5→9~私に恋したお坊さん~(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ
『5→9〜私に恋したお坊さん〜』とは、相原実貴による人気漫画『5時から9時まで』を原作とした連続ドラマ作品。2015年10月より、フジテレビ系の月9枠で放送されていた。海外移住を夢見る主人公の英会話教師・桜庭潤子を石原さとみが、伝統ある寺院の跡取りで潤子に猛アタックする僧侶・星川高嶺を山下智久が演じている。英会話教師×僧侶という異色の組み合わせにも関わらず、潤子の可愛らしさと高嶺の健気なアプローチが毎話反響を呼び、多くの視聴者にときめきを届けた。
クリスマスツリーの前でプロポーズをしてくれた高嶺に、潤子が告げたセリフ。
お見合いの日に潤子に最悪の印象を与えた「あなたを私の妻にして差し上げます。」という高嶺のセリフを真似て、お返しと言わんばかりに今度は潤子が高嶺に告げた。嬉しそうに微笑む高嶺からは、出会った当初の少し傲慢な態度など全く見受けられない。潤子に出会い、人との繋がりや誰かの幸せを願ってやまない気持ち、そして人を愛するということを教えてもらった高嶺だからこそ、この言葉に人生最大の幸せを感じたのだ。
高嶺と復縁すべく設けてもらった博物館デートで、それでも靡かない高嶺に「グッバイ!」と笑顔で告げ立ち去る潤子
高嶺から別れを告げられた潤子を皆が気にかけてくれ、高嶺を騙す形ではあるが博物館デートの場を設けてくれた。潤子は気丈に振る舞い、「私はあなたといられたらそれだけで楽しいんです。あなたが言ったんですよ。私から離れないって。」と自分の気持ちを伝えたが、高嶺は「忘れました。」と潤子を突き放す。高嶺が全く靡かないまま博物館の出口に来てしまい、潤子は「最後にあなたの笑顔が見たい。」とお願いしたが、一生懸命笑顔を作ろうとしてくれる高嶺に「もういいです、ごめんなさい。」と申し訳なさそうに笑った。そして本当にもうこれが最後なんだと悟った潤子はこれまでのごめんねとありがとうを全て伝え、「今まで本当にありがとう。グッバイ!」と笑顔でその場から立ち去った。どう見ても涙を堪えたその笑顔は潤子の想い全てを物語っており、苦しいほどの切なさに視聴者の多くが涙した。
『5→9~私に恋したお坊さん~』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
原作はドラマよりも刺激強め
ドラマでは第1話でキスすらしなかったのに対し、原作漫画では1話の段階で潤子と高嶺が一夜を共にする展開になっている。しかも潤子が強引に高嶺をホテルに誘うのだ。ドラマからはあまり想像がつきにくいが、原作漫画はもともと「東京版SEX AND THE CITY」と銘打って連載をスタートさせたということもあり、ドラマよりも刺激的な展開が繰り広げられている。
スタッフの努力で完成した高嶺の滝行シーン
複数パターンを撮影するため、泊まり込みで行われた高嶺の滝行シーン。それだけでも大変だったのだが、高嶺を演じる山下がいざ滝に打たれてみると滝の勢いが強すぎて滝行どころではない事態に。撮影しないわけにはいかないのでスタッフが滝の上に登り、なんとか一時的に滝の強弱をコントロールしていたそうだ。暖かい日に撮影しても滝の水はとても冷たかったようで、山下にとっても体を張ったシーンの一つとなった。
本当に丸刈りにした志尊淳
高嶺の弟・天音を演じるにあたって、志尊淳は小学生以来の丸刈り頭に。抵抗は全くなかったらしく、インタビューでも「役者冥利に尽きる。バリカンでガガガ〜ッと、真ん中から勢いよくいきました。」と笑顔で答えている。
蟹の登場率に関係者も驚き
潤子の大好物という設定で登場していた蟹。第1話のお見合いシーンをはじめ、ハロウィーンパーティーでの潤子の被り物まで蟹だった。あまりにも登場するため、何か重要なアイテムなのでは?と視聴者たちの間で話題にもなったが、実際はお見合いシーンの演出的に「食べにくそうなもの」として蟹を選んだだけだったそうだ。関係者も「まさかこんなに引っ張るアイテムになるとは思わなかった。」と語っている。
『5→9~私に恋したお坊さん~』の主題歌・挿入歌
主題歌:back number『クリスマスソング』
恋愛ソングの帝王とも呼ばれているスリーピースバンドback number(バックナンバー)が、本作のために書き下ろした楽曲。14枚目のシングル。作詞、作曲は共にボーカルの清水依与吏(しみず いより)。
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目次 - Contents
- 『5→9~私に恋したお坊さん~』の概要
- 『5→9~私に恋したお坊さん~』のあらすじ・ストーリー
- 潤子と高嶺、最悪の出会い
- 潤子の花嫁修行
- 距離が縮まる潤子と高嶺
- 聡と清宮のアプローチ
- ついに結ばれた潤子と高嶺
- 仕事か恋か
- 本当の幸せを見つけた2人
- 『5→9~私に恋したお坊さん~』の登場人物・キャラクター
- 主要キャラクター
- 桜庭潤子(さくらば じゅんこ / 演:石原さとみ)
- 星川高嶺(ほしかわ たかね / 演:山下智久)
- 潤子の関係者
- 三嶋聡(みしま さとし / 演:古川雄輝)
- 清宮真言(きよみや まこと / 演:田中圭)
- 山渕百絵(やまぶち ももえ / 演:高梨臨)
- 木村アーサー(きむら あーさー / 演:速水もこみち)
- 毛利まさこ(もうり まさこ / 演:紗栄子)
- 蜂屋蓮司(はちや れんじ / 演:長妻怜央)
- 里中由希(さとなか ゆき / 演:髙田彪我)
- 伊能蘭(いのう らん / 演:中村アン)
- ヒロミ(演:楊原京子)
- 桜庭家
- 桜庭寧々(さくらば ねね / 演:恒松祐里)
- 桜庭満(さくらば みつる / 演:上島竜兵)
- 桜庭恵子(さくらば けいこ / 演:戸田恵子)
- 桜庭幸江(さくらば さちえ / 演:長内美那子)
- 高嶺の関係者
- 足利香織(あしかが かおり / 演:吉本実憂)
- 星川ひばり(ほしかわ ひばり / 演:加賀まりこ)
- 星川天音(ほしかわ あまね / 演:志尊淳)
- 那覇三休(なは さんきゅう / 演:寺田心)
- 寺田光栄(てらだ こうえい / 演:小野武彦)
- 『5→9~私に恋したお坊さん~』の用語
- ELA
- 一橋寺
- 5時から9時まで
- 『5→9~私に恋したお坊さん~』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 星川高嶺「大切に取っておきます。私のことを本当に好きになってくれるまで。」
- 桜庭潤子「あなたの妻になって差し上げます。」
- 高嶺と復縁すべく設けてもらった博物館デートで、それでも靡かない高嶺に「グッバイ!」と笑顔で告げ立ち去る潤子
- 『5→9~私に恋したお坊さん~』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 原作はドラマよりも刺激強め
- スタッフの努力で完成した高嶺の滝行シーン
- 本当に丸刈りにした志尊淳
- 蟹の登場率に関係者も驚き
- 『5→9~私に恋したお坊さん~』の主題歌・挿入歌
- 主題歌:back number『クリスマスソング』