ゴースト トリック(ゲーム)のネタバレ解説・考察まとめ
『ゴースト トリック』とはCAPCOMから2010年に発売されたニンテンドーDS用ゲームソフトである。『逆転裁判』シリーズの生みの親である巧舟がディレクターを務めている。死ぬことによって不思議な力を手に入れた主人公が、自らの死の真相を探して繰り広げる追跡劇を描く物語である。物に取りつき動かすことで起こるべき運命を変えていくパズル的な要素を楽しみながら、二転三転するスリリングな物語を追って真相に迫っていく。
アシタール公園にある「神のイシ」を守るために宅地化に反対している男。常に踊っているような奇妙な動作と「ワレ」という独特な一人称が特徴。「神のイシ」に心酔し公園に寝泊まりしていると豪語しているが、実質的なホームレスである。
カノンが誘拐される現場を目撃し阻止しようとするが、ミサイルが彼女を守ったとばっちりで死んでしまう。この場面の運命更新に挑むシセルとミサイルにとっては、彼とカノンを両方死なせずに守ることが求められる局面となる。
彼の言う「神のイシ」とは10年前に天から降ってきたアシタール隕石のこと。つまり「神の意志」であり「神の石」。リンネがヨミエルに誘拐されるところを目撃した彼は、誘拐犯から少女を救った隕石を「神のイシ」と崇めるようになった。
名前の由来は「帷子(かたびら)」あるいは「荼毘(だび)」と考えられている。
真相に関わる者たち
ヨミエル
シセルとそっくりな姿をした男。生きて登場してきたことでシセルを大混乱に陥れた。
実はゲーム冒頭で死んでいた男はシセルではなく彼であり、さらに言うとタマシイが抜けたヌケガラ状態になっていただけで実際は死んでいなかった。この時彼のタマシイはシセル(猫)の遺体に取り憑いていた。
かつては凄腕のエンジニアだったが、10年前にスパイの濡れ衣を着せられて逮捕され、カバネラから執拗な取り調べを受ける。耐えかねた彼はカバネラの拳銃を持ち去り逃走し公園に逃げ込むが、追ってきたジョードの威嚇射撃を見て激しく動揺。たまたま遊びに来ていたリンネを人質にとってこの場を脱しようとするも、その時降ってきたアシタール隕石が直撃して死亡した。
しかし体内に入った隕石の欠片によって、タマシイだけでも生き続ける状態になってしまう。自分の姿と記憶を失った彼は一時的に傍にいた黒猫にトリツキ、猫として生活。記憶と自身の身体を取り戻した後も、その猫に自分の婚約者の名前をとってシセルと名付け傍に置いた。
世間では自分は死んだことになっており、その死を信じてしまった婚約者も自殺していた。人生の全てを失ったヨミエルは誘拐事件にかかわった者たちに復讐することを決める。ジョードの大切なものを奪うために娘の作った仕掛けを改変して妻を殺し、リンネを操って自分を殺させ殺人犯の汚名を着せようとした。しかしこの時リンネが抵抗して外した弾が鞄の中にいたシセルの命を奪ってしまったことから、運命が大きく変わることになる。
シス司令とのトリヒキでは自分の身体とアシタール隕石を渡す代わりに復讐の手伝いを、そして亡命して別の人生を生きられるようにすること、愛する人に看取られて死ねる人生を要求する。しかしシス司令はアシタール隕石の秘密を知る者は皆抹殺するつもりであり、ヨミエルがカノンに取り憑いている隙に隕石を奪い彼の身体を捨てて逃亡。残されたヨミエルのタマシイはガラクタを寄せ集めた人形のようなものに入るが、海底に沈みゆく潜水艦の中で身動きが取れなくなる。
しかし隕石が抜けた自分の身体に生まれたコアを通じてシセルのチカラで10年前に自分が死んだ瞬間に戻り、隕石の衝突から自分自身を救うことに成功する。これにより全ての運命が更新され、普通の人間に戻った彼は誘拐の罪で逮捕されることとなるが、スパイの冤罪は晴らされる見込みとなる。彼は自分を救ってくれた相棒に感謝の気持ちを込め、獄中で黒猫シセルの絵を描くのであった。
名前の由来は「シセルの逆の意味」と言及されており、「蘇る」だと推測されている。さらにダブルミーニングとして「黄泉」もかかっていると考えられている。
アルマ
ジョードの妻でカノンの母。
ヨミエルによってジョードへの復讐の標的にされ、カノンをアヤツルことで殺人マシーンに作り替えられた仕掛けが作動してしまい殺された。
運命更新された後の世界では無事に生存しており、家族で幸せに暮らしている。
名前の由来は「アルマゲドン」。
『ゴースト トリック』の用語
基本用語
死者
人や動物は死ぬとタマシイになり、自分の姿や記憶を失ってしまう。自分が何者か認識することでそれらを取り戻すことができる。
死者同士は会話ができるが、思ったことがそのまま相手に伝わるという形で行われる。そのため言語を介する必要が無く、外国人や動物とも問題なく意思疎通が可能な反面、嘘や隠し事は難しい。
シセルは死の直後に目にした「死体」を自分だと思い込んだ結果、本来の自分と全く違う姿になってしまった。
運命更新
過去に手を加えることで何かしらの運命が変わったことを表す言葉。過去に飛ぶ目的は最終的に誰かが死ぬ運命を回避することだが、その過程で第三者がするはずだった怪我を回避するなどのように周囲の運命を少し変えることも多い。
また死ぬはずだった人が死なないことで連鎖的に他の運命も変わっていく。それも含めた言葉が「運命更新」である。
アシタール
宇宙から飛来した未知の物質。
常に放射線を発しており、死の瞬間を再生し続けるという性質を持つ。そのため、死ぬ瞬間にこの石が体内に入った肉体は死と再生を繰り返し続けるという状態になる。身体が傷ついても瞬時に再生し、致命傷を受けても生き返る。
またこの石の放射線を浴びて死ぬと、「死者のチカラ」を得た特別な死者となる。得られる力には個人差がある。
コア
物体が持つ「核」のようなもの。死者のチカラを持つ者はこの核に「トリツク」ことができる。
無機物に限らず、死んだばかりでタマシイが身体に残っている遺体や、一度死んで運命更新され死を回避した者の頭にもコアが存在する。ただし死んだ後に意識を取り戻さないまま運命が更新されるとコアが残らず、死者との会話も不可能となる。
以上はあくまでシセル及びミサイルの視点から見た情報である。ヨミエルが死んだことのない生者にもトリツクができることから推測するに、本来コアは全ての物体に存在するが、自分がトリツクことができないものは知覚できないと考えられる。
死者のチカラ
トリツク
死者のチカラを持つ者が物体のコアに宿り、憑依すること。作中に登場する死者全員が使える。
トリツクをしている最中、近くに別のコアがあれば移動することができる。ただしコア同士が離れすぎていると移動することができない。移動が可能な距離には個人差がある。
アヤツル
取り憑いているものを動かす能力。ただし対象の物に不可能な動きはできない。たとえば冷蔵庫は「ヒラク(開く)」、扇風機は「マワス(回す)」などの動きはできるが、場所を移動させたり宙に浮かべたりといったことは不可能である。
シセルは無機物しかアヤツルことができず、ミサイルはアヤツルが使えないが、ヨミエルは死体も生きた人間も全てをアヤツルことができる。またヨミエルはカノンの仕掛けにおいて回転するはずのない天使像を回らせていることから、チカラが強ければ相手を無理矢理動かすことも可能なようである。
トリカエ
Related Articles関連記事
デビル メイ クライ(Devil May Cry)シリーズのボスまとめ
『デビル メイ クライシリーズ』とはカプコンから発売されたスタイリッシュアクションゲームのことである。シリーズは『1』から『3』までがダンテのみ、『4』と『5』はネロとダンテのダブル主人公という形で物語が進む。悪魔と人間のハーフであるダンテは人間界を脅かす悪魔たちを倒すデビルハンターをしている。『4』以降はネロも加わり、様々な強敵と対峙していく。シリーズごとに神話の怪物などをモデルにした様々な悪魔が中ボス、ラスボスとして多数登場する。
Read Article
バイオハザード(Biohazard)のネタバレ解説・考察まとめ
『バイオハザード』とは、カプコンより1996年に発売されたサバイバルホラーゲーム。タイトルには「生物災害」という意味があり、それを筋としストーリーが展開される。日本国外のタイトルである『Resident Evil』は、「内に潜む悪(害悪)」という意味を持ち、後のサバイバルホラーとしてのジャンルを生み出した先駆品としても高く評価された作品である。プレイヤーは2人の主人公のどちらかを選び、任務の末迷い込んだ洋館で様々な謎を解き、クリーチャーと呼ばれる怪物たちと戦いながら脱出を試みる。
Read Article
バイオハザード ヴィレッジ(Biohazard Village)のネタバレ解説・考察まとめ
『バイオハザード ヴィレッジ』(Biohazard Village)は、カプコンより発売されたサバイバルホラー作品である。シリーズ本編としては8作目で、タイトルロゴも8作目を意味するローマ数字の「VIII」が重ねられる形で強調されている。『バイオハザード7』主人公イーサン・ウィンターズが引き続き主人公であり、前作では失踪した妻のミーアを探す物語だったが、今作は攫われた娘のローズマリーを取り戻すための物語になっている。そのため作品のテーマは"家族の絆"になっている。イーサンの物語の完結編。
Read Article
ストリートファイターII(ストII)のネタバレ解説・考察まとめ
カプコンが1991年にアーケードゲームとして発売したゲーム、及びその移植作。 ストリートファイターシリーズの2作目であり、シリーズ最大のヒットを飛ばした。 1対1のストリートファイトによる世界大会を舞台に、個性豊かな総勢19人のキャラクターから1名を選び、試合での勝利を目指す。 別のプレイヤーとの「対戦」が好評を博した。
Read Article
ストリートファイターZERO(ストZERO)のネタバレ解説・考察まとめ
カプコンが1995年にリリースを開始したアーケードゲームシリーズ、及びその移植作。 ストリートファイターシリーズの3作目。 『ストリートファイター』の後、『ストリートファイターII』の前に位置する架空の時間軸を舞台に、CPU戦を勝ち抜いていく。 人気作となり、シリーズ3作品がリリースされ、最終的には総勢39人のキャラクターが登場する大型作品となった。
Read Article
Dragon's Dogma: Dark Arisen(ゲーム)のネタバレ解説・考察まとめ
『Dragon's Dogma: Dark Arisen』 とは、 」2013年にカプコンより発売されたオープンワールドのアクションロールプレイングゲームで、2012年に発売された『Dragon´s Dogma』の拡張版である。売上本数はPS3版だけでも46万本を超えている。2017年にはPS4、Xbox OneやMicrosoft WindowsにNintendo Switchでも発売されている。ドラゴンに心臓を奪われてしまった主人公が広大なオープンワールドを冒険する物語となっている。
Read Article
ブレス オブ ファイアII 使命の子(ゲーム)のネタバレ解説・考察まとめ
『ブレス オブ ファイアII 使命の子』とは『ブレス オブ ファイア』シリーズの第2作目であり1995年にカプコンより発売されたRPGゲームである。前作でも好評であった迫力あるグラフィックをより進化させつつ合体システムや共同体など新しいやり込み要素も盛り込まれている。前作より500年後の世界、なんでも屋であるレンジャー業を営む主人公リュウは相棒のボッシュの無実の罪を晴らすための旅に出る。旅の中で様々な仲間と出会うリュウは使命の子としての邪神を封印するという運命の戦いに巻き込まれていく。
Read Article
鬼武者(ゲーム)のネタバレ解説・考察まとめ
『鬼武者』は、カプコンが開発し、2001年1月25日に発売したPlayStation 2専用アクションゲーム。 全4作ある『鬼武者』シリーズの第1作目。 同社の『バイオハザード』において開発されたゲームエンジンを使用しており、刀剣を利用した、緊張感と駆け引きのあるアクションが特徴。主人公は、鬼の力を手にし、囚われの姫を救出するべく怪物が巣食う城へと向かう。
Read Article
バイオハザード RE:2(Biohazard RE:2)のネタバレ解説・考察まとめ
『バイオハザード RE:2』とは、2019年1月にカプコンから発売されたサバイバルホラーゲーム作品で、1998年に発売された『バイオハザード2』のリメイク版である。話の大筋に大きな変更はないが、主人公関係者の物語は大幅に変更された箇所もあった。ゾンビが溢れかえる街から脱出することを目的に、新米警察官のレオン・S・ケネディ目線と、失踪した兄を探しにやってきた女子大生のクレア・レッドフィールド目線、2人の主人公の物語が描かれる。よりリアルなゾンビやサバイバルホラーを体験出来るようになった。
Read Article
バイオハザード RE:3(Biohazard RE:3)のネタバレ解説・考察まとめ
『バイオハザード RE:3』とは、2020年4月にCAPCOMから発売されたサバイバルホラーゲーム作品で、1999年に発売された『バイオハザード3 LAST ESCAPE』のリメイクとなっている。そして2019年に発売された『バイオハザードRE:2』に続く「RE」シリーズ2作目となっている。ラクーンシティで起きた生物災害(バイオハザード)の真相を明らかにすべく、原作ゲーム1作目の主人公ジル・バレンタインが追跡者から逃げながらラクーンシティを脱出するというストーリーだ。
Read Article
ブレス オブ ファイアIII(ゲーム)のネタバレ解説・考察まとめ
『ブレス オブ ファイアⅢ』とはカプコンより1997年に発売されたRPGである。初めてPlayStation用のタイトルとなった本作は伝統であるハイクオリティなドット絵を踏襲しつつ、背景に3Dポリゴンを使った新たな表現に挑戦した。シリーズ初のキャラクターボイスも実装されより迫力のあるストーリーが展開された。竜族の生き残りの少年リュウが世界や自らの出自を解き明かしていく旅が「幼年期」と「青年期」の2部構成で描かれる。
Read Article
デビル メイ クライ 2(Devil May Cry 2)のネタバレ解説・考察まとめ
『デビル メイ クライ 2』(デビルメイクライツー、DEVIL MAY CRY 2)は、カプコンが制作したPlayStation 2用のアクションゲームソフトであり2003年発売。アクションゲームのジャンルからスタイリッシュアクションというジャンルを開拓した人気シリーズデビル メイ クライの続編である。キャッチコピーは、「悪魔と踊ろう」。 第6回のCESA GAME AWARDSでは「CESA GAME AWARDS FUTURE 優秀賞」を受賞している。
Read Article
Devil May Cry(アニメ)のネタバレ解説・考察まとめ
『Devil May Cry』は、カプコンのテレビゲームである『Devil May Cry』シリーズを原作として製作されたテレビアニメ。WOWOWによって2007年の6月から9月まで放送された。 ゲームシリーズの主人公であるダンテが「悪魔も泣き出す男(デビルメイクライ)」に相応しい圧倒的な強さで悪魔を倒す戦闘シーンの迫力は勿論、アニメオリジナルの登場人物とカードゲームに興じるなど、ゲームでは見られないダンテの日常も描かれている。
Read Article
ロックマンエグゼ6(Rockman.EXE 6)のネタバレ解説・考察まとめ
『ロックマンエグゼ6』とは、2006年11月23日にカプコンから発売された、ゲームボーイアドバンス用のデータアクションRPGゲームである。グレイガ・ファルザーと2バージョンリリースされていている。バージョンごとに獣化システムやクロスシステムなど使用できるシステムも異なってくる。本作の発売時はゲームボーイアドバンスからニンテンドーDSの移行期であったが、「ゲームボーイアドバンスで発売したソフトであるから、こちらで有終の美を飾りたい」といった発言があり、ゲームボーイアドバンスでリリースされた。
Read Article
ストリートファイターIII(ストIII)のネタバレ解説・考察まとめ
『ストリートファイターIII』とは、カプコンが開発・販売したアーケードゲームシリーズ、及びその移植作であり、ストリートファイターシリーズの4作目。 『ストリートファイターII』の10年後を舞台に、CPU戦を勝ち抜く、あるいは他プレイヤーと対戦するゲーム。 シリーズは全部で3作品がリリースされ、最終作となった『ストリートファイターIII 3rd STRIKE -Fight for the Future-』は長きにわたってプレイされる名作となった。
Read Article
ロックマンX4(Rockman X4)のネタバレ解説・考察まとめ
ロックマンX4はカプコンのアクションゲーム。人類を守るための組織「レプリフォース」が起こした反乱を鎮圧するために、エックスとゼロが出撃する。今作からはじめてゼロを主人公として使うことができる。射撃戦主体のエックスと、剣による接近戦主体のゼロとでは全く違った遊び方ができるのが特徴。ゲーム機種がプレイステーションとセガサターンになったことでグラフィックもバージョンアップしている。
Read Article
デビル メイ クライ(Devil May Cry)のネタバレ解説・考察まとめ
『デビル メイ クライ』とは、カプコンが制作したPlayStation 2専用のアクションゲームである。2001年8月23日に発売された。ゲーム続編は第4弾まで出ており、全世界シリーズ累計販売本数は1500万本に達している。ゲームや漫画など、様々なメディアミックスが成された。 ある満月の夜、トリッシュという美女が一人の男のもとを訪れる。その男はダンテといい、悪魔退治専門の便利屋『デビルメイクライ』を営んでいた。ダンテはトリッシュに導かれ、悪魔の救う島へと向かう。
Read Article
デビル メイ クライ 3(Devil May Cry 3)のネタバレ解説・考察まとめ
『デビル メイ クライ 3』(デビル メイ クライ スリー、Devil may cry3)とは、カプコンが制作し2005年に発売されたPlayStation 2用のアクションゲームソフト。アクションゲームのジャンルからスタイリッシュアクションというジャンルを開拓した人気シリーズの第3作目であり、1作目「デビル メイ クライ」よりも過去の物語を描いている。 後に追加要素を含んだアップグレードバージョンの「デビル メイ クライ3 スペシャルエディション」も発表されている。
Read Article
ロックマンX2(Rockman X2)のネタバレ解説・考察まとめ
ロックマンX2はカプコンが1994年12月に発売したスーパーファミコン専用のアクションゲームソフトである。ロックマンシリーズから派生したロックマンXシリーズの2作目にあたる。カプコンが独自に開発したDSPチップのCX4というものがカートリッジに搭載されており、従来のスーパーファミコンのソフトよりさらに発展したグラフィックや演出を実現させている。
Read Article
ブレス オブ ファイアIV うつろわざるもの(ゲーム)のネタバレ解説・考察まとめ
『ブレス オブ ファイアIV うつろわざるもの』とは2000年にカプコンから発売されたRPGである。『ブレスオブファイアシリーズ』の4作目であり、これまでのシリーズとは一線を画したアジア風の世界観が特徴となっている。長く続いた帝国と諸国連合の戦争が休戦した世界、行方不明となった姉を探すウィンディアの王女ニーナは記憶喪失の少年リュウと出会う。時を同じくしてリュウの半身であるフォウルも長き眠りから目覚めようとしていた。2人の主人公の交錯するストーリーはシリーズ屈指の鬱シナリオとして話題となった。
Read Article
戦国BASARA(アニメ・ゲーム)のネタバレ解説・考察まとめ
「戦国BASARA」とはカプコンから発売されている人気アクションゲーム、及びゲームを原作にしたアニメーション作品。第一期、二期、劇場版をProduction I.Gが製作し、三期をテレコム・アニメーションフィルムが製作した。若い女性達の間で起こった戦国武将ブームの火付け役でもあり、漫画・アニメ・ドラマ・舞台など様々な媒体で展開している。
Read Article
モンスターハンターライズ・モンスターハンターライズ:サンブレイク(MHR・MHS)のネタバレ解説・考察まとめ
『モンスターハンターライズ』とは、2021年にカプコンからNintendo Switch向けソフトとして世界同時に発売されたハンティングアクションRPG。翌2022年には同じくカプコンから超大型拡張コンテンツ『モンスターハンターライズ:サンブレイク』が発売された。新要素として、アクションの幅を広げる「翔蟲アクション」や移動の快適さを実現した新たなオトモ「ガルク」など、今までのシリーズ作品とはまた違った爽快な狩猟アクションを体験できる。
Read Article
ブレス オブ ファイア 竜の戦士(ゲーム)のネタバレ解説・考察まとめ
『ブレス オブ ファイア 竜の戦士』とはカプコンから1993年に発売されたRPGゲーム。『ブレス オブ ファイアシリーズ』の記念すべき第1作目でありカプコンが初めて手掛けたRPGでもある。竜の力を使う主人公や翼を持つヒロイン、亜人種の仲間達など1作目にしてシリーズの礎を築いた作品である。女神ミリアを復活させ世界を征服しようとする黒竜族の皇帝ゾーゴンの野望を打ち砕くために、白竜族の勇者リュウと7人の仲間達が戦う姿を描く。
Read Article
新 鬼武者 DAWN OF DREAMS(ゲーム)のネタバレ解説・考察まとめ
『新 鬼武者 DAWN OF DREAMS』とは、『鬼武者』シリーズ第三作の続編として2006年1月26日にカプコンより発売された戦国サバイバルアクションゲーム。前作『鬼武者3』にて織田信長が討たれた後、その重臣である豊臣秀吉の治世となった慶長3年を舞台に、新たな主人公、灰燼の蒼鬼と異形の怪物・幻魔の戦いを描く。本作は前3部作から大幅なシステム変更が行われている他、前3部作の主人公の血縁者が登場するなど、過去シリーズとの繋がりが意識されている。
Read Article
逆転検事(ゲーム)のネタバレ解説・考察まとめ
『逆転検事』とは、2009年にNintendo DS専用ソフトとして発売された推理アドベンチャーゲーム。本作は、『逆転裁判』シリーズでお馴染みのライバル検事・御剣怜侍が主人公を務め、現代を舞台に巻き起こる数々の事件に立ち向かっていく姿を描く。『逆転裁判』シリーズのテイストを残しつつ、全く違った角度から事件を追っていく、従来の『逆転裁判』では味わえない新感覚を体験できる。
Read Article
モンスターハンターワールド:アイスボーン(MHWI)のネタバレ解説・考察まとめ
『モンスターハンターワールド:アイスボーン』とは、2018年に発売され、2020年には1610万本を達成した大人気タイトル『モンスターハンター:ワールド』の超大型拡張コンテンツである。 ワールドのエンディング後から展開される本作のシナリオでは、フィールド・拠点ともに一新。新たなクエストランク「マスターランク」を設け、ハンターは渡りの凍て地と呼ばれる極寒の地で、新たな強敵たちと出会う。
Read Article
ブレス オブ ファイアV ドラゴンクォーター(ゲーム)のネタバレ解説・考察まとめ
『ブレス オブ ファイアV ドラゴンクォーター』とは2002年11月にカプコンより発売されたRPGである。『ブレス オブ ファイアシリーズ』の5作目にあたり、キャッチコピーは「そらをみにいく」。前作までの王道的RPGから世界観やゲームシステムを大幅にリニューアルし新基軸に挑んでいる。災厄により人々が地上を離れ地下都市で暮らす時代、警備部隊であるレンジャーに所属するリュウは親友のボッシュとの任務の中で謎の少女ニーナと出会う。地下都市では生きる事ができない彼女を救う為にリュウは空のある地上を目指す。
Read Article
逆転検事2(ゲーム)のネタバレ解説・考察まとめ
『逆転検事2』とは、2011年にNintendo DS専用ソフトとして発売された推理アドベンチャーゲーム。本作は、前作に引き続き『逆転裁判』シリーズでお馴染みのライバル検事・御剣怜侍が主人公を務め、現代を舞台に巻き起こる数々の事件に立ち向かっていく姿を描く。また今回は、御剣怜侍の父親も登場し、御剣怜侍自身の「検事として」事件とどう向き合うのかということを考えながら捜査していくという、また一歩深い話が展開されていく。
Read Article
デビル メイ クライ 4(Devil May Cry 4)のネタバレ解説・考察まとめ
『デビル メイ クライ 4(Devil May Cry 4)』は株式会社カプコンから発売されたスタイリッシュアクションゲームである。対応ハードはPlayStation 3、Xbox 360。後にPC版も発売した。前作まで主人公を務めたダンテから新キャラクターであるネロに主人公が変わった。物語は悪魔が存在し人間に危害を加える世界。城塞都市フォルトゥナにて、魔剣教団に所属する若き騎士ネロが魔剣祭の最中に起きた教皇殺しの犯人を追っていくうちに、犯人の正体と教団の真の目的を知っていくというものである。
Read Article
鬼武者2(ゲーム)のネタバレ解説・考察まとめ
『鬼武者2』とはカプコンが開発したPlayStation 2用のゲームソフトで、『鬼武者』シリーズの2作目となる作品。ジャンルはアクションゲーム。前作『鬼武者』で描かれた明智左馬介と幻魔の戦いから13年後の時代を舞台に、新たなる鬼武者となった主人公、柳生十兵衛と異形の怪物・幻魔の戦いを描く。多数の新システムの導入により、前作で好評だった斬り合いの爽快感がパワーアップしており、物語が分岐するアドベンチャー要素も追加されている。
Read Article
ロックマンエグゼ5(チーム オブ ブルース・チーム オブ カーネル・ツインリーダーズ)のネタバレ解説・考察まとめ
『ロックマンエグゼ5(チーム オブ ブルース・チーム オブ カーネル・ツインリーダーズ)』とは、人気シリーズ『ロックマンエグゼ』の5作目にあたるゲームボーイアドバンス専用のデータアクションRPGである。カプコンにより開発され、登場キャラクターが異なる複数のバージョンがリリースされた。 前作で壊滅したはずの犯罪組織「ネビュラ」の手により仲間達が攫われてしまう。主人公の光熱斗はネビュラに立ち向かうため、チームを結成しインターネットの平和を守る。
Read Article
鬼武者(アニメ)のネタバレ解説・考察まとめ
アニメ版『鬼武者』とは、同名のアクションゲームシリーズを原作とする2023年のオリジナルアニメ。世界的に有名な剣豪の宮本武蔵を本作の主人公に据え、さらに国際的に高い評価を受けている黒澤明の侍映画で幾度か主演を務めた三船敏郎をそのモチーフとするなど、欧米の客層を強く意識した作品となっている。 修行の旅を続ける宮本武蔵は、とある僧侶から幻魔を討つために作られた鬼の籠手を預けられる。自身の魂を、あるいは切り捨てた者の魂を鬼の籠手に捧げながら、武蔵は人々を脅かす幻魔との戦いに身を投じていく。
Read Article
バトルネットワーク ロックマンエグゼ2(ゲーム)のネタバレ解説・考察まとめ
『バトルネットワーク ロックマンエグゼ2』とは、人気シリーズ『ロックマンエグゼ』の2作目にあたるゲームボーイアドバンス専用のデータアクションRPGである。カプコンにより開発され、2001年12月に発売された。現実世界と電脳世界を交互に行き来し、電脳世界に蔓延るウイルス達と闘うさまを描いている。犯罪組織WWW(ワールドスリー)の壊滅から3カ月後の世界で次々とネット犯罪が巻き起こる。事件の真相を確かめるため、光熱斗とナビのロックマンは様々な困難を乗り越えていく。
Read Article
鬼武者3(ゲーム)のネタバレ解説・考察まとめ
『鬼武者3』とはカプコンが開発したPlayStation 2用のゲームソフトで、『鬼武者』シリーズの3作目となる作品。ジャンルはアクションゲーム。2人の鬼武者、明智左馬介とジャック・ブランが、幻魔王・織田信長を倒すために立ち向かう物語を描く。本作では2人の主人公、左馬介とジャックのストーリーが交互に進行されていくのが特徴となっている。また、『鬼武者』シリーズ3部作の完結編であり、アクションゲームとしてシリーズ集大成と呼べる進化を遂げている。
Read Article
ファイナルファイト(ゲーム)のネタバレ解説・考察まとめ
『ファイナルファイト』は1989年12月14日にカプコンよりアーケードゲームとして発売されたベルトスクロール型アクションゲーム。1990年にはスーパーファミコンに移植され、その他多くの家庭用ゲーム機に移植された人気作品だ。大西洋に面した都市「メトロシティ」を舞台に3人の主人公「ハガー」、「コーディ」、「ガイ」達が、犯罪集団に攫われてしまったハガーの娘「ジェシカ」を救出するため、それぞれの思いを胸に立ち向かうという設定になっている。
Read Article
ロックマンX アニバーサリー コレクション(ゲーム)のネタバレ解説・考察まとめ
『ロックマンX アニバーサリー コレクション』とは、2018年7月26日にカプコンより発売されたゲーム。 スーパーファミコンから始まったロックマンXシリーズの第1作『ロックマンX』から『ロックマンX4』までをリリース時の最新ゲーム機に対応させた上で一本に収録したソフト。 高難易度で遊びごたえのある2D横スクロールアクションゲームである。 主に主人公ロックマンXとイレギュラーとなったシグマの戦いが描かれる。
Read Article
タグ - Tags
目次 - Contents
- 『ゴースト トリック』の概要
- 『ゴースト トリック』のあらすじ・ストーリー
- 死から始まる一夜の追跡劇
- 死刑囚・ジョード刑事
- 「法務大臣の娘」誘拐事件
- もう一人の「私」
- 潜水艦ヨノア号の攻防
- 10年前からのやり直し
- 『ゴースト トリック』のゲームシステム
- 基本情報
- デジタルリマスター版の「オタノシミ」
- 『ゴースト トリック』の登場人物・キャラクター
- メインキャラクター
- シセル
- リンネ
- カノン
- ミサイル
- クネリ
- 警察関係者
- カバネラ警部
- マッコー刑事
- 青刑事
- リンジュー刑事
- 本部長
- 刑務所関係者
- ジョード
- 囚人番号「C38号」
- 囚人番号「C74号」
- ボーズ係官
- コボーズ係官
- 青い肌の者たち
- シス司令
- 参謀
- ド近眼のジーゴ
- 先回りのテンゴ
- ビューティー
- ダンディー
- 監察医
- 法務大臣一家
- オッチンドル
- エンマ
- エイミン
- キッチンチキンのスタッフ
- コック
- メメリ
- バーテン
- その他一般市民
- 管理人
- ダビラ
- 真相に関わる者たち
- ヨミエル
- アルマ
- 『ゴースト トリック』の用語
- 基本用語
- 死者
- 運命更新
- アシタール
- コア
- 死者のチカラ
- トリツク
- アヤツル
- トリカエ
- レンケツ
- 過去にモドル
- デンワ線の移動
- 場所・施設・組織
- 特別捜査班
- 特別刑務所
- キッチンチキン
- アシタール公園
- 『ゴースト トリック』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 登場人物の名前は「生死」に由来
- ミサイルのモデルはディレクター・巧舟の愛犬
- 『逆転裁判』シリーズへのオマージュ要素