタンド使いで、ジョセフを人質にとって承太郎と戦った。ミクロサイズの最弱のスタンド「恋人(ラバーズ)」の使い手だ。 DIOに雇われた殺し屋で、DIOにスタンドを教えた魔女エンヤ婆を始末するためにやってきた。登場直後は礼儀正しく紳士的な振る舞いだったが、ジョセフを人質にとったことで増長し、本来の下品で粗野な人格が表れていく。
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ネーナ(ジョジョの奇妙な冒険)の徹底解説・考察まとめ
ネーナとは、漫画『ジョジョの奇妙な冒険』第3部『スターダストクルセイダース』に登場する敵スタンド使いで、ホル・ホースに恋をする美女として登場した。自身の血が触れた箇所に寄生して人面疽を形成し、どんどん成長して宿主を攻撃するスタンド「女帝(エンプレス)」の使い手だ。実はネーナ自身は醜い女で、美しい女性の形になった大きな肉腫をかぶることで擬態していたのだ。 ジョセフ・ジョースターにとりつき、追い詰めるが、ジョセフらしい機転と波紋の力で攻略された。
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ダニエル・J・ダービー(ジョジョの奇妙な冒険)の徹底解説・考察まとめ
ダニエル・J・ダービーとは、『ジョジョの奇妙な冒険』Part3『スターダスト・クルセイダース』に登場する敵スタンド使いで、稀代のギャンブラー。指先の感覚だけでカードの位置を覚えることができ、素早くカードを配りながら自分の手札に有利なカードを入れるといった高い技術を持つイカサマ師でもある。魂を賭けたギャンブルで勝利し、スタンド「オシリス神」で敗北した相手の魂をコインに変えてコレクションしている。スタンド能力ではなく本体のイカサマの技術だけで勝負するという、珍しいタイプのスタンド使いだ。
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マライア(ジョジョの奇妙な冒険)の徹底解説・考察まとめ
マライアとは、『ジョジョの奇妙な冒険』Part3『スターダスト・クルセイダース』に登場するキャラクターで、磁力のスタンドを持つ美女。いつも煙草を吸っており、余裕たっぷりに微笑みながらターゲットを術中に嵌める。けだるげな振る舞いと気品を併せ持つ女だが、頭に血が上ると顔を醜く歪めて相手を罵る。 スタンド能力はエジプト9栄神のひとつ「バステト女神」の暗示を持っており、触れたものに磁力を付与する。作中ではジョセフ・ジョースターとモハメド・アヴドゥルがバステト女神の餌食になり、大苦戦を強いられた。
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ラバーソール(ジョジョの奇妙な冒険)の徹底解説・考察まとめ
ラバーソールとは、漫画『ジョジョの奇妙な冒険』第3部『スターダストクルセイダース』に登場する敵スタンド使いで、スタンド能力で花京院典明(かきょういん のりあき)に化けた人物。「ハンサム」を自称するほど整った顔立ちだが、性格は粗野で下品かつ暴力的で、花京院に化けていても空条承太郎(くうじょう じょうたろう)が不審に思うほど不自然だった。 肉を取り込んで強く大きくなるスライム状のスタンド「黄の節制(イエローテンパランス)」の使い手。
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ケニーG(ジョジョの奇妙な冒険)の徹底解説・考察まとめ
ケニーGとは、『ジョジョの奇妙な冒険』Part3『スターダスト・クルセイダース』のDIOの館にいた幻覚を作り出すスタンド使い。館に侵入したポルナレフ、アヴドゥル、イギーをスタンドで作り出した迷宮に閉じ込めたが、アヴドゥルの生命探知機とイギーの嗅覚で見つけ出され、戦うことすらなく倒されてしまった。 スタンド能力は幻覚を作り出す「ティナー・サックス」。直接戦闘する力はない。
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エンヤ婆/エンヤ・ガイル(ジョジョの奇妙な冒険)の徹底解説・考察まとめ
エンヤ婆/エンヤ・ガイルとは、漫画『ジョジョの奇妙な冒険』第3部『スターダストクルセイダース』に登場する敵スタンド使いで、DIOにスタンドについて指南した魔女。ポルナレフの妹の仇であるJ・ガイルの母親で、息子を「心のきれいな子」と呼んで溺愛している。J・ガイルがジョースター一行に殺害されたことで激昂し、自ら始末するためにパキスタンへ向かう。 ジョースター一行に敗北した後、DIOの情報を引き出すために拘束されていたが、DIOに雇われたスティーリー・ダンに殺害された。
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フォーエバー(ジョジョの奇妙な冒険)の徹底解説・考察まとめ
フォーエバーとは、漫画『ジョジョの奇妙な冒険』第3部『スターダストクルセイダース』に登場するオランウータンのスタンド使い。ジョジョ史上初となる人間以外のスタンド使いだ。多面パズルを容易く解く高い知能を持っている反面、人間の女性のポルノを好んだり、家出少女アンに襲い掛かったりする好色な性質がある。承太郎に敗北して命乞いをするが、多くの船員を殺害していたため聞き入れられず、駆除された。 船と一体化したスタンド「力(ストレングス)」の使い手。
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ズィー・ズィー(ジョジョの奇妙な冒険)の徹底解説・考察まとめ
ズィー・ズィーとは、漫画『ジョジョの奇妙な冒険』第3部『スターダストクルセイダース』に登場する敵スタンド使いで、腕だけが筋骨隆々の男。年代物の古い車の姿をしたスタンド「運命の車輪(ホウィール・オブ・フォーチュン)」の使い手。見た目はボロいが戦車並みのパワーを持ち、地中を掘り進んだり、車体が変形して狭い隙間を通ったりと、ターゲットをどこまでも追跡して攻撃することができる。 インドからパキスタン国境へ向かう山の中でジョースター一行を襲撃した。
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目次 - Contents
- モハメド・アヴドゥルのプロフィール・人物像
- モハメド・アヴドゥルの来歴・活躍
- vs承太郎
- 母ホリィにスタンドが発現、昏睡状態に
- vsポルナレフ
- vsJ・ガイルとホル・ホース
- vsカメオ
- vsンドゥール
- vsマライア
- vsダニエル・J・ダービー
- vsヴァニラ・アイス
- モハメド・アヴドゥルのスタンド:マジシャンズレッド
- スタンドとは
- ステータス
- 能力
- 炎を操る
- クロス・ファイヤー・ハリケーン
- 赤い荒縄(レッド・バインド)
- 炎の探知機
- モハメド・アヴドゥルの関連人物・キャラクター
- 空条承太郎
- ジョセフ・ジョースター
- 花京院典明
- ジャン・ピエール・ポルナレフ
- イギー
- ヴァニラ・アイス
- DIO
- モハメド・アヴドゥルの名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 「占い師のわたしに予言で闘おうなどとは、10年は早いんじゃあないかな」
- 「YES I AM !」
- 「大声で笑いながらするのが作法だぞポルナレフ! 笑え! 笑え! ポルナレフ!」
- 「あああーっこれはわたしのイメージじゃあない……トイレでの災難はポルナレフの役だ!」
- 「これですよ、これ! これこそ、このモハメド・アヴドゥルのイメージ! こういう役こそわたしのキャラクターです! ハハハハハハハ」
- 「わたしは、もしこの館の中でお前が行方不明になったり負傷しても助けないつもりでいる…」
- 「ポルナレフッ!! イギーッ! 危ないッ!」
- イギーと共に魂が天に昇るシーン
- モハメド・アヴドゥルの裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- モハメド・アヴドゥルの元ネタはアメリカの歌手「ポーラ・アブドゥル」