ゴースト トリック（ゲーム）のネタバレ解説・考察まとめ
『ゴースト トリック』とはCAPCOMから2010年に発売されたニンテンドーDS用ゲームソフトである。『逆転裁判』シリーズの生みの親である巧舟がディレクターを務めている。死ぬことによって不思議な力を手に入れた主人公が、自らの死の真相を探して繰り広げる追跡劇を描く物語である。物に取りつき動かすことで起こるべき運命を変えていくパズル的な要素を楽しみながら、二転三転するスリリングな物語を追って真相に迫っていく。
シセル殺害事件の担当刑事。個人名は不明。妻とは離婚か別居中かは不明だが、何年か前に家を出て行かれている。カバネラを鬱陶しく思いつつも、彼を真似れば出世できるのではと考えている。
リンジュー刑事
カバネラの部下で、アシタール公園で張り込みをしている刑事。警察として自身の仕事に忠実な仕事人だが、逃亡中のリンネをこっそり逃がす人の好さも備えている。女難の相があり、美人に関わると碌なことにならない。
メメリの仕掛けた盗聴器の音声を聴きながら車で「キッチンチキン」に向かっていたが、盗聴器を壊された際の爆音が耳に響き渡って気絶。コントロールを失った車で店に突っ込み、リンネを巻き込んで死亡してしまう。その後彼女ともどもシセルに助けられたが、死後に意識を取り戻さないままだったのでコアがなく、シセルと会話する機会もなかった。
名前の由来は「臨終」と考えられている。
本部長
階級は警部で、カバネラとともにヨミエルの事件を追っている。水虫持ちで常に足を掻いている。恐妻家。
刑務所関係者
ジョード
元凄腕の刑事で、カバネラの同期にしてライバル。当時は誰からも憧れられる熱血刑事だった。10年前にリンネを誘拐事件から救い出しており、彼女からは恩人として強く慕われている。
5年前に妻・アルマを殺した罪で「特別刑務所」に投獄され、死刑判決を受けた。囚人番号はD99号。全面的に罪を認め死刑も望むところという態度だが、動機だけは誰にも語っていない。牢獄では「忘れたくない顔」をキャンバスに描いており、最後の一枚と称して完成させたのはヨミエルの顔だった。
異例の死刑執行令が下された上にその準備段階で事故死し、リンネに頼まれたシセルによってその運命を回避され脱獄するが、カバネラに連行されてしまう。その後自分の死刑執行のために娘のカノンが誘拐され、彼女が今も事件のために苦しんでいると知り、あらゆる意味において彼女を救うためにようやく立ち上がることとなる。
10年前、冤罪で逮捕され厳しい取り調べから逃げ出したヨミエルにジョードが拳銃を向けたため、追い詰められた彼はリンネ誘拐に走ってしまった。そのせいで彼を死に追い込んだと自責の念に駆られるジョードだが、ヨミエルは身体に命中したアシタール隕石の力で不死身となっていた。ヨミエルは彼に対する復讐を決意、カノンが作った装置に手を加えアルマを殺害する。娘が原因で妻が死んだと思い込んだジョードは罪を被り死刑を望むまでになってしまった。
最終局面ではシス司令に殺害されるがシセルが10年前の運命を変えに向かうと知り、自らの過ちを正すためにタマシイの状態で同行した。その影響で運命更新後もそれ以前の記憶を所持したままとなっている。ヨミエルに代わって不死身となった子猫のシセルを家族に迎え、死の運命を回避した妻子とともに幸せに暮らしている。
名前の由来は「浄土」だと考えられている。
囚人番号「C38号」
「特別刑務所」に収監された囚人。生放送でロックに乗せて国家機密を歌い上げたことで逮捕となった。彼がどのようにその機密を知り得たのかは明らかになっていなかったが、実際はシス指令に死者のチカラを証明する目的でヨミエルに操られての行動だった。
C74号と組んで脱獄を狙っており、トイレに〇×を書いた紙を流すことで作業のタイミングを知らせていた。
囚人番号「C74号」
特別刑務所に収監された囚人。銃火器を持って警視総監室に立てこもり、解放条件としてカレーを要求した。彼がどうやって警視総監室まで入れたのかは謎だったが、実際はC38号同様、ヨミエルに死者のチカラで操られていた。
脱獄に使うトンネルを造るためにC38号の合図を受けて床下をスプーンで掘り進めているが、刑務所の建物の構造上、外まで掘っても海底に出るだけである。
ボーズ係官
特別刑務所の刑務官。真面目すぎて神経質な性格で、オーバーリアクションが特徴。パニックになると家に伝わる「テンテコの舞」を踊り狂う。
名前の由来は「坊主」と考えられている。
コボーズ係官
特別刑務所の刑務官で、ボーズ係官の後輩。先輩の奇行に見下した口調でツッコミを入れる。リンネのファンであり彼女の身を案じている。
名前の由来は「小坊主」と考えられている。
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目次 - Contents
- 『ゴースト トリック』の概要
- 『ゴースト トリック』のあらすじ・ストーリー
- 死から始まる一夜の追跡劇
- 死刑囚・ジョード刑事
- 「法務大臣の娘」誘拐事件
- もう一人の「私」
- 潜水艦ヨノア号の攻防
- 10年前からのやり直し
- 『ゴースト トリック』のゲームシステム
- 基本情報
- デジタルリマスター版の「オタノシミ」
- 『ゴースト トリック』の登場人物・キャラクター
- メインキャラクター
- シセル
- リンネ
- カノン
- ミサイル
- クネリ
- 警察関係者
- カバネラ警部
- マッコー刑事
- 青刑事
- リンジュー刑事
- 本部長
- 刑務所関係者
- ジョード
- 囚人番号「C38号」
- 囚人番号「C74号」
- ボーズ係官
- コボーズ係官
- 青い肌の者たち
- シス司令
- 参謀
- ド近眼のジーゴ
- 先回りのテンゴ
- ビューティー
- ダンディー
- 監察医
- 法務大臣一家
- オッチンドル
- エンマ
- エイミン
- キッチンチキンのスタッフ
- コック
- メメリ
- バーテン
- その他一般市民
- 管理人
- ダビラ
- 真相に関わる者たち
- ヨミエル
- アルマ
- 『ゴースト トリック』の用語
- 基本用語
- 死者
- 運命更新
- アシタール
- コア
- 死者のチカラ
- トリツク
- アヤツル
- トリカエ
- レンケツ
- 過去にモドル
- デンワ線の移動
- 場所・施設・組織
- 特別捜査班
- 特別刑務所
- キッチンチキン
- アシタール公園
- 『ゴースト トリック』の裏話・トリビア・小ネタ／エピソード・逸話
- 登場人物の名前は「生死」に由来
- ミサイルのモデルはディレクター・巧舟の愛犬
- 『逆転裁判』シリーズへのオマージュ要素