古畑任三郎(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

『古畑任三郎』とは、1994年から2008年までフジテレビで放送されたドラマ。主演は田村正和、脚本は三谷幸喜。スペシャル版、スピンオフを含め42回のエピソードがある。ストーリー展開は、物語の出だしで犯人や犯行の様子を明かす倒叙ものと言われる形式である。見所としては、犯人とのスリリングなやり取りや、巧みな話術で自白に追い込む場面である。また、犯人や部下とのコミカルなやり取りも魅力となっている。どんな相手にも敬語で、落ち着いた言動を崩さない。黒のスーツに、ノーネクタイがトレードマーク。

第12回 最後のあいさつの犯人で、古畑や今泉にとって大先輩に当たる刑事。小暮の孫を殺害するが、裁判で無罪になった生原(はいばら)を殺害する。ヘビースモーカーであり、古畑が差し入れにハンバーガーを持ってきた際には「世の中にこんな美味い物があったのか」と言っていた。20代の時から拳銃を持っており、今まで拳銃を持ったことがない古畑に驚いていたが事件が解決してからは「君に拳銃は必要ない」と古畑を褒めていた。

生原(はいばら/演:鈴木隆仁)

第12回 最後のあいさつの被害者。小暮の孫を殺害するが、証拠不十分で無罪になっており、その復讐として小暮に拳銃で胸を撃ち抜かれ殺害される。小暮からは「人間のクズだ」と言われている。

2nd シーズン登場人物

小清水潔(おしみずきよし/演:明石家さんま)

第14回 しゃべりすぎた男の犯人で、今泉とは大学の同期であり弁護士をしている。婚約が決まり邪魔になった愛人を殺害し、被害者の家に訪れた今泉を犯人にしようとする。古畑との会話で小石川ちなみの弁護を担当し、無罪になったと話すシーンがある。猫アレルギーだが、古畑の前では隠していたがくしゃみをしている所を見つかってしまう。

宇佐美ヨリエ(うさみよりえ/演:沢口靖子)

第15回 笑わない女の犯人で、職業は教師。敬虔なクリスチャンであり、戒律を守る事を徹底している。同僚を事故に見せかけ殺害する。生徒に対しても容赦せず化粧品などを没収する為、生徒達からは嫌われている。自身も学園の出身である。

阿部(あべ/演:相島一之)

第15回 笑わない女の被害者で、犯人の宇佐美の同僚である。生徒に厳しく接する宇佐美とは対照的で、生徒からも人気があり学校の改革をしようとしていた。

乾研一郎(いぬいけんいちろう/演:草刈正雄)

第16回 ゲームの達人の犯人で、職業は医師。花見の妻と不倫関係にあり結婚を迫られ、心中に見せかけ殺害する。ビリヤードやダーツなどが得意で、推理作家を目指していた過去がある。なんでも器用にこなせるが、あと一歩の所で失敗してしまうと自分で発言している。また、家政婦からはやぶ医者と呼ばれている。

花見祿助(はなみろくすけ/演:藤村俊二)

第16回 ゲームの達人の被害者で、職業は推理作家。妻が浮気をしている事を知り、狂言自殺をするが乾に殺害されてしまう。古畑は花見の小説のファンだが、乾は「分別のある大人が読む物じゃない」と発言している。インクの切れたボールペンをとっておく癖がある。

林功夫(はやしいさお/演:木村拓哉)

第17回 赤か、青かの犯人で職業は大学助教授。「研究室から時計台が見えなくなる」と言う理由で観覧車に爆弾を仕掛け、動機を聞いた古畑から平手打ちをされてしまう。古畑が唯一手を上げた犯人である。

佐々木高代(ささきたかしろ/演:加藤治子)

第18回 偽善の報酬の犯人で、職業は脚本家。同居している妹とは仲が悪く、冷蔵庫の中身は全てお互いのイニシャルが書いてあり別々になっている。妹が金銭面の管理をしており、自分の稼いだお金なのに自由に使えない事から口論となり強盗に見せかけ殺害する。今泉が証拠を見つける為佐々木の家に滞在していた際には、料理や掃除をさせられ「わがままな婆さん」と古畑に抗議していた。

千堂謙吉(せんどうけんきち/演:唐沢寿明)

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