5時から9時まで(漫画・ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

『5時から9時まで』とは、相原実貴の手掛けた恋愛漫画で、『5→9〜私に恋したお坊さん〜』のタイトルでドラマ化された作品。英会話講師の主人公、桜庭潤子が見合い相手の僧侶・星川高嶺と関係を持ってしまった事から始まる恋愛群像劇だ。
ドラマ版では桜庭潤子を石原さとみが、星川高嶺を山下智久が演じた。「第87回ザテレビジョンドラマアカデミー賞」の「主演女優賞」や「助演男優賞」、「第25回年間ドラマ大賞2015」の「主演女優賞」などを受賞した人気作品だ。

『5時から9時まで』の概要

『5時から9時まで』とは、相原実貴が雑誌『Cheese!』で連載した恋愛漫画で、『5→9〜私に恋したお坊さん〜』のタイトルでドラマ化された作品。英会話講師の主人公、桜庭潤子が見合い相手の僧侶・星川高嶺と関係を持ってしまった事から始まる恋愛群像劇だ。
ドラマ版では桜庭潤子を石原さとみが、星川高嶺を山下智久が演じた。「第87回ザテレビジョンドラマアカデミー賞」の「主演女優賞」や「助演男優賞」、「第25回年間ドラマ大賞2015」の「主演女優賞」などを受賞した人気作品だ。

『5時から9時まで』のあらすじ・ストーリー

海外ドラマのような生活を夢見ている英会話講師の桜庭潤子。27歳の誕生日を境になぜか次々と男性から好意を寄せられるが、その中でも、毛嫌いしていた見合い相手の僧侶、星川高嶺と関係を持ってしまう。しかし、仕事のスキルアップと海外生活を夢見る順子には、どうしても星川と結婚し、「寺の嫁」になることは受け入れられない。

その一方で潤子の友人で同じく英会話講師の山渕百絵は、彼氏いない歴=年齢の処女であることに悩んでいた。恋人など一生できないだろうと諦めながらも趣味であるオタクな日々を生きる糧にしていた。そんな時、美形白人講師のアーサー・ラングにオタクであるということを知られ、同時に優しいと評判だった彼がとてつもなく腹黒であるということを知った百絵は、お互いの秘密を守ることと引き換えに、表向きだけ恋人として接することになってしまった。

またその一方で、英会話学校で事務職員を務める毛利まさこは、若さを武器にできるうちに一刻も早く素敵な男性と結婚したいと望んでいた。順子の男友達でありながら彼女とは友達以上の思いも抱き合っている三嶋聡を結婚相手として狙っていたまさこであったが、なぜか成り行きでまだ高校生の蜂屋蓮司と寝てしまう。

またまたその一方で、蜂屋の友人である男子高校生の里中由希は、順子に一目惚れして英会話学校に入校しアタックしていたが、順子は魅力的な大人の男性たちから求愛を受けており、由希に付け入る隙はなかった。自信家の潤子とは対照的に控えめでネガティブな彼女の妹・寧々は、姉への報われない恋に悩む由希に惹かれていく。

一つの英会話学校を主な舞台にし、複数の複雑な恋愛模様が描かれている。

『5時から9時まで』の登場人物・キャラクター

主要人物

桜庭潤子(さくらば じゅんこ/演:石原さとみ)

英会話学校の非常勤講師。27歳。上智大学を卒業後、外資系証券会社に就職、3年後に英会話講師へ転職。日本人講師の中ではトップクラスの英語力を持つ。スキルアップしていずれは海外で仕事をしたいと夢見ている。
27歳の誕生日にその場の勢いで僧侶である星川高嶺と肉体関係を持ってしまう。その一度きりのはずだったが、住んでいたマンションが建て替えになり、見合いを勧めた祖母の提案で星川の寺に下宿することになる。
物語が進むにつれて、その星川と、大学時代からの友人である三嶋の間で心が揺れ動く。また女生徒だと思っていた由希にも告白される。

星川高嶺(ほしかわ たかね/演:山下智久)

潤子と見合いをした僧侶。東京大学卒で、文学部でインド哲学を学んだ。実家の寺は多数の檀家を擁し、資産家である。堅い性格で、順子と関係を持ったことで「深く結ばれた間柄なら結婚は当然の成り行き」と主張し、ストーカーを思わせるほどに彼女に執着し、追いかける。真摯に順子を愛するが、少し重く、尊大な言動が目立つ。異様に嫉妬深く、順子が仕事で異性と二人きりになるのも耐えられない。そのため、彼女が早く仕事を辞め、「寺の嫁」になってほしいと考えている。

主要人物の関係者

三嶋聡(みしま さとし/演:古川雄輝)

潤子の大学時代のサークル仲間で友人。27歳。エリート商社マン。海外赴任を内示されている。
順子のことを昔から意識していたが、お互いプライドが高く、友人以上の関係に踏み込めずにいた。しかし、潤子と星川の結婚話に気が焦り、潤子と関係を持つ。その一方でまさことも関係を持つ。

毛利まさこ(もうり まさこ/演:紗栄子)

英会話学校の事務。22歳。「ゼクシィまさこ」と呼ばれるほど結婚情報に詳しい。優れた男性たちを結婚相手としてキープする姿は軽薄なようにも見えるが、過大な結婚願望は、母子家庭で育つうちに芽生えたものである。三嶋に好意を寄せ、ことあるごとに潤子と三嶋の仲を妨害している。しかし、ある時蜂屋に弱みを握られ、口止め料として彼と寝ることになり、その後も関係を続けるうちに彼の抱える事情を知り惹かれていく。

山渕百絵(やまぶち ももえ/演:高梨臨)

英会話学校の講師。28歳。BL好き。クールビューティーと噂されている美人だが、単に口下手なだけの処女。潤子やまさこと親しいが、彼女たちのセックス込みの恋愛話についていけてない。BL好きの濃いオタク趣味を知られたことで、アーサーに弱みを握られ、カモフラージュの彼女にされてしまう。

アーサー・ラング(演:速水もこみち)

順子の同僚のイケメン英会話講師。23歳。(途中から24歳)。OLの生徒たちから引っ張りだこで、キッズクラスの母親たちの間にはファンクラブがあるとうわさされるほどの美形だが、性格は悪魔的で日本人の女の子たちと片っ端からHしていた。自分の生徒のOLたちとのデートをトリプルブッキングさせたことを知られてからは、百絵にだけ悪魔的な本性を見抜かれる。「彼女のように手強いのは初めて」と百絵に興味を持ち、カモフラージュの交際を持ち掛ける。

里中由希(さとなか ゆき/演:高田彪我)

英会話学校の生徒。いつも女子制服で行動しているが、実は男子生徒である。蜂屋の友人。「青学」に通う高校生で、学校にもわがままを通し女子制服で通っており、行内では女性的な美貌から人気があり、校外では女子生徒と間違われ見惚れられている。街中で外国人に声を掛けられ逃げ腰で適当に対応していたところ、颯爽と現れスマートに対応した潤子に一目惚れし、英会話学校に入校した。男女交際の経験はない。恋敵である星川に強い対抗心を抱いている。
蜂屋蓮司 声_木村良平 演_長妻怜央
英会話学校の生徒。由希と同じ青学生。由希の友人。家が大金持ちのセレブで、高級マンションに一人暮らししている。女性たちからの愛称は「渋谷王子」で、寧々からも「憧れの王子様」と称された。しかし、彼の恋愛はとっかえひっかえで愛がなく、性格は最低の女たらし。行きずりの女の子やまさことも関係を持つ。幼少のころに立て続けに父母と兄嫁を亡くし、その原因はお前にあると兄になじられ、莫大な資産を継いでいながら常に孤独感に苛まれている。訃報がいつも寝起きに届いてきたため、眠っている間に大切な人を失ってしまうと眠ることに恐怖を抱え、多くの女性と夜を過ごすのは体温を感じながらでないと眠れないため。そのような女の一人でしかなかったまさことの仲を、次第に特別なものにしていく。

桜庭寧々(さくらば ねね/演:恒松祐里)

潤子の妹。「渋女」2年の女子高生。姉と性格が正反対で、思考がネガティブ。ある日、前から憧れていた蜂屋(と由希)と知り合い、パーティーに誘われる。蜂屋に恋心を抱くが、蜂屋が行きずりの女の子とキスしているのを見てしまい、ショックを受ける。次第に、はじめは女性と勘違いしていた由希の方に心が傾いていく。

清宮真言(原作:せいみや まこと/ドラマ:きよみや まこと/演:田中圭)

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